錦林多摩記
2008年6月
6月2日(月)
陰暦 四月廿九日
「プリキュア5GOGO!」
空の散歩から帰ってきたシロップは、夕暮れの声で一人声を押し殺して涙するうららを見てしまいました。何かつらいことでもあったのだろうか、心配になったシロップは昼の学食でのぞみ達の会話に耳をそばだてます。
相変わらず歌の方は好調そうなうらら、二曲目がリリースされることになり、今日がレコーディングです。そういえば「とびっきり!勇気の扉」も去年の今頃でした。しかし本業であるはずの女優の方はなかなか役が回ってこず、昨日もオーディションへ落ちていたのです。
「女優って泣くほど大変なのか・・・?」
いつの間にかうららが気になってならないシロップ。のぞみ達やココ達にうららを元気づけるように頼むのですが、お前がやればいいじゃないかとココにあしらわれてしまいました。どうも本人以外は何が起きているのかよくわかっていると見えます。
首尾良く?テレビ局に忍び込んだシロップは偶然うららと会うことができました。屋上でうららを元気づけようとするシロップ、不器用な言葉が少年らしくて良いです。うららは身の上話を始めます、女優を目指しているのは、若くして亡くなった母親が舞台で見た景色を体験してみたいからだと言います。
目の前にあるけれど触れることができない。シロップがローズガーデンに感じる郷愁と自分が舞台に賭ける思いは似ているかもしれない、うららが言いました。今抱いている感情にどんな言葉を当てはめて表現すればいいのかわかりそうでわからない、ビルにかかる雲の影がそんな二人の気持ちを表すかのようです。
悪者もほぼうららの独力で倒しました。これは初めてのことだと思います。何か一皮むけたと言うことかもしれません。二枚目のシングルは大売れ、アイドルとしては軌道に乗ったうらら。でも女優はどうなんだ?とシロップ、こういう会話ができるのも二人の間に気兼ねすることがないからでしょう。そしてシロップは初めて仕事以外で人を乗せて飛行することを申し出たのでした。
脚本も絵も素晴らしかったです。うららとシロップはお似合いだと思います。年齢が釣り合っていて、年相応の関係というのはこの作品ではこの二人が初めてではないでしょうか(笑)のぞみや小町と違ってこの二人ははっきりとくっつけちゃっても倫理上問題がないので、私的にはどんどん進めて欲しいけれど、甘酸っぱい関係のままで終わらせるのも少女漫画の王道らしくて良いかもしれないと思ったり。やっとプリキュア5を本気で見る楽しみができました。
6月3日(火)
陰暦 四月晦日
「モンティ・パイソン」が届きました。英語字幕があるのが有り難いです。モンティ・パイソンは早口や難しい表現や方言がふんだんに盛り込まれているので、耳だけではついていけませんでした。日本語吹き替えもなかなか面白いです。山田康雄さんと納谷吾郎さんですのでルパン三世のコンビです。マイケル・ペイリンは青野武さんでした。古川登志夫さんも登場します。超豪華メンバーです。
クールビズになった途端に長袖が手放せなくなってしまいました。暑くなったらすぐに温暖化とか言うくせに、例年より寒くなっても寒冷化を主張する人が出てこないのはなぜだろう(笑)
温暖化なんてものは学者と環境活動家が食っていくための方便です。現在の温暖化の理由は二酸化炭素ではありませんし、二酸化炭素が増えているのも人間が排出しているからではありません。
けれども環境保護が不要かというというとそうでもなく、食糧を生産するにも、性能の良い工業製品を生産するにも、清浄な環境は不可欠です。豊かになるためには緑豊かな環境が不可欠であるのです。
そういう観点から発展途上国に環境保護を勧めていくべきではないかと思っています。緑を増やした方がお金持ちになれるのだよと。むやみやたらと焼き畑や放牧地にしてしまうのは、持続的に水源や空気清浄機能として使用できたはずの財産を、数年で使い果たして荒れ地にしてしまう無駄遣いであるのです。
6月4日(水)
陰暦 五月朔日
風邪で半日休んでしまいました。なんだか近ごろ一年中風邪をひいているような。
6月5日(木)
陰暦 五月二日
「出雲國譲りの真相」第二話のコンテが残り2ページになりました。脚本とコンテをきちんとやっておくと、絵を描くのも早く進むような気がします。まあ全然コンテ通りには書いていないのですが(笑)これなら八月には完成できるかもしれません。
この小説は第二話のあたりから、青年達が主役になるので漫画でも美男子を登場させなければならないのですが、かけね〜若い男なんてどうやってかけばいいのかわからねーぞ。子供とか太鼓腹のオッサンとか変なじじいを描いたりするのは得意なんですが。若い男は私にとって鬼門です。かくしてアラシトやイワレビコやサルタヒコの登場シーンばかりがどんどん増えて・・・これでいいのか?!
それとは別にメイドさんの絵を描く約束をしているのだけれど、メイドさんってどうかけば良いんだ!思っていたより難しいです。
6月6日(金)
陰暦 五月三日
「金色のガシュッベル」の作者の雷句誠先生が小学館を提訴と聞いて大変驚く。先生のブログを読むに、それまで小学館側に不誠実な対応が続いていて、よほど腹に据えかねていた模様。
私は漫画界の楽屋の事情は知らないが、漫画家と編集者の間で敵対的な空気が張っているというのは漫画にとって大変な不幸であると思う。ようやく漫画は日本が世界に誇ることができる文化という認識が社会に広がってきた矢先に漫画界でこのような問題があらわになるのは悲しい。
ブログを読む感じでは雷句先生も少し一般よりは感情的になりがちな傾向がありそうにも思えるが、ブログの内容が半分でも真実であったとすれば、やはりこれは出版社は事業体として異常な状態にあるといわざるを得ない。
雷句先生の問題提起がきっかけになって、漫画界が正常化されることを願ってやみません。私はここ数年の漫画界は深刻な停滞に陥っていると思っているのですが、その背景には漫画家と編集者の連携不足があのかもしれません。
ビジネスライクにするのは悪くないと思います、編集者だって夜は家に帰って寝たいでしょう。それならば、〆切前に徹夜にならないように編集者が前もって手を打つべきなのです。それが管理部門で働く人の仕事です。極論すれば、漫画のストーリーは完全に漫画家任せにして、編集者はタイムキーパーに徹するというのもありなのです。いいえ、むしろそれこそがあるべき姿でしょう。
あるいは、タイムキーパーとストーリー制作の補助を別の人間にやらせるという方法もあります。出版社の仕事にも改善の余地は大いにありそうだと今回の問題で感じました。
6月7日(土)
陰暦 五月四日
中型免許の補修。あの教習所で試験を受けるのは次回まででもし次回落ちたら試験場で受けると決めているので、今回が実質的にここでする最後の練習。おそらく一生で最初で最後のトラックを気楽に運転できる機会なので、あまり縮こまらずにのびのび運転してきました。何回か縁石に乗り上げて指導員が天を仰いでいたが、何となく車両感覚がつかめてきました。自動車と同じ感覚でトラックを運転する感覚がつかめました。もうあと1時間練習できれば完璧にできたのに残念でした。合格するためにはこのあいだの試験の運転と、今日の運転の中間当たりの運転ができればいいのだと思います。
「出雲國譲りの真相」第二話のラフが終了、これより下書きに突入。
明日のコミックワールドにて先着十名様に姫路のパレ杵屋の銘菓「桜小径」をプレゼントいたします。
明日のコミックワールドが成功することを願いつつ今日は早めに寝ることにします、おやすみなさい。
6月8日(日)
陰暦 五月五日 【端午】
コミックワールド大宮71に参加してきました。話に聞くとおり、参加者もお客さんも十代の女子中高生が中心でおじさんはちょっと場違いな気がしないでもありませんでしたが、和やかな雰囲気の販売会で、売る側も買う側も楽しそうで参加して良かったと思います。
漫画はターゲットが十代なだけあって過激なものはなかったです。少女漫画や少年漫画の二次創作が中心でした。
レベルが高かったのはコスプレ。アニメキャラクターと同年代が着ていましたので、全く違和感がありませんでした。十代のそれなりに可愛い女の子が進んでアニメキャラクターの真似をする時代が来たのだなと大いに驚きました。コスプレのレベルならコミケよりも高いのではないかと思います。
結果は残念ながら友人に売れた一部だけで残りは全く売れず。オリジナルな上に古代史というマイナーな分野なのでなかなか難しいのかもしれません。まだまだパッと見てその場で買ってもらえるほど魅力のある漫画にはなっていないということだと思います。しかしそこまでいけたら商業誌に載せられそうな気もしますけれども(^^;
幸い、数人に手にとってもらうことはできました。興味を持ってくれる人もいるみたいです。内容を説明しながら売れる場がほしいですね。オールジャンルの販売会の申込用紙をもらうことができたので、地道に回ってお客さんを探していきたいと思います。むしろガッツが湧いてきました。
終わってから手伝ってくれた友人とそごうの九階の中華料理店で遅い昼食。バイキング形式、美味しいし、食べ放題で二千円はお得。大宮へ行く機会があったらまたあのお店に寄りたい。
帰ってから秋葉原の通り魔事件を知る。二十九歳男性が秋葉原で死亡と聞いて親は心配になって弟に電話をかけたらしい。嬉しいような悲しいような。犠牲者の冥福を祈ります。それと、我らが秋葉原を汚した殺人鬼に言いようのない怒りを覚えます。
トラックで突っ込んで群衆をパニックに陥れてから、数分間の間に七人も確実に殺すなど、どうもただの素人とは思えぬ手際の良さです。本当に背後関係はないのでしょうか?徹底した捜査を望みます。
6月9日(月)
陰暦 五月六日
漫画の下書き開始。
拡販を図るには一巻の人物紹介や時代背景を説明したサンプル版を作るのがいいかも。他のサークルは、チラシや、コピーをホッチキスで留めたようなサンプル版を作って配っていました。
6月11日(水)
陰暦 五月八日 【上弦】
予定時間をオーバーすること八時間の末、中型免許の限定解除に合格しました。試験官は公道に出したくなさそうでしたが、チェック項目さえ引っかからなければハンコを押してもらえるのが大人の試験の良いところです。しかしこれほど精神的なプレッシャーを強く受けたのは久しぶりでしたね。さてこれで漫画や中国語、スペイン語の勉強に没頭できます。(仕事はどうした!)
中型免許教習特別シフトは解除されましたが、ただいま「出雲國譲りの真相」のサンプル版を作成中につき、あむちゃんやプリキュアの感想はもうしばらくお待ち下さい。
6月12日(木)
陰暦 五月九日 【東京日枝神社山王祭】
「しゅごキャラ!」第三十五話
どういう話でしたっけ?絵描きの幽霊が出てくるのは先々週だから、そうか従兄が結婚するお話でしたね。あむちゃんの初恋の相手だそうです。お花畑の性格ですので、親父さんの方の親戚なんでしょう。落ち込むといじけるところも似ています。
マリッジブルーの結婚相手の態度を誤解して落ち込んだお兄さんでしたが、嫁さんはモデルの仕事を辞めて家に入るかどうかで悩んでいたのでした。そういうことだと思うんですよね。同じくパティシエの勉強をするとか言っていたけれど、これは主婦になるとか書いたらまた何とやら団体から抗議が来るのを心配しているのだと思います。
ああいう職業で夫婦して同じ道を目指すのをやめた方が良いと思います。間違って嫁の方に才能があったりした日にゃ目も当てられません。しかも大金持ちのお嬢様でしょ?絶対に嫁目当てに客が集まるに決まってるんだから。技術で独り立ちしようという男が果たしてそれに耐えられるかな?従兄のお兄さんの前途に暗雲が立ちこめたところで次いってみましょう。
「プリキュア5GOGO!」
ミルクがメインの話だったからどうでもいいや。
これでは投げやりすぎますね。ミルキィーローズの戦闘力が明らかに退化しているのですがどうなっているのでしょうか?今回は皆さん夏服になって露出度が上がったのでおじさん感激です。
火曜に買った「逆襲!パッパラ隊」の表紙がりく姉さんだった。あれ?この漫画のヒロインはそらちゃんではなかったのか。りく姉さんに人気あるのでしょうか、意外です。
6月13日(金)
陰暦 五月十日
学生の時からずっと「人間活動のせいで地球温暖化なんて嘘に決まっているよなあ」と思っていましたが、同じようなことを考えている学者さんもいたようです。温暖化問題を考える(槌田敦)人間に地球を温暖化させる力なんてないし、今の地球はこれでも寒いくらいなので、温暖化しても困りません、むしろ良いことの方が多いくらいです。
もしも地球が太陽活動、もしくはマントルの活動によって温暖化し始めたら、人間がどうあがこうともどうしようもありません。かつて地球は全球凍結したこともあれば、海面が今よりも数百メートル高かったことだってあるし、二酸化炭素が多くて気圧が今よりも高い時代すらありました。±1〜2度なんて地球の歴史では屁のような変化に過ぎません。
富国強兵の観点からは平素の石油消費量を絞るのは望ましいので、省エネ化には賛成です。
そろそろ今年当たりから平均気温が下がりだして、環境保護活動家や、ナマ気象学者達の青い顔が見られるのではないかと期待しています。
6月16日(月)
陰暦 五月十三日
小説の「動乱の皇子」の第四話「老女の回想 その一」をアップしました。ご覧下さい。一年に二話くらいのペースでごめんなさい(^^;
6月19日(木)
陰暦 五月十六日
小説をアップしたり、絵を仕上げたりしていますが、実を言うと日曜の晩からこの方ずっと鬱です。頭が重くて、重い雲がかかったかのようです。仕事が手につきません。絵は描けるのですが。というわけで日記はもうしばらく手抜きモードが続きます。
6月20日(金)
陰暦 五月十七日
教育テレビの木曜スペイン語講座の次の番組に「アジア語楽紀行」というのがあり、ついでに録画しています。先月までは「旅するタイ語」でした。最近は「旅する広東語」というのが流れています。
語学は好きな方なので、昔から衛星放送を聴いたり海外旅行にいったり、色々な言葉は聞いてきたつもりでしたが、タイ語は今まで聴いたどの言語とも音とリズムの共通点が感じられません。東アジアやインド、ヨーロッパの言語とは全く系統が違うのだと思います。
広東語も、漢字は使っているのに北京官話と同じ言語とは思えぬほど離れています。春秋時代の古文に近い使い方をしている漢字が若干混じっているような気もしますが、ほとんどの漢字の使い方が北京とは全然違う。漢字という同じパーツを使ってこれほどまで別の言語が作れるものなのかと感心してしまいます。漢字の読み方は呉音に近いです。北京官話は唐音がきつくなったような読み方です。
カタカナ語というのはごじゃっぺで原語と対応関係がとれませんが、漢字の読みは原語と対応関係がきちんとできているのです。古代の音声生(おんじょうせい)はえらかったのです。
スコットランドと米国の英語も、聞き取れるけれど、意味がわかりません。これも面白い感覚です。単語は聞き取れるのに意味がわからない。単語の使い方や語順がイングランドとは異なるのです。文法とは違った言語の何か、これがあるような気がします。文法的にはイングランドとスコットランドとアメリカは同じ言語なのに意味が通じない。これを上手いこと解き明かしてくれる学者さんがどこかにいないものでしょうか?
6月21日(土)
陰暦 五月十八日 【夏至】
取り敢えず夏至。
私の妄想だと思うけれど、僕が考えたトシロのキャラデザインとシュライヤのデザインが似ているんだよなあ。前にも二度ほど別の作品でそういうことがありました。プロがアマチュアを参考にするのはおとがめなしなのかな。完全オリジナルの場合は、たとえプロとアマチュアでも盗作は盗作だと思うのだが。アマチュアでも著作権を登録していれば訴えることができるんだよね。どうも近ごろのプロはアマチュアを舐めているような気がしてなりません。
6月22日(日)
陰暦 五月十九日
昨日は酔っ払って被害妄想にかられてしまいました。多分シュライヤは今までにない髪型と、髪を上でまとめるとうなじの部分がどうなるかを考えていった末に、同じデザインにたどり着いたのだと思います。真似というのは自意識過剰ですね。
でもたまに、ファンの話を参考にしているよなあ、と思わざるを得ない設定が加わったり、話の展開があったり、デザインでもたまにあったりします。まあ二次創作なら、最初に作った人がすべての権利を持っているので、ファンの作品をどう料理しようとかまわないと思うしむしろ光栄に思うのだけれど、オリジナルを参考にした場合はどっかで言及してほしいですね、仮名でもいいので。
あとアマチュアでも権利を守るための手を打っている人はいるので、下手に真似をすると訴えられることがあり得ると言うことはプロの人も認識しておいた方がいいと思います。自分の作品にやたら執着心が強い人というのはいますから。
今週末は出来の良い作品が多かったです。まずは「しゅごキャラ!」から
「しゅごキャラ!」第三十六、三十七話
カレー風味の王国から王子様のシュライヤ君が聖夜学園に留学にやってきました。お妃を探すのだとか。学校は上を下への大騒ぎ、女子児童達が王子を誘惑しようと妍を競います。ここは本当に小学校なのでしょうか?ますます疑問が膨らみます。
そんな中ガーディアンの方々は動じません。さすが持てる者は強いです。媚を売らないあむちゃんに王子様は興味を持ってお妃にしてやろうと言い出しました。こいつこの調子でそこら中に唾をつけてるんじゃないかと思えてならない。当然のことながらあむちゃんからは肘鉄を食らってしまいました。
実は王子の真の目的はエンブリオを探し出すこと。彼の父君、即ち現国王もこの若い頃に学園に留学に来ていてエンブリオ探しに夢中になったといういきさつがありました。果断で慈悲深い立派すぎる父親に劣等感を抱いていた王子様は、父親でも見つけることができなかったエンブリオを探し出して、父親を越えるのだと息巻きます。
委員長を通してこのことを知ったマネージャーの三条お姉さんは、二階堂先生が残したデータを引き継いで発明した×タマエネルギーを封入したペンダントをエンブリオだと偽って王子様に掴ませました。偽エンブリオに魅入られて王子様は生徒達の心の卵を次々と奪います。ガーディアンまでシャボン玉に閉じこめて、万事休すかと思えた瞬間、侍女パールちゃんのしゅごキャラが覚醒して、形勢逆転。
王子様も自分の運命を正面から受け止める決心が付いてめでたしめでたし。
今回はアラビアンナイト風の話の組立がうまいこと取り入れられていてスマートな作りになっていたと思います。華奢な少女が機転を利かせて悪者をはめて退治するというのはインドや西域の物語の基本的なプロットです。
これは世界的にも共通してみられる現象で、神話というのは力と力のぶつかり合いというのは意外と少なくて、奸智を閃かせて、最小の努力で最大限の利益を引き出すのをベストとするという原則に貫かれています。ヘラクレスだって頭を捻って怪物を倒します。大国主命も素戔嗚尊をはめてまんまと娘を手に入れています。
あとあの侍女のパールちゃんは間違いなく王子様を手ほどきをするための要員です(^^;
王位継承者が異姓に興味を持たない人間に育ってしまうと、国の存亡に関わるので、昔の王室にはそういう役目を仰せつかったお側女(おそばめ)がいました。幼少の頃から王子様の世話をして、しかるべき年齢になったら王子様に手ほどきをする、あるいは王子様が興味を持ったときに体をもって応えるのが役割です。
歌唄ちゃんに偽エンブリオをつかまされた後に、パールちゃんが王子の寝室にお茶を持って入ってきますが、これは考えてみれば不思議。寝ているのならお茶を持ってくる必要はないからです。明らかにこれは夜這いなんですね。こうやってそれとなく寝室に忍び込ませてお手がつくのを周囲は待っているわけです。
そもそも本来のアラビアンナイトというのはその手の肉感的な描写に満ちあふれていまして、ポルノかと見まがうばかりです。インドには確か男を誘惑するための手法を網羅した古典があったはずです。後宮の女性達はあらん限りの手管を駆使して王様を誘惑します。生物として健全なことです。
えっちというのも神話の重要な要素でして、神話は恋愛と生殖への讃歌で満ちています。悲恋だなんてややこしいことを言い出すのは、社会が複雑化してからです。童貞や処女を有り難がるようになったのも仏教、儒教、キリスト教が作り上げた奇習で、歴史は浅いのです。
今回の話を作るに当たって、アラビアンナイトを良く読み込んだあとが見られました。古典を大事にする作家の作品は生命が長いでしょう。
「テレパシー少女・蘭」と「プリキュア5GOGO」については明日以降取り上げます。
6月24日(火)
陰暦 五月廿一日
「テレパシー少女・蘭」
教育テレビの新アニメです。もとは児童小説らしいです。
天真爛漫な女の子と控え目な性格の男の子の組み合わせ。どっかで見たことがありますね。中学に入学して夢いっぱいの磯崎蘭、陸上部所属。勉強に部活にと忙しい暮らしをしていました。
やがてどこかから呼びかけるような声が聞こえてくるようになりますが、あまり気にもとめませんでした。
しばらくして転校生の名波翠がやってきました。彼女は強力なエスパーで、同じく超能力の素質がある蘭をテレパシーとテレキネシスで挑発する態度を取り、蘭の能力も一気に開花するのでした。
しょっぱなから教室の中で超能力合戦を繰り広げるとは思いもよりませんでした。鉛筆とコンパスで攻撃はすごい、先端恐怖症の人が見たら卒倒しそうです(笑)さすがにあれだけ衆人環視の中で超能力を駆使してしまうと誤魔化しが効かないと思うのですが、蘭がどう切り抜けるのかが気になります。
男の子がトレーナーかつ暴走のストッパーとなるのは「エスパー魔美」と同じ。幼馴染みの綾瀬留衣君は、蘭が特殊な能力を持っていることに薄々感づいていたようです。最初からかなりの能力が使えるところはやはり今風の展開ですね。特訓の描写は流行らないんですねえ。
ライバルとなる翠は超能力が原因で家族から疎んじられた可哀相な過去を持つようです。小道具としてバイオリン(結構上手い)が出てきますので、誰かさんにはお勧めかもしれません。
なかなか期待できそうな作品だと思いました。要チェックです。

「ふしぎ星の☆ふたご姫」のファインたんと「涼宮ハルヒの憂鬱」の朝比奈みくるちゃんです。ファインたんの中の人は"こじまめ"こと小島めぐみさん、みくるちゃんの中の人は"むらこ"ことレインの後藤邑子さんです。
小島さんと後藤さんは二十一世紀が生んだ最高の声優コンビだと私は思っています。ふたご姫の後は接点がないみたいですけれど、いつかまた共演をしている姿を見たいと思っています。
6月25日(水)
陰暦 五月廿二日
仕事を終わらせてから立川のあにメイトに行ったらやたら人が多い。しかも社会人風。そう言えば今日は給料日か。うちの会社は給料日が二十五日ではないのでわかりませんでした。
GALAXY STATION Vol.12 に参加します。6月29日、東京文具共和会館 4F C室です。
どうも大規模なイベントが同日にあるらしくあんまり来る人もいないかも。でもこの日に集中しているのはハシゴをするお客さんを期待しているからか。7月27日に横須賀で開かれるイベントにもエントリーしたのですが、そこまで日が空いてしまうので、当日参加が可能なこのイベントに潜り込むことにしました。
しばらくは一月に一回くらいのペースを維持したいので。まあ営業だと思って。せいぜいサンプル版を配って宣伝してきます。
6月26日(木)
陰暦 五月廿三日 【下弦】
「プリキュア5GO!GO!」
小町さんは悩んでいました。家にも帰らず遊び呆ける姉のまどか、しかも芸術の才能まであるときている。「いかん、このままでは姉に店を継がせて小説家になる計画がおじゃんになってしまう!」そこで小町は友人を使って、姉から「店を継ぐ」という言質を引き出す作戦に出たのであった。
やつれた小町を見かねて親友の可憐が、まどかのところに因果を含めに行った。
「姐さん、今さら家から逃げるなんて言うつもりじゃおまへんやろな、第一あんたの妹の料理の腕、ありゃひどいで、味噌汁にあんこを入れようとするんやから、長いこと続いた暖簾をここで終わらせるなんてそないな勿体ないこと」
泣く泣く芸術家になる夢を諦めた姉まどか、豆大福の塩味は落とした涙なのであった・・・
非道なり小町!・・・嘘です、説明するまでもないでしょうが(^ ^;
小町さんがメインの回は秀作が比較的多い気がします。今回は音楽も秋元姉妹の心理を上手く表現していて良かったし、台詞も言葉が滑らかで良かったです。あとおさな小町がぬいぐるみみたいで可愛かったです。しっかりしていて、才能もあって、妹弟思いのお姉さん、憧れますね。それと怒ると一番見境がなくなるのは小町で決定。
6月28日(土)
陰暦 五月廿五日
明日の同人誌販売会の準備のためにテーブルクロスやら本立てやらを揃えたらついに単月で赤字になってしまいました。来月の旅行の切符やらモンティパイソンやら買ってしまいましたからね。赤字になるのは去年の七月にデジタルカメラを買って以来。来月は締めよう。
「しゅごキャラ!」第三十八話
今日のしゅごキャラは、委員長の煩悶などはどうでもよくて、メインはなんといってもいくと君の放送コードすれすれの言葉責め。「ちょっと○○ちゃん今のシーンの意味がわかるとは一体どういうことですかっ!」朝飯食いながら見ていたお父さんとお母さんは味噌汁を吹き出したに違いない。
イケイケ川口探検隊♪・・・じゃなくて日奈森あむ!シリーズ売り上げ百六十万部の前に怖いものなど無い。
蛇足
詩の世界で女性が「知りたい」と言うときは性欲が昂揚していることを意味し、
「強くなりたい」と言うときは「子供がほしい」と強く願っていることを意味します。
「テレパシー少女・蘭」 第二話
「エスパー魔美」では超能力は接触しないと発動しませんが、この作品では接触なしでテレパシーが働いてしまうようで、これはつらいものがあるでしょう。第一うるさくて集中ができない。考えていることと行動に乖離があるのは人間としては当然なのですが、そこが許せないのが思春期の特徴。蘭と翠の心に平安が訪れるのはいつになるのでしょうか。
事件を起こしているのは翠ではないようです。ということは途中から協力して犯人を追いつめることになるのかもしれません。
留衣君は学園アリスのみかんちゃんと同じ、超能力を無力化する能力の持ち主であるとみました。しかしまあ蘭ちゃんと留衣君はしょっぱなからラブラブで妬けますな。
6月29日(日)
陰暦 五月廿六日
GALAXY STATION Vol.12に参加してきました。生憎の雨とわかりにくい開催場所という悪条件のため、あまり来場者はいなかったものの、おかげで主宰者や周りの出展者の方とは色々とお話ができました。サンプルも配ることができました。
創作メインのサークルにはなかなか厳しい現状であるのだそうです。コミックマーケットがあるものの、セミプロが多いので、初心者はなかなか入りにくい面があるらしい。また、最近ののコミケの参加者は出す側も見る側も男性に偏りがちなんだそうです。
でも、オリジナルを発表しようという同志と知り合うことができたのは収穫でした。
次は7月27日の横須賀のWILD JOKERに参加する予定です。しばらくは間が空くので第二話をじっくりと制作しようと思います。買ってもらえるレベルになれるまで、もうあと一歩なんじゃないかという手応えを感じています。
ところで近ごろ子供向けアニメが異様に停滞している理由ってもしかして、テレビ局にいよいよ広告料が集まらなくなって、アニメを作る金さえなくなってきているのではないかという背筋が寒くなるような推測に到った。大人は設定で見てくれるので紙芝居でも大丈夫ですが、子供は脚本がよっぽど面白いか、でなければ絵がひっきりなしに動いてくれないと見向きもしないので、子供向けアニメの方が金がかかるはずです。
こりゃそのうちテレビ局もしくは出版社の一つも倒産するかもしれませんね。でもこれによって彼等の目が覚めれば日本のメディアもいくらかは正常化するでしょう。
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