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本書「はし書き」より
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はじめに
場面に応じて自由に話せたら、どんなに素晴らしいだろう。そうなりたいと願い、テキストの例文をセリフのように丸暗記してみるものの、実際の会話では思ったほど効果が見られない。そんなもどかしさを、多くの人は体験されていると思います。
英会話学校に通ったり、ホームステイをしたり、あるいはTOEIC試験などである程度の点数を取っていたりしても、会話力に関しては、なかなかその成果が現れないという人もいるでしょう。費用と時間と労力をかけた割に、思うような成果を手にできないのはなぜでしょうか。
私は、その大きな原因の一つは、英語を「言葉」として定着・蓄積できていないことにあると考えています。「言葉」として定着・蓄積できないとは、「英語の発想」で文を作ったり、言葉を発せていないということです。
もちろん、私たちは英語を母国語としない日本人ですから、もとから「英語の発想」ができる人などいません。最初はどうしても、「日本語の発想」で言葉を考え、それを英訳しようとしてしまいます。しかし、日本語と英語はまったく異なる発想を持つ言語。「日本語の発想」の英訳には限界があります。だから自由に英語を話せるようになりたいなら、どうしても「英語の発想」を身につける必要があります。
英会話学習と言うと、「しゃれた言い回し」や「役に立つ英文」を一文丸暗記するものや、基本文を丸暗記して場面に応じて語句を入れ替えるといった方法が目立ちます。
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一見、実践的なやり方に思えますが、丸暗記した一文というのは、情報が限られていて、実際にそれが役立つ場面は意外と少ないのです。よく使う文ならば、何度も口にするうちに覚えられますが、あまり言う機会がないものは、忘れては覚え、覚えては忘れ、・・・の繰り返しになりがちです。
本書では、英語を「言葉」として定着・蓄積するために、それだけで意味が通じる単位(フレーズ)で覚え、その組み合わせによって英文を自由に生産する方法を紹介しています。
例えば、「酔っぱらう」という動詞フレーズを基本として覚え、「酔っぱらいそうだよ」「酔ってきちゃった」「いつも酔っぱらうよ」「酔っぱらったかもしれない」などと表現を徐々に拡大させていくのです。
1つの動詞フレーズを数十通り以上の表現に拡大させるメソッドは、あなたが「自由に英語を話す」という夢に近づく大きな手助けとなるでしょう。
2004年8月
中嶋太一郎
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オンライン書店「アマゾン」カスタマーズ・レビューより転載
☆☆☆☆☆
丸暗記式英語学習法にうんざりしているあなたに, 2004/09/30
レビュアー: 和田 浩嗣 北海道札幌市
中嶋先生の待望の新刊です。
本書では、先生が考案されたファンクションメソッドを学ぶ事ができます。
ファンクションメソッドとは、先生が運営されている「ファンクションメソッド英語研究会」のホームページをぜひ見ていただきたいのですが、一言でいうと従来の「単文丸暗記式」英語学習法とは違う英語の発想法で英語の表現力を身につける方法論です。
本書は、先生の前著「ムリなく身につくイメトレ英語学習法」よりも、さらにわかりやすく書かれています。だから、「イメトレ学習法」で挫折した方はこの本で勉強してみるといいかもしれません。
また、従来の英語学習本で挫折をくり返し続けている方は、ぜひこの本を読んでいただきたいです。そして何度も読んで、まず、あなたが持っている英語学習に対する固定観念を捨てて下さい。決して、英語学習は単文丸暗記がすべてじゃないことがよく分かると思います。
本書にはCDがついていませんが、発音やイントネーションを身につけたい方は先生が書かれた「ムリなく身につくイメトレ英語学習法」を買うと良いと思います。
2冊買っても決して高い買い物だとは思いません。
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