2004年釣行記-2   前へ戻る  HOMEへ戻る

2004年シーズン開幕シリーズ

■3月7日

1日開けて7日。
いつも車に乗せていただく、Sのすけさんからご連絡があり、日曜都合が良くなったとのことで、何時ものごとく便乗させていただくことになった。
今日は、zariさんもご一緒。目的地はもちろん山梨のK川。

荻窪でピックアップしていただき、一路大月方面へドライブ。
気温は相当低いが、快晴であり風もそんなにきつくない。なんだか良い予感・・。
9時ごろ現地に着いて、あまりの寒さにビックリ。しかも風が吹いてきた。体感温度はグングン下がっていく。
期待で胸を膨らませつつ、ロッドにリールをセット・・・あれ? リールがなんかデカイ? え?!ラインも太い・・・あぁぁぁ〜5日のまま#5のリールを持ってきてしまった!!?

ロッドは#3。血の気が引いた、目の前真っ暗。。。#3ロッドに#5を乗せてカックンカックンとロッドを振る、滑稽な自分の姿が目に浮かんだ。ま、マズイ・・。
しかし、神は見捨てなかった。Sのすけさまは見捨てなかった。ラッキーなことにSのすけさんが、予備の#4リールを持っておられたので、借用することができ、九死に一生を得た。(ありがとうございます!!)

めぼしいポイントをウロウロするが、さすが実質の解禁日翌日、ちょっとイイポイントには、どんどん人が入ってしまう。これはマズイと、一番近くのよさそうなポイントの前に座りこんだ。
風を避けるため、岩の隙間に体を入れ、水面を凝視する。
・・・なにも起こらない・・・時間が過ぎていく・・・。
ヒマなもんで、水面を見ながら、頂いたばかりのYamasemi Netを太陽にかざして見たり写真撮ったりして時間を過ごした。いやー、やっぱり良いです、味があります。
ああ、精巧な手作りってすごいなぁ・・改めて感心。きっとバンブーロッドなんかにハマッたら大変なことになるんだろうなぁ・・・

3時間経過した。なにも起きない。
しかし、周りを見回しても、よさそうなポイントには人が座り込んでいるし、誰もロッドを振っていない。
状況はどこも同じだ。むやみに動き回るのは危険と判断した。
その場でおにぎりを食べた。

さらに30分。水面にガガンボやコカゲロウが流れ出した。イイかも知れない。
しかし風は益々強くなっていく。

「ピシッ!」
そして、遂に水面はじけた。ジット水面を凝視する。
「ビシッ!」もう一度弾けた。
風で強烈に寒いが、日差しは春の陽気だ。
待ちに待ったライズは、春らしい弾けるよなライズだった。
これぞ、渓流の春である。

ロッドを握ってそっと立ち上がると、周りでライズ待ちしている人の視線が集中する。
超メジャーフィールドを実感する。
田舎で貸切釣り場に慣れている私には、不思議な感覚・・・
とにかく、貴重なライズ発見のようだ。

先ほどから眺めていた水面の状況から、ティペットにガガンボパターンを結んで、ライズに接近する。
ライズは続かない・・・。しかしもう待てないので、フライを投入した。
風に煽られて、コースを外れた・・・が、いきなりポコッ!と出た。
あわてて合わせるが、乗らない。魚がかなり小さそうだ。

もう一度、さっきライズがあった流芯へフライを乗せた。今度は上手くできた。
しかし、スラックが伸びきった瞬間に、ガバッと背鰭を出して魚が出てしまい空振りをしてしまった。
なかなかイイサイズだった。

その後はライズが続かない・・・。
待ちきれず、何種類かフライを流すが、反応がない。最後に流したフライに、またポコッ!とチビが出たがやはりフッキングしなかった。

諦めて、また河原でライズ待ち。
1時間後くらいに、またライズがあった。しかし散発に終わる。
暫く待つが、なにも起きない。時計を見ると3時をまわっている。
北風が増してきて強烈に寒いし、濃厚なボ・・の予感がしてきた。

賭けには負けたようだ。
こうして待っていても埒が明かないので、残りの時間はとりあえず動くことにした。

上流へ移動すると、瀬の渋いライズにSのすけさんが対峙している。
なかなか厳しいようだ。
zariさんは、瀬でライズをとった後、上流へ行ったらしい。
Sのすけさんと一緒に釣っていたカップルの彼女の方も、この瀬で釣ったとのこと、うーん素晴らしい。

少し上流まで見に行ったが、山陰になってしまい寒くてしょうがない。
今度は下流へ向かった。
30分以上歩いたが、収穫なし。しょうがないのでヤケクソで、#12のカディスを付けて、瀬をビシビシ叩きながら上流へ引き返した。当然のようになんの反応もない。
(時々こんな釣りをしていると、バコンッ!と驚くようなヤツがでることがありますよね)
最初に入った場所へもうすぐ到着というところで、前方の大プールの流れ込みで飛沫が上がるのが見えた。
よ〜し、最後のチャンス到来!待ってましたぁー。

ライズのすぐ横にポジショニングした。ライズまで15ヤードくらい。相変わらずの強風。
不幸中の幸いか、借用した#4ラインの重量にも助けられ、なんとかアプローチできる。
流れ込みの流芯で1〜2分毎にライズが起きている。
ライズのタイミングを見て、フライを流し込む・・・。
依然としてライズは発生するが、フライには反応しない。フライパッチにフライがどんどん増えていく。
何を食っているのか想像もつかないが、流芯でバッシュ!とライズが起きる。
そして、苦し紛れに結んだ#14のクリップダンで遂に食った。
やりました、苦労の末の24cmヤマメ。ヒレピンです。
ほっと一息。

まだライズは起きている。とりあえず、Sのすけさんに「ライズありですよ!」と一報を入れ、再度挑戦。
数分後に、同じフライで今度は小さめの20cmチョイのヤマメ追加。
ネットで掬おうとすると、なんか変だ。
ネットが、バトミントンのラケットのようになっている。
編んだネットが硬くなって、金魚すくいのように魚が載っている?
あれ?と思ったが、水につけると直ぐに柔らかくなったので、あまり気にしなかった。

続いて、もう1匹!と張り切ってキャスティングを始めると、ガイドがジャリジャリする。
砂でも噛んだかなか?と思っていると、どうも凍結しているようだ。
ゲゲッ!!氷点下?!
さっきのネットも凍結してたんだ!

参りました。
よくこんな寒いなかで釣りをするもんだ。
異常だ。変態だ。
そういえば、寒さのせいか、ライズを取った時のニヤケ顔のまま表情が強張っている。
Sのすけさんから、「終わりませんか?」と電話があった。
グットタイミング。これ以上は凍死してしまう。

さらに上流で、同じく表情が凍りついて、凍死寸前のzariさんをピックアップ。
「いやぁー、凍結しましたねぇー」と苦笑い。

以上で激寒釣行終了。なんとか釣れて良かった・・・。

さてさて、開幕シリーズも無事完了し、今年も楽しくも忙しい、ときには悩ましい日々の始まりなのです。

■GEAR
 

ORVIS TL-J794
 ORVIS BATENKIL3/4

NIKON New FM2/T
  AI MICRO NIKKOR 55mm F2.8S
  TLEBI 100C


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