この細長いシェイプのセットはGLOBE
SHAPE。日本には輸入されていないそうです。
バックプリントも長い歴史の中で変わっています。これは以前のもの。母が購入したのはこのタイプ。
1998年中頃から使われているらしい新しい方のバックプリント。今現在購入できるのはこのタイプ。
ABOUT WEDGEWOOD
230年以上の歴史を誇る、言わずとしれた、イギリスの名門テーブルウェア・ブランド。「英国陶工の父」と言われる創業者ジョサイア・ウェッジウッドのの伝統を重んじながらも、常に時代の最先端を行く革新性は現代にも生きています。ウェッジウッドを代表するロングセラーのひとつであるワイルドストロベリーが発売されたのは1965年。デザイン原画は19世紀初頭からあったそうです。
これは実はスープチュリーン。うちではもっぱらデザートのムース専用です。スープを入れたことはほとんどありません。
ウェッジウッドの
ワイルド・ストロベリー
私が結婚するよりずっとずっと昔のこと。
イギリスから船便で何個ものダンボール箱が届きました。
「あなたがお嫁に行く時に持っていくといいと思って、頼んであげたのよ」
得意満面で母が開けた箱からでてきたのは、ウェッジウッドのワイルド・ストロベリーのフルセット。
ティーセットだけではなく、大皿、スープチュリーンからソース用のお皿までついている、本当のディナー用フルセットでした。
日頃から甘いものやフリルが苦手だった私は、(因みに母はそういうものが大好きなタイプ)、よりにもよって、ワイルドストロベリーのディナーセットなんて悪夢だと、その時は思っていたのですが。
時は流れて、私にも娘が出来てお客様を呼ぶことが多くなってくると、いつのまにかあのワイルドストロベリーを使う機会が増えているのに気付きました。特に、春先に苺のお菓子と一緒に使うと、お食事はシンプルな白の食器だったとしても、デザートの場が華やぐのです。
おまけに、なんと1965年に発売されたパターンにもかかわらず、未だに新作が出ているのにも驚かされます。いくら私がそそっかしくて割ってしまったリ、うっかり電子レンジにかけてゴールドの縁の部分にひびをいれてしまったとしても、いくらでも買い足せるのもすごいことです。
最近では、母にこの食器を使っているのがわかるたびに、
「ほら、ごらんなさい。言ったでしょう、いいものはいいのよ」
と得意顔で言われてしまうのです。
そんな母が今欲しがっているのは天蓋付きベッド。
いつか私もそんなものが欲しくなる日が来るのかと思うと、少し、恐いです。