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ビートルズにはまってはや20年近く。その間に買った数知れないビートルズ関係の本の中には、こんなもの買わなきゃよかったと思うようなカスもあれば、自分では知りつくしているつもりの事柄の中の未知の側面に新たな光を当て、改めてビートルズを再発見させてくれるような優れものの1冊もありました。

日本で出ているビートルズ本については知ってる人も多いと思うので、ここでは洋書を中心に、私が今までに読んだ「当たり」のビートルズ本の中から、ビートルズの世界をより深く研究するために役立つおすすめの数冊を紹介します。(発行年度の新しい順)


以下に紹介する本には、それぞれ Amazon.co.jp へのリンクが張ってあります。画像やリンクをクリックして飛んだリンク先から、それぞれの本を直接購入できます。また、そこで値段や入手に要する日数、書評などの情報のチェックもできます。
なお、なかには品切れや絶版になっているものもありますが、特に前者は再版されることもありえますので、ときどきチェックされることをおすすめします。また、新品本として入手不可能でも、Amazon.co.jp から古本で手に入れることも可能です。

以下未レビュー (Amazon.co.jp へ直接リンク)

おすすめ本レビュー

全世界公式盤全世界公式盤 ザ・ビートルズ・アルバム・ビジュアル・ブック
ザ・ビートルズ・クラブ監修、ノーウェア編集室編著
リットーミュージック、2000年
ISBN 4-8456-0470-1

洋書を中心に…と言いながらいきなり最初から、最近出た画期的な日本語のビートルズ本を紹介する。
この本は、ビートルズ専門誌「ノーウェア」に連載されていた、オリジナル・アルバムの各国盤紹介の記事を1冊にまとめたものである。連載中から注目していたが、ようやく待望の書籍化となった。
基本的に、グループ活動中のオリジナル・アルバムについて、世界中で発売されたそれぞれのバリエーションを並べたものだが、これだけの規模でさまざまな変種を見ると、この多様性の中にそれぞれの国ごとの独特のテイストが見て取れて、非常に楽しかった。台湾盤や韓国盤などは、いかにも怪しげでいい加減な作りだが、本当にEMIから正式なライセンスを受けて生産していたのだろうか?
個人的には中南米の各国盤がたくさん取り上げられているのが嬉しかったが、ほかにも台湾盤に書かれた中国語の曲名 (「月光先生」とはどの曲のことでしょう?) やロシア盤の謎の手書きジャケット (何のために?) など、大笑いのディテールがたくさん含まれているので、じっと隅々まで目を凝らして読むと、一層楽しめるはずだ。
という具合に、他に類書のないユニークな本なのだが、最後に難点をいくつか挙げたい。まず、せっかく豊富に提示されている資料の扱いがいい加減である。一例を挙げると、説明文に引用されたロシア盤のキリル文字のクレジットやメキシコ盤のスペイン語題など、読めないから適当に写したのだろうが、間違いが多い。
次に、参考文献が一切挙げられていないことも問題。西ドイツ盤の発売日がイギリス本国より先に出たことになっているものがあるが、本当だろうか? 何を根拠にしたのだろう? その他の情報にしても、そのソースが全く挙げられていないので、信頼性がどれほどのものなのか判断できないのだ。
前書きで、100年後の研究者に読まれることを願う…などとノーウェアの編集者が書いているが、これでは既に定評ある他の研究書のように、時を経ても読み継がれる1冊たりうる水準に達しているとは言えないだろう。せっかくの労作なのだから、もう少し丁寧に作って資料的価値の高いものにすべきだったと思うのだが。↑

Get backGet Back: The Unauthorized Chronicle of the Beatles' Let It Be Disaster
Doug Sulpy, Ray Schweighardt
St. Martin's Griffin, 1999 (paperback edition)
ISBN 0-312-19981-3
[ ハードカバー | イギリス版 ]

「アンソロジー」で、メンバー自身も悲惨なセッションだったと語っていたゲットバック・セッション。この本では2人の著者が手に入る限りの音源を駆使して、そのゲットバック・セッション期間中の特定の日に、誰がどんな会話をして、どんな曲を演奏したのかを克明にたどり、明らかにしていく。
謎の多いこの時期のビートルズの活動や、メンバー相互の人間関係などについて知りたいと願っている人には、この本を読むことによって、多くの新しい展望がもたらされることだろう。(一例を挙げると、この時期についての記述の中に、有名なジョージの脱退は、ポールの押し付けがましい仕切りに嫌気がさしてのことであるかのように書かれているのをよく見かけるが、この本を読むと事実は必ずしもそうではないのが分かる。たとえポールにそういう傾向はあるにしろ、むしろ始終口を差し挟むヨーコに対する反感や、ジョンの無気力な態度、決断力のなさに業を煮やしたことなどがこの事件の根底にあるのである。)
残念ながらセッション間に交わされた会話は、アップルに訴えられることを恐れてか、そのままではなく言いかえられて引用されている (しかたのないことではあるが)。それでもこの時期のセッションの音源を持っている (かつ私のように英語のヒアリング能力に不安がある) 者にとっては、そこで彼らが実際に何を言っているかを理解する大きな手助けになるだろうし、また、互いの関係が傷つき修復されるのを繰り返す様子や、曲がどんどん磨かれて完成に近づく過程を刻々と文章で追っていくのは、非常にスリリングな体験でもある。
1994年に「Drugs, Divorce and a Slipping Image」のタイトルで出たのち、「Get Back」と改題された改訂版が1997年にハードカバーで出た、究極のゲットバック・セッション研究本のペーパーバック化。
邦訳が以前季刊誌「ノーウェア」に連載されていたが、全部そろえるとなると結構高いんだよねー、あの雑誌。早く本にまとめてくれないかなー。↑

From Cavern to Star-ClubThe Beatles - From Cavern to Star-Club
Hans Olof Gottfridsson
Premium Publishing, 1998 (2nd printing)
ISBN 919718947-2

ビートルズのデビュー以前の音源を、スウェーデン人の著者が徹底的に調査した研究書。460ページにも及ぶ大著で、扱う範囲はタイトルが表すよりも少し広く、クオリーメンの聖ピーター教会での演奏からスター・クラブのライブまで。音源が存在する/した可能性があるものは、全て取り上げられている。
前半では、関係者への貴重なインタビューを交えながら主要な録音活動の流れを記述し、後半では、個々の音源に関する詳細なデータを集めて分析している。資料の扱いは厳密そのもので、学術研究書としても通用しそうなほどのレベルであるため、著者の調査・分析の信頼性は非常に高い。
ポールの家で録音したといういわゆる「クオリーメン・テープ」には、それぞれ一部が重複した3つの異なるソースが存在することや、現在聴けるスター・クラブでのライブは、3日分の録音から編集されたものであることなど、著者の調査によって判明した新事実がこの本にはたくさん出てくるが、中でも圧巻は、初めての正式なレコーディングである、トニー・シェリダンとのポリドール・セッションに関するものだろう。セッションの行われた日付けや場所、6人目のメンバーであるピアノ奏者の正体など、マーク・ルイソンの著書でも「詳細が明らかになることはないだろう」とまで書かれていた、このセッションの全貌が明らかにされている。個人的には、ビート・ブラザーズの演奏と言われてきた「Swanee River」が、もしかするとビートルズの演奏であるかもしれない (5分5分の確率で) という調査結果に、深い印象を受けた。
本文は英語だが、平易な英語で書かれており、読むのはそれほど難しくない。
おまけとして4曲入りEPがついており、世界初登場の「Sweet Georgia Brown」(トニー・シェリダンのオーバーダブのない1962年版オリジナル・バージョン) ステレオ・ミックスなどが収録されている。これがCDだったらもっとよかったのに…。↑

Not for saleNot For Sale
Belmo
The Hot Wacks Press, 1997
ISBN 0-9698080-9-7

ふたつ下に挙げた本の著者の片割れが書いた、ビートルズとメンバーのソロの海賊盤のガイド本。ビートルズの海賊盤 (この本で言う beatleg) をラジオ出演、ライブ、スタジオセッション、それらの寄せ集めといったジャンル別に分けて取り上げ、ソロの分は別の部でメンバー毎に紹介している。
日本には以前、「ビートルズ海賊盤事典」(松本常男著、講談社文庫、1985年、ISBN 4-06-134171-5――たぶん絶版) という画期的なブートレグ・レコード・ガイドがあったが、これは80年代後半以降続いた高品質なブートレグのリリースや、CD革命後の状況も反映して、'97年の出版時点での最良のガイドになっている。
ひとつひとつの海賊盤についての情報は多くない (大部分は収録曲、音質等の基本的情報のみ。重要作品のほか特に必要と思われるものにのみ解説が付く) が、非常にたくさんの枚数が取り上げられており、主要なブートレグについては漏れはほとんどないものと思われる。↑

At the BBCThe Beatles At The BBC
Kevin Howlett
BBC Books, 1996
ISBN 0-563-38770-X

アルバム「Live At The BBC」にもかかわっていた BBC プロデューサーが、ビートルズの BBC ラジオ・セッションの歩みをまとめた記録本。
2部に分かれており、前半部分では、BBC ラジオ初出演のいきさつに始まり、最も精力的にラジオ出演し、演奏していた初期から次第に出演回数を減らし始めた中期、そしてときおりインタビューに応じるのみになった後期へと、時代ごとに変遷をたどっていく。
内部の人間の手になるものだけあって、それぞれのセッションの背景や裏話が、貴重な内部資料 (例えば、初のラジオ出演のために行われたオーディションでの BBC 側の評価など) の裏付けとともに豊富に挿入されているため、当時の正確な状況が窺い知れて興味深い。
また、セッションの間に行われた司会者とのおしゃべりやインタビューは、残っている音源を聴いても、聞き取りに難があると今ひとつ分からないものだが、これがいくつか活字で再現されているのも嬉しい。 後者の中でも、あまり知られていない後期のものは特に価値が高い。とりわけ1970年3月の、ポール脱退宣言直前のジョージのインタビュー――この中でジョージは、グループの未来について驚くほどポジティブなビジョンを語っている――の存在は、この時点でもまだ、解散以外の選択肢がありえたことを示唆するものとして大きな発見だった。
後半は、全出演番組リスト (セッションが行われた場合はそこでの演奏曲目付き) ほかのデータ部になっており、ある曲がどの番組でいつ演奏されたか、などということを調べるのに活用できる。

BBC セッションに関しては、日本で「ザ・ビートルズ BBC セッションズ」(藤枝秀・中田まさとし著、銀貨社、1996年、ISBN 4-7952-8759-7) という本も出ている。
こちらは年代順に、番組ごとに収録曲のおもに演奏面に注目して解説を加えていくスタイルをとっている。解説されているのは Great Dane の9枚組ボックス+1に収録されている範囲の音源で、「Live At The BBC」収録曲に関しても触れられている。
「Live At The BBC」や上述のボックス・セットを聴く際に開くガイドブックとして役立つ1冊。↑

Black market BeatlesBlack Market Beatles
Jim Berkenstadt, Belmo
Collector's Guide Publishing, 1995
ISBN 0-9695736-9-3

一般には知られざる闇の世界、ブートレグ業界。この本は、黎明期のLP時代から産業化した今日のCD時代に至るまでのビートルズの海賊盤の歴史やブートレグ業界の変遷を検証したものとしては唯一の存在である。
他に、今までに海賊盤に取り上げられてきた音源の概略や、なぜ海賊盤は存在し、私達はそれを求めるのかといった問題の考察、(元/現役) ブートレガー本人へのインタビューなど、非常に興味深い内容。
実は、ブートレグ業界の変遷や事情について書かれるのはこの本が初めてではなく、「ビートルズ海賊盤事典」でも少し触れられているのだが、発行が '85年と古いためLP時代の情報しか含まれておらず、情報に関しても不確かなものが多かった。その意味でアメリカ在住の、より情報ソースに近い著者によって書かれ、「Ultra Rare Trax」以降のCD時代をも取り上げたこの本は、大変重要な内容を含んでいると言える。
バロック出版からアンソロジーに関する補足や資料部分への補遺が追加された翻訳が出ている (「Black Market Beatles」1997年、ISBN なし)。↑

Olé, Beatles!Olé, Beatles!
Enrique Sánchez, Javier de Castro
Pagès Editors, 1994
ISBN 84-7935-220-5

表紙に書かれている副題が表すとおり、「1965年のコンサート」、「スペインのビートルマニア」、「ディスコグラフィー」といった3つの観点からスペインでのビートルズを振り返ってみようという本。
第2次世界大戦後もファシスト政権が続く特殊な状況下、カトリシズムをはじめとする古い価値観がまだ大きな力を占めていたフランコ体制のスペインに、外国から新しい価値観を若者達にもたらした (それ故に体制側の大人達にとっては大きな脅威と映った) ビートルズという現象を、当時の新聞や雑誌の豊富な引用を利用しつつ、スペイン社会や文化に与えた影響の面から分析する。
スペイン語が読めないとちょっとつらいが、スペインのビートルズ・フォロワー達 (なかには大所帯のブラスバンドみたいなものも…) の紹介や、あちこちに添えられた珍しい写真 (レアル・マドリードの選手がビートルズかつらをつけた写真なんてのもある)、巻末に収録されたスペイン盤レコードのジャケット写真が満載のディスコグラフィーなど、見るだけで十分楽しめる部分も多い。
このサイトのスペイン盤アルバムに関する記述は、そのディスコグラフィーに記載された情報に拠るところが大きい。
スペインで発行されたスペイン語の本なので、日本での入手は多少困難かもしれないが、最近ではオンライン書店という便利なものがあり、海外の本でも日本から容易に注文することができるようになったので利用してみるのもいいだろう。(スペイン語の書籍を扱うオンライン書店は Yahoo! などで探すことができるが、参考までに一例を挙げると、スペイン国内でチェーン展開している Crisol がウェブ上でオンライン書店 Crisol.es を開いており、書籍の検索や在庫確認はもちろん、海外からの注文もできるようになっている。ただし、ちょっと見た限りではスペイン語のページしかない模様。)↑

The Beatles LondonThe Beatles London
Piet Schreuders, Mark Lewisohn, Adam Smith
Hamlyn/St. Martin's Press, 1994
ISBN 0-600-58102-0/0-312-11184-3ビートルズの歩き方

ビートルマニアにとってリバプールと並んで聖地にも等しいロンドンで、ビートルズの足跡をたどるための超実用的ガイドブック。196x年何月何日にビートルズがどこどこの角でフォトセッションを行った、などという細かなデータが、ロンドン市内に限らず近郊の分までわかる限り網羅されている。
ゆかりのスポット周辺の分かりやすい地図や、最寄りの地下鉄や国鉄の駅 (公共交通機関の足がない場合には車での行き方) が挙げられていて、とにかく便利なのが超実用的と上記したるゆえん。もちろん、圧倒的な量の場所が紹介されており、所によっては珍しい写真も添えられているので、ただ読むだけでも十分楽しめる。
プロデュース・センターから邦訳も出ていて (右の写真)、それには「ロンドン編」と書かれていることから推測すると、きっと「リバプール編」も独自に刊行の予定があったはずだと思うのだが、どうなったんだろう? (もうとっくに出てるのかな?)
僕もこの本片手にロンドンを何度か歩き回った経験があるが、この本のおかげで昔4人がロンドンに出てきたばかりの頃しばらく暮らしていたホテルを見つけて泊まることができたし、ビートルズの有名な写真が撮られた場所をこの目で確かめ歩く際にも、効率よく回ることができた。超おすすめ。↑

Recording sessionsThe Beatles: Recording Sessions
Mark Lewisohn
Hamlyn, 1989, 1994 (paperback edition)
ISBN 0-600-55784-7
[ ペーパーバック | ハードカバー ]

コアなビートルマニアなら必携の、全 EMI セッションの公式完全記録本 (ただし内容は、著者自身のその後の「The Complete Beatles Chronicle」(ザ・ビートルズ/全記録 Vol.1Vol.2) や、他の人の研究によって覆されているところもある)。初版は1988年にハードカバーで出版されたが、写真はその後出たペーパーバック版。
邦訳も出ている (「ビートルズ/レコーディング・セッション」シンコーミュージック、1990年、ISBN 4-401-61297-3) が、こちらの英語版は版型も日本で出ているのよりもずっと大きく、珍しい図版や写真が盛りだくさんで、本文を読まずに眺めているだけでも楽しい。レファレンス用にはコンパクトな邦訳のほうが便利なので、両方そろえるのがベターかも。
個人的にも、ブートの Ultra Rare Trax、Unsurpassed Masters のシリーズなどをこの本と突き合わせながら聴いて、ビートルズのスタジオ・セッションを追体験しているかのような気になってひとり悦に入ったりなどという具合に、ずいぶん利用した1冊である。↑

日本盤ディスコグラフィーザ・ビートルズ日本盤ディスコグラフィー
三井徹監修、ピーター・インガム著
シンコー・ミュージック、1986年
ISBN 4-401-62122-0

題名が表すとおり、日本で発売されたビートルズのLP・EP・シングル (一部CDを含む) を、EMI から正式に出たものはもちろんのこと、ハンブルク・テープやデッカ・オーディション、インタビューといった出自のちょっと怪しいものでも合法なものなら全て網羅することを目指した本。
ビートルズの歴史について記した資料には簡単なディスコグラフィーがついていることが多いが、この本はそれに留まるものではなく、全てのリリースのイシュー間の相違などについても詳細に検討し、可能な限りジャケット写真 (表裏両面) 付きで紹介している。
アナログレコード時代からビートルズに親しんでいる者 (それも私の場合はほぼ終焉期を迎えてからだが) にとっては、大判の紙面に大き目に配置された美しいジャケット写真を見ているだけで、何か嬉しくなってくる。
このような編集のおかげで、結果として、アナログレコード時代を振り返る資料として大変貴重なものになったと言えるだろう。↑

ジョン・レノンセンス絵本ジョン・レノンセンス
ジョン・レノン著、片岡義男・加藤直訳
晶文社、1975年
ISBN 4-7949-5844-7

ジョン・レノンのナンセンスなセンスが存分に発揮された散文とイラストが満載の楽しい本。インタビューで「ギターを始めるよりも前から書いていた」と語っていたように、ルイス・キャロルに影響を受けて幼い頃から好んで書いていた、シュールな世界――後の「I Am The Walrus」にも通じる――が展開される。
駄洒落や語形の変形、意味の置き換え等を駆使した文章に訳者も苦労したそうだが、それ以上に内容が内容だけに、私のような読者にとっても英語で読むのはつらいので、この邦訳書の存在は嬉しい (しかも '75年から絶版になることなく版を重ね続けているらしい)。
「レノンセンス」が十分に堪能できるこの本はレノン・ファンなら必携と言えるが、完璧を期したい人は、この本の原書にあたる「In His Own Write」が初版当時のままの装丁で再版されているようなので (以前渡英したときに見かけたのだが、古本ではなくて、多分90年代に入って復刻された新品だと思う)、そちらを入手して、オリジナルどおりに英語で堪能するといいだろう。
さらにそれに加えて、もっとディープなレノン・マニアなら、その後の作品「A Spaniard In The Works」(らりるれレノン―ジョン・レノン・ナンセンス作品集) と、凧あげの表紙の「Skywriting By Word Of Mouth」(空に書く―ジョン・レノン自伝&作品集) も合わせて手に入れるといいかもしれない。この2冊も同様に、ここ10年ぐらいの間に再版されているようだ (これも前述の渡英時に新刊本で見かけた。個人的には、そのとき3冊ともうっかり買いそびれてしまったので大変後悔している)。
アンソロジーのビデオでもおなじみの「レスリングする犬」などを収録。ポール・マッカートニーによる的を射た序文付き。↑

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