こぼ造が選んだBEST 4
Reaching Out:そう、手をさしのべようよ
Let There Be Drums:憧れのドラマーのカバー。ロジャーは本当にドラムが好きなんだねぇ。
These Are The Days Of Our Lives:今は、何もかも懐かしい…
Bohemian Rhapsody:最後のポールのシャウト!これがポールを選んだ理由になりませんか?
2004年12月ポール・ロジャースとQUEEN名義のツアーを2005年春に行うと発表した半年後、2005年5月9日に英国シェフィールド:ハラム・アリーナで行われたコンサートの模様を収録したものです。
2004年12月11日 ブライアンの口から、ヴォーカルにポール・ロジャーを向かえ2005年にクイーンのツアーを行うという衝撃的な発表に、世界中のクイーン・ファンのみならずロック・ファンが騒然となった。
確かにファンの立場からすれば、フレディのいないクイーンなんて認められないだろう。あえて許すとしてもフレディのフォロアーならば目をつぶろう、という意見が大多数を占めていた。しかし、ファンとしてではなく彼らの立場で考えれば、今回のポールとのツアー再開は難なく理解出来ることだ。国内外で否定的な意見が多い中、私は迷わず賛成した。
彼ら2人は現役アーティストなのだ。プロであればフレディの影を追うのは嫌に決まっている。ましてやコピーバンドじゃあるまいし、何よりフレディの後釜を入れて活動をすることに一番反対なのはフレディ自身だと思う。 懐古的活動ではなく、あくまでもポール・ロジャースというフレディとは対極するボーカリストを入れることで、新しいQUEENを見つけられるのではないか?という現役クイーンのメンバーとして判断したのだと思う。
彼らの判断が正しかったかどうかは、このアルバムを聴けばわかる。
なんといっても一番の功労者はポール・ロジャースだ。去年の12月以来、我々には計り知れない重圧を跳ね除けたパフォーマンスには脱帽だ。このライブを聴けば、ブライアンとロジャーがポールの何処に惹かれたのか理解出来ると思う。
このQUEEN+PAUL RODGERSの3人をサポートするメンバーは面白いことに、2人が米国人だ。"QUEEN"という限りなく欧州の香り強いバンドに米国人がいるというのも何だか妙だがガッチリとしたサポートは心強い。ちなみにギターのDanny Mirandaは、ブライアンがソロ活動を始めた時からサポートに携わっている。
さて、このライブ音源を聴いて一番最初に感じたのは、間抜けな話だが「ン?RedSpecialか?」だ。
レスペの音が昔のようなサウンドに聞こえないのだ。まるでレスポールをプリアンプで鳴らしているような硬いサウンド。あのセミアコのように暖かく柔らかくそれでいてソリッドな音色に聞こえない。ツイン・ギター構成ということで音色を合わせたワケではあるまいし…映像を見るとギターヘッドにマークが見える。コピーモデルのようだがレスペが凄く気になる。
もうひとつ感じたことは、ブライアンとロジャーの14年間のキャリアの差だ。
"Tie Your Mother Down"でのツインペダルを使ったバスドラの使い方や、"Let There Be Drums"での新しいスタイルへの挑戦など、56歳にして未だ現役ドラマーだというロジャーの強いプロ意識を感じる。また"Say It's Not True","I'm In Love With My Car","These Are The Days Of Our Lives","Radio Ga Ga"その他コーラスで聴ける彼の声は、年輪を重ねた艶のある魅力的なハスキーボイスだ。
反面、ブライアンには残念ながら新鮮さを感じることは出来なかった。唯一の救いは声が力強くなったことだろうか。とはいえ、クイーン・サウンドの要はブライアンとレスペであり、今回のツアーもバンマスでありフロントマンと大活躍であったことは誰もが認める事実だ。
ライブ音源を聴いていて、思わずニヤ(^◇^)とする箇所が幾つかある。
偶然か癖か遊びかはブライアンしか知らないことだが、随所に他のクイーンの曲のフレーズが聞こえてくる。
気がついただけでも、"WHITE MAN","IT'S A BEAUTIFUL DAY (Reprise)","IT'S LATE","Chinese Torture","GET DOWN MAKE LOVE"のフレーズが時折顔を覗かせていた。
DVD盤のプレビューは こちら 参照
2005/11/12
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