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「英会話学習者、誰もが体験したい英語の九九」
著者 中嶋太一郎
読者の質問をE-mailでお受けしますZVB00356@nifty,ne,jp
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算数に九九があるように、英語にも九九があります。
これは算数のように数の九九ではないことはもちろんですが、英語の中に、「自然と身につけ、それをほとんど意識することなく使えなければらないこと」があり、私はそれを「英語の九九」と名づけています。
例えば、ちょっとでも英語を学んだ人なら、How are you?を「ご機嫌いかがですか?」と覚えています。しかしこれを覚えたところで、これは相手のご機嫌を伺うということでしかありません。ところが、以下のようにこの文をA群とB群との組み合わせととらえるとどうでしょうか。
A群 B群
are you?
is she?
How × is your wife?
:
is your computer?
is the weather?
:
主体(主語)が、人なら「ご機嫌いかがですか?」いう訳は当てはまりますが、これがコンピュータでは、「具合はどうなの?」や天気では「天気はどうなの?」といったものになります。
一方、HowをHow oldに変えるとどうでしょうか。
A群 B群
are you?
is she?
How old × is your wife?
(Where) × :
is your computer?
is the temple?
:
ここでも、人が主体では「何才ですか?」という訳語が、コンピュータなら「買って何年になるか?」、お寺なら「創建して何年か?」といった日本語訳となります。
しかし、私が指摘したいのは、主体(主語)によって訳が異なるということだけではありません。注目していただきたいのは、B群のフレーズ(意味ある単位)です。これが「英語の九九」の一つなのです。
あるいはまた、How oldをWhereに変えてください。「あなたは今どこにいるの?」から「そのお寺はどこにあるの?」まで、ほとんど意識するなく、とっさに表現できることを確認してください。
英語で、算数の「九九表」や「掛け算表」のことをmultiplication TABLEと言いま
す。multi(マルチ)とは、「多くの」「何倍もの」という意味のラテン語ですが、「算数の九九」は「数の展開」、「英語の九九」は「表現の展開」となります。