魔法のスターマジカルエミ
放映時期(昭和60年6月7日〜昭和61年2月28日)
| 雑感 オープニング徹底分析
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スタジオぴえろ魔法少女シリーズ第3作。マジシャンを夢見る舞だがとんでもない不器用で、その夢は遠い。そこに妖精のトポが現れて一つだけ夢をかなえてくれると言う。万能のマジシャンのエミ(16歳になった舞)に変身する力を得た舞。エミの華麗なマジックを見たジャパンテレビのプロデューサ小金井は、エミをメインにして音楽とタイアップしたマルチ・スーパー・パフォーマンス(今でいうイリュージョンというやつですね)の企画をマジカラットに提案した。あれよあれよという間にマジカルエミのテレビデビューが決まる。マジカルエミの人気は爆発的に広がった。
この作品では魔法のほうは補助的で、舞ちゃんとそれを取り巻く人達のエピソードが主体。ほのぼのとした雰囲気が良かったです。
アニメとしての完成度は「最高!」の一言に尽きます。手書きのテレビアニメの中では絵が一番きれいなのではないかと私は思っています。画質は全話を通して安定しています。台詞・間も非常に洗練されていて、ストーリー運びも隙がないのにさりげないです。ぴえろ魔法少女シリーズの集大成といえるでしょう。制作に有名な演出家が参加しているそうですが、詳しい事は知らないです。
テレビ局内の描写も良く出来ていると思います。小金井さんや国分寺さんなんかはモデルがいそうです。マミほどは芸能界のえげつなさが出ていないし。舞ちゃんはぴえろの魔法少女では珍しく兄弟がいます。弟思いで面倒見が良くて、魔法少女の中では、私はお姉さんっぽさがあると思っています。もう少しエミちゃんと将のからみがあっても良かったかもしれないですね。この作品の方がマミよりもリメイクしたら人気が出そうです。
最後が舞ちゃんが魔法から離れて自立していくという形でしっかりとまとまっていましたね。(2002/7/7)
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マジカルエミといえばあのハイセンスなオープニングとエンディングです。巷でエミの評価が一番高いのも、これの資するところや大と言えましょう。これを徹底的に分析(というほどの物ではありませんが)してみたいと思います。
まず始めのドライアイスの霧のような映像が出てきます。普通ロゴとか主人公の顔とかが出てくるはずですが「なんだろう?」と言う気にさせます。緑と黄色も不思議な感じを抱かせます。そこに突然舞ちゃんが飛んで来てシャボン玉をステッキから出してスピン!シャボン玉の中に消えた舞ちゃんに替わってエミちゃんが登場。シャボン玉に乗って画面奥の方へ行きます。平面なのに大変三次元的な構成。
そして魔法少女の象徴的な小物の鏡が出てきます。舞ちゃんのハート型の鏡はファンに思いいれのあるアイテムですよね。
雨宿りする舞ちゃんと岬君。舞ちゃんの家のクッキー屋の前です。そこへ遅れて将が来る。みーたんから何事か耳打ちされた将は笑って誤魔化そうとしますが、照れた舞ちゃんから脛にキックを食らう。女の子らしさが出ていていいですね。照れてふてた顔がかわいいです。雨の中ずっと待っていたんでしょうか。
この次がすごい。踏切で待つ舞ちゃん。通りすぎる列車の磨かれた車体に舞ちゃんが移っています。そこに将が現れます。舞ちゃんの顔がハッとしたようになる。目が少し大きくなるだけなのですが、それだけで表情を描き分けているところがすごい。
夕暮れの商店街。何だか時計坂商店街みたいですが(笑)。まああれもピエロの作品ですから当然といえば当然でしょうが。舞ちゃんのアップが出てきて、振りかえる。舞ちゃんの横に「不思議色ハッピネス」と「あなただけドリーミング」のタイトルが入ります。このオープニングとエンディングはちゃんとタイトル(文字)が入る場所まで考えて作られたのではないかと私は思います。
作詞は有名な竜真知子さん。作曲と編曲の人の名前もどこかで見たことがあります。アニメソングの音楽家ではなくて、本格的なポップスのアーティストを使っています。曲の抑揚とアニメの静と動がぴったり呼吸を合わせています。素晴らしいの一言です。
一緒に踊るエミちゃんと将、舞ちゃんの変身シーンと続いて、カバンの中からトランプが飛び散るシーン、きれいな映像が続きます。そして締めが最後の舞ちゃんと将とトポとみーたんのムーンウォーク。決まってる二人とたどたどしいトポとみーたんの対比がいいですね。バックのドアやサンドバックはマジカラットの屋敷をイメージしています。
文章で説明しても伝える事はできませんが、このオープニングは実に素晴らしいです。これに並ぶのは「オレンジロード」のオープニング「NIGHT OF THE SUMMER TIME」のサブリミナル映像くらいです。まさに力作です。
(2002/7/7)
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