こぼ造が選んだBEST 3
Cosmos Rockin':ブライアンがこんなリフを弾くなんて…生きてて良かった(笑)ロックンロールは不滅です!
Call Me:歌詞、スネアの音、ギターオーケストレーション、これが3人の化学変化ですね
Some Things That Glitter:英国の香りを残すピアノと全編QUEENサウンド、ポールの声が実に渋い…
相変わらず亡霊のような過去のQUEENに幻想を抱いているファンには、このアルバムの良さはわからないでしょう。
そう思うなら今はそれでいい。無理に彼らに付いてくる必要は無い、聞きたいと心が動いた時に聞けばいいだけのこと。
思えばQUEENは常に期待を裏切るアルバムを次々に発表し、新しい道を切り開いてきました。
オペラとの融合、ロカビリーのエッセンス、アラビアンナイト、ビルボードも驚いたブラコン、etc...
その都度、我々ファンは振り回されたことが、つい昨日のことのように思い出します。
そして今回はR&Bへの原点回帰。
QUEENもビートルズ同様に、同じ場所に留まることを知らない稀なアーティストだとつくづく思います。
そして、そんな彼らと苦楽を共に歩んだことは「ファン冥利」の一言に尽きますネ。
QUEEN + PAUL RODGERSのコンサートを見聞きしたファンなら、何故PAUL RODGERSを選んだのかわかるでしょう。
まだわからない人も、このアルバムに耳を傾ければ、ブライアンとロジャーの気持ちが少しは理解できると思います。
昔のインタビューの中で「QUEENは4人の化学変化で出来たバンドだ」と言っていたことを思い出します。
フレディが抜けた後、多くのファンはフレディに似たボーカリストを望み、懐メロを歌うことを望みました。
しかし、ブライアンもロジャーも現役アーティストであり、懐メロで飯を喰っている引退組ではないのです。
フレディのように化学変化を起こしてくれるアーティストと一緒に活動することを、フレディやジョンも望んでいたと思います。
QUEENという比類なきバンド、そして十数年止まっていた時計を動かすには劇薬が必要。
その劇薬はR&Bを得意とするPAUL RODGERSだったのではないでしょうか。
今回のアルバムは、その劇薬が随所に効いているアルバムに仕上がっています。
一見、PAUL RODGERSの個性が際立ち、QUEEN + PAUL RODGERSというよりもPAUL RODGERS + QUEENと聞き違いすると思いますが、実にバランスよくQUEENサウンドにR&Bのエッセンスが取り込まれています。
ブライアンがあんなリフのフレーズを弾くなんて初めてじゃないですか?
ポールのこぶしが唸る泥臭いR&Bも、ブライアンとロジャーのコーラスが入れば、セレブなサウンドに仕上がっている(笑)
間違いなく≪新しい化学変化によるQUEENサウンド≫が生まれた瞬間じゃないでしょうか。
その自信からくる余裕がサウンドの中にも遊びとして現れていますネ。
"Still Burnin'"では"We will Rock You"が、"Through The Night"ではフレディのソロアルバムの"La Japonaise"のようなエキゾチックな日本の演歌調メロディが耳に残ります。
Q+PR来日時にアコースティックで聞かせてくれた"Say It's Not True"ではガラリと狂変し、ブライアンがこれでもか!ってぐらいQUEENサウンドにイジり仕上げています(笑)
"Surf's Up...School's Out!"に至っては「コリャ〜確信犯でしょぅ!」と笑いたくなるほど"IT'S A BEAUTIFUL DAY (Reprise)"にソックリ。
レコーディングがそれだけ楽しかったんでしょうね。
還暦前後のお爺さん達が楽しくレコーディングしている様子が目に浮かびます。
2008/10/12
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