錦林多摩記
2007年8月


8月1日(水)
陰暦 六月十九日【八朔】

 関東地方もようやく梅雨明け。六月までは低緯度高圧帯のような暑さだったのに七月に入って一転してじめじめとし肌寒い梅雨に。私が育った茨城県北部の梅雨は毎年こんな感じです。ということは今年はオホーツク気団が強かったのでしょう。

 野球にしろ政治にしろ、そしてアニメもですが、今年に入って私が応援している側に元気がありません。それに反して私の方は公私ともに好調が維持できていまして、仕事も趣味のお絵描きも順調です。今年は今まで力をもらってきた人に私からお返しをする年なのかもしれません。

 漫画は、来年コミケだかなにかで発表することを目標に頑張っています。版権ものじゃないし、絵も下手なので、多分売れないでしょうけれど、何事も外に向かって発表すれば新たな地平が開かれます。

 デジカメを買いましたが、主な目的は鉄道写真と漫画の資料集めです。まだ背景が弱い。特に樹木と人造物が描けない。かといって写真集はパーツ集めには余り役に立たないので、これは自分で材料になる写真を集めなければ駄目だろうと思いました。

 漫画も、テーマがなくて、売るための材料ばかり集めて作った「仏作って魂入れず」が横行しています。もう「鉄腕バーディー」と「OL進化論」しか読む気がしません。自分で作って自分で読む方が楽しいです。まず誰よりも私が読みたいために漫画を描いています。

 私も製造業の末端に身を置いています。いい加減に作ったものは最後には淘汰されます。そりゃ経営者は株の動きで変わったりしますが、製造されるものは変わりません。自らの内に蓄えがない人は、自分で道を切り開くことができません。そういう会社や人間が沢山います。蓄えとは、知識でも体験でも技術でも何でもいい、嘘ではないものです。それが最後はものを言うのです。



8月2日(木)
陰暦 六月廿日 【青森ねぷた祭】【八戸三社祭】

 また東海沖の深部地震・・・間隔が狭まっている。岡山には帰りたいけれど東海道新幹線は使いたくねえなあ・・・かといって中央線や北陸を使うと上方にでるまで一日仕事になってしまいますし、悩ましい。どうせ起きるのならお盆休みが来る前に揺れてくれないものでしょうか。


「ぷるるんしずくちゃん」
 ミニミニになっててんとう虫に助けてもらうなんて、なんだったっけ、そうだ親指姫ですね。でもこのてんとう虫は良いてんとう虫でした。それよりも次回予告の
うるおいちゃん「私の宝物はね、しずくちゃん。」
しずくちゃん「あは、それなあに?僕も欲しい」
うるおいちゃん「言って損したわ(怒)」
が笑えた。



8月5日(日)
陰暦 六月廿三日


「YES!プリキュア5」レビュー

 島丸ごと別荘で、晩飯の材料を自分で探してこい?どっかの味楽るミミカですか。もしかして食育の一貫とかいって文部省の指導でも入っているんでしょうか?そういや女の子がスタイルを気にせずに大食いというのもこの二作は共通だし。じいやさんとモリリンしゃべり方まで同じなんですが(^^;

 さてまあ今回は、可憐お嬢様の別荘に遊びに行ったのですが、サービスシーンが満載。何でパンチラと水着はアウトなのにキスシーンはオッケーなんでしょうね、まあ寸止めでしたが。でも私はこういうシーンでも楽しめますので満足でございます。それよりも正しいターゲット層がついてこられるかどうか心配です。説明を求められて言葉を濁すお父さんとお母さんの顔が目に浮かびます。

 小町とナッツはほぼ確定ですね。望とココとは違い、こっちはお互いの気持ちには気がついていません。その上両方とも奥手と来ている。この調子でこの先二年間やきもきさせられるんだろうな(^^;

 がまお君が漂着、これまた味丸先生と全く同じなんですが、パクリというよりは示し合わせて作ったとしか思えん。腹が減っているんだからメシぐらい恵んでやれよと思ったのは私だけでしょうか。硫黄島に迫る米軍のごとき艦砲射撃を繰り出すがまお君に対して、キュアミントの弾幕が炸裂して見事勝利。天晴れ大和撫子、見事夷狄を撃ち払いました。



8月7日(火)
陰暦 六月廿五日

 昨日は夢ジェネのチャットにヴィダルサスーンさんが来てくれた。長らくメンバーが固まっていたので新しい方が参加してくれたのは非常に嬉しい。

 「出雲國譲りの真相」第十話の制作は快調。ようやく私の漫画のスタイルも固まってきたようだ。コマ割は藤田和子先生の「ドリームラッシュ」がとても参考になった。これでコマ割が数段レベルアップしたように思う。

 今日も暑かった。瀬戸内にいるような蒸し暑さ。気象庁は三ヶ月予想をまた外した。春先には猛暑といい、梅雨が近づくと冷夏と言い直したが、結局やってきたのは猛暑であった。春先の予想の方が当たっていたということになる。空気の流れが今までとは変わってきていて、これまでの経験則があまり当たらなくなっているのかもしれない。

 「スイートミント」や「天空戦記シュラト」を書庫から引き出してきて鑑賞する。最近少々ささくれだっていたので、こういう時には昔のアニメを見るのが良い。

 「管子」を素読。



8月9日(木)
陰暦 六月廿七日

 昨日は立秋でした。

 ここで何度か書きましたように、陰暦の季節の変わり目は、その季節が極まる時期に設定されています。立秋は夏の暑さが極まる時期に当たります。ですからここからの一ヶ月が一番暑いと言うことになります。

 火曜日に八百屋で美味しそうな新じゃが一山百円で売っていたので思わず買ってしまいました。それ以来ジャガイモ三昧の日々です。この前は肉じゃが、今日はすじ肉のビーフシチューとフライドポテトを作りました。お陰で通じが良いです(笑)

 さすが八百屋はものが違うので非常に美味しい。今日は玉葱を買ってしまいました。これも水晶のようにきれいでした。

 明日一日頑張れば夏休みです。



8月10日(金)
陰暦 六月廿八日 【館山安房神社祭】

 東京の梅雨明け以来の平均気温は史上二番目の高さ、この調子で行くと今年は史上最高に暑い夏となりそうなんだとか。私、人間活動による地球温暖化は信じていないのですが、ここ数年間暑い夏が続いていることは間違いないですね。

 温暖化と南洋で島嶼の浸食が進んでいる原因は、大洋底がマントルの活動活発化で隆起して、マントルが大気を温め、海洋の周辺部は海底隆起の反動で沈降しているからではないかと思っています。データは集まっていませんが、勘です。

 原因は人間ではありませんが、マントルが出す熱量の方が断然大きいし、人間活動のスパンよりも桁違いに継続する時間が長いので、あるいは事態はより深刻であるかもしれません。最近の日本の地震活動活発化も関係があるのかもしれません。

 さて明日から、既に日が変わったので今日ですけれども、一週間の夏休みに入りました。今年の夏休みは、義理を欠いている大学時代の友人の顔を見て回る旅行をします。東京でしょっちゅう顔を合わせているのですが、やはりたまにはこちらから出向かないと嫌われてしまうかもしれません(^^;

 漫画の原作の人とも会ってきます。

 長年愛読している「溜池通信」のかんべえさんに何だか最近捨て鉢のコメントが多い。どんなときも日本経済がどん底の時も、同時多発テロに世界が震撼した時にも決して明るさを忘れなかった人なのにどうしたことか、人ごとながら心配になる。

 原因は何となく分かる、本人は気がついていないけれど、春に母親を亡くした喪失感が徐々に心を占めているのだと思う。別に日本経済や政治が何かを失ったわけではない。失ったものを政治経済の浮き沈みに求めても心は充たされないだろう。

 彼に必要なのは静かに喪に服すことではないかと私は思う。



8月12日(日)
陰暦 六月晦日 【徳島阿波踊り】

 明日から一週間岡山の田舎へ帰ってきます。途中、大学時代の友人を訪ねたりします。

 皆様もよい夏休みを。


「YES!プリキュア5」
 唐突に百物語をしているシーンからスタート。小町は怖い話が大好きらしい、罪のない笑顔で望とうららと凛ちゃんを恐怖のどん底に陥れます。やっぱりこの子は腹が黒いのでは・・・

 そのまま乗りで旧校舎(いつからそのような代物が)に肝試しに突入。真夜中なのに鍵はかかってなかったのでしょうか。この旧校舎はかつて貴族のお屋敷であったらしい。ますますこの世界がよく分からなくなってきました。一体どこやねん。東映のアニメでそういうことを考えては駄目か。

 えーとドタバタで面白かったのですが、話の筋は特になし。途中で増子さんが登場していたような気がする。増子さんは凛ちゃん並みに恐がりみたい。あとミルクが可憐になついていた。さすがミルク、目の付け所が良いというか。お前はタママか。

 それで、凛ちゃんにお迎えが来て、凛ちゃんの戦い降りを見て恐れをなした伯爵は凛ちゃんをあっちへ連れて行くのを断念、手切れ金として髪飾りをくれましたとさ。ちょとと前だったら幽霊から貰ったものを身につけるなんてもってのほかだったんだけど、この国の風習もだいぶ変わってきています。

 来週も小町メイン回らしい。実質三連荘で小町回。なかなか人気があるようだ。これでいよいよ凛ちゃんドベ決定!?来年になったら交代しているかも、凛ちゃんピーンチ。



8月19日(月)
陰暦 七月七日 【七夕】

 岡山から帰ってきました。楽しい旅行でしたが、最後に私の不注意のせいで友達に迷惑を掛けてしまいました。このそそっかしさは何とかしなければなりません。神虎さん申し訳ありませんでした。

 旅行のことはおいおいご報告するとして、「出雲國譲りの真相」の第十話が完成しました。再びお絵描きに復帰します。

 今年は今日が七夕なんですよね。今年の残暑もかなり長続きしそうです。最近は梅雨が七月一杯まで伸びたかわりに、かつてより残暑が長引いているような気がしてなりません。


「YES!プリキュア5」
 夏祭りに小町のお菓子屋さんでは毎年娘に出店を任せて鍛えているらしく、去年はまどかお姉さん、今年は小町が担当、プリキュア衆を呼んで前日から準備に余念がありません。

 どうでも良いですが、小町の店のバックには五重塔が・・・ますますもってこの世界が分からん。ドラゴンボール並みのごった煮ワールドです。

 メニューは和菓子をトッピングしたかき氷。割は余り良くなさそうですが、商売の練習だから良いのでしょう。羊羹金時は美味しそうですね。私はあんこに目がないので食べてみたいです。

 そこに腹を空かせたガマオ君が通りかかって氷を一貫(十斗)平らげてしまいました。それによって腹を壊してプリキュアを逆恨みしたガマオ君に可憐さんは強引な理屈をつけて怒りを爆発させて新兵器発動(この段落は嘘多し)ガマオ君を撃退しました。メシを恵んでやればガマオ君を味方につけられそうな気がするのは私だけでしょうか。浴衣姿の変身はなかなかの見物でした。うららと小町が似合っていたと私は思います。

 かき氷のかわりに甘夏に和菓子と糖蜜をトッピングして売ることでピンチ脱出。これもなかなか美味しそうですね。

 さて来週は最後に残ったうららの新兵器発動回。最近は望の隣の座をがっちりキープ。大人のアニメファンの評判とは裏腹に幼児の人気がいまいちの中、一人子供の人気を引きつけるうららの回は、毎回脚本も作画も力が入っているので楽しみです。うらら回といいつつもおそらく望のドタバタがメインになるでしょうから、太秦撮影所をどこまでカオスに陥れてくれるか今から楽しみ。



8月21日(火)
陰暦 七月九日 【上弦】

 暑い日が続きますね。どうも鬱に入りつつあるようで、昼間急に眠たくなったり、元気がなくなったりしてしまいます。あんまり文章も思いつきません。旅行の疲れが出たのかもしません。

 無花果が安かったので買いました。控え目な甘さがいいです。

 ミンキーモモのBOX-IIIを鑑賞中。第55〜60話のあたりは底抜けに明るくて大変にモモらしくてよろしい。後半の白眉だと思う。

 
ミンキーモモ
ちょっぴりエスパー魔美が混ざったかも。



8月23日(木)
陰暦 七月十一日 【処暑】

 旅行疲れか、早めに鬱が来たのか、暫くぼーっとしていました。更新を怠ってすみません。といってもまあこの日記の更新頻度は元々こんなものか。

 今年は「味楽るミミカ」と「風の少女エミリー」と「YES!プリキュア5」を主に視聴しているのですが、去年までの「ふしぎ星のふたご姫」ほどはまるアニメがない。ふたご姫は私の中で十指に入るアニメなのでこれと比べるとたいていのアニメは色が褪せてしまうけれど、それにしても今年は不作。

 というわけで「ミンキーモモ(空)」や去年のふたご姫を引っ張り出して鑑賞しています。モモとファインとレインも明るくて良いなあ。といって影がないわけでなく、感情のひだもきちんと描かれている。これぞアニメ。

 秋から始まるアニメにも魔女っ子は見あたらず。来春こそ期待したい。


 色々と調べてみたが、先進国で子供の数を増やすには夫婦の収入を増やすしかないらしい。だから共働きの家庭と裕福な家庭の子供の数が多い、これはきちんと統計にも表れている。

 日本の政治は女性をなるべく専業主婦に誘導しようという傾向が見られる。女性が社会進出するのはあんまり気にくわないという古い考えの人が上の方に多いのは勿論だけれど、女性が家にいれば多く子供が生まれるという期待もあるような気がする。

 しかし子供を多く産むかどうかは収入で決まるのであって、主婦か共働きかは関係ない。むしろ、収入が多くなって初めて専業主婦になるという順序だ。専業主婦を増やしたいというのなら、国民の一人あたりの収入を大幅に上げないと無理。それが嫌なら共働きをしてもらうしかないだろう。夫婦で高い収入を得ている家庭は、母親が働いていても子供を多く持つ傾向がある。

 将来の年金額を増やすためには人口を増やさなければならないが、そのためには若い人に子供を多く産んでもらわなければならない。そのためには、若い人の収入を増やし、女性を働きやすくするしかない。子供を増やすことは老人の利益になる。

 保育園なんか無料にしても良いのではないだろうか。そして数は倍増させるべきではないのだろうか。それだけやっても5千億円くらいにしかならないと思う(50万円X100万人)。安いものだ。

 子供手当を増やすよりもこっちの方が断然良い。なぜならば、女性が働けばその分国富が増すから。更に保育士の雇用もできる。きっと下手な箱物を造るよりも経済効果があると思う。

 今までずっと女性はできることならば専業主婦になって欲しいと考えていたが、転向することにしました。保育所を増やして無料にし、女性の給与は増やしてどんどん子供を産んでもらうべきです。



8月24日(金)
陰暦 六月十二日 【京都地蔵盆】

 お絵描きをしようと思ったけれど、接続状況が悪いので止めました。

 こんな企画を考えてみた。

「一億円であなたのアニメを作ります」

 要は一億円で監督、原案になれる企画。

 腹案があれば、脚本家やイラストレーターがそれを膨らませてくれる。腹案が全くなくても、いくつかの原案から選んで、そこから依頼人が指示を出して膨らませていく。

 メルヘン、ファンタジー、ロボット、ギャグ、エロなど内容は何でもオッケー。キャラクターデザインや脚本もそろえてくれて、依頼人は座って命令すればいい。

 そうやって30分のアニメを作る。もしも面白いものができてスポンサーが付けばOVA、映画、テレビアニメ化も夢じゃない。その時には原案として堂々とフリップのトップに名前が踊る。興行的に成功すれば原案者として配当も入る。

 画質も数段階そろえる。一億円なら動く程度、三億円で深夜アニメ、五億円でゴールデンタイムのテレビアニメ、十億円出せば GONZO、ジブリ並みの作画が!

 金持ちにもアニオタはいるはずだからすぐに十人くらい名乗り出る人がいると思うんだけど。私も一億円財産があれば応募する。実際アニメを作るにはどれくらいお金がかかるんでしょうね。



8月25日(土)
陰暦 七月十三日

 朝早く起きて、中央線に乗って甲府から身延線に乗り、富士から東海道線、茅ヶ崎から相模線に乗って、富士山の周りをぐるっと回ってきました。



8月26日(日)

陰暦 七月十四日

「中国旅行記」(一)

 中国といっても支那ではありませんで、中国地方です。

 十三日に田舎の倉敷に入り、一日のんびりしたあとで、中国地方に住んでいる知り合いを回ってきました。まずは姫路に住んでいる勇者ロト(dragon_suplex)さん。奥様の実家がある石見へ帰る車に同乗させてもらいました。ご家族は先に石見に入っています。
 

これは乗ってきた姫新線の列車。写真を撮るのもこの旅行の目的のうちです。

 山陽自動車道を通って広島まで、歴史の話や、勇者ロトさんの子供時代の面白い話を聞かせてもらいました。庭にゴルフ場がある大金持ちの話は面白かったです。まさかそのような漫画に出てきそうな成金が本当にいたとは。しかもボディーガードが黒い背広だったなんてホントに漫画です(笑)

 それとなるほどなと思ったのは、なぜ全国のお店がいつの間にか年中無休になってしまったのかという話です。例えば町内に三つ床屋があって、一つだけ月曜日に開けるようになると、そのお店の売り上げが月曜日だけ飛躍的に延びるのだそうです。そこで全店が月曜日に開くようになる。

 一度町内の床屋が全部年中無休になってしまってから、休みを作ると、そのお店だけ売り上げが落ちて潰れてしまうのだそうです。最悪でも売り上げが七分の一減るだけですみそうなものですが、もっと減るらしい。だから、年中無休は売り上げを伸ばすためではなくて、店を潰さないためには、一度始めたら止められなくなってしまうらしい。それで人件費がかかるのに朝から晩まで一年中店を開けざるを得なくなるとか。考えさせられる話です。

 広島の駅前で下ろしてもらいました。お土産に勇者ロトさんのお店の商品
桜小径
をいただきました。姫路城に「ラストサムライ」を撮しにきたトム・ハンクスも三箱買っていった姫路の新しい名物です。知り合いがやっているからってわけじゃないですが、とても美味しいお菓子で、お薦めです。FAXでも注文できます。こちらはお返し?にマリゴンにふたご姫のCDをプレゼントしました。

 次に広島で働いている学生時代の友人の顔を見に行きました。なぜか京都の友人とも一緒に酒を飲むことになっています(笑)鉄道オタクといいながら、広電に乗るのは初めてです。路面電車のターミナルで列車を待っていると何となくワクワクします。

 きたのは5100形、最近流行の新都市交通の車両。京都市電でなかったのが少々残念でしたが、明るくて広々として乗り心地もよかったです。鷹野橋で下りてインドネシア風居酒屋で楽しく飲みました。

 広島の町はコンパクトにまとまっていて、数日逗留して探索するには面白そうだなと思いました。母方の祖父は広島の師団で働いていましたから、今度またゆっくり滞在して平和記念館や陸軍の遺跡なども見て回りたいです。

 その夜は駅前のホテルに泊まりました。



8月27日 (月)
陰暦 七月十五日 【旧盆】

「YES!プリキュア5」レビュー
 大人受けはしているのに子供の人気がいまいちであるらしい「プリキュア5」、やはり夏休み前の大事な時期に、今までスムーズに来ていた流れをぶった切る掻き回し役のミルク投入が失敗だったのではなかろうか。

 それは兎も角、夏休み最後のお約束「まだ宿題が終わっていない」の巻。御多分に漏れず望の宿題は全然終わっていなかった。そこでうららの提案で自由研究のテーマ探しという名目で一日うららについて回ることになった。それにしてもうららは本当に望が好きなんですね。

 安産男鷲尾はうららをそっちのけで大人の付き合いの長電話。使えねえ・・・そこで望がなし崩しにマネージャーをやることに。意外や意外、望は有能なマネージャーぶりを見せる。キーボードのピンチヒッター探し、着物の着付け、セットの花をそろえるなどうららをがっちりサポート。といってもそれぞれ残りの三人に頼んだんだけど。

 時代劇の撮影ではエキストラが足りなくて、ココ・ナッツに凛と小町と可憐も着物を着て参加。しかし町娘の中に奥方が混じるという脈絡のない組み合わせ、なんだこの番組は?志村けんのバカ殿か?そこに現れた悪代官がナイトメア社のブンピーさん。ドタバタもここに極まれり。この有無も言わせぬ強引な進行はまるで「ぴちぴちピッチ」みたいだ。

 戦闘シーンでは、天守閣を駆け上がってコワイナーに攻撃を仕掛けるアクアが斬新であった。吹っ飛ばされて鐘で頭をしたたかに打ったリュージュは大丈夫なんだろうか。そしてお馴染みの強引な理屈でレモンが激怒して新必殺技炸裂。コワイナーを異次元の彼方に消し去った。レモンの攻撃だけはどこかSF チック。

 最後はこの日の経験を自由研究にしてお仕舞い。望の就職先も決まってめでたしめでたし。それにしても普段は望がやっていることを全てうららが自分でこなしているのだろうか。もう一人マネージャーを雇った方が良いんじゃないですかね。



8月29日(水)
陰暦 七月十七日

 昨日の皆既月蝕は残念でした。自由研究として当てにしていた全国の子供が泣いたのではないでしょうか。


「中国旅行記」(二)
 明けて十六日、中国山地をうろちょろしながら倉敷へ戻ります。広島から三次線に乗って三次まで。

 三次で下りて、次の列車を待つ間、撮影。駅の近くの駐車場で待ちます。



 暑さで死にかけました。そう、この日は熊谷と多治見で四十一度九分を記録した日だったのです!三次でも三十六度は超えていたでしょう。実際あのまま一時間以上続けていたら命が危なかったと思います。三十分外にいただけですが、耳鳴りがしてきました。

 この列車には後から来た京都の知り合いが乗っています。彼はそのまま新見まで行きました。三次駅で顔を合わせたのですが、こっちは暑さで朦朧としていて会話になりませんでした。

 次は福塩線に乗って福山まで下ります。長閑な山村が続きます。川では子供達が水遊びをしていました。


福山駅にて、後景は福山城。

 福山から神辺まで戻って井原鉄道に乗りました。三十年間放置されていて、岡山ではまさか誰も本当に作るとは思っていなかった鉄道。でもこれのお陰で井原に住んでいる人はかなり便利になったと思います。

 神辺駅では撮影のために改札を出たり入ったりしてしまいました。JRの改札と井原鉄道の改札の区別が曖昧でよく分からなかったのが理由ですが、あんまりやっちゃいけませんね。カメラを持つと悪いてっちゃんになる人が増える理由が何となく分かりました。


悪いてっちゃんになりながら撮った写真、その割には大したものが映っていない。

 井原線の沿線には後の北条早雲の伊勢新九郎が荘官として働いていた荏原、地方出身なのに右大臣まで上り詰めたただ一人の人、吉備真備の出身地吉備町があります。

 井原線はど田舎なのに全線高架橋で、無茶苦茶無駄遣いのような気がするのですが、きっと気のせいでしょう(^^;

 汗をかきまくったので総社でお菓子が食べたくなったのですが、駅前だというにコンビニがない。しばらく見ないうちに駅前がやたら整理されてしまいました。総社の町も何で駅と中心部がこんなに離れているんだか。仕方がないから、駅前の唐揚げ屋でコロッケと手羽先を買ったのですが、これがとても美味かったので怪我の功名でした。

 目の前をやくも号が二本も通り過ぎていきましたけれども、体力を消耗したためカメラを構える気が全く起きない始末。何せ日本の最高気温が更新された日だ、にわか撮り鉄の私がシャッターチャンスを逃したところで誰が責めらるでしょうか。この後倉敷まで戻りました。体力が落ちてきたので、このくらいの旅が丁度良いですね。日没前に出て、深夜に到着するようなのはもう無理です。



8月30日(木)
陰暦 七月十八日

 「北欧神話物語」(K・クロスリイ・ホランド著 山室静・米原まり子訳)という本を読んでいます。北欧神話は、RPGゲームを始めとするファンタジーの種本として有名でしたのでいつか読んでみたいと思っていました。丁度いい大人向けの全集があったので買った次第です。

 なるほど北欧の神話というのは面白いです。日本やギリシャの神話と同様に人間臭い神様が騒動を起こしてくれます。日本神話よりは、男の子が喜びそうな冒険譚の色合いが強く、ギリシャ神話のようなシニカルさはなくて素朴です。

 神々の首領オーディンと道化役のロキが二大看板です。もう一人ニヨルドというどうやら春と夏の神様らしいのがいて、これはオーディンとロキとは別の系統の神々の雄みたいです。大和の神話と出雲の神話のような関係なのでしょう。

 北欧の神話は鍛冶に強い比重が置かれています。今まで主に日本神話の解説書は多く読んできました。神話や民俗学の解説書というのはなぜか金属の神様に重点を置いていて、農事の神様を余り掘り下げないのですが、その理由がこれでやっと分かりました。神話学が北欧神話の分析からスタートしているからなのでしょう。

 ゲルマン人の故郷のスカンジナビアや中欧の山地は鉱物資源が豊富なことで知られています。欧州はエジプトやメソポタミアの影響を受けて早くから鉱業が発達していました。六千年前には、既にイングランドの錫鉱が交易によってレパントまで運搬されていました。まだ都市も組織的な農業も始まっていなかったスカンジナビアや中欧で、鉱業だけは、日本で言う渡来人(この場合エジプト人やギリシャ人になると思います)の技術導入を受けて進んでいたため、ゲルマン人の祖先達の記憶に強く印象づけられたのかもしれません。

 ところでオーディンは、片眼・大男・槍を武器とするという特徴をもっており、これは日本の天一目神(もしくは天之日矛命)や不動明王と非常に良く似ています。鍛冶の神は不思議なほど世界中で共通した特徴があり、これはあるいは金属加工技術が一カ所で生じて、それが急速に世界に広まったことを意味しているのかもしれません。

 北欧神話、いいえ世界中の神話界最高のトリックスターと言えるロキはギリシャ神話で言うヘルメス、日本神話で言うスクナヒコナに当たるでしょう。彼等の共通点は、小人・変身・鍛冶・奸智・風のように千里をひとっ飛びできる能力などです。医術の神とされることもあります。

 人類の歴史は、遡れば遡るほど共通の部分が増えます。神話は世界最古の哲学であり、我々の概念の核です。相互理解を深めるためには、世界中の人々が自国と海外の神話の理解を深めることが最も確実であるかもしれません。

 そういえば悪さをする宗教というのは不思議と古来からの神話を押し潰そうとします。新興宗教もそうですし、頑なになっている時の一神教徒もそうですね。



8月31日(金)
陰暦 七月十九日

 
尻尾萌え
「ふしぎ星のふたご姫」のミルロ姫、ソフィー姫、リオーネ姫です。
正式な設定では尻尾はないらしいのですが、獣人に尻尾がないとは何事か!という私とMAGICARUさんの熱い想いを込めて、尻尾を付け加えました。



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