マリアージュ・フレールの
フォール・イン・ラブ 2004
ABOUT MARIAGE FRERES
お茶というものを洗練された究極の文化として紹介する、17世紀より続くフランスのお茶屋さん。世界32ヶ国、450種類以上の銘柄を量り売りで販売しています。
フレーバー・ティーが有名で、エスプリ・ド・ノエル、マルコ・ポーロ、エロスなどおよそ珍しく、ロマンティックなお茶のネーミングからも、創設者のアンリ・マリアージュの、「一杯から始まる冒険と詩の香り」という思想を伝えている様です。
なにか買うつもりではないのに、引き寄せられてしまうお店があります。
そのお店の持っている雰囲気、その中に入っただけで、うっとりとしてしまうのです。
その日も何か買うつもりだったわけではないのですが、一歩店内に入ったときに、この紅茶の缶と箱がいっぱいに高く積み上げられて、ディスプレイされていました。エキゾティックなまでのマゼンダ・ピンクとオレンジのデザインに心を奪われてしまったのです。
私は何故か、もともとこのマゼンダ・ピンクとオレンジの配色に弱く、以前にいただいた、シャンパンのルイ・ロデレールのロゼの箱も捨てられないで取ってあるくらい。
名前がすごいのもさることながら、「アッサムに甘いスパイスを香りつけたロマンティックな紅茶」と箱にも書いてあるように、その甘いむせかえるような香りときたら。バラの花びらも入っていて、恋に落ちた時の、めくるめくような甘い幸福感をあらわしてるのでしょうか。
イギリスのお茶屋さんにはない、エスプリと洗練、そしてロマンティックさ。それはそのまま、恋愛に対するイギリス人とフランス人の違いをあらわしているみたいで、面白いです。
現実的には、そういったロマンティックなものとまったく縁がない、子供と仕事に追われる生活をおくっているわけですが、この一杯をいただく時だけは、フランス文化に思いを馳せるのです。