明るい店内でかごを使った野菜のディスプレイも可愛い。
素朴でたっぷりとしたクリームティー。
様々なホームメイドの品が並びます。何を買おうか、迷ってしまうほど。
この地方の名物コーニッシュ・パースティ。イギリス風巨大なミートパイ


イギリス南西部デヴォン州のなにもない田舎町ティンヘイに、私のお目当てのストロベリー・ファーム・ハウスはあります。

初めはわざわざ探して行ったわけではなくて、周囲にイギリスならどこにでもあるというパブさえ見当たらず、(それくらい田舎なのです)、お昼を食べる為にやっと見つけたのがここでした。

中に入ると、パイやお菓子の焼ける香ばしい匂いがたちこめて、お店のひとは皆きびきびといそがしそうに働いています。ここで売っている物はファーム・ハウス・ショップの名前の通り、野菜や卵、乳製品からお肉に至るまでここでとれたものばかり。パイやケーキ、この地方名産のはちみつやジャムからアップルサイダーまで、すべてここのホームメイド。素朴でほっとするような味わいです。

お店の中はいつも地元の人達でにぎわっています。


ここでの最大のお楽しみはデヴォンシャー名物、デヴォンシャー・クリーム。クロテッド・クリームというのがスコーンにつけるクリームで有名ですが、そもそもこの地方でしか味わえないデヴォンシャー・クリームが本家本元。濃厚なのに決してしつこくなく、乳製品の香りが生きているクリームはこの地方でしか味わえません。スコーンはまさにホームメイドの素朴で大きいもの。私は必ずここではクリーム・ティー(スコーンと紅茶のセットのこと)を頼みます。紅茶はティーバッグでポットに入ってきます。その気取りのなさが、またローカルな感じでいいのです。