音声CD付

はじめに

●自分が作った英文の音読だから確実に定着・蓄積する効率的学習法

語学の学習で不可欠なのは音読です。しかしそれがいくら「名文」や「役に立つ表現」であったとしても、あらかじめ用意された英文をただ読み上げるようなものでは、いつまでも英語発想は身につきません。私は長い間、大学生にTOEIC試験を教え、社会人の方にも英会話を教えてきました。英語ほどシンプルなしくみを持っていることばはないのに、彼らはSpeakingやListeningに四苦八苦しています。その簡単なしくみどう伝えるかと考え結実したのがこのドリルです。この本に登場するのは、たった6つの[英会話九九テーブル]と、57の[ドリル]です。しかしこれによって最低12,308の英文が簡単に生産できます。たった一冊の本によってそんなに多くの英文が作れると、誰もが不思議に思われることでしょう。しかしそれを可能にするのは、英語の合理的でシンプルなしくみであり、英語発想なのです。
 英語発想に身を置き、自分が作り上げた英文であるからこそ、確実に定着・蓄積していきます。通勤や通学などで、I amやYou areと言った瞬間から、あなたの脳は確実に英語脳に切り替わります。
この一冊に登場するたった6つのテーブルで英語脳を作れば、中学英語の基礎である現在形、過去形、現在進行形、過去進行形、現在形受身形、過去形受身形、未来形、現在完了形(継続用法、経験用法、完了用法)から、さらに未来受身形、現在完了受身形、さらにイディオム表現まで簡単に表現できます。
また、日常会話に欠かせない「感嘆表現」「年齢、背の高さの問い方」さらに「人の性格や特質の問い方」なども入っています。

●「英会話の九九」を生み出すきっかけになったのは
 私には忘れられない光景があります。そしてそれが私に「英会話の九九」というものを生み出すきっかけとなりました。それはずっと以前の映画のワンシーンです。この映画は南アフリカの人種隔離政策(アパルトヘイト)を扱ったものですが、ある教会で白人学生が黒人の子供たちを集めて英語を教えているシーンがありました。一人の青年が多くの子供たちを前にして、Iと言い、彼らにI amと答えさせていました。次にYouと言い、You areと、さらにWeと言い、We areなどと続けていたのです。このシーンを見て、私は、「これは英会話の九九だ!」と思わず叫んだことを今でも覚えています。

I → I am, We → We are, You → You are, She → She is

「私」「私たち」「あなた」と、身の回りのすべての「存在」を認めることによって。あなたの英語発想に身を置いた学習が始まります。

●グループで学習すればさらに効果的に

この本で一人で音読しているとむずむずしてきます。それは、英語が簡単に話せ、それを誰かに伝えたいという衝動が起こってくるからです。語学の学習は、やはりことばのキャッチポールです。キャッチボールだからより学習が楽しくなります。そんなとき、ぜひとも周りの人を巻き込んでください。
友人同士、ご夫婦、親子、あるいはグループで行ってください。

も く じ
はじめに
本書の構成(使い方)について
第1章 たった6つの「英会話の九九テーブル」が英語世界を組み立てている

 第1節 英語の骨格 その1

  [英会話の九九テーブルNo.1]を使いこなす
  【ドリル No.1】「幸せよ」
 第2節 英語の骨格 その2
  [英会話の九九テーブルNo.2]を使いこなす
  【ドリル No.2】「怒ってたよ」
 第3節 英語の骨格 その3
  [英会話の九九テーブルNo.3]を使いこなす
  【ドリル No.3】「(時々)ケーキを作るよ」
 第4節 英語の骨格 その4
  [英会話の九九テーブルNo.4]を使いこなす
  【ドリル No.4】「昨晩すき焼きを作ったよ」
 第5節 英語の骨格 その5
  [英会話の九九テーブルNo.5]を使いこなす
  【ドリル No.5】「幸せになるの?」
  【ドリル No.6】「食事を作ってくれるの?」
 第6節 英語の骨格 その6
[英会話の九九テーブルNo.6]を使いこなす
  【ドリル No.7】「ずっと気分が悪いのよ」
  【ドリル No.8】「ケーキを作ったことがあるの?」

第2章 6つの「英会話九九ドリル」を使ってさらに表現を拡大する

 第1節 be動詞でこれだけ表現できる

  その1be動詞+方位副詞のタイプ
  【ドリル No.9】「ここにいるよ」
  【ドリル No.10】「家にいたよ」
  【ドリル No.11】「このあたりにいるよ」
  【ドリル No.12】「ずっとこの近くにいるよ」
  その2 be動詞+前置詞+名詞のタイプ
  【ドリル No.13】「玄関にいるよ」
  【ドリル No.14】「外国から来たの?」
  【ドリル No.15】「京都に行ったことがあるの?」
  その3 be動詞+形容詞のタイプ
  【ドリル No.16】「どんな人なの?、何才なの?、背の高さは?」
  【ドリル No.17】「なんて親切なの!」「なんて親切な人なの!
  その4 be動詞+名詞のタイプ
  【ドリル No.18】「会社員をしてるよ」 
  【ドリル No.19】「警察官をしてたのよ」  
  【ドリル No.20】「エンジニアになるつもりなの?」  
  【ドリル No.21】「料理人になって20年になるよ」 
 第2節 好み、欲求、付帯状況を表す一般動詞を使った表現 
  【ドリル No.22】「日本料理が好きだよ」 
  【ドリル No.23】「もっとコーヒーがほしいよ」 
  【ドリル No.24】「お子さんがおありですか?」  
  【ドリル No.25】「風邪をひいてるんだ」  
  【ドリル No.26】「頭が痛かったんだ」  
  【ドリル No.27】「ずっと熱があるんだ」  

第3章 あなどってはいけないbe動詞、be動詞でこれだけ表現できる

 第1節 ネイティブは方位や空間でものごとをとらえる

  【ドリル No.28】「恋をしてるのよ」 P. 123
  【ドリル No.29】「電話をしてたよ」 P. 127
  【ドリル No.30】「インフルエンザでずっと寝てるのよ」
 第2節 ネイティブは動詞を変化させて簡単に表現する
  【ドリル No.31】「歌が上手よ」
  【ドリル No.32】「注意深く運転したよ」
 第3節 ネイティブの発想で話せば進行形はとても簡単な表現となる
  【ドリル No.33】「犬小屋を造ってるよ」
  【ドリル No.34】「すき焼きを作ってたの?」
  【ドリル No.35】「口げんかしてたよ」
 第4節 ネイティブの発想で話せば受身形はとても簡単な表現となる
  【ドリル No.36】「みんなに好かれてるよ」
  【ドリル No.37】「犬に噛まれたよ」
  【ドリル No.38】「結婚するよ」
  【ドリル No.39】「今までに叱られたことがないよ」

第4章 一般動詞フレーズを6つの「英会話の九九テーブル」で表現展開する

 第1節 takeの動詞フレーズを6つのテーブルで展開する

  【ドリル No.40】「毎日シャワーを浴びるの?」
  【ドリル No.41】「1時間前に休憩したよ」
  【ドリル No.42】「今散歩してるのよ
  【ドリル No.43】「そのとき旅行をしてたのよ」
  【ドリル No.44】「タクシーに乗るよ」
  【ドリル No.45】「もう賄賂を受け取ったの?」
第2節 goの動詞フレーズを6つのテーブルで展開する
  【ドリル No.46】「週末には夕食に出かけるよ」
  【ドリル No.47】「観光に行ったよ」
  【ドリル No.48】「レストランに行くところよ」
  【ドリル No.49】「ジム(体育館)に行くところだったのよ」
  【ドリル No.50】「診察を受けに医者に行くの?」
  【ドリル No.51】「もうドライブに行ってしまったの?」

第5章 「英会話の九九テーブル」はさらに展開する
4つの展開型ファンクションフレーズ

 第1節 be going to ~は「TABLE 1,2]の展開パターン

  【ドリル No.52】「庭の手入れをするつもりだよ」
  【ドリル No.53】「プロゴルファーになるつもりだったよ」
 第2節 like to ~, want to, have to~は「TABLE 3,4]の展開パターン
  【ドリル No.54】「買い物をするのが好きだよ」
  【ドリル No.55】「映画に行きたいの?」
  【ドリル No.56】「ここにいなきゃならないの?」
  【ドリル No.57】「家事をしなきゃならないよ」

後書きにかえて
「行為・状態」はひとまとまりのもの
VOCABULARY DATA BASE
[A] 様々なひと主語から
[G] 現在完了形(経験用法)の時を表す表現まで