2003.3.29 関東メジャーフィールドシリーズ 桂川初釣行!
今週は、転勤シーズンということもあって、連日の送別会、さらには大阪日帰り出張があったり、非常に疲れた1週間だった。
しかし、ネットを通じて電車釣行の情報をいただき、釣行意欲満タンで週末を迎えた。
ということで、29日土曜日4時間ほどの睡眠の後、5:30に起床。登山客に混じって都営地下鉄、JR、富士急行を乗り継ぎ、9時前には三つ峠駅に到着した。
川へ向かう途中で、遊漁券の売店を見つけ無事日券も購入でき、さらにブラブラ歩いて川へ向かった。川辺にある公園へ到着した。ベンチに荷物を広げ、釣りの準備を始めた。
今日のために購入したカバンにウェイディングシューズとウ
ェーダー、ベストが入れてある。カバンは、薄いナイロンでできており、畳むとベストの背中にすっぽり入る。はいてきたシューズもなるべく軽いものと思い、ジョギングシューズにして、薄くつぶしてベストの背中に入れる、完璧だ。(ありがとう、爆あんちゃんさん)
さて、公園の前はもう桂川だ。
予想以上に寒い。公園横のプールをしばらく眺めていたが、何事も起こらない。ハッチもない・・・。
しかし、餌師を中心に、川辺では、もうかなりの釣り人が活動をしている。
「さすが有名な桂川だなぁ・・・、スゴイ人。」
川の様子は、両岸がコンクリートになっており、水底にはゴミもチラホラ・・・とても渓流って感じではないが、水の透明度は高く、さすが富士の湧水である。
さらに土手を上流に歩いて行くと、上流のプールには3人ほどのフライマンがロッドを振っているのが見えた。しかし、少し下流にある用水路への導水路みたいなところには人がいない、流れ
もゆっくりだし、魚がいそうな気配がしたので、土手から観察すると、水底に魚が見えた。しばらく見ているとライズ!よしっ!と、早速川原へ降り、釣りを始めた。散発ではあるが、ライズがある、魚は25cmくらいだ。上手くダウンクロスの位置がとれた。目立った虫が確認できないので、とりあえずミッジを結び、慎重にフライを送り込む・・・ダメだ、全く反応しない、。#18のカゲロウのパターンを送り込むと少し反応した。パターンを換え、何回か流していると遂に食った!ヨシッと合わせるが、手ごたえ無し。すっぽ抜けてしまったようだ。
まだライズは続いているので、必死で粘っていると、下流から人が近づいてきた。あぁ〜!、ライズの真横を通ってる〜!・・・漁協のおじさんだった。「券切るよ・・」「ここの魚は警戒してて釣れないかもねぇ・・」だって。
ライズしていた魚はどこかへ行ってしまった。そりゃあ、警戒しますよ!。
ま、いいかと、上流へ目をやるとポツポツとライズが始まっていた。
がんばってみたが、惨敗だった。まったく歯が立たない。
再度下流へいくと、さっきのライズより少し上流の水底近くに別の魚がいて、口をパクパクしている。フェザントテイルを送り込むと、一発で食った。24cmの虹鱒だった。
とにかく桂川での第一号!記念撮影をした。
更に上流へブラブラ歩いて様子を伺った。渓相は、どんどん渓流っぽくなっていく。
しかし、ライズもほとんど見つけられないし、沢山いる釣り人の竿も曲がっていない。相変わらず、結構寒い。状況悪いのかなぁ・・・と思い、さっきの場所で遊んだ方がいいかも?とは考えたが、今日は初めての釣行だし、川の様子を調べるのも今日の目的であると思い、さらに上流へ向かった。
もう12時をまわったし、あまり時間がないなぁ・・と思っていると、目の前にあるプールへ用水の水が流れ込んでいる合流点の際で一瞬ライズが見えたような気がした。気のせいかも?と中腰になって見ていると、もう一度ライズがあった。魚は確認できないが、久々にライズをみつけた!と思っていると、突然背後から人の気配がした。
「券切るよ・・・」さっきの漁協のおじさんだった。
「さっき切ってもらったよ」というと「あ、そう・・・どう、釣れる?」と聞かれるんで、「さっきライズが、そこであった・・」と指差すと、ちょうどその時、再度ライズがあった。こんどは魚が見えた。結構デカイ。
漁協のおじさんが、「そこの上流で、昨日餌釣りで大きいのをバラしたらしいよ・・・」と教えてくれた。
「ありがとう、やってみます」と返事をし、目の前のライズに集中した。
流れている虫は確認できない。どうも、手前の流れの下の深みから出てきてライズしているみたいだ。イワナみたいな行動だが、魚種はわからない。とりあえず、私の春のパイロットフライである#16をライズ上流へ落とした。フライが流れきり、ドラグがかかる寸前で水底からガバッと大きな魚影が出た。しかし、ドラグの掛かったフライは口にせず、直前でUターンして戻って行った。ヤマメだった。
アッチャー!ダメかなぁ〜と思ったが、少し時間をおくと、再度ライズがあった。
こんどは、ドラグに気を使い、ちょっと長めにドリフトした。
ヤマメが浮上し、フライを咥えた。・・「ヤッタ!!掛かった!」グリグリとローリングを繰り返し、激しい抵抗をみせたが、遂にネットに収まった。
31cmのヤマメだった。ヒレも綺麗で容姿端麗!春から尺越え!やった、やった!電車できた甲斐があった。
しかし、桂川はスゴイ、春からこのコンディションである。ビックリした。
記念撮影をして、今期の尺1号は川へ帰っていった。
この時点で、かなり満足である。
しかし、今日はこれで終わらない・・・。
しばらく、余韻にひたっていたが、時間もまだ早いし、もうちょっとやろうと、さっき漁協のおじさんが言っていた場所を観察することにした。
岩盤の横でピシャ!とライズがあった。
水面の波で魚は確認できない。
気がつくと、かなりの数の虫が宙を舞っている。水面にもチラホラ見える。目立つのはカゲロウだ。
午前に反応の良かった、カゲロウのパターンにフライを換えた。
さっきライズがあった付近で、定期的にライズが始まった。
・・・・魚が一瞬見えた・・・デカイ、相当デカイ。さっきの尺よりずっとデカイ。
虹鱒かなぁ・・と思いながら、ライズの上流へフライを落とした。フライにはなにも起きない。流れるフライの横でライズがある。ほんの10分程度、フライをとっかえひっかえして、チャレンジしたが、とうとうフライには出ず、ライズがとまった。宙を舞う虫の数も減った。
あきらめきれず、しばらく水面を見ていると、散発ながら3箇所くらいでライズがある。
場所が定まらず、攻めにくい。
一旦、土手にあがり、高い位置から水面を見詰めた。
ライズがあった・・・が魚が見えない。しかし、よくみると、ライズのちょっと下流の水底にさっきの大物が泳いでいる!
なんとなくヤマメのようだ。40cm近いかもしれない。私は川で見たことのないサイズだ。
その大物は、水底をゆっくり移動し、岩盤近くまで行くと表層へ移動し、ライズした。さらに上流へ移動し、表層をウロウロしてから、また水底へ移動し、また表層へ移動・・・というように落ち着きのない動きをしている。数箇所のライズは、複数の魚ではなく、この1匹によるものだった。
あまり、釣れるパターンではないと思うが、2000年に初めて釣った尺アマゴが同じような動きをしていた。なんとかなるはずである。しばらく動きを確認し、だいたいの移動コースを把握した。
川原へ降り、中腰で川辺へ行き、水底の影を探した。数分後に水底を泳ぐ魚を確認した。魚は気ままに水底を移動し、表層へ浮く場所へ悠々と泳いで行った。その場所は水面が波立っており、川原からは魚影が見えない。ドリフトを稼げるようにティペット7xは長くしてある。フライも「もしかして?」とカディス#16へ換えた。
魚の位置をイメージした。
魚が表層を移動するコースを全部ドリフトするつもりでキャスティングし、フライを落とした。コース半ばくらいで、フライの近くに魚影がチラッと見えた。
ヘッドアンドテールで、デカイ頭、厚みのある背中、尾ヒレが連続して見えた。間違いなくヤマメだ!!そしてフライが消えた・・フライを食った!!
「おお!本当に出たぁ〜ッ!?」と合わせを入れたが、十分すぎるスラックのせいで十分にテンションが掛からない。あわてて後ろへ下がるが、足元がおぼつかない。なんとかラインを手繰り、テンションを確保する。グングンとロッドがしなり、水中でギラッギラツギラツ!とドデカイ魚が躍っている。
「よかった・・魚はまだ、ラインの先についている」
・・・実は、釣っている最中から気になっていたのだが、いざ現実にフッキングしてしまうと、心配なことがあった。
自分の下流には、下のプールへの落ち込みがあり、1mほどの落差がある。(昔に大物を下流の落ち込みに逃げられ、バラしてしまった苦い経験がある。)これはヤバイ。
とりあえず、魚は一度上流へ疾走した。
強烈な引きだ。
上流で激しくローリンクしたあと、そのまま下流へ走ってきた・・。これはヤバイ、意を決して流れ込みのちょっと上流へ立ちこんだ。下へ落ちる前にネットですくってしまおう、という考えだ。
しかし、思ったより水深があった。
走る魚を水面へ浮かせることができず、水底に位置したまま、私の横を過ぎてしまった。
ギョエー!竿が変な形に曲がってしまっている。・・こうなったら、腹をくくって魚を強引に止めるしかない。「7xって大丈夫だよねぇ・・」普段は6xをメインに使うので、イマイチ強度が心配だ。
幸運にもロッドのバットがうまく働き、魚の方向を換えることができた。
(今日は、電車釣行ということで、4ピースのEUFLEXか、3ピースのダイワも考えたのだが、この2本では、
きっと止めれなかったと思う)
私の少し上流で激しく抵抗するヤマメは、なんども下流への逃亡を試みたが、なんとか防ぐことができた。
しかし、なかなか主導権を取れない。渓流で、こんなに長い時間、魚とやりとりした経験が無い・・・。
何度かの攻防のあと、遂に水面に誘導できた。・・・しかしデカイ。自己記録間違い無しだ。手が震えてきた。
水面に浮いたヤマメは、また下流へ走った。
しかし、今度は、私の横を通過できなかった。
このヤマメには、あまりに貧弱すぎるネットだったが、タイミングよく上手く掬えた。
ネットから尾がまるまるはみ出ている。本当にデカイ!手だけではなくて足まで震えてきた。
脳内麻薬エンドルフィン出まくりで、トリップ状態だ。
とりあえず、大きさを測ると、38cm・・? いや、37cmジャスト!!スゲー!!(やりとりしている最中は40cmあると思っていた)
立派なヤマメである。
1日2匹の尺もビックリだが、この大きさには参った。
震える手で、写真を取りまくった。
曇っていて、シャッタースピードを稼げない、震えによる手ぶれも心配。
あー、押さえのデジカメもってくればよかった〜、と思ったがしょうがない。
しばらく、長くて分厚い神々しい魚体を眺めさせてもらい、リリースした。
しかし、これだけ沢山の餌師がいる中で(最近は、キャッチ&リリースを実践される方も多いですが・・)これだけ大きくなるまで育つなんて・・・と桂川の懐の深さに驚いてしまった。
その後も、少し釣りあがってみたが、スッカリ放
心状態で意欲が湧かないので、午後2時過ぎに帰ることにした。帰りもゆっくりと電車で渋滞知らず、大満足である。
今回の釣行にあたり、電車情報など教えていただいた皆様!、それから漁協のおじさん!ありがとうございました!!大感謝です。
・GEAR
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