今週の熱巨度 2003年集

Go!Go!GIANTS


2003/06/23
「苦しみがあるから喜びが大きい」

 Gファンの皆さん。たかが2連敗で頭に血が上るようではいけません。昨年の我等Gの強烈な強さを忘れていませんかあの時はアンチG以外でも訳知り輩が金で集めた選手だらけのGで今シーズンのペナントは面白くないなどとTVで叫んでいました。それが今年、重い腰を上げて金を使い始めた阪神が爆走すると誰も彼もトラトラトラの勝ち馬に乗りまくっているではありませんか・・・しかし、それでいいのです。
人生、阪神の優勝が三回見れれば大往生と言われているのです。ライバルと言われ伝統の一戦と言われやっとその言葉が生きてきたのではないでしょうか、常勝Gは第一期長島ジャイアンツで最下位を味わって以来他ライバル球団のファンの気持ちが理解出来たではないでしょうか、今シーズンはG戦士と共に苦しみを味わいそして喜びを倍増しようではないですか!
さぁー明日からは横浜・中日戦と続きます。
Gの爆発打線に期待し大いに応援いたしましょう。

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2003/06/30
「最悪の中の光」

 この一週間のG戦績は周知の通り2勝4敗とトラを追いかける処か中日に追い越され3位に転落。自力優勝の可能性を失い。早々と目標を失ってしまったかのように覇気が感じられない戦いであった。
特に横浜に負越しそれを引きずって中日にも1勝2敗の大敗。これで一気に崖からころがり落ちてしまった。それをあざ笑うかの様に首位のトラが踊るように爆走し東京ドームですら、甲子園オーラが沸き起こってしまう程異常な後押し(トラファン)が負けない力を与えている。あらためてファンの声援、サッカー的に云えばサポーターが見えない力を選手達に与えているのが分かる。昨年のG軍もしかり、球場を包む多くの声援が力を呼び日替わりヒーローが誕生し、後半投手陣が捕まりかけていたが圧倒的な打力戦でペナントを征したのだ。
 今シーズンの流れは残念ながら阪神にある事は素直に認めなければ成らない。しかしその中、前週G軍にとって希望の光が差し込んで来た。
その一人が若武者“林”である。小気味いい何も恐れぬマウンド裁きは去年暴れた同年19sの真田以上のインパクトがあった。デビューは残念ながら勝ち星には繋がらなかったが後半戦の貴重な一枚として彼の存在は大きくなるだろう。
更に彼に刺激されたルーキー木佐貫が日曜三度目の完投を成し遂げれば、上原、真田、そして高橋尚らも強い意志をもってマウンドに立ち始めるであろう。
さぁー、今週は目下の敵中日との連戦が始まる。G党の熱き声援はまだまだ諦めると言う文字はないのだ。

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2003/07/07
「球宴にあるもの」

 前週のG戦績は雨で2試合流れた中の3勝1敗。星的には勝ち越したもののその勝利はタイトロープであった。単純に応援側からすれば初回から一方的に押切る横綱相撲で勝利してもらいたいと大半は思っているだろう。が、私的には回ごとに歓喜したり落胆したりする疲れるゲームも嫌いではない。ただ、後半ゲームを崩すようなコケかたが多い今シーズンはやっぱり悲しい。(蛇足:昨日中野猛虎会副会長と少し飲んだが益々幸せ太りに成っていた・・・何十年に一度の至福の時松村君いい夢見ろよ)
その中でやはり強いチームにはファンが集まるようで今回のオールスターゲーム・ファン投票ではフィールドが縦じまだらけに成った。これは仕方がないと云えば仕方がないチームが首位を独走しているのは彼らの活躍にあるのだから。しかし、一方で故障で一軍にもいない選手に投票を行い部門一位にした人達の行為に憤りを感じる。
 メジャーリーグでは去年のオールスター戦で機構側が引分け試合にした事に対して今期球宴で素早く改革した。根底にあるのはファンの要望が一番である事でオールスターの原点がそこにあるからだ。しかし日本の場合、ファン投票がイコールファンの要望の如く扱う機構側に問題があるように思える。それこそ組織票で選出された何年か前の横浜の時から何ら変わっていないのだ。
最低でも打者は三割。投手なら5勝以上などの条件付があった上で機構側がセレクトしファンに対してどの選手に投票しますかと云うようなシステムがあって然り。何でもアメリカではないがメジャーリーグがいい手本でありメジャーリーグ方式を取り入れるべきである。もう少し付け加えればメジャーオールスター前夜祭ホームラン競争が行われる前選出された選手は初めに何をするか・・・ロッカールームで指のサイズを測るのだそうだ。一夜だけの球宴に選ばれた者だけに送られる指輪。
 夢の球宴は選手にとっても憧れでなくてはならない。決して人気だけのオールスターではいけない。
あえてG党であるから・・・。

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2003/07/14
「負ける美学」

 前週は試練の一週間。ヤクルトに対してよもやの三連敗、むかえ首位阪神初戦工藤を投入するも14対1の大敗。続く第二戦も初回からのボンミスと甲子園オーラの前に同じく14対3の惨敗。前半戦最後の大一番を力なく終わってしまった。昨年のブッ切りで勝った快感を持っているGファンにとってフラストレーションの最たるものであろう。しかし、面白いもので勝てば外様のチーム云々、負ければ監督の采配云々と云われつづけるのだから、世の中GファンとアンチGの世界である。
私の周りでも「今年はもう応援をやめた。・・・もうテレビは見ない。ヤクルトを応援するetc・・・」と云う声が出始め、改めて多くの人がジャイアンツファンではあるがG党ではない事が分かった。逆に言えば今の勝ち馬に乗ったにわかトラファンも然り。只、にわかファンでも何でもプロである以上見ている側に感動、勇気、力を与えて欲しいものだ特にGファンは俺が監督みたいな感覚で試合を見ているもの、そんな彼らに対して納得できるゲームをして頂きたい。
 勝負の世界、必ずどちらかが勝ちどちらかが負ける(引き分けもあるが)厳しい世界である。その真剣勝負を我々は見て、感動し、勇気をもらい、明日への力としている。だからスポーツは不滅であり、プロが成立するのである。そこには勝敗に早々と諦めたような試合などはあってはならないのだ。負けて結構、負けて尚、感動を与えるプレイを見ることが出来れば明日に繋がるではないか、勝利に向かい、しかしながら力及ばず負けても必死に諦めないプレイを見せてくれれば、それだけで感動、勇気が沸いてくる。 
 その昔、世界タイトル13回防衛の記録を打ち立てたプロボクサーの具志堅用高さん最後のタイトルマッチ。力的にKOが取れなくなって、前戦15回引き分けの相手との再戦。前半から劣勢を余儀なくされ、後半、視界をさえぎる程両目は腫れ上がり口・鼻からの鮮血は汗と混じって相手のランクスを染め、もはや最強の王者とは云えぬ程の残酷な試合展開。しかし、声援とプライドが打ち込まれ倒れても両足がガクガクになりながらも立ち上るその壮絶な姿に、屈辱のKO負け、王者の洛陽を見てしまったが感動と勇気を我々に与えてくれた一戦であった。
 G軍今年のスローガンの一つ「勇気」自軍にとっても、G党・Gファンにとっても忘れてはいけない。後半戦どれだけの「勇気」を持って戦いのフィールドに向かうのか我々も「勇気」を持って応援しようじゃないか

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2003/07/28
「ForTheTeam」

 球宴明け一発目の横浜戦が黒星、その後何とか勝ち越しはしたものの、次の広島戦では逆転連敗、雨で一休み後ヤクルトに2連勝とはっきりしない戦績。後半戦も苦しい戦いを強いられるスタートかとの印象であった。・・・前半戦は本当に怪我との戦いであり今だそのキズは癒えぬまま・・・「〜たら、〜れば」ではないが主力選手がしっかりと揃い且つ仕事をきっちりと行う事が出来れば間違いなく首位を独走していたであろう。しかし、野球の神様はドラマティックな演出が好むようで、王者ジャイアンツに試練を与えたのだ。戦力を欠きながら戦いのモードの中で調整して行く事は本当に難しく、狂った歯車を止める事は至難の業であると、野球解説者も現場の首脳陣も異口同音にこの劣勢を語る。だからではないが巨神様が行われたメイクドラマが「神の奇跡」と呼ばれるのはそこにある。
 主力が揃い、攻守が噛み合ったチームは確かに強い。しかし阪神だって全部が揃っているから強いわけではない。現に4番の濱中が怪我で離脱している。(ただ、怪我人の数がGとトラでは違いすぎるが・・・)にも関わらず恐ろしいまでに攻守が噛み合い、
更に彼らを後押しするような甲子園オーラが力を倍増させている。(あの伊良部でさえバッターボックスに立つとホームランを打ちそうな勢いだ)その奇跡的強さは特異なものではあるが、勝利者インタビューでたびたび口にする彼らの言葉の中に「次の打者につなげようと打席にたった・・・。投げれるところまで全力で行こうと思った・・・」等々。去年までは殆んど出なかった言葉である。外様チームに生まれ変わった阪神にあって、チームスピリットがこれほどまで統一出来ている事は、敵ながらさすが闘将星野監督である。伊良部も金本も片岡も、男星野に惚れて来た事で、負け犬根性が染みきったチーム内に血の結束が生まれ、今までに無い「OneForAll AllForOne」が実践されている事が阪神爆勝の核心だ。(これを「爆勝!阪神激場」と呼ぶ)
 Show The Spiritジャイアンツ愛を示せ!今G軍に不足しているのはこの思いではないだろうか、仲間を信頼し勝利と言う統一意識を分かち合い、つなぐ野球に徹するその基本が、怪我人の続出と中継陣の崩壊で忘れてしまい自分一人で焦り歯車を崩したのだ。
 我々は今、G軍と共に苦しみを味わいながらもライト側でもレフト側でも、そして酒場でもShow The Spiritを掲げることで、G戦士の本当の力を奮い立たせる事が出来るはずだ!さぁーいよいよ真夏の一戦「最後の聖戦」の時。今更戦力うんぬんなんか関係ない「勇気」と「G魂」で猛虎に立ち向かおう!

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2003/08/04
「応援」

 前週のG軍は波に乗りかけるとまた連敗のヨチヨチ歩き。結果四位のままAクラスさえ危ぶまれている状態。攻守のバランスが今だ悪く、気持ちはあるがなぜ力が一つに成らないのかが分からないまま8月へと入ってしまった。既に関西では「優勝」の二文字が解禁になり、次はどこの球場で胴上げが出来るかに話題が移っている。18年ぶりの歓喜に今から舞い踊っているファン達。そして大半の選手が優勝経験の無いチームはファンに応えようとForTheTeamで戦っている。
 その中、チームと球場が一体となっている処に水を差すような事件が起こった。一部の熱狂したファン。野球フーリガンの出現だ。その昔、敵地甲子園で優勝を飾った川上ジャイアンツに対して胴上げを阻止せんとグランドに雪崩込み暴動化したトラファン。近年では東京ドームで不甲斐ない負け方にレフト側が怒り、メガホンどころかラジカセまでグランドに投げ込んだ低俗者。王監督卵投げ事件等々。これらの行為はファンの叱咤を通り越した犯罪である。・・・メジャーリーグで同じ事を行えば即退場だけではなく罰金と球場出入り禁止になる行為だ。
 お隣韓国プロ野球はフランチャイズが明確であり、地元出身者が地元チームに入団出来るシステムを取っている。(ドラフト一位指名が無条件で出来る)故にその応援は半端ではない。応援ステージではチアガールが踊り、内外野問わず応援の輪が広がる丁度今の甲子園球場状態。国民性もあるが熱狂のボルテージはすさまじく連敗や下手なコケ方をするとチームはファンに向かって土下座するありさまだ。(実際にあった)
これが良いのか悪いのかは別として韓国プロ野球はKリーグ(サッカー)に人気を奪われファンを取り戻すのに必死になっている。
 さて、日本の応援はと云えば、外野席を取り巻く私設応援団のリードの元、鳴り物よろしく大合唱。ジェット風船は飛ぶは傘は開くは変な唱はでるは、面白いと云えば面白いが、私設応援団の中でフィールドに背を向け応援に汗する人は野球を見るのが楽しみなのか、それとも同じハッピを着て声を枯らすのが好きなのか疑問に思う。ミスターがメジャーリーグを意識して「球音を楽しむ日」として鳴り物の自粛をお願いした試合があった。それによって今まで応援に汗していた人は球場で初めて野球を見たのではないだろうか。・・・ボールを叩く音、ミットの音、スライディング、アンパイアのジャッジコール。皆が真剣に目を向け耳を傾けた。大声を出し贔屓チームに声援を送る魂の応援も有り。(高校野球なんか感動する)グラブをもってそのプレイに集中するのも有り。(メジャー流?)熱巨会の応援は自軍であっても怠慢プレイであればブーイングをだす。相手選手でもビックプレイがあれば拍手を送るそんな選手を鼓舞させる応援。皆さんはどんなスタイルで応援しますか、いよいよ真夏の聖戦。波に乗れないG軍に勇気を送る魂の応援でいい夏を過ごそうではあ
りませんか。

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2003/08/11
「柔と剛」

 前週のG軍はつまずきはあったものの四勝と勝越し、貯金を2に増やすことが出来た。
その原動力となったのは二人の先発投手桑田と工藤のベテランだ。
不慮のケガで前半マウンドを空けた二人。特に桑田はその責任感から沸き立つG魂でマウンドに立ち、自ら先取点を叩き出す気迫を見せてくれた。
久しぶりのマウンド、行ける所まで飛ばしたのは今の力で五回までが限界。
これは十分な結果であり、意思を繋げなかったリリーフ陣がまたも罪を犯しただけの事。そして、その意思を自分の力にしたのがライバル工藤であった。
思えば五日の木佐貫、六日の桑田、七日の工藤、八日の林、九日の上原、十日、中四日の木佐貫とこの週はまさにベテランと若手の競い合い。
緩急のベテランと力で投げ込む若手、この先発完投型の本格派投手の揃い踏みに単純に何故この成績かと疑いたくなるほど、気迫のマウンドではなかっただろうか。
 完投型投手、所謂ゲームを作る事の出来る投手の条件。球威、気質、体力、洞察力等々挙げられるがその中で一番大切なのは配球力である。単にコントロールが良いと云う事ではなく勝負時に絶妙なタイミングでミットに投げられるか、それも一回から九回までのイニングでと云う条件。そしてもう一つの条件はストレート、直球が如何に勢いがあるかと云う事である。
勿論変化球投手であってもストレートが死んでいれば幾らフォークが良くても九回まではもたないのである。これはどのピッチャーを見てもお判りだろう。ドジャーの野茂がいい例ストレートが生きている時のフォークは誰も打てないし、ストレートが抜けているとフォア置きにいってヒットとその差がハッキリしている事が分かる。
 メジャーではスターター、セットアッパー、クローザーと完全な分業制になっており先発はきっちりと中四日のローテを守る事で投手陣が切れなく廻す事が出来る。これはメジャーのシステムに合わせたやり方なのだ。長期連戦、時差付遠征、決着方式、投手陣の体力は並のものではない。したがって完投はその体力と調子によって判断され百球を一つの目安としてリリーフして行くのだ。
その形だけを取り入れ機能していないのが今シーズンのジャイアンツ。
中継ぎ陣の崩壊が今の成績である。答えは簡単、中継ぎ投手・捕手・Pコーチ陣の勘違いに過ぎない。これは解説者の江本孟紀氏も指摘していたが、中継ぎ投手に配球は要らないのだ。
酷な言い方をすれば配球が出来ないから中継ぎにまわっているのである。
しかし、逆な云い方をすれば、初球からマックスで決め球が放れる。一打逆転の場面で冷静に且つ強い精神力で攻める事が出来る投手こそが中継ぎ抑えにむいていると云えよう。
ここに勘違いがあり、ツーストと追い込みながら無駄な見せ球や抜いた変化球を配球して打たれてしまう・・・何回同じあやまちを犯すのか?たかが打者一人ないし三人を抑えるのにイニングのバランスを考える事自体間違っている。自分の持っている最高の球をなぜ三球投げ込まないのか。
P林の勝ち星をさらった前田がそのいい例、キレのあるストレートで追い込みながら真ん中に入るゆるいカーブを投げては打たれてしまい首をひねる。曲がらないカーブなど要らない。
ヤクルトの五十嵐や高津が配球でボールスリーを使うのか、シアトルの佐々木や長谷川が見せ球の変化球を投げるのか・・・。中継ぎ抑えは、その打者・イニングに対して全力の一球を投げ込む事につきる。
先発完投型投手は云わば柔軟にイニングをこなすのが仕事で勝負処とぬく処があって然り、中継ぎ抑え投手は逆に己の最高球を力強く自信を持って投げ込むのが身上だ。
このバランスがあってこそ投手陣が廻るのであって、剛球が出来ない中継ぎならば二百球投げようが先発投手にその試合を預けた方がましだ。
ピッチャー交代で相手ベンチ・相手応援席がにぎわい、G席が不安げに声する姿はもう見たくない。
魂の一球とは己の最高のものを見せると云う事だ。さぁー今週末はいよいよ「最後の聖戦」我らも魂の応援を送るが、G投手陣よ自信を持った魂の一球を我らに見せてくれ。

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2002/08/18
「プライド」

 前週のG戦績は4勝2敗と前々週の勢いを維持したまま安定した勝率を残した。曰くこの戦績が6、7月に出ていたならばと未練たらしく思うと共に主力打線が欠けている中、よくぞ先発投手が立ち直ってきたなと、野球は投手からと云われる事を再認識した週でもあった。更に云えばベテランと若手の競い合い。と云うよりも共に支え合っての勝利が見ていて伝わった。
その原動力は何か、リリーフ陣の崩壊フルメンバーが一度も揃わない程悲惨なDL(故障者リスト)入りに他ならない。つまり攻守の戦力が拙いチームにあって、「優勝」と云う文字が霞んでいる現在、先発陣に開き直りが生まれたのではないだろうか。
云い方を替えれば、昨年のぶっちきり優勝を経験した為の油断、自己の甘えがようやく解け、己の球を信じ「負けたくない」の意地がいい結果に繋がった事プラスベテランの復帰それがチーム内に勇気として広がったのだ。
反対に中継ぎ抑え陣、特に河原のドロップはある程度予想出来た。と云うのも昨年ペナントレース終盤でリリーフ、抑えが捕まり試合を落とした事を皆さんは覚えているだろう。単に夏の疲れから来るキレの悪さでとされ、その後「優勝」に消されてしまい危険な亀裂を見落としキャンプで修復がなされなかったのだ。更に一度地獄を見た河原自身が心技体の変調に気がつかないはずが無く、ベンチでもまた今季活躍してくれるだろと見ていた事に誤りがあったのだ。
 真剣勝負であるが故、一球一打の重みが自己管理の不備から墓穴を掘ってしまった今季のG軍。酷な云い方をすれば優勝に甘んじ切磋琢磨を怠った選手は減俸ペナルティに順じなければならない。
 ここに来てまた新たな負傷者、レギュラーが欠けてしまい、打線の力が落ち、先発の負担がまた大きく圧しかかるだろう今週。
だが、この苦境の中G軍のプライド、己のプライド、ファンに向けるプライドを持ち、逃げる事の無い強い意思を見せつづける事が明日に繋がるのだ。
我々も決して見捨てる事のない強い意思でG戦士のプライドを賭けた試合に全力の応援を送ろうではないか。

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2003/08/25
「メイクミラクル」

 見事な勝利率。昨年の強いジャイアンツが蘇った。8月24日までの戦績は14勝6敗、総得点97点、総失点が69点とまさに王者の貫禄を取り戻した成績。
そして、多くのG党、Gファンが溜飲を下げた8・15〜17の聖戦。屈辱の甲子園二夜連続14失点を何とかより戻す事が出来のではないだろうか。
この事は完全とはまだ云えないが投手陣の復活と、先制打、タイムリー、後押し弾が上手く発射出来た打撃陣Gのプライドが一人一人にセットされ、初めて一つになった結果であった。
更にこの週は川相選手の犠打512本と云う前人未到の世界記録が達成され多くに人々に感動を与えてくれた。
あらためて、怯まない勇気、立ち向かう勇気、声援に応える勇気が満ち溢れたG軍であった。
 今、我々はG軍の勇気を称え更なる目標に立ち向かんとしている事を密かに思い描いている。
一時はAクラスさえ危ぶまれていたG軍にあって、今までのフラストレーションを一気に吐き出さんばかりの快進撃で首位トラとのゲーム差18.5を12.5とこの一ヶ月で6ゲームも追い上げた事。残り試合を考えれば数字自体星の彼方ではあるが、トラ死のロードも「Gの奇跡」が巻き起こした事であると宣言しようぞ。まさに、我等の巨神様、ミスターが創り上げた「メイクミラクル」の力“奇跡の創生”が起こったのである。
傷つき信頼を失い、気力がなえていた前半、その代償はあまりにも重く険しいものである。しかし、このコラムで記した「負ける美学」の中の訴唱「明日に繋がる戦い」が誠出来ている現在奇跡は起こったのである。
その真価が明日「最後の聖戦リターンズU」で問われる。
全てを敵に廻して乗り込む甲子園球場しかし、レフト側に、そしてTV・ラジオの前には決して澱むことの無い奇跡の信者達が六甲の颪を吹き返すG旋風が起こる事を信じ、勇気の拳を振るうであろう。

Go!Go!GIANTS

2003/09/01
「明日への戦い」

 雨流れの二連戦。負けてはいけない勝負にG戦士は焦りと気負いが先走りベテランにして甲子園オーラの前にあっけなく先制パンチを喰らい連敗。
その戦いはあたかも開幕戦に見た相手に勢いを与えてしまう「栄養ドリンク試合」のそれと同じ内容…。体力を回復したトラ軍団は次のツバメ軍に連勝8月死のロードを帳消しする強い勝ち方でマジックを一気に減らしたのである。
一方我らG軍は8月の勢いが甲子園で減速し6・7月の自滅状態に戻ったようにベンチでの選手の顔から覇気が薄れていった。
そして、我らはこの二週間程度で天国と地獄を見せられる事となったのだ。
 相次ぐ怪我と投手陣の崩壊。今更何度も聞きたくも無い現実が今シーズンの不調の元凶であり、その最大の要因はオフシーズンに自分のメンテナンスを間違った方法でおこなってしまった事にある。
肉体改造、パワーアップの名目で重たい筋肉を付けてしまった結果、野球人に必要のない体となりアンバランスのひずみで怪我に繋がってしまった攻撃陣。
走り込みと、研究心を怠った為に精神的にもスタミナ的にも追い込まれてしまった投手陣。
キャンプ時、選手の怪我をおそれ酷使メニューを避け、選手に気の緩みを与えてしまった首脳陣。
采配やブルペンでの報告がまずいと云うシーズン中の操作ミスではなくスタートラインに立つ為の準備が不足していたに他ならない悲しい結果…。
 今、完全に目標を失い個々のモチベーションが危うい中にあってタイトル争いでもなく記録作りでもない。一戦集中、勝利の執着心を忘れず残り試合を戦って欲しい。
原監督が前半戦ミーティングで叱咤した言葉「今日出来ないものが明日出来るはずがない」を思い出す。
準備をしてしすぎると云う事はない。
残り試合を全力で戦う事が来季に繋がると云う事を肝に銘じて欲しい。
 広島で逆に喰われてしまった鯉戦が今週末ドームで行われる。
云わばリターンマッチ。はたしてG軍は美味い鯉料理を我々に出す事が出来るのか、明日(来季)に繋がる戦いを見せる事が出来るのか、ライトスタンドでその魂を見届けよう。


Go!Go!GIANTS

2002/09/08
「55番」

 平成4年11月ドラフト。それは野球の神様が決めた運命であった。昭和のビッグスター“ミスター長嶋”が最後に引いた封筒に、交渉権の印が付いていた。平成のスターが誕生した瞬間であった。
その日からこの超高校生スラッガー松井秀喜に将来のジャイアンツ4番、いや日本球界を代表するバッターに育てるべき教育がミスターの手で始まったのだ。
落合、清原も全てが松井4番の教育の糧であり、松井はその教えに対して努力を惜しまなかった。
いつしか根上町の野球少年は、栄光の巨人軍4番をその努力と力で手に入れたのだ。
 松井が大リーグと遭遇したのは7年前の日米野球。この時松井は満塁ホームランを打ち上げその存在を存分にアピールした。がそこまで、メジャーを意識したとまでは行かなかったのだ。その事は何度かの日米野球でサミーソーサがバリーバンズがマイクピアザが見せた豪快なホームランに松井の目は根上町の野球少年に戻っていた。
「おれはメジャーでは通用しないよ」ホームランアーチストとしてのプライドはあった。しかし力で放り込むメジャーの前では憧れ以前の別世界のものと考えていた。だが皮肉にも世間では松井の力はメジャー級と評し、特にマスコミは松井メジャーにチャレンジかと煽り始めたのである。
しかし松井にはやらなければならない仕事があった。トリプルクラウン、三冠王の奪取である。三冠王なくして何がメジャーか、そしてもう一つは国内連続出場記録。4番の重責と共にフォアザチームに徹する“平成の鉄人”を極める事に松井は強いこだわりを持っていたのである。
だが世間はそれを許さなかったのだ。前年にイチローがシアトルの東洋人選手からメジャートップのビッグアイドルになった事で更に松井に対しての期待が大きく膨らみホームランキングの活躍を夢みるようになったのだ。
 真面目さ故の決断。皆の期待と夢に応えなければ…人気球団で育った松井だからこそファンの期待に応えなければと考えたのは至極当然の事であった。勿論、球団は松井引き止めに必死であった。年俸の引き上げに始まり東京ドームの人工芝生までも張り替えての必死の努力。
「ありがたい…皆がおれを必要としている」松井の心が激しく揺らぐ、とうに結論は出ていたはずなのに…。
その背中を後押したのが“巨神様”ミスターの存在であった。
 ミスターも現役時代、ドジャースからオファーがあった話は有名である。
六大学のスターから球界のスターに上り始めたミスターを球団は彼の耳に入る前にもみ消したのである。
日本の至宝は渡せない。現にミスターが引退した当時。「日本プロ野球の光が消えた」と表されプロ野球の衰退を本気で危惧したのだ。
「長嶋の果せなかった思いもある。松井を海外武者修行に出してもいいのでは…」柔軟な考えが球団に芽生えた。事実上のメジャー承諾である。
 イチローがメジャー挑戦を3〜4年前から準備していたとは正反対に松井は全くと云って良い程何もしていなかった。
本当にメジャーからオファーが来るのか、本当にやれるのか、バットマンで通用するのか、このまま年を越してしまえばキャンプどころか体の準備が遅れるぞ!
松井の顔に吹き出物が表れ始めた。
米球団に送ったEメール、代理人の出現、そしてG球団の推薦で名門ニューヨークヤンキースに決まったのは12月も半ば過ぎの事であった。
 イチローがチームメイトに松井の事を話した。「彼はホームランバッターではない強いて云えばコンタクトヒッターだ」メジャー一流投手が放つシーム系の球を引っ掛け内野ゴロを連発する松井に“ラブリー”と冷やかす51番自称天才に映る日本のホームランキングは可愛いルーキーでしかなかった。
 今シーズンこれ程までにジャイアンツが苦しみ、屈辱的な負け試合を味わうなどと誰が予想しただろうか。今でも松井がいたらと云うGファンの声は決して少なくは無い。しかし、これは特殊な年であると断言できよう。阪神の脇役としてG軍は来年の産みの苦しみを味わっているだけなのである。
いい選手が育ってきた事に来季の楽しみが出来たのである。
そして、三年後遅くても五年後には必ず松井は戻って来る。なぜなら、松井は将来日本球界をリードする指導者に成らなければならない至宝であり、やり残した仕事を片付けなければならないからである。(イチローは日本球界で全てやり尽くしたと云い渡米した。はたしてセ・リーグで育っていたら…)
 松井と云う選手は我々ファンの気持ちを一番大事にする選手である。三年後五年後には逆輸入のメカゴジラとして
パワーアップした松井秀喜が見られ日まで我々は松井を支持して行こう。松井は今でもジャイアンツの戦士なのだから…。

Go!Go!GIANTS

2002/09/16
「ライバル」

 九月も半ばと云うのにまるで忘れかけた真夏の暑さが今になって蘇ったように列島を包んでいる。
関西ではこの暑さを呼んだのは阪神応援の熱狂によるフィーバー熱と云い。今年の最高気温は15日の甲子園で決め
た優勝の瞬間であったのかも知れない。
 開幕から順調に勝ち星を伸ばし首位に立ってからは一度も足をすくわれる事なく、日本中をシマシマに変えてしまった阪神。種をまいた野村前監督からリレーし二年目にしてその力を一気に開花させた星野監督の選手操作術には昨年のジャイアンツ原監督とはまた違った選手のポテンシャルを上手く引き出す“乗せ”方を見せてくれた。
 よくぞ阪神強くなったな、これでこそ我が巨人軍のライバルと云えよう。ここ数年ダメトラ根性が蔓延し痩せ細い選手ばかりであったが今シーズンばかりは自信に満ちた野武士集団と豹変した事に拍手を送ろうではないか。
熱巨会“G宣言”第一項、「真のG党とはライバルの出現に喜び決して相手をなじる事はしない。」…この事は今シーズンの阪神に云えよう。
 V9時代の野球と今の野球では質が違う。連覇の難しさはその時代の比ではない。経験理論や根性野球とは違う科学的な運動生理学に基づいた野球に変わっている。
選手のポテンシャルの進化と共に機構ルール、トレーニング方法、打撃術、投球術、戦略の進歩に加えて、用具、施設、設備等も高等化し、まさにハイパー野球なのである。
12球団、選手の力の均衡もあり、補強トレードや助っ人の見極め、反対に予想外のケガやメンタル面のドロップによってそのチームの“戦闘能力”が大きく変わってくるのだ。
この事を如実に現した今シーズン。
ジャイアンツとタイガースはその対極にあった。
ライバルとようやく我々は認めた以上今週・来週のこり阪神戦に対して消化試合などと気の抜けた戦いをしてはいけない。優勝に浮き立つ酔虎達にGの底力と来季への不安を植えつける戦いを見せなければいけないのだ。

Go!Go!GIANTS

2003/09/22
「責任」

 今シーズンの優勝が絶望となった時点でAクラスさえ危ぶまれてしまったG軍。ドーム最終戦トラとの戦いに何とか最後の意地を見せ二勝一敗に終えたが、その内容は精一杯のものであった。
人気球団のさだめなのか、阪神優勝が決まり日本中がシマシマになった途端、仁志・清水のトレード話、終いには
原監督辞任騒動とマスコミに焚かれる始末。これも全てが結果主義の世界とは云え、マスコミの無責任なネタ出しにしか思えない。
 ミスターの意志を継ぎ、就任一年目にして驚異の強さで日本一に導いた原監督。昨年ドーム最終日に自信に満ちた声で連覇を宣言。マスコミも若き指導者に賛辞を送っていた事が今年全く正反対の地獄として追い込まれてしまった。 戦犯は確かにいる。その総責任者として監督がいる事も事実。しかし今年一年の成績だけで何故に追い込まれなければ成らないのか、同じ事が他球団でもし出たならば毎年監督が替わらなければならないチームが幾つ出る事か。これでは強いチームなど作れる筈がない!だが悲しいかなやはりジャイアンツと云う盟主にあって優勝が宿命付けられている中では簡単に成績だけを問われてしまう。思い起こせば第一期長嶋監督時代も然り、最下位に追い込まれ、ファンの期待を裏切った責任として腹を切ったのだ。 藤田監督時代にデビュー、四番の帝王学を学び、純血のG戦士として野球人とはどうあるべきかを誰よりも理解している原監督にあって、指導者の引き際、責任の取り方を間近で見て来た。取分けミスターの元、指導者学を身に付け万事タスキを受け継ぎ、実際はこれからが本当の原野球が確立できる時期のツマずきに誰が責めるのか、今必要なのは頭のすり替えではなく、明日への準備に他ならない。我々はまだ「原野球」を堪能していないのだ。
 NYヤンキースのオーナー、スタインブレーナー氏はワンマンで有名である。選手も監督も全て自分の懐に入れないと気がすまない人物。時には采配までも口を挟む程の我の強さ、しかし、伝統あるヤンキースの誇りを守る為にはチャチを入れるマスコミ相手でも自軍の選手をしっかりとサポートする事も忘れていない。(ホームランが出ない松井に対して期待はずれだと愚痴っていたがマスコミがゴロキングと松井を皮肉ると一転して松井を擁護し始めた) そのワンマンオーナーと云う点では我らG軍のナベツネ氏も負けてはいない。ジャイアンツは好きだがあの狸は嫌いだと云うファンは多い。また野球以外でもあの恫喝的な発言を毛嫌いする人は少なくない。
今回の(毎回の事でもあるが)ヨタ話でもナベツネ氏のぶら下がりが、手をこすって出した話であり、単純な愚痴りなのである。ただ問題なのはナベツネ氏のバックボーンが新聞屋と云う事。自分の発言がネタになり記事になり…と商業的な思考が根底にある事で、そこに野球人特に打倒巨人側の人達から日本野球界の悪の枢軸と云われてしまうのである。しかし、その陰口さえも犬の遠吠え、痛くも痒くもないのである。
 西武の堤オーナー、東尾監督が今シーズンの結果報告に西武本社に出向き「優勝できませんでした」と平謝り、
来季の去就が注目される中、「やりたければおやんなさい」の一言。いっそクビと云われた方が何倍楽か、東尾監督の真っ赤になった顔が今も思い出す。
 阪神の久万オーナー「金をかける事がやっと分かりました」
オーナーとはそう云うものである。
 野球人と経営者とでは到底同じ価値観を持つ事は難しいのである。
そのズレ目的の中で、儲けイコール勝つ事にルールは要らないと考えるのであればプロ野球に未来はない。
これは忠告ではなく現実的な危機としてある。そのクビを締めかけているは残念ながらナベツネ氏であり、彼を野球上でコントロール出来ない「責任」は十年先を見ていないコミッショナーにある。

Go!Go!GIANTS

002/09/30
「勝負の世界」

 衝撃のニュースが日本中を駆け巡った9.26誰もが何故?と自分の耳を疑った程「まさか」の事件。
一連のスポーツマスコミのネタ出しにしか受け取っていなかった自分にとっては辞任会見が行われていてもテレビの前でその事実を受け止める事が出来なかった。
 辞任、いや正確には解任であろう今回の事件。当初「何を考えてんのじゃ」と怒り、そして悲しんだ。
はたして読売の真意は・・・。
 会見上、原監督が今成績に対しての責任を云々と経緯を説明すれば、物事をズバズバと云い餓を通すナベツネオーナーにおいては「優勝を逃し且つ阪神に負越しフロントの期待を裏切った責任を取ってもらう為に原君にはユニホームを脱いでもらう事になった」位の発言、またそれに近い言葉が出るのかと見ていたが全くの的違い。
「今回は読売内の人事移動であり裏は何もない」と頓珍漢な説明をした事に何か引っ掛かりを覚えた。
 一方紙面では三山球団代表との確執が原監督を決意(辞任)させたと報道する。ここに来て、本当にこの報道が正しいのか“原辰徳”とはそんな事で簡単に辞めてしまう“男”なのかそんなものなのか・・・と疑問が湧いた。
よしんばフロントと現場(監督)との方向性にズレがあったとしても、原監督はチームの勝利に向かう強い意思でフロントと渡り合う筈であるその姿が見えてこない・・・。
何なのだ!
「G魂の讃歌」前稿の「責任」で乱記した“フロントは選手を育てる事と同じく監督も育て守らなくてはいけない「儲けイコール勝つ事にルールは要らない」と考えを譲らないのであればプロ野球の未来などない”
と叫んだが、今、単純に読売の横暴だけの事なのかと考える。
 結果は辞任である。G純血の原監督にとってはG軍の重み・誇り、彼の言葉で「威厳と権威」を汚してしまった事は我々の思う以上に強い責任感があったのではないだろうか、いみじくも三山代表が漏らした話。「契約が残っていたら全部やるんですか・・・」この裏には、三年契約で監督を引き継はしたが、不甲斐ない成績であれば一年でも私はユニホームを脱ぐと云う意志を原監督は既にフロントに伝えていたのではないだろうか。そして今シーズン。戦力を失して最後まで戦う姿勢を見せたが、9月19日ついにギブアップ、Gのプライドと自分のプライドを自ら汚した事の自責、ハッキリと責任を取る事が巨人軍の指揮官である。そう答えを出したのだ。
・・・でなければやりきれない。馬鹿な横暴に屈服したとは考えたくない。組織に負けたなどと思いたくないのだ。
 就任一年目の日本一は云わば“長嶋野球”の総仕上げであり、今年は胎動期、来季が本当の意味での“原野球”が確立する筈であった。
しかし、結果が正義である“勝負の世界"常勝ジャイアンツは他球団にはない重い十字架を背負って戦っている事を我々は自覚しなければ成らない。
 フロントの真意は定かではない、本当の話はまず表に出てこないであろう。しかし、だた云える事は、原監督は二年でユニホームを脱いだがその先にはまだ夢の続きがあるであろう事、そして決して喧嘩別れではなく何年後、必ずやピンチに至ったG軍を救う救世主として、Gのユニホームにまた袖を通すであろう。 原監督にはその責任がある。我々に“原野球”を見せる責任が・・・。

Go!Go!GIANTS

2003/10/08
「2003年Gの証明」

 10月7日最終戦。今シーズンの締めに相応しい甲子園球場での対阪神戦。そして何よりも惜しみ、悔やまれた83番原監督最後の指揮。トラ席側からも原監督に対して別れを惜しむ声援が起った。そこには敵も味方もない「原辰徳」を惜しむ惜別の声。野球に「愛」を注入した原監督であるがこそG・虎ファンが一つ成れた。
 レフト側高部席からは途切れる事のない「原応援歌」その下で縦じまのファンも一緒になって謳っていた光景を目にし、涙があふれた。
 今シーズンがこんなにも苦しみ、最後になって思っても見なかった悲劇的な事件、結末が訪れようとは誰が予想したであろうか。・・・馬鹿な横暴がまかり通った事の悲劇が如何に大きな損害、怒り、虚脱感を生んでしまった事をGフロントは分かっているのか、一球団の内輪揉めと決め込んで知らぬ顔を通しているコミッショナーは名ばかりの老人倶楽部か、野球離れ、不信感、アンチ化・・・球界の危機は本当に訪れている事を危惧するばかりだ。
 盟主、名君と自負してきた「巨人軍」。 球界の紳士が犯した罪は決して小さくはない。・・・思えば、ビジターのユニホームロゴ「TOKYO」から「YOMIURI」に替え顰蹙をかった事から、何かYのおごり以上の餓が暴走し始めていたのだろう。
 前稿「勝負の世界」の中で私は原監督の強い責任感でユニホームを脱いだと記したそう思いたかったからだ。「馬鹿な横暴」「組織の力」に負けたとは思いたくなかった。しかし、長嶋前監督の時と同じように簡単に首を切る組織と原監督は必死に戦っていたのだ。
改めて「ジャイアンツ愛」「勇気」の意味が分かった。チーム内だけではなくフロントに対しても原監督はメッセージを伝えたかった事を理解した。
 原監督の教え、ベクトルに共鳴し、共に戦ったコーチ陣も辞表を出すとの話。選手内でも同様な行動を起すであろう。云わば「Gの蜂起」が起こりかねない状況を我々はまんじりと受け止めなければ成らない。
 子供は親を替える事が出来ない。馬鹿な親を持った悲劇で済む程軽いものではない求心力を失ったGフロントには重大な責任を取ってもらわなければ成らない。戦犯はフロントにも居たのだから。
 原監督、短い期間ではありましたが、我々に「ジャイアンツ愛」そして「勇気」を教えて頂き有難うございました。そして、ご苦労様でした。「夢の続き」は更に大きくなって帰ってくる事を我々は願っております。
今シーズン連覇を賭けた戦いに敗れ、結果七十一勝六十六敗三引分け、来シーズンの開幕はドームを離れる事となる。形上優勝を逃した責任として原監督以下原内閣は総辞職。全く準備していなかった堀内氏に突如バトンが渡された。
・・・災難的な話をよく受諾した?堀内新監督には同情すると共に腐ったミカンを早く排除して欲しい。レギュラーシーズンが終わった今、G崩壊を起してでも一度リセットしなければまた同じ過ちを犯す事になる“悪太郎”と呼ばれ既成概念に捕らわれない氏であればフロントを巻き込んだ大改造をお願いしたい。
 来季こそ優勝しなくていい、堀内新監督には“クラッシャー堀内”となってYとGがバラバラになった現状をぶっ壊し、バタバタにして欲しい。そして全てを焼き払った大地に新たなジャイアンツの芽が出てくる事だけを願い期待したい。