錦林多摩記
2006年12月

12月2日(土)
陰暦 十月十二日

「バカ正直」【政治】

 税制調査会の答申が出されました。

 しばらく教育問題や国防や政治家の涜職が国会の議場を彩っていましたが、議会の花形は英国大憲章(マグナ・カルタ)の時代から課税問題、誰からどのように税を取るかに為政者は思想は表現される、これは安倍総理の実質的な所信表明演説です。

 今回の税調答申は、なかなか含蓄があり、安倍総理がどういう政治を目指しているのか雄弁に語っています。実は私、マスコミの報道を真に受けて、最初はこの答申は国民の負担を増やし、企業と財産家に楽をさせるとんでもない代物だと思いこんでいましたけれども、今日になって税調のホームページを確かめて少し認識を改めました。かといって私たち普通の市民にはそれほど有り難い内容でもないのは確かなんですが。

 ざっと読んで重要なのは次の3点+1にまとめることができます。
(1)a)諸外国と比べて、企業にとって加重になっている日本の減価償却制度を外国並みにする。b)法人税を軽減するかどうかは今後検討を進める。
(2)金融商品の課税を統一する(株の配当にかかる税金は10%から20%にアップ)
(3)所得税の一部を地方住民税に振り替える。合計金額は同じ。
(4)所得税の軽減措置は予定通り平成18年で終了。

(1-a)は日本の企業の足枷をなくすために必要な措置です。(1-b)は今後の検討項目であってすぐには実行されはしないそうです。マスコミは明日にでも法人税が軽くなるかのように言っていますがそれは虚報に近いと思います。でも企業ばかりちょっと不公平な感じもしました。

 おそらく(1-b)は参議院選挙で自民党を応援してもらうための人参ではないかと考えられます。けれども(4)と(1-b)を絡めると「安倍政権は企業ばかり優先して国民に負担を強いている」と言えてしまいますし、ある程度は事実なので、来年の参議院選挙で安倍政権は足下をすくわれてしまうかもしれません。

 日本の租税負担率は、先進国でも最低クラスで、近代史上でも最低の水準にありますから、これ以上税負担を軽くするのは、それが個人であろうと法人であろうと、甘やかしすぎであるというのが私の考えです。小泉総理が大ナタを振るってくれたお陰で、財政破綻はなんとか防げる目算が立ちましたから、今後は債務を減らしながらつぶれかけている教育と福祉を立て直すべきだと思います。それは可能です。

 少子化対策の白書で福祉を手厚くすることに触れていたので、安倍政権を評価しようと思っていた矢先に(1-b)を見てしまったので、少々裏切られて感じがして腹を立ててしまいましたが早計だったようです。けれども、このままだと私のような感情を抱く人間が増えると思いますので、来年の国会と参議院選挙は自民党にとって思っている以上に苦しいものになるかもしれません。

 (2)は当然だと思います。

 (3)も大切です。三位一体の改革で、まず先に自治体の仕事が増やされて、財源委譲は後回しになったため、自治体の財政は崩壊しかけています。速急に税源移譲を行うべきです。

 こうして答申を読むと、今すぐ得をする人はいません。所得減税はなくなります。これは今までが異常だったので仕方がないことです。株式は課税強化されますので、財産家にとってはやや損だと思います。けれども金融商品の税率が統一される方が健全でしょう。

 財源を地方自治体に委譲するのは勇断で、評価できます。けれども我々の身近な自治体がが大きな金を手にするということですので、市民の責任が重くなると言うことです。談合が厳しく取り締まられているのは、これから金が増える自治体が、地方のボスによって食い物にされることを防止するための戒めでしょう。

 というわけで大変に誠実な答申であると思います。けれども誤解されやすい内容だと思います。また、元に戻るだけとはいえ、所得税が増税されて、企業の方は減価償却の軽減と法人税の軽減が上程されるわけですから、我々は財界に対して発言権を持つことになると思います。しかも企業は史上最高収益であるにもかかわらず、家計部門に金が廻っていないのですから。

 現下の景気がいまいち力強さに欠けるのは、家計や中小企業にお金が廻っていないからと言うのが私の見方です。総量としては、家計や中小企業の方が大企業よりもずっと規模が大きいので、この部門に金が廻れば、税収も、5兆円どころか、もっともっと拡大するはずです。経済成長も2%だなんてケチな数値ではなくなるでしょう。今回の答申を実現するためには、分かってますよね財界のみなさん(はあと)



12月3日(日)
陰暦 十月十三日 【秩父夜祭り】

 この土日は、部屋の中の片づけをしました。たまった本をいるものといらないものに分け、ゴミを捨て、衣装掛けを買ってきてコートやズボンを掛けて(これまでカーテンレールや本棚にひっかけていました)、大分片づきました。

 片づけができるようになったと言うことは、今年の鬱も無事通り過ぎたと言うことを意味します。証拠に、文章も書けるようになりました。年々谷が小さくなっているのを実感しています。やはり治療は大切です。

 トレーディングカード入れも買ってきてPAROさんから頂いたぴえろ魔女っ子のカードも整理しました。やはりこういう風にいつでも見られるようにしておかないと宝の持ち腐れです。

 姫ちゃんのリボン寄せ書きの下書きに入ったのですが、姫ちゃんの絵の勘が取り戻せない!困ったわい。もうちょっと時間がかかりそうです。MAGICARUさん、すみません。

 平成十八年もあと一月で終了です。漫画を描きまくるという目標はかなり達成できました。50ページくらい描きました。来年はレベルアップを図りたいです。次のシリーズからは、「出雲国譲りの真相」の錦林亭での発表も考えています。頑張ります。

 彼女を作る方は、もう十年前から未達のままですねぇ、トホホ、来年こそは!


「功名が辻」

 二週飛ばしてしまいました。そうですか、土佐の侍を騙し討ちで滅ぼしたのか、しかも家老級の家臣もろとも。近年のNHKには珍しく、主人公の毫もきちんと描く今年の大河は立派です。そうでないと面白くない。真面目で人のいい男が妻の助けと上司の引きで出世しました、めでたし、めでたしんね面白くもなんともないですもん。

 個人の恩義や潔癖よりも、世の中全体の平和を重んじた一豊、おそらく関ヶ原が終わったあとの武将のほとんどが彼と同じ意見を持っていたのでしょう。石田三成のような生き方はかっこいいですが、余計な波乱を起こしたという意味で私はあまり評価しません。

 仏門に入れられた養子の拾もつるつる頭になって登場しました。夫が地侍に仕掛けた騙し討ち(しかも幼馴染みストーカー六平太が巻き添えを食って死亡、というかどうやらその騙し討ちは六平太の発案らしいのですが)に臍を曲げてしまった千代をなだめる役。仏門に入った子供というのは、こういう時に役に立ちます。

 来週はついに最終回です。



12月4日(月)
陰暦 十月十四日

 ケイとユリの絵を描いています。でもユリ派だったはずなのに、絵にしたらケイの方が上手に描けるのは何故だろう。「出雲国譲りの真相」で少年とおっさんの絵ばかり描いていたからか、はたまたケイが名前だけでなく顔と髪型まで何となくお袋に似ているからか、後者の要素が強そうな気がする(^^;

しかし白黒で描いたらSMの女王さまみたくなってしまった。painterで軽く色を塗ろうかな。



12月6日(水)
陰暦 十月十六日
「鬼が笑う今後数年間の日本の政治経済の展望」【政治経済】

 日本経済は平成10年(1998)に小渕総理が設立した経済財政戦略会議が策定した回復シナリオに則って再建が進められてきました。このシナリオ実行の準備が整ったのは平成13年(2001)で、小泉前総理の不退転の意思で竹中平蔵経済担当大臣の指導で進められ、去年の9月頃に成功がほぼ確定しました。

 このシナリオが目指すのは、実質経済成長年2%、実質貸出金利1〜2%の状態で安定することで、2年後の実現を目指していると私は考えています。

 インフレ目標政策の提唱者は実質経済成長率をすぐに2%に引き上げれば、そこで経済指標が張り付くと考えているようですが、山高ければ谷深し、急激に数値を上げれば必ず反動で数値が下がります。大事なことは安定的に経済成長することで、そのためには時間が必要です。

 今後しばらくの政治日程を概観しますと

2007〜春防衛省発足・教育基本法改正・国民投票法案成立(施行は3年後?)
参議院選挙
2008北京五輪
米国大統領選挙
2009衆議院任期切れ
2010参議院選挙


 今後の日本の政界は憲法改定を軸にして動きます。自民党と民主党の交渉で「国民投票法案の施行を3年後にするという案が出たのは、海底が2010年の参議院選挙の前なのか後なのかの鞘当てだったのでしょう。

 安倍政権は、郵政造反派の復党を認めたり、防衛省設置法案と国民投票法案で民主党の賛成を取り付けるなど、政党横断的な協力関係を取り結ぼうとしています。話は飛んでしまいますが、来年の参議院選挙では自民党は良くて6:5くらいでしか民主党には勝てないでしょうから、参議院選挙後の国会の勢力分布はこうなります。

自民党公明党諸派
(保守系)
民主党諸派
(革新系)
参議院(非改選)46112519
参議院(改選)54122448
参議院(合計)1002349517


自民党と公明党併せて123議席。参議院の過半数は122議席ですからギリギリ過半数です。安定多数の129は、保守系諸派の協力を得ても難しい状態ですので、やはり自民と民主の協調が07年以降も進むでしょう。

 眠たくなってきたので説明を省いて結論を言いますが、政府は2010年に憲法改正を争点にした衆参同日選挙をやるのではないかと私は思っています。今後経済が安定し、財政的な余裕が発生しますので、20〜30年の長期スパンで国家を描く必要がでてきます。具体的に言いますと、福祉国家の実現と国防の充実です。そのためには、政権交代が起きても、計画が進められるように、大筋で政党間で政策の合意が必要になります。

 2010年に衆議院選挙をするためには2007〜09年のうちに一回衆議院を解散しておかなければなりません。来年は自民党は負けるでしょうから、解散は2008年になるでしょう。この頃には冒頭で言った経済成長が実現して、政権には有利な情勢となっているはずです。

 08年の選挙結果を受けて、自民党と民主党の間で大連率の交渉が始まると思います。交渉がトントン拍子で進めば、08年中に大連立政権ができて、今後20年間の日本の方針が決まり、09年中に憲法改正が達成されるでしょう。

自民党公明党諸派
(保守系)
民主党諸派
(革新系)
衆議院(解散前)305311111320
衆議院(比例)752246514
衆議院(小選挙区)1681051125
衆議院(08予測)24332917719


一応自公で絶対多数271は確保できます。

う、眠いので途中だけど続きは明日。



12月9日(土)
陰暦 十月十九日

Comic Studio3.0を買いました!
トーンの切り貼りはいい加減面倒臭いと思っていたのです。
そいでこんな感じ
野球マンガテスト版
良いんじじゃないですか。
マンガ用に特化しているのすごい使いやすいし、ファイルが小さい。
来年はこれでバンバン漫画を書くぞ。


一月ぶりくらいにワインを飲んでいます。
明日の屁は臭そうだ。


そういえば気がつかないうちにホームページの容量が20MBから100MBに増強されていました。頼んでもいないのにニフティは太っ腹ですね。これからも贔屓にします。



12月10日(日)
陰暦 十月廿日 【最上稲荷火焚祭】【大宮氷川神社大湯祭】

 鬱の名残じゃないかと思うのですが、秋になるとどうにも体を動かすのが億劫になり、そのくせ酒量は増えるので、どうしても太ってしまいます。先週あたりから元気が出てきましたので、なるべく歩くように勉めています。ちょっと遠目のビデオ屋さんにも運動がてら会社帰りに歩きで通っています。

 今日は、高幡不動へ参詣してきました。入ったら丁度護摩法要が始まる所でしたので参加してきました。高幡不動では、特別にお金を払わなくても、日に数回開かれている法要に参加することができます。お坊さんが四人くらいで、お経を唱え、護摩を焚いてお祈りをしてくれます。御本尊のお不動さんの目の前でお祈りもさせてもらえます。

 いろいろなことが一段落して、次のステップへの入り口に立っているように思えたので、丁度良い機会でした。手を合わせて心を見つめ直しました。高幡不動ではどうやら子供の加護を願うお祈りに力を入れているようで、新生児と七五三は、特に住職さんが筆のお化けみたいなのを振るってお祓いをしていました。二年前に参加した法要でも、新生児には同じように筆を振っていました。おそらく新生児の額に字を書くおまじないの大げさヴァージョンとでも言うべき儀式なんだろうと思います。


「医療ミス保険を作ろう」【政治】

 医療制度についてちょっと考えています。幸いにして周りに重病人はいないので大病院の世話になったことはないのですが、医者になった親戚の話を聞くと、医局で働く医者は過労死するんじゃないかと言うぐらい働かされたり(彼女も一回過労で倒れています)、地方ではシャレにならないくらい医者が足りないという話も漏れ聞きますし、医局で働く医者はただ働き同然なのに、開業医になった途端にキャッシュで家を新築してしまったりと、どうも現在の医療の世界には不健全な匂いがします。

 医者の間でどのように給料を配分するかは、医師会や厚生省が勝手にやってくれればいいと思うのですが、国民の側として何ができるか考えてみました。結局行き着く所は、医療ミスを起こした時のリスクの持っていく場所ではないかという結論にたどり着きました。

 医者が高給を取っているのは、煎じ詰めれば医療に関わる全てのミスを医者が負うシステムになっているからです。ですから、介護保険と同じように「医療ミス保険」を作って、医療ミスの補償を国家でやるようにすれば、全体としては医療費の削減につながるように思うのです。

 そして、医療ミスが起きた場合は、原因究明を最優先にし、正直に話せば医者の刑事責任は負わないことにする。飛行機事故と同じにするのです。

 医療ミスの責任から解放する代わりに、医者の給料は大幅に下げる。医局の医者の給料は上げても良いかもしれません。給料が減れば開業医は困るでしょうが、サラリーマンだってこの十年さんざんリストラされたし、公務員も今苦しんでいるのですから、お医者さんにもそんぐらいは負担してもらいましょう。

 このようにして医療を改革した上で、国費を投入して、施設・看護士・療法士などを増強する。医者が血を出した後でならば、国民だって負担増を受け入れるでしょう。

 今医療に金を投入しても、上の方のお医者さんに金が流れるだけです。現場で、命に関わる病気と闘っているお医者さんや看護士や療法士にはその恩恵は行き渡りません。今まで国が医者の給料を上げる形でしか医療の増強をしてこなかったのは、おそらくその方が目前の金はかからないからなのでしょう。医療設備や人員の増強にはかなり金がかかりますから。しかしそのような小手先の手段ではどうにもならない所に日本の医療は来ているようです。



12月11日(月)
陰暦 十月廿一日

 夢ジェネ100,000ヒット記念、姫ちゃんのリボン寄せ書きの
下書きができました。こういうものは描き始めるまでは時間がかかるけど、描き始めると早いもんですね。
 詳細は全体が完成するまで秘密ですが、男5人と女の子1人です。なんでおっさんだとこうもすらすら描けるのか、喜ぶべきなのでしょうかね、この変な才能は。女の子の絵の方が上手になりたいというに。



12月13日(水)
陰暦 十月廿三日

 エスパー魔美DVD-BOX IIが届きました。

 しかし驚いたなあ、魔美ちゃんと高畑君のキスシーンなんてあったんだ。ほっぺにチュッだけど。

 大人になってますます深く味わうことができるアニメ作品です(何だか最近うまく文章が書けない困ったな、仕事で英文ばかり読まされているせいだと思います)。こういうすさんだ世相の今こそゴールデンアワーに再放送してもらいたい作品です。

 でもエスパー魔美を見ていると、親がリストラとか事業失敗で子供の生活が一変してしまって性格がひねくれたとか、少年犯罪とか、ここ十年で激増したかのように言われている話題がふんだんに盛り込まれています。

 社会問題というのは、当然あるのでしょうが、別に昨日今日湧いて出た話ではないのだと改めて思いました。



12月14日(木)
陰暦 十月廿四日

「京都公方」【歴史】

 わたくし、茨城県出身ながら徳川慶喜という人が今までどうにも理解ができませんでした。今日「幕末閣僚伝」という本を読んでやっと分かりました、

 徳川慶喜は文久二年(1862)七月六日に将軍後見職に任命され、翌文久三年一月に入京して朝廷との折衝役を務めます。そして慶応四年(1868)一月に大坂を退去するまでの五年半が彼の公的な活動期間です。慶喜の仕事は京都で将軍の名代として働くことでした。

 しかし、江戸からは水戸・長州・薩摩と結託して幕府を転覆するつもりなのではないかと疑われ、朝廷や長州からは幕府が尊攘派を懐柔するために送り込んだスパイと疑われ身動きが取れなくなりました。さらに、慶喜には覇気がなかったので、承久の乱における北条泰時のように幕府の先兵となって薩長を討ち滅ぼして幕府を復興することも、足利尊氏のように朝廷に寝返って幕府を倒すこともできず、京都と江戸の板挟みになって保身するに終始してしまいました。

 優秀ではあったけれど、人の上に立つ人間ではなかったのでしょう。ただし人死にを最小限に食い止めたのだけは評価できるかもしれません。理解はできましたが、やはり尊敬できるような人間ではありませんでした。

 私は慶喜なんかよりも徳川家茂の方がよっぽど偉いと思っています。それと和宮。それに家茂が生きていれば、明治天皇の叔父に当たりますから、徳川幕府があんな潰され方をされるはずはなかったでしょう。



12月16日(土)
陰暦 十月廿六日

「ふしぎ星のふたご姫GYU!」

 最初から最後までファインでいっぱい、全国五千万のファインファンが涙した!

 クリスマスパーティー用のウキウキなダンス曲をノーチェに発注したものの、マイナス思考のノーチェ君は煮詰まってしまい、ファインが一緒にノーチェのハッピーを探しに行くという話でした。その実デート。

 GYU!の出だしにあったノーチェがファインに惹かれているという設定がやっと実を結んだ回でした。ファインにまるっきりその気がないので、ファインのファンも安心してみていられます。こういうファインの好意が素直に実を結ぶという回がしばらくなかったから嬉しかったですね、こういうお話が見たかったんですよ。

 ビビン「クリスマスパーティーなんか呼んでも無駄よ!・・・・・・一応予定は空いてるけど」最早陥落寸前。素直になれないビビンがすごく可愛らしいです。キン肉マンでもドラゴンボールでも俺は直角でも、改心する直前の敵キャラはとても魅力的にうつります。バッファローマンや天津飯の葛藤は子供心にもグッと来た。

 ビビンは年明け早々にも仲間になりそうなので、最後はもしかしてブラック学園長がワンダー学園に乱入してきて、学園長同士で対決かも。ところでビビンの名前は何時も覗き見(ピーピング)をしている所からつけたのでしょうか?



12月17日(日)
陰暦 十月廿七日 【伊勢神宮月次祭】【春日大社若宮御祭】

 何だかいい絵が描けそうだったので金曜と土曜は酒を我慢しました。トップのペルシャの絵がその成果。というわけで?今日は酒を飲んでいます、一週間ぶりの酒はうまい。酒は我慢すればするほど美味しいな。

 「よつばと!」の第六巻を買いました。あずま先生というのは、結構根が真面目な人なんでしょうね。とーちゃんの教育方針を見てそう思った。

 旧甲州街道を探しながら立川まで歩きました。旧道は細いのに、切れ目がなく、そして何故か歩きやすいので何となく分かります。それとお寺やお地蔵さんや大木を探せばいい。簡易郵便局も良い目安になります。けれども、錦町のあたりで見失って気がついたら国立にいました(^^;立川はどうも道がわかりにくいですねぇ。道が悪いのです、決して私が方向音痴なのではありません。



12月19日(火)
陰暦 十月廿九日

 三ヶ月くらいHD-レコーダーの映像の整理をし忘れていたら、枕元で夜な夜なうんうん唸るようになりました。お陰で寝不足です。このレコーダーは、どうやら真夜中になるとデフラグをしているようなんですが、データが増えて効率が悪くなったみたいです。15%しか使ってないんだけどな。というわけで今日は一生懸命DVD−Rに吸い出しをしました。

 仕事で丸の内のMS社の本社ビルに行きました、さすが立派でした。柄にもなく感動してしまった。いや〜一流企業は大したもんだ。うちも一応一部上場だけどさすが旧財閥系は違うと思いました。商社と保険会社と繊維会社は歴史が古いのでやることのセンスがいいです。ビルの調度一つとってもさりげないのに隙がない。CMもかっこいいのが多いです。こればっかりはうちの親会社だっていくら年商を上げてもかないません。

 しかし途中で道に迷って丸の内界隈を小一時間徘徊してしまったのは内緒だ!まるっきりのお上りさんでしたねえ(^^;

 でも私みたいな野人はああいう上品な所は一週間と身が持たないと思います。働くならうちの会社くらいがのんびりしていて家族的で良いです。



12月21日(木)
陰暦 十一月二日 【納め大師】

 新しい職場の忘年会でした。そこで言われたが、どうやら私は仕事は速いがイージーミスが多いので、二倍時間がかかっても良いから正確に仕事をして欲しいとのこと、確かにそうかも。しかし私が一番苦手とする分野である。間違っても良いから二倍早く仕事をする方が楽なんだが、

 マンガでも改善するべきは線のはじっこの払い具合とかべたの塗り具合だと思うんですよね。なかなか面倒なり。

 囲碁と草書の練習をしたいのだが、時間がない。三十分早く寝て三十分早く起きようかな。こういうのはまとめてやるよりも、短くても継続してやる方が上達するタイプの技術です。

 ついに我々普通の日本人が世界の最先端を歩く時代が来ました。この先に正解はありません。私たちが歩いた道が人類の歴史になります。我々の一挙手一投足に世界が注目しています。特別なことは何もする必要はありません。あと一つ最後に残ったことがあるとすると、日本の女性のコンヴァージョンだと思います。もうすぐ始まると思います。今のままではいけないことは本人が一番知っているでしょう。



12月23日(土)
陰暦 十一月四日 【天長節】

 今日は天長節でした。かつ土曜日。私の職場は国民の休日が休みにならないので、こういう機会でもないと一般参賀に行くことができません。そこでいつもの土曜日より早めに起きて(といっても八時過ぎでしたが・・・)宮城まで行って参りました。

 空は見事な天皇晴れ。さすが江戸城、東京の真ん中にこんな広い空間があったのですね、びっくりです。丸の内口から延々1km近く歩くうちに汗ばんできました。

 丁度「幕末閣僚伝」という本を読んだ所だったので、ここが桜田門でここが坂下門、ここら辺で安藤信睦が遭難したのか、ということは浪士はどうやって日比谷壕を突破したのかな?江戸城の警備はいい加減だったのだろうか?なんてことを考えながら奥へ進みました。

 今日は土曜と言うこともあり、警備の発表では二万人超で平成になって天皇誕生日としては最大の人出だったそうです。といっても陛下は五回お出ましになるのでその合計です。単純に五で割るとあの場に四千人いたことになりますが、宮殿前広場が広かったせいか、それほどの混雑もなく、陛下と皇族方を良く見ることができました。私は三回目の出御を拝観いたしました。

 次に折角ですから本丸公園を散策、お土産屋さんで「江戸城の昔と今」「江戸城本丸詳図」「江戸(嘉永)時代ー大名紋章城郭図」を買いました。なかなかの資料です。

 ところでなんで西ノ丸が宮殿になって本丸は公園になったのか、普通は逆じゃないの?というと、本丸は幕末に火事で焼けて、明治帝が入城され時には西ノ丸しか建物がなかったからなのだそうです。今の宮城の状況は結構偶然の産物である模様。

 そのあと八重洲ブックセンターで「荀子(上)」と「赤松円心・満祐」「三好長慶」(人物叢書)、「国債の歴史」を買いました。本当は「ローマ人の物語」の最終巻を買うつもりだったのですが、人物叢書の復刊シリーズに心を奪われました。「ローマ人」の方は日本中の本屋で買えますからね。

 続いて渋谷に行って「ふしぎ星のふたご姫GYU!」というアニメの宣伝バスを探したのですが、小一時間張っても来ませんでした。もう期間が終了していたのかもしれません、少々がっかり。けれどもBOOK-1で本田透翁の「喪男の哲学史」を買うことができました。というわけでなかなか有意義な一日でありました。



12月24日(日)
陰暦 十一月五日 【納めの地蔵】

「喪男(モダン)の哲学史」を一気に読了しました。さすが本田翁、難しいと言われている哲学の虚飾を剥いで、哲学を私たちの身につまされる、じゃなかった身近な存在にしてくれました。これは名著であると思います。中学高校の図書館に置くべきです。

 私はかつて「宗教はもてる男が作って、もてない神学者が駄目にする」という説を思いついたことがあったのですが、これはきっと喪男が宗教(及び哲学)に自分の怨念を込めているからだったのでしょう。自分の直感が本田翁によってお墨付きを与えられたようで嬉しいです。

 仏教は一通り読んだことはありますが、西洋哲学はめんどくさそうなので手をつけていませんでした。だいたい西洋哲学に手をつけた日本人は早死にするのです。体質が合わないのでしょう。本田翁も二十代前半で西洋哲学に見切りをつけることができて良かったですね。

 本田翁の解説を読んだ所では、西洋哲学の歴史も、ブッダが悟りを開いてから、難解なアビダルマ教学ができて、それを龍樹菩薩(ナーガルジュナ)が解体して「中論」を唱えるようになるまでの歴史とほとんど同じみたいです。

 昔はどこまで言葉の世界でどこから物質の世界なのか区別がありませんでした。悩みも「悩み物質」あるいは「悪魔」という存在が脳の中に取り憑いて、引き起こすという考えの方が一般的であったのです。だから修行をすれば悩み物質がきれいになったり、悪魔を追い出せるという理屈です。これはバラモン教やアビダルマ教学やスコラ哲学の立場です。

 しかしお釈迦様と龍樹菩薩は、悩みは縁起によって引き起こされると喝破しました。本田翁言う所の二次元です。喜びも悩みも脳内世界の出来事なのです。

 しかし、「意味」としては人間は間違いなく存在するとお釈迦様も龍樹菩薩も言っています。これが「色即是空、空即是色」です。人間の精神は、水や石が存在するようには存在しませんが、「意味(空)」としては、存在します。

 そして「空」は物質世界を「色(感覚、空が物質に触れることによって起きる空の変化)」として認知します(そうとしか認知できないといっても良いです)。感知された物質は既に「意味」の世界です。物質その物ではありません。感覚された時点で既に自分であります。これが「色即是空、空即是色」です。人間はどこまで行っても二次元から逃れられないことを言っているのです。

 しかし「空(意味)」としての人間は「天上天下唯我独尊」、同じ自我は一つとしてこの世に存在しない。すなわち人間は掛け替えのない存在であるのです。

 仏教は「空だから人を殺しても構わない」みたいなことは決して言っていません。というより、人を殺したとしても、自分の中にある他人を殺したに過ぎないのですね。強盗が包丁を持って向かってきているのならともかく、「あいつは敵だ」という時の「あいつ」というのは「自分の心の中にいるあいつ」である、従って物質としての「あいつ」を消したとしても「意味」としてのあいつは必ずしも消えるとは限りません。「あいつを殺した」という新しい行為(業・カルマ)があらたな空(意味)を産み出すのです。むしろ悩みが深くなることの方が多いのです。悪いことなんてやるだけ徒労というわけです。

 「なんで人を殺したいけないんですか?」というクソガキの質問にも、縁起、あるいは二次元ならば答えることができます。

 岸田ゼミでの思い出も触れられていたのが良かったです。岸田秀先生は私が尊敬する方の一人です。本田翁は岸田先生に若き悩みを打ちあけたこともあったみたいです、そして温かい助言をいただいたそうです。うらやましいです。



12月25日(月) 【クリスマス】
陰暦 十一月六日 【終い天神】

 今日から早寝早起きすることにしたので手短に。
 Comic Studio超かっこいい、これぞ私が求めていたお絵かきソフト。特にパワートーン最高。ケチらずにProを買って良かったです。パワートーンがないとこのソフト無意味だわ。

 足に魚の目ができてしまった。大ピーンチ。部屋の中でも靴下をはいていたのが悪かったのだろうか。しかも洗わないで。



12月26日(火)
陰暦 十一月七日 

 雨の中隣町のプールまでたどり着いたら、年末年始で休みだった。26日から休みなんて早過ぎじゃ!帰り道はすごい雨、道路は冠水。こりゃ台風ですね。どっかで川が溢れるんじゃなかろうかという大雨。

 「ギャラクシーエンジェるーん」最終回。

 私は面白かったと思いました。前作よりもきちんと筋があって、私はるーんの方が好きです。ブロッコリーには是非「るーん」を続けて欲しい。監督の岸誠二さん(エッチなマンガを描いていたきお先生?ナツメ陛下のデザインが似ている)はふたご姫でも時々参加されていまして、今回の話には「○○など必要ない!」もどきがでてきました。気がついた人はいたかな?岸さんの次回作にも期待が高まります。

 最後の合体は映像に無駄に力が入っていて笑えました。

松前漬けを作ったんだけど、アルコールが抜けていないようで(野菜とスルメと昆布を、酒としょうゆで漬けて作ります)、何だか食ったらほろ酔い加減になってしまう。でもうまいからよしとしよう。



12月28日(木)
陰暦 十一月九日 【納めの不動】

 明日田舎へ帰ります、そのあと北海道を少し回ってきます。日記の再開は松の内が明けてからになります。皆様良いお年を。


「ふしぎ星のふたご姫GYU!」

 ふたご姫をうちに読んでギャフンとさせてやろうと企むビビン、その割には甲斐甲斐しくクリスマスの飾りつけを作っています。けれども、ダーク星にはクリスマスがないらしく、ハロウィーンみたいな毒々しいオブジェ。「だってダーク星にはクリスマスがないんだもん」とエドチンに照れるビビンが超可愛い。

 およそ悪意というものを理解しないふたご姫にはどのイタズラも不発、それどころかまずい料理では格の違いを見せつけられてビビンが撃沈。

 クリスマスを知らないビビンを街に連れ出すふたご姫、ふたごと一緒に街を回るうちに、ビビンの心も溶けてきてエリザベータの雪像にも思わず「きれい・・・」と邪気のない顔でつぶやく。しかし学園長先生との約束を思い出したビビンは・・・

 今までの借り物の自分と、本当の自分の間で揺れ動くビビンの奇蹟のような魅力が光った最高のエピソードだったと思います。ビビンはテンションが高いからふたご姫との相性は良さそうですね。料理下手という共通点もあるし。今のビビンを見ていると何となく「俺は直角!」の照正君を思い出します。直角のラストのような感動的な第四クールを期待しています。

 そして、是非とも三年目を。三年目でキャラクターの成長を描ききってください。



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