その3 未来の「存在」を表す be動詞の未来形
    
幸せになるよ

● willで表現するbe動詞未来形の英語発想
現在形、過去形、そして未来形とここまできましたが、英語のしくみはさらに簡単なものになります。まず【英会話の九九・テーブル No.5】をご覧ください。すべてwillを含むフレーズだけになっていることがわかります。ただ未来形ということばですが、これだとin the future(将来において)といったイメージをもたれる方が多いと思います。しかし英語の発想では、数秒前でも過去は過去で過去形を使い、数秒後でも未来は未来で未来形を使うことに注意してください。

● 行為や状態はひとまとまりのもの
よく文法書に「willは助動詞だから原形の動詞が結びつく」といった説明がなされています。確かに文法ではそうですが、これでは英語をことばとしてとらえることができません。以下の文例で説明しましょう。

A: Be careful!
B: Yes, I will.
気をつけてね、注意してね!
はい、そうするよ

このYes, I will.と答えた人は「気をつける、注意する」といったひとまとまりの状態を頭に描いていることになります。このbe動詞のフレーズ(意味的固まり)それ自体が「頭に描いた映像世界」となのです。私はそんな頭に思い浮かべた「ひとまとまりの状態」や「ひとまとまりの行為」を原形動詞フレーズと呼んでいます。

●willには、単純に未来を表すものと、意志を表すものがある
willは「〜になるでしょう」と単純な未来を表す場合と「〜なるつもりです」と意志的な未来を表す場合があります。

I will be thirty years old.
私は30才になります
I will be happy.
私は幸せになります、なるつもりです

また、Will youやWon't youは「依頼」の意味を表す場合があることに注意してください。

Will you (please) be with me?
あなた、(どうか)私といっしょにいてくれますか?
Won't you (please) be with me?
あなた、(どうか)私といっしょにいてくれませんか?

[英文の生産]
【英会話の九九・テーブル No.5】にある、I will, I won't, Will youなどと宣言するだけで、未来の「存在」が表現できることになります。ただしこれらに伴うのはすべて原形動詞フレーズとなることに注意してください。もちろんここではbe動詞での表現ですから、すべてbeを含むフレーズとなります。

(手順1) 肯定表現をする
[GROUP A]にあげられたI will, We will, You willなどのファンクションフレーズにそのままbe happyを続けて文を生産してください。「私は幸せになります」「私たちは幸せにります」「あなたは幸せなるんだね」といった肯定表現がとっさにできます。

(1) I I will be happy.
(2) We We will be happy
(3) You You will be happy
(4) You You will be happy
(5) He He will be happy
(6) She She will be happy
(7) They They will be happy

(手順2) 否定表現をする
[GROUP B]にあげられたI won't, We won't, You won'tなどのファンクションフレーズにそのままbe happyを続けて文を生産してください。「私は幸せにならないよ」「私たちは幸せにならないよ」「あなたは幸せにならないね」といった否定表現ができます。

(1) I I won't be happy.
(2) We We won't be happy
(3) You You won't be happy
(4) You You won't be happy
(5) He He won't't be happy
(6) She She won't be happy
(7) They They won't be happy

(手順3) 疑問表現をする
[GROUP C]にあげられたWill you, Will you, Will heなどのファンクションフレーズにそのままbe happyを続けて文を生産してください。これは「私は幸せにななるの?」「私たちは幸せになるの?」「あなたは幸せになるの?」といった疑問表現です。

(1) I Will I be happy?
(2) We Will we be happy?
(3) You Will you be happy?
(4) You Will you be happy?
(5) He Will he be happy?
(6) She Will she be happy?
(7) They Will they be happy?

(手順4) 否定疑問表現をする
[GROUP D]にあげられたWon't you, Won't you, Won't heなどのファンクションフレーズにそのままbe happyを続けて文を生産してください。これは「私は幸せにならないの?」「私たちは幸せにならないの?」」「あなたは幸せにならないの?」といった否定疑問表現です。

(1) I Won't I be happy?
(2) We Won't we be happy?
(3) You Won't you be happy?
(4) You Won't you be happy?
(5) He Won't he be happy?
(6) She Won't she be happy?
(7) They Won't they be happy?

(手順5) 付加疑問表現をする
[GROUP A]のフレーズに[GROUP D]のフレーズをつけると「幸せになるんでしょう?」と、[GROUP B]のフレーズに[GROUP C]のフレーズをつけると「幸せになるつもりはないのでしょう?」となります。

You will be happy, won't you?
You won't be happy, will you?

He will be happy, won't he?
He won't be happy, will he?

●現在形と過去形で登場したbe動詞の4つのフレーズは、未来形に展開する
[Let's Try No.16]に人主語のもの、[Let's Try No.17]にもの主語の文例をあげておきます。

[A グループ]
(1) be動詞+形容詞 現在形

過去形

未来形
I am happy.
私は幸せです
I was happy.
私は幸せでした
I will be happy.
私は幸せになるつもりです
(2) be動詞+名詞 現在形

過去形

未来形
I am your wife.
私はあなたの妻よ
I was your wife.
私はあなたの妻でした
I will be your wife.
私はあなたの妻になるつもりです
(3) be動詞+方位副詞 現在形

過去形

未来形
I am here.
私は(ふだん)ここにいます
I was here.
私はここにいました
I will be here.
私はここにいるつもりです
(4) be動詞+前置詞+名詞 現在形

過去形

未来形
I am in trouble.
私は困っています
I was in trouble.
私は困っていました
I will be in trouble.
私は困ったことになるでしょう※

※be動詞は単に「存在」を表すので、「困ったことになる」と動的に表現する場合はgo into 〜を使います。
I will go into trouble.

[音読ドリル-3] 未来の「存在」を表すファンクションフレーズ be動詞

(対話者間)
私、幸せになるの?
はい、幸せになるよ
いいえ、幸せにならないよ

私、幸せにならないの?
いいえ、幸せになるよ
はい、幸せにならないよ

(第三者を話題に)
ビルは、幸せになるの?
はい、幸せになるよ
いいえ、幸せにならないよ

いいえ、幸せになるよ
はい、幸せにならないよ

[会話例]
子供: パパは怒るだろうか?
ママ: はい、怒るよ いいえ、怒らなよ
※否定疑問形での応答では、相手の問いが事実そうならYesと、そうでないならNoと答えるのが英語の発想です。この場合日本語の発想ではYesとNoが、それぞれ「はい」「いいえ」となります。このことはすべての否定疑問形に共通します。

[音読ドリル-3] 未来の「存在」を表すファンクションフレーズ be動詞

(対話者間)
Will I be happy?
Yes. You will be happy.
No. You won't be happy.

Won't I be happy?
Yes. You will be happy.
No. You won't be happy.

(第三者を話題に)
Will Bill be happy?
Yes. He will be happy.
No. He won't be happy.

Won't Bill be happy?
Yes. He will be happy.
No. He won't be happy.

[会話例]
Child: Will I be angry?
Mom: Yes. you will. / No. you won't.
※否定疑問形での応答では、相手の問いが事実そうならYesと、そうでないならNoと答えるのが英語の発想です。この場合日本語の発想ではYesとNoが、それぞれ「はい」「いいえ」となります。このことはすべての否定疑問形に共通します。

[Let's try-16]
 未来形の動詞フレーズ(人主語)  be動詞編

(1)
Lucy will be angry, won't she?
ルーシーは怒るだろうね

(2)
Will you be free this evening?
今夜あなたはお暇ですか?

(3)
You will be late again.
あなた、また遅れるよ

(4)
"Will you be coming?"―"Yes, I'll be glad to")
「あなたもいらっしゃいますか」「ええ, 喜んで」

(5)
Will you be all right?
ご都合はいかがでしょうか?

(6)
Will you be my friend?
私の友達になってくれませんか?

(7)
I will be back before the week is out.
私は今週中には帰ってきます

(8)
Mr. Smith will be away from the office until November 16.
スミス氏は11月16日までは出社しません

(9)
I'll be at home from eight to twelve.
私は8時から12時までに家にいるよ

(10)
Will you please be at the station for me?
私を駅に向かいに来てくれませんか?

[Let's try-17]
 未来形の動詞フレーズ(もの主語)  be動詞編

(1)
It will be fun.
おもしろくなるだろう

(2)
It will be dark soon.
まもなく暗くなるだろう

(3)
It'll be fine tomorrow, won't it?
明日は晴れるだろうね

(4)
Things will be different.
事情も変わっているだろう

(5)
The shops will be open at six.
その店は6時に開店するだろう

(6)
Your leg will be all right.
あなたの脚は回復するだろう

(7)
It will be 5 o'clock in a few minutes.
数分で5時になります

(8)
Tomorrow will be a very full day.
明日はとても忙しい日になるだろう

(9)
School will be over at three.
学校は 3 時に終わるよ

(10)
Will the music hall be in use next Monday?
次の月曜日は、音楽ホールはふさがっていますか?

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