ブラッドスエット&ティアーズ

BS2でやっている「黄金の洋楽ライヴ」を見たのがきっかけだった。それまで「スピニングホイール」しか知らず、70年代のメジャーバンドとしてはちゃんと聴いてなかったのは、BS&Tとオールマンくらいで、今ごろになってブッ飛んでいる。特に2代目ヴォーカルスト、トーマスクレイトン(写真)の熱く激しくそして優しい真の人間らしさがほとばしる表情には完全に魅せられた。特にこの写真はあのブルース・リーが自分が死んだときにかけてほしいと言わしめた「And when I die」のラストで自分が最後の一節を歌ったあと他の楽器連中へ「いいよ」と目で合図を送っている図だが、(目の優しさが印象的だ)本当にバンドと一体となっている感じがとても良く出ている。歌っていない時も裏方にまわって必死にティンパニをたたいたり、このあたりはロッドスチュワートあたりとは対照的だ。そもそもジャスロックなるジャンルは20代の頃の俺にはやや敷居が高かった分、聴くきっかけが遅くなってしまった訳だが、その後フランクザッパやソフトマシーン、後期PFMなどによって目覚め、耳が肥えて?きたところで満を持して本家本元のライヴに出会った訳だからこれがぶっ飛ばない道理はない。ブラス群のテクニックの本格さは言うに及ばずギターやキーボードと言った音のぶ厚さ層の厚さプラスヴォーカルと、もう100%満足できる。ヴォーカルが変わる前のアルクーパーの頃のファーストの出来も決して劣ってない。こちらはキャッチーな曲が多く、SGTペパーズを思わせる。やはり好きな作品だ。
シカゴトランジットオーソリティ
同じく「黄金の〜」より。バンド名にバス会社名を拝借していた頃の初期のシカゴ。在りし日のテリーキャスと若き日のピーターセテラの2ショット。曲は「I'm a man」。キャスの野太い声とセテラの甲高い声がバランスよく溶け合っている感じが初期のトレードマークだった。ブラスロックではあったが「ジャズロック」までは行ってなかった分、少年時代の俺でもスンナリ入っていけた。ただこの頃の音はまだかなり玄人っぽくこの曲も昔作った俺のテープの選別からは漏れておりかわりに「クエスチョン67/68」と言った比較的わかりやすい曲が優先されている。だが今聴くと「こんないい曲あったっけ」という感じなのだ。
ロッドスチュワート&フェイセズ
ロンウッドとロッド、「I'm losing you」を歌う。フェイセズ時代の曲ではないが当ライブの中では一番良かった。ソロアルバムに入っており元々好きな曲だが特に後半のドラムソロが当然ではあるがスタジオ録音より長く迫力があった。ライブ向きの曲と言える。と言うかロッド自身がライヴ向きな性格と言える。スタジオ録音のベスト版のCDなど聴いてると声に抑揚がなくどれも同じような曲に聴こえてしまうのだが、「アブソルートリーライブ」などは身を乗り出して聴きいってしまう。このBBCライブもそういう意味では楽しめるのだが、BS&Tのコメントにも触れたが他の演奏者がハッスルしている時はなんとなく浮いて見えてしまう。きっと自分が目立っていないと気がすまない性分なのだ。だからJBGやフェイセズが長続きしなかったのもわかる気がする。
レイナードスキナード
名曲「フリーバード」だ。テリーゴディーの入場曲として聞いたのが初めてかな。デュアンオールマンの命日(これを書いている今日がまさしくそうだった!)には全米のラジオで一日中かかっていたと知って、まさしく今オールマンにはまっているだけに「おお、そうかぁ」と思ってしまった。10代の頃にはLAでの思い出の曲でもあった。
イーグルス
昔、民放でやっていた洋楽ヒストリーの特集番組から。「ホテルカリフォルニア」を初めて映像で見た時、ドラムをたたきながら歌うドンヘンリーの姿に改めて感動したことを覚えている。
サンタナ
同上。「哀愁のヨーロッパ」の後半、黒人がコンガをたたき始めるところ。10〜20代の頃はこの曲が一番好きだった。30代になってからはもちろん「ブラックマジックウーマン」が一番(笑)
クリーム
俺が本格的にブルースを聴くきっかけになった「クロスロード」を演奏するクラプトン。3分の曲の中にブルースのエッセンスが詰まっている。
CCR
アメリカ帰りの俺がカラオケでCCRを歌ったことがある。アメリカにもこんないい曲があるんだよって思いで。周りは「へぇー」で終わりだったけど。多分後にも先にもその曲が歌われることはないだろう(泣)