アウディは、1997年のフランクフルトショーにおいて、『AL2』というアルミニウムボディのコンセプトモデルを発表。その後、2000年2月のジュネーブモーターショーで、進化したアウディスペースフレーム(ASF)構造を持つ、世界で初めてのオールアルミ製コンパクトモデル『A2』を発表しました。
アウディは、A2の生産のためにドイツ・ネッカーズウルム工場内に、日本円で170億円を投入して専用ラインを新設。いわば特殊とも言えるアルミボディ自動車の生産にあたっています。
アルミは、価格が鉄の1.5倍とも2倍とも言われますが、何故そのような素材で小型車を造る必要があるのでしょうか。
それは、燃費のためであるとされています。
ヨーロッパでは、低燃費車の指標として『3リッターカー』というカテゴリーがあります。排気量3000ccのことではありません。3リットルの燃料で100kmの距離を走ることが出来る車を指します。
A2は、この『3リッターカー』の実現を視野に入れて開発されたもので、後に『3リッターカー』の条件を満たすモデルを商品化し、ラインナップに加えています。
現在ドイツ本国販売されているA2は、4気筒ガソリンエンジンの「1.4」、3気筒ディーゼルエンジンの「1.4TDI」(ともにMT)と、低燃費追求モデルの「1.2TDI」(AT)、それに2002年から加わったガソリン直噴エンジンの「1.6FSI」(MT)の各タイプ。ヨーロッパ各国ではターボディーゼルエンジンの「1.4TDI」が圧倒的に多く販売されていて、「1.2TDI」については、ラインナップに加えられていない国もあります。
なお、アジア諸国・アメリカなどでは、A2は販売されていません。日本においても、アウディジャパンは輸入販売を断念したと報道されたところです。
特殊なアルミボディと、日本で小型車として販売するのに不可欠なガソリンATモデルが存在しないのが、その理由であると思われます。
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コンセプトモデル・AL2

ネッカーズウルム工場
(広報写真) |