錦林多摩記
2008年7月


7月1日(火) 【安全週間】
陰暦 五月廿八日 【半夏生】【富士山山開き】

「動物は人間を恨むか?」

 早いもので平成二十年も既に半分が過ぎてしまいました。歳を取るほど月日がたつのが早くなるというのは本当です。

 私の部屋からは富士山の山頂が見えます。今年はいつまでたっても山が白いままだなと思っていたら、案の定NHKが今朝そのことを報じていました。温暖化をすると、通常空気中の水蒸気が増えて雨が増えますので、寒冷地では雪が増えます。そのせいで夏になっても富士山の雪が全然溶けないのです。

 これは南極やグリーンランドも同じで、じつは南極やグリーンランドの氷は増えているという観測データもあります。増えた分押し出されて海上に流出する氷も増えているというわけです。ですので、漂流する氷塊の増加がすぐには海面の上昇にはつながらない。むしろある段階までは温暖化すると氷河が増える影響で海面は低下することもあります。

 さて標題ですが、小説や漫画で野生動物が自然を破壊する人間に敵意を抱くという物語は特に近代になって数多く描かれているけれども、はたして野生生物が人間を恨むことはあり得るのでしょうか。

 簡単な話で、動物は本も読まなければテレビも見ません。空気が汚れて森林が枯れても、海が汚れて赤潮が発生しても、それを自然現象としてしか認知ができません。人間の仕業とは思い至らないはずです。むしろ、同じく苦労している仲間と同情するかもしれません。

 野生生物が恐ろしがるのは、直接彼等の命を狙う猟師や漁師だけでしょう。森林を切り開くお百姓さんも恨まれているかもしれません。

 ですので、これだけ自然が破壊されても、特に動物が取り立てて人間を憎んでいるように見えないのは、彼等にはそれが人間によるものだと理解することができないからだと思います。それどころか、彼等には"種"という概念はないでしょうから、たとえ人間によって被害を受けたとしても、恨むのは直接被害を与えた人間だけで、それを人間という種全体に広げようとは想像もできないと思います。



7月2日(水)
陰暦 五月廿九日

 漫画の人物は終了、これより背景に入ります。32ページで作りましたが、「話を短くし過ぎていてよくわからない」という声が第一話は多かったので、32ページできたら、これに8ページから16ページ付け足して最終的に40ページ前後で仕上げようと考えています。

 「プリキュア5」ですが、せっかく面白そうな話だったのに無理矢理まとめたために、結局何を言いたかったのかよくわからない結果になってしまったのが残念でした。六人もいると一話の中で全員を活躍させるのは難しいのだと思います。もう無理はしないで数話完結にしてもいいんじゃないかと思います。分割して仕事を卸している関係上難しいのかもしれませんが、工程が制約条件になって最終生成物の品質が落ちては本末転倒ではないでしょうか?



7月3日(木)
陰暦 六月朔日 【博多祇園山笠】
 酒を飲むと無性に胡麻と胡椒とニョクマムを摂取したくなります。しかも、これらをかけまくったスープを飲んで寝たら不思議と次の日に二日酔いになりにくいです。誰か科学的な根拠に心当たりはないでしょうか?



7月4日(金)
陰暦 六月二日

 夏らしくなってきましたね。

動乱の皇子(どうらんのみこ) 第五話 「老女の回想 その二」をアップしました。第四話の修正もしました。

 奈良時代の政争が凄惨だったのは、大和盆地の夏の蒸し暑さがハンパじゃないから、みんなイライラしていたのが原因に違いないと思うのであった。



7月5日(土)
陰暦 六月三日 【栄西禅師忌】

 漫画の方に頭を持って行かれているので、ブログがお留守になってすみません。

 うちの町では夏場になると河川敷に広いプールが開設されるのですが、いつもは七月第一土曜日がプール開きなのに今年に限って第二土曜日。確かに去年も一昨年も第一土曜日は肌寒くてプール開きには早かった。

 しかしプール開きを後ろにずらした年に限って七月初めに猛暑。なかなかうまくいかないものですね。


 「しゅごキャラ!」・・・どこの80年代ですか、王子様。
 「テレパシー少女・蘭」・・・最近のアニメーターは人間の悪意というものを描く技術に不足している。みんな幸福になったということなんでしょう。

 詳細な感想は明日書きますね。



7月6日(日)
陰暦 六月四日 【入谷朝顔市】

 急に留学が決まって、アニメグッズの隠し場所に窮した友人から「はじめましてさくらです!」と「さくらとあそぼ!」を譲り受けました。こんな形で手に入るとは思っていなかったのでものすごく得をした気分です。Macの旧環境を起動させないと動かないのが少々面倒。どうにかしてMac10にフォーマットし治すことはできないのでしょうか?なにはともあれ、ありがとうございました。

 それにしてもこのCD-ROM、知世と桃矢に重心が偏っているような(^^;作者の意向ですかね。さくらX小狼派としてはもうちょっと小狼の視点から見たさくらちゃんの映像がもっとほしいところ。さくらカード編のCD-ROMってあったっけか。


「テレパシー少女・蘭」第三話
 あまりに展開が急で一回見ただけではよくわからず、MAGICARUさんに意見を聞いたり、もう一度見直してやっと飲み込めました。

 本来関西弁が仕様の翠が東京弁で話しかけていたということはつまりあの悪い先生のコントロールを受けていたということになるのだと思います。もともと人間不信気味であった翠は、あの先生のコントロールを受けて、他人への敵意が増幅されていたのでしょう。

 どこかでマインドコントロールが解けたはずですが、そのシーンがなかったので話が少々わかりづらくなってしまいました。橋の上で蘭と鉢合わせしたときの会話は悪い先生のものでしょうから、あの時はまだコントロールを受けていたものと思われます。四話構成にして、翠の視点を加えたほうがより話が立体的になった面白かったと思うのですが、スピード感があったので、これはこれでいいと思います。

 桃矢兄ちゃん・・・じゃなくて凛は妹同様にあほ・・・もとい、素直で広い心の持ち主なので、蘭の超能力を即座に受け入れてくれました。これはなかなかできることではない。高畑君の役割はお兄さんがやるのでしょうか。

 留衣くんを取り返すために特攻をかける蘭ちゃん、超能力戦に慣れきった仮面の怪人をやっつけてしまいました。やはりバカは強いです。むずがゆくなるような会話のあとすっかり仲良しさんになった蘭と翠、これからどんな謎が待ち受けているのか、楽しみですね。


追記 I CAN FLY, CALL MEってロックのナンバーですよね?こんなネタ、「テレパシー少女・蘭」の視聴者の親もわからんのではなかろうか(笑)



7月7日
陰暦 六月五日 【小暑】【成田不動尊祇園会】

「しゅごキャラ!」
 王子様がヘソ出しを見て、どこかがムズムズしたのかキャラなりして80年代のジゴロになりました。三十代の方はそこまでバブルがお好きなのでしょうか、私にはわかりません。


「プリキュア5GOGO!」
 のぞみはいい先生になれるでしょう。良い先生になれるのは、わからない子がどこで引っかかっているのか的確に理解できるほどに学問をとことんまで知り抜いている人か、自分自身が全然勉強ができなかったので、勉強ができない子供の気持ちが良くわかっている人のどちらかであると私は思っています。



7月9日(水)
陰暦 六月七日

 北海道洞爺湖サミットが終わりました。テレビはあまり認めたがらないようですが、十分に成果は上がったと思います。こういうものはとにかく文書に載せて言質を取るのが大事。しかも先鞭をつけた国が評価されます。その意味では十分に日本の株を上げました。

 人間の活動と大気中の二酸化炭素濃度の間には関係はなく、ここ数年の温暖化と二酸化炭素の間にも関係はありません。

 石油が三十年で枯渇するというのも嘘だと思いますが、もしもの時のために石油を節約するのは得になります。日本国内でできるだけ省エネを推進して、石油輸入を減らすことによって国富の流出を防ぎ、それでも京都議定書の約束に足りない分は、発展途上国の援助で埋めるべきでしょう。

 発展途上国のエネルギー技術を援助するのも、植林をするのも、全ては日本のためです。二酸化炭素が増えても怖くありませんが、性能が低い熱機関から排出される煤塵や沙漠の拡大によって巻き上げられる砂塵は怖い。青空が減って景観が悪くなる、体内に取り込まれて病気を発生させる、そして一番怖いのが大気中の熱循環が疎外されて、低緯度地域では異常高温に高緯度地帯では異常低温になって食糧危機が発生することです。

 というわけで、省エネを進め、発展途上国の環境を改善することは日本の国益にかないます。怪しげな補助金とか排出権取引などを駆使しなくても、純功利的に環境保全がわりに合う時代が来たと言うことです。



7月11日 (金)
陰暦 六月九日
 ダイエットに成功して、体重は古来稀になり、ズボンのサイズも一つ下げることができたのですが、無性にカロリーが高い飯が食いたくて仕方がありません、カツ丼とか、ピザとか。

 ここがふんばりどころなんでしょうね〜


 体重が4kg落ちて変わったこと。

 去年までは冷房の設定温度を28度にしないと汗が出たけれど、今年は29度でも大丈夫になりました。体も省エネです。しかし、冬は寒いかもしれません(笑)



7月12日 (土)
陰暦 六月十日

 夏日になって絶好のプール開きで多摩地方の風物詩だということでNHKの取材まで来たけれど、突然の突風混じりの夕立で、プールサイドは大騒ぎ。テントが吹っ飛んで監視員はあやうく下敷きになりかけるし、雷は鳴るし、監視員の判断があと一瞬遅れていたら大事故になるところでした。あの撤収のタイミングは絶妙だったと思います。監視員さんグッジョブ!

 干していた買い物袋が隣の家の屋根まで吹っ飛んでしまいました、気に入っていたのに(T T)

 温暖化の真偽はともかくとして、ヒートアイランド現象のせいで東京周辺で突風が多くなっているのは間違いないと思います。これじゃおちおち外も歩けません。ヒートアイランド現象だけは何とかしなければならないと思います。



7月13日(日)
陰暦 六月十一日 【靖國神社みたま祭】

 立川へ面相筆を買いにいった以外は一日中漫画のペン入れをしていました。


「プリキュア5GOGO!」

 今日は絵と音楽がとてもきれいでした。なんかどんどん感想がおざなりになっていく。

 というかもはやうららとシロップの進展以外このアニメには興味がわきません。プリキュア続けてくれても良いけれど、来年以降は別の時間にしてほしいです。



7月14日 (月)
陰暦 六月十二日

 暑さのせいかHD録画機の調子が悪いです。それともこれはブルーレイを買わせるための陰謀なのでしょうか(笑)

「テレパシー少女・蘭」第四話

 さて第四話はのっけから蘭ちゃんのおのろけでスタート。一度でいいからこんな可愛い娘さんからこんな風に思われてみたいものです。

 今日は三人でゴールデンウィーク(?)の旅行先の相談です。「電脳コイル」制作の遅れがこんなところにも響いています。それは兎も角として、蘭ちゃんは温泉を主張し翠ちゃんはイタリア、蘭ちゃんは天然で、翠ちゃんは関西人特有のボケなのかマジなのかよくわかりません。

 ところが留衣君が見つけたのは疾風村。特に観光名所や名物料理があるわけでなし、ただの山奥の寒村でした。けれどもどうしてもそこへ行かなければならない気がするとかカミーユみたいなことを言っています。雑誌の写真に蘭と翠が触れた瞬間、二人の脳裏に不思議な声とイメージが浮かびました。ただの印刷物からサイコメトリングなんてありなのかしら?

 留衣君によるとその村にはえまひ草という野草を用いた術で村人を操った巫女の伝説があるらしく、これはもしかすると超能力者のことかもしれないと言うことで蘭ちゃんが乗り気になりました。

 どうせ家に帰っても一人なんだろうということで、磯崎家に翠ちゃんもお呼ばれになりました。そこで少し面白いことがあって、それは本編を見てもらうとして、今度はお父さんが疾風村の話を持ってきました。これはもういくしかないだろうということなってゴールデンウイークの旅行先は決まりました。

 後半は疾風村に場面が移り、夢遊病者の群のような村人から襲撃されたり、挙動不審な男が自動車事故を起こしたりと例のごとくミステリーが始まるわけですが、今回はどんな謎が隠されているのでしょうか。可愛い絵とは裏腹に、この作品は敵さんはかなり心にどす黒い物を持っているパターンのようなので、とても悪者とは思えないような人物が犯人なのかもしれません。

 となると、村長の滝沢の嫁さんということになりそうですが、それでは彼女が崖から転落するシーンがよくわからない、ということで私は大穴を狙って、実はあの女性は死んでいて、村長が反魂の術を使ってゾンビとして蘇らせたという線でいってみようと思います。

 この作品、そつなく作っているので充分面白いのですが、ところどころカットや演出にアマチュア臭さがあります。あえて新人のアニメーターでも使っているのでしょうか?作りの生真面目さには好感が持てますので、上達する様子が作品の中で見られることを期待して視聴しようと思います。



7月15日 (火)
陰暦 六月十三日 【出羽三山山花祭】

「しゅごキャラ!」第四十話
 ピンク色の輪っかに向かって白い奔流をほとばしらせる王子様の攻撃は教育上いかがなものかと思うのであった。

 しばらくあのままでガーディアンが父兄から悪者扱いされて大ピンチという展開も悪くないと思ったけれど、最近はこういう陰惨なのはあまり受けないのかな。



7月17日(木)
陰暦 六月十五日 【祇園祭】

 今年はとにかく蒸します。気温だけならば去年よりも低いはずなのに、湿度が高いのか、汗が全然引きません。毎日六枚くらいシャツを着替えています。毎日シャツの洗濯ばかりしています。

 「味楽るミミカ」は一年ぶりくらいにミラクル料理が登場。タコライスで五平餅とは想像もつきませんでした。やればできるじゃないか教育テレビ。小学生にして女を利用して生きる方法を覚えてしまった真之介君の将来が気にかかります。

 明日から日曜まで旅行に出掛けます。皆様よい連休を。



7月20日(日)
陰暦 六月十八日

 長崎に旅行へ行ってきました。車窓から眺めた大村湾はきれいでした。長崎ではメジャーどころの観光地には目もくれずに、長崎電気軌道完乗や山の上の住宅地を縫うバスに乗ったり、更に軍艦島クルーズと長崎のマニアックな見所を堪能してきました。ついでに子供時代以来の懸案も克服!いい旅でした。

 でもこの次にいくときにはグラバー園とか出島とか原爆資料館などメジャーどころも回ってみようと思うのであった。



7月21日【海の日】
陰暦 六月十九日 【寒川神社浜降祭】

 白状しますが、実は大の飛行機恐怖症です。飛行機に乗るのが怖くてたまらない。今まで十数回乗っていますが、いつになっても治りません。

 それというのも、八歳の頃に初めて飛行機に乗ったときに、トイレに閉じこめられたのがトラウマになったらしい。飛行機のトイレというのは自動的に鍵がかかるのですが、これの開け方がわからなくてトイレの中でパニックになってしまい、それ以来飛行機が怖い。そのしばらく前に御巣鷹山の事故があったので、その恐怖も加わっていると思います。

 今回長崎に行くにあたって一人で飛行機に乗らなくてはならなくなり、毎晩毎晩飛行機が墜落する妄想に苦しめられました。誰か一緒に乗ってくれる人がいるときは大丈夫なのですが、一人で乗るときの恐怖と言ったらありません。

 じゃあ寝台特急か新幹線を使えばいいじゃないかと思われるでしょう。全くその通りなのですが、寝台特急は連休のためすぐに満席、新幹線は仕事が終わってから乗るのは時間的にギリギリなので使いにくい。というか、切符を買ったときは飛行機恐怖症のことはすっかり忘れていました。買ってから一週間くらいしてから恐怖が襲ってきました。

 このまま一生飛行機に怯えて暮らすのはアホらしいし、仕事にも差し支えるので、今回は無理をしてでも乗ることにしました。一番ひどかったのが四日頃で、仕事中に会社で叫び出したくなりました。おそらく躁鬱病と変な相乗効果を出していたのだと思います。だいたい毎年梅雨の季節は鬱がぶり返すのです。

 けれども、飛行機恐怖症に気を取られていたせいか、鬱の方は症状が出ませんでした。おかげで仕事と趣味にはこの一ヶ月間全く支障が出ませんでした。恐怖症の思わぬ効果です。戦争になると鬱病患者が激減するという経験則があるそうですが、人間生命の危機に瀕すると精神病は脇に追いやられることがわかります。

 十日頃からだいぶ気にならなくなりました。このあたりに秩父や富士五湖で地震がありました。地震が近くなるとわけもなく気分が滅入ることがたまにありますので、これも関係があったかもしれません。十八日の夜は、取り乱すこともなく平静な気持ちで北九州行きの飛行機に乗ることが出来ました。

 そういえば、十日から十四日にかけて家の近くででっかいイナゴが現れたり、カナブンが部屋に飛び込んできたり、雀がベランダに雨宿りに来たり、暑いのに蝉が鳴かなかったりと動物の異常行動が認められました。ここ数日は虫も鳥も落ち着いていますので、これはおそらく秩父と富士五湖の地震に伴う異常行動だったのでしょう。

 地震に先行する動物の異常行動や、電磁波の以上、地下水の変動はありうると思いますが、それをキャッチしたと触れ回っている人達はあまり信用ができないと思っています。嘘をついているというわけじゃなくて、あまりにも異常行動の取捨選択ができていないからです。

 そりゃ一年中「地震が来る、地震が来る」と怯えていれば、そのうち一回くらいはあたるでしょう(笑)

 動物が異常行動を起こす地震なんてものは年に一回か二回あるかないかの頻度なのですから、地震予知と銘打つのであるならば騒ぐのはここぞというときだけにして欲しいものです。



7月22日(火)
陰暦 六月廿日 【大暑】

「しゅごキャラ!」第四十一話
 委員長の変な古文が耳に障る・・・

 CDを配って×タマを集めることと、エンブリオを探すことの間の論理的な繋がりが見いだせません。戦闘シーンを作り出すために無理して悪役を出しているのが見え見えで、そのぐらいなら無理をして悪役なんて作らなくても話の作りようがあると思うのです。

 エンブリオなんぞはどうでもいいので、早いところストップなでしこ君に戻ってきてもらって、いくと君と一緒にあむちゃん争奪戦を繰り広げてもらいたいです。第三クールに入ってからどうも話が安っぽいんだよな・・・なでしこ様と相馬君と二階堂先生と比べて歌唄ちゃんと三条姉弟と真城さんは人間に厚味が足りないと思います。


「プリキュア5GOGO!」
 刀だけはやめておけ、刀型の玩具は売れない。ましてやプリキュアは女の子向けアニメ。どれだけ先を丸めても、刀型の玩具は危ないので親は二の足を踏む。私の拙い記憶を辿ってみても、刀型の玩具が流行ったことはなかったはずです。



7月23日(水)
陰暦 六月廿一日

 第六十三期本因坊戦にて羽根九段が勝利、十五人目の実力制本因坊を獲得しました。

 棋聖陥落以来不調にあえいでいた羽根九段、第三戦までは高尾本因坊が三連勝し、またしてもタイトル奪取ならずかとファンも諦めかけていたところから、四連勝で初の本因坊となりました。しかも第五戦から第七戦までは全て中押し勝ち。羽根九段本来の力のある碁が戻ってきました。

 贔屓の棋士がタイトルを取ると新聞碁を見るのも楽しくなります。明日は早速図書館へ出掛けて毎日新聞をコピーしてくることにします。毎日新聞は気に入らないけれど本因坊戦だけは別物です。


「猫と心が通じた瞬間」
 私は地図を見るのが苦手で、地図を使うと必ず道に迷います。特に都会を歩いていたり、車に乗ったりすると方向感覚が滅茶苦茶になります。そのくせ、地図なしだと方向感覚が冴えていて、めくら滅法勘に頼って歩いて目的地にたどり着くのは得意です。

 一度行ったことがある場所にならば、地図なしでたどり着くことが可能です。そのかわり道順は滅茶苦茶です。前の道順とは違う場所からスタートしても到着できます。

 地震の前には気分が滅入ることもあるし、これはもしかしたら磁場に敏感なのかもしれない!と勝手に思い込んで一人悦に入っています。秋分になると鬱に入り、立春から回復し、梅雨になると若干鬱になり、立秋の頃が一番調子がいいです。どうも日照時間や磁場にやたらと敏感であるらしいのです。

 それと他には好調なときには前後五分の精度で起きる時間を設定できる、猫や鳥に気づかれずに接近できるというあまり役に立たない特技があります。縄文時代に生まれていれば村長にしてもらえたかもしれません。

 そんなわたしですが、一度猫と心が通じたことがあります。道を歩いていたら、突然頭の中をガーンと衝撃が走りました。これはもう脳味噌を直接トンカチで殴られたような衝撃です。それほどの衝撃であったのに音は何もしませんでしたし、外界には何も変化は認められませんでした。

 思わず振り向くと、目を丸くした野良猫と目が合いました。猫もさっきの正体不明な衝撃にビックリして私の方を向いたのです。あの瞬間、私と猫の心の中に浮かんだ感覚は全く同じであったと思います。

 あれはおそらく何らかの電磁バーストだったのだと思います。私も猫も同時にそれを感じた、そして猫も驚いたときにはすぐ近くにいる人(猫?)の方を向く、と言うことがわかりました。動物には言語はないのかもしれませんが、基本的な感情やそれを受けての行動パターンは人間とかなり似通っているのではないかとそれ以来確信しました。言語にはなっていませんが、動物はおそらくかなり高度なことを思考していると思います。



7月24日(木)
陰暦 六月廿二日 【土用の丑】

「長崎旅行(二)」
 羽田発北九州行きSFJ最終便は深夜一時過ぎに到着するのでバスは終わっています。ですので、タクシーを使わなければなりません。前もってSFJに連絡しておけば割安の乗り合いタクシーを予約できます。それに乗って小倉まで連れて行ってもらい、その晩は駅前のビジネスホテルで休みました。

 飛行機の試練を乗り越えたおかげで、一ヶ月ぶりに熟睡できました。五時間程度しか寝られなかったわりには大変に爽快な気分でした。泊まったのはコンフォートホテル小倉北口、朝食のパンと牛乳が美味しかったです。大変に美味しかったので宣伝しておきます。

 折尾から筑豊本線に入り、桂川、原田と鈍行を乗り継いで鳥栖までいきました。鉄道完乗とそれと古代史のイメージを掴むためです。大昔はこちらの方が栄えていました。深い緑で水田がきれいでした。

 鳥栖からはみどり号に乗って佐世保まで。このみどり号は、長崎行きかもめと、ハウステンボス号と連結になっています。行き先が三つに分かれる今となっては珍しい特急です。原田で二十分くらい待つ間に、特急が数本通り過ぎていきました。新疋田を上回る頻度です。

 今回の目的の一つが長崎県のJR完乗なので佐世保から大村線に乗り、喜々津からは海側を通って長崎まで行きました。海が紺青色に染まっていました。いつか撮影に行きたいと思わせる風景でした。

 四時頃に長崎に到着。待ち合わせまで時間があったので、長崎電気軌道を乗り潰しすることにしました。一日乗車券は500円。乗車一回が一律100円なので、観光案内所のお姉さんが使い切れるかどうか心配してくれました。

 長崎駅前ー蛍茶屋、蛍茶屋ー赤迫、赤迫ー正覚寺下、正覚寺下ー西浜町(ここで地元民に習って、目の前に止まった列車に急いで乗り継ぎ路面電車ならではの光景です)、西浜町ー石橋、石橋ー諏訪神社前で乗り潰し完了。この後に待ち合わせ場所に行くために一回使ったので合計七回。元は取りました。

 そのあとは、こんな遠い場所なのになぜか大学時代の仲間が六人も集まって、なぜかロシア料理に舌鼓を打ちました。



7月25日(金)
陰暦 六月廿三日

「長崎旅行(三)」

 十九日の夜は長崎出身の友人、即ち今回の旅行の言い出しっぺかつ幹事が用意した木賃宿?に泊まりました。長崎は工場が多いので、季節労働者用の安い宿がいくつかあるみたいです。でも悪くはなかったです。

 酒を飲みながら、その長崎人と広島から来た人が分厚いバス時刻表(このようなものがあること自体関東の人間にとっては驚きです)とにらめっこして、あーでもないこうでもないと侃々諤々の議論をしています。どうやら明日の午前中のルートを考えているらしい。

 翌朝、二日酔いでボーっとする中七時に起き、バスを三回乗り継いで、長崎名物の山の上の住宅地をぬって長崎港まで行きました。なるほど、とてもバスが通るとは思えない軒下、しかも10%くらいありそうな勾配をスルスルと抜けていく、これは一見の価値有りと思いました。さらにただの住宅地なのにバスが二十分間隔でやってくる、北関東の田舎では考えられません。九州はバス社会だという長崎人と北九州人の主張の正しさを思い知りました。

 長崎港から今回のハイライト軍艦島クルーズに出港。お客が集まらないと出港しないというコースです。何せ結構な距離があるのにガンガン重油を焚いて船としては高速で荒波を越えるので、燃料代が馬鹿にならないからでしょう。目出度くお客が人数に達したので時間通り出港。

 建造中のガス運搬船や謹慎中の某イージス艦を右に左に見ながら、野母崎の方へ向かいます。端島、通称「軍艦島」は長崎港から15km南西沖合にありました。

 岡山出身で、瀬戸大橋ができるまでは墓参りもフェリーでしたので、船になれていたつもりでしたが、さすがに軍艦島の近くまで来るころには気分が悪くなってきました。といっても観光バスほどではありません。

 このあたりは海底炭坑が多く、船の案内によると有田焼の燃料として江戸時代から掘られていたそうです。端島も明治時代から掘削されていました。再生機の昭和三十年代には周囲400m程度の小島に5000人がひしめいて暮らしていました。人口密度は東京の十倍。

 この島の見所は、岩山に所狭しと張り付く鉄筋コンクリートの廃墟。鉱夫だけでなく、その家族が結構な人数いたので、小学校と中学校、病院、お寺、神社、映画館まで揃っていました。まるでSF映画に出てくる未来都市(というかスラム)のごときです。こんなところ(失礼)でも生活できるんだなあ、モータリゼーションの前だからできたことだよなと色々な感想が頭に浮かびました。

 水は当初水道船を使っていましたが、さすがに五千人分をまかなうのは無理ということで対岸からパイプを引いたそうです。電気も、自家発電では間に合わなくなって、高島から引いたといっていました。

 西側は外洋に面していますのでかなり波が高いです。防波堤も一段高くなっています。実際潮流が浅瀬を越えるときには水面が盛り上がるのですが、それが船からも認められました。西南からの眺めはまさに軍艦。土佐にもっとも似ていると言われていたそうです。

 しぶきで肌はベタベタになりましたが、なかなか得難い体験でした。

 昼飯は、チンチン電車の写真や鉄道模型でいっぱいの怪しい定食屋で食いました。スコールが来て電車に乗り遅れそうになりましたが、日頃の行いがいいからか時間前には長崎駅に着き、かもめに乗って博多、そして地下鉄で福岡空港、飛行機で羽田まで、さすがは飛行機、速いです。飛行機恐怖症を克服した・・・と思いますので、これからは九州や北海道にも足を伸ばして旅をしようと思います。



7月27日(日)
陰暦 六月廿五日

 横須賀市で開かれたWILD JOKERへ参加しました。例のごとく地図音痴を発揮して、山側へ出るべきところを海側に出てひとしきり迷った挙げ句、ようやく方向が逆なことに気がついて十分を遅れで横浜市文化会館にたどり着きました。地図が読めない人のために、紙面の上は必ず北にしてください・・・

 例のごとく、むしろ今回はもっと徹底していて、会場にいる男性は私一人!でも吹奏楽部にいたのでこういうのは慣れています。まあ結局今回も売れなかったわけですが、興味を持ってくれた人は意外と多くて、サンプル版を十枚くらい配ることができました。受け取ってくださった方々、ありがとうございました。

 次回は、千葉県東金市で8月3日(日)に開催されるRING30に参加します。二巻は売れるようにこれまでの反応を反映させた作りにするとして、手塩にかけた処女出版の第一巻を関係者以外に一冊くらいは売りたいものです。

 それと、いよいよコミケに申し込んでみるかな・・・



「魔法の妖精ペルシャ」のメイドさん姿を描いてみました@マカロニぱふぇ
MAGICARUさんのリクエストです。


「テレパシー少女・蘭」
 二回続けて犯人が一緒はさすがに手抜きだと思うので第五話は不可!

 私としてはもう少し幻想的なシーンに力を入れてほしいです。えまひ草の蔓が翠に巻き付くシーンは即物的でちょっと興醒めでした。もうちょっとおどろおどろしくしたり、古代に草を悪用した巫女の記憶を詳細に描いたり、亡くなった奥さんが二人に助けを求めるシーンを入れたりすればもっと面白い話になったのではないでしょうか。

 似たようなことを考える人が多かったのか、第六話は説明が増えて、ついて行きやすくなったと思います。翠ちゃんは、突っ張っているときと、はしゃいでいるときの落差が大きいほど魅力が増すように思います。

 あれ?蘭ちゃんも結構好みな筈なのですが、今のところ翠ちゃんにコメントが偏っていますね〜



7月28日(月)
陰暦 六月廿六日

「しゅごキャラ!」
 しゅごキャラ達がややちゃんを囲んで決めポーズを取るなど、蘭ちゃんがヒロイン並みに優遇されています、そりゃそうだ、だって可愛いもの。訳のわからぬ説教合戦を繰り広げるあむちゃんと歌唄ちゃんなんか放置していっそのことややちゃんを主役にしてしまえ!

 男(いくと)は寝取られ、子供(しゅごキャラ)にも裏切られ、女としては完膚無きまでに叩きのめされる歌唄ちゃん。今までに私が見たアニメの女の悪役の中で一番ひどいやられかたをしている。あな恐ろしき主人公の御威光。主人公にだけは逆らってはいけません。


「プリキュア5 GOGO!」
 シロップXうららはどうなったのぢゃ!

 おじさんは欲求不満だぞ。それともみんなの前では交際を隠しているのだろうか。



7月29日(火)
陰暦 六月廿七日 【中伏】【大土】

 近所のスーパーが藪から棒に本格的な舞茸を仕入れたので、菜種油と胡麻油でさっと炒めたらこれが滅法うまかった。

 あのスーパーは値上げをするようになってから良い品を置くようになったし、売り上げも下がらなかったみたいで、禿げ親父(社長)の機嫌も良い。けれどおかげで今月は食費が先月より2割ぐらい上がっている・・・まあ、まずい食品をかわされるよりはずっと良いんだけれどね。



ジーンダイバーから唯とパック。

 「天才テレビ君」の中で放送されていたSFアニメです。女の子が唯で、キツネみたいな小動物がパック。白亜紀のインド亜大陸です。白亜紀のインドは火山活動が盛んで、空気中の粉塵が多かったので空はいつも夕焼け色をしていただったのではないかと思います。(最近夕焼け空が鮮やかな色をしていることが多いのは、支那の工業化が進んだために、東アジアで空気中の粉塵が増大しているからであり、憂慮するべき事態です。温室効果ガスは嘘ですが、空気中の塵の増大は地球環境に深刻な影響をもたらします。)

 つい先日、あてんざさんが活動を再開したぱうぱううりうり421に描きました。



7月30日(水)
陰暦 六月廿八日


「ふしぎ星の☆ふたご姫GYU!」から、"悪の優等生"ビビンちゃん。@マカロニぱふぇ

あ〜ビビンたんかわいいよビビンたん・・・


 この先は愚痴、


 それにしても近ごろの子供向けアニメは全く鳴かず飛ばず、一体どうなってしまったんでしょうね。いよいよテレビ局の台所事情がやばいのでしょうか。CM収入が減りまくっているらしいですから。こじまめさんの声が聴けないどころか、売れていたはずの後藤さんの声もとんと聴かないし、そのほかの若手もベテランも全然出てこない、出てくるのはギャラが安い新人ばっか、全く世も末です。



7月31日(木)
陰暦 六月廿九日

インド・アーリヤ人征服説は虚構である(一)【歴史】

 この前の長崎旅行の帰りに買った「古代インド文明の謎」(堀晄著 吉川弘文館)がなかなか面白かった。

 著者は考古学や遺伝学の研究成果からアーリヤ人インド征服説に異を唱えています。アーリヤ人征服説は定説として扱われていますが、驚いたことに根拠はヴェーダにしかないそうです。あとは、各ヴァルナ(カースト)を構成する人に多い顔や肌の色から類推したに過ぎないのだとか。

 帯には「神話歴史観に引導を渡す」とありますが、私が読んだところ、アーリヤ人征服説は神話の解釈としても根拠が薄いと思いました。ヴェーダを素直に読んだところで、アーリヤ人が原住民を征服したという結論は出てこないと思います。やはりこれは鼻息荒かった白人が、インド支配を正統化するために作り出した妄想であるのでしょう。

 日本列島でも、江南や朝鮮半島から渡来してきたいわゆる弥生人は、それまで日本列島に多く住んでいた縄文人を、必ずしも滅ぼしたり支配下におきながら日本列島に広がったわけではなく、平地と山で棲み分けたり、場所によっては縄文土器と弥生式土器が混ざって出土したりしていますので、共存しあいながら融合していったのではないかと考えられています。文化の出会いは必ずしも征服や破壊に限ったわけではない。

 まず、ミトコンドリア遺伝子による分類では、北インド人(印欧語)と南インド人(ドラヴィダ語)の方が、北インド人とイラン人(印欧語)よりも近いという結果が出ています。北インド人と南インド人は、顔の造形はだいぶ違って見えるのですが、意外と遺伝的には近いといえます。

 インダス峡谷で出土する動物の骨を調べると、時代が下るにつれてガゼル(野生の牛)から羊や牛といった家畜が増えていくのが観察されます。これはインダス峡谷で農耕が始まって、草原が開拓されて耕地化されて野生生物が駆逐されたからです。そのままインダス文明まで出土する動物の骨の種の割合は連続的に変化しています。

 さてそのインダス文明の遺跡から出土する牛はコブ牛で、これは現在でもインドで飼育されている牛です。アーリヤ人インド征服説では、南ロシアを出発した牛を飼育するアーリヤ人が、乾燥地帯で一度牛を失い、インダス峡谷で再び牛を獲たという説明をしていますが(南ロシアで飼育されている牛はコブ牛ではないから)、これは著者が言うとおり牽強付会に過ぎます。むしろ、インダス文明は連続的に現代のインドまで受け継がれていると考える方がしっくりくる。

 ヴェーダで謳われている理想的な都市の区割りとインダス文明の都市の区割りとインダス文明が滅んだあとにガンジス川流域で広がったインド文明の都市の区割りには共通点が認められるそうです。

 ある民族が政治的・経済的な理由から、伝統とは全く異なる言語を使うようになることは珍しいことではありません。



8月 2日 (土)
陰暦 七月二日 【宇佐神宮夏越大祭】

 今年は新暦と旧暦がぴったり一ヶ月ズレで進んでいます。まあ今のところそれほど気温の異常もないし。地球の熱循環において、潮汐も何らかの役割を果たしているのではなかろうかと私は考えています。海水と海底の摩擦や、マントルや核の歪みによって発生する熱もそれなりにあるはずですから。地表に及ぼす重力は太陽よりも月の方が大きいのですから、旧暦も馬鹿にしたもんじゃない。


「子供に媚びるな」(しゅごキャラ!)

 キャンディーズがクラスチェンジしてピンクレディーになりました。

 どうも最近のアニメの大人は威厳がないなあ。そりゃ子供が大人に勝っているシーンを見せれば子供はよろこぶかもしれないけれど、社会に出れば若者はやっぱり子供で、大人にはかなわないんだし。

 あるいは、子供にすがりたいという大人の願望が作品の中ににじみ出ているのかもしれません。多分そうだな、子供が増長しているんじゃなくて、大人が逃げているんだ。

 大事なのは世の中を回していくことであって、回っている限りはそこには成功も失敗もないというのがわからなくなってきていると思います。何度も政治論評の場で言っていますが、大人がしなければならないのは、正解を見つけることではなくて、選択をすることであり、一度選択したら自分の決断に責任を持つと言うことです。

 そう言う意味では、「しゅごキャラ!」は大人になりきれていない大人(二階堂先生と三条さん)の成長譚としても読めるのかもしれません。憑き物が落ちたあとの二階堂先生と三条さんなら子供もついていきたいと思えますしね。



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