
OS X de Palm 1
OS XとPalmとのHotSync(準備編)
PalmユーザーがOS 9からOS Xに乗り換えたとき、多くの場合、とまどってしまいます。なぜなら、いくつかのアプリケーションがPalmとの連携をうたっているにもかかわらず、具体的な方法がわかりにくいからです。
OS Xのヘルプには、Bluetooth経由での同期が載せられているだけで、USB経由での同期については説明されていません。
Microsoft Entourageのヘルプにも、Palmとの同期についてはふれられていません。
両者とも、リリース後にアップデートという形でサポートされたため仕方ないことかもしれませんが、できればアップデートの際にヘルプファイルもアップデートしてほしいところです。
Palmと連携できるアプリケーション
Palm Desktop 4.0

Palm純正のアプリケーションです。現在は無料配布されていますが、元はアップル社の子会社だったClaris社が数万円で市販していたPIMアプリでした。元がアップル純正のため、非常に使い勝手がいいです。Palmを持っていなくてもほしいくらいのアプリケーションです。
Palm本体の「メール」の内容を完全にHotsyncできないのが欠点といえば欠点ですが、これは特殊な場合にしか必要ないでしょう。
(私は、Palmで入力→携帯電話に転送→iメールとして送信、iメール受信→Palmに転送・保存、という使い方をしていますので、バックアップとしてのHotSyncはできてほしいです。Palm本体でメールを送受信している方も同様でしょう。)
iCal・アドレスブック

OS X付属のアプリです。他のアプリケーションほど高機能ではありませんが、必要にして十分な機能は備えています。
しかし、OS Xの環境によってはHotSyncがうまく行えないというバグが残っているようです。
Microsoft Entourage

Microsofto社の製品らしく、重戦車のようなアプリケーションです。Microsoft Outlook(Outlook
Expressではありません。)を高機能にしたものと考えればよいでしょう。以前はHotSyncが完全にできないなどの不具合がありましたが、最新版では解消されているようです。
もちろん、メール機能は備えていますが、Palm Desktop同様、Palm本体の「メール」の内容を完全にHotSyncすることはできません。しかし、Entourageの場合、別アプリを使用すればできるようになります。これについては後述します。
アプリケーションの選択について
ビジネスで使用される場合でも、無料配布されているPalm Desktopで十分です。以前、OS 9版のPalm Desktopを使っていた方は、引き続き使うのがいいでしょう。ただ、Palm
Desktopではメールの送受信の機能は持っていません。
メールの送受信も一つのアプリケーションですませたい方は、Microsoft Entourageをお選びください。
HotSyncの準備
安全のため、OS9やWindowsでHotSyncできる環境の方は、そちらでデータのバックアップを取っておいてください。
- まず、Palm Desktop 4.0をインストールします。Palm Desktop 4.0はこちらからOS X用をダウンロードしてください。iCal・アドレスブック、Microsoft
Entourage共に同期にはPalm Desktopを必要としますので、必ずインストールしてください。
PalmDesktopの設定の方法はOS 9と同じです。
- Palm Desktopを連携用アプリケーションとして使うかどうかは別にして、必ずこの状態でHotSyncを行ってください。まだまだ、OS
X上のアプリケーションはOS 9やWindowsほど安定していません。OS9やWindowsでバックアップを取った方も、再度OS
X上でPalm本体のバックアップを取っておくことで、後々HotSyncに失敗して、Palm本体のデータを消失したときに回復が容易になります。
- iCal・アドレスブックとPalmを連携させるには、ここからiSync Palm Conduitをダウンロードし、インストールします。

iCal・アドレスブックとPalmとの同期については次回、説明します。
- Microsoft EntourageとPalmを連携させるには、Microsoft
MacTopiaからコンジットを入手します。わかりにくい場所においてありますので、見つけられなかった方は直接ここからHandheld
Synchronizationをダウンロードし、インストールしてください。
Microsoft EntourageのHotSyncは、Palm Desktopと同様、Palm本体のHotSyncアプリやクレードルのHotSyncボタンでできます。
※ Microsoft EntourageとHotSyncする際の注意点
Microsoft
Entourageは、必ず最新版にアップグレードしておいてください。初期状態のままではPalmと連携することができませんし、最悪の場合、Palm本体のデータを壊してしまいます。
Microsoft EntourageのアップグレードはMicrosoft
MacTopiaからダウンロードしてください。一度もアップグレードしていない方は、この機会に他のOfficeアプリケーションもアップグレードしておきましょう。
Mictrosoft Entourageとの連携の際に注意したいのが、Handheld Synchronizationをインストールすると、Palm
Desktopのコンジットが無効になり、ファイル転送の機能しか残らなくなってしまいます。つまり、Palm Desktopのアドレス・予定表・メモ・ToDoの同期の機能がMicrosoft
Entourageの同期の機能と置き換わります。
なお、iCal・アドレスブックのHotSyncは前述のようにPalm Desktopに付属するコンジットとは入れ替わらないため、Palm
Desktopと併用することができます。
※ Handheld
Synchronizationをインストールした後、再度Palm Desktopと連携させたいとき
ハードディスクの /Library/Application Support/Palm Hotsync フォルダにある[コンジット]フォルダのEntourageコンジットを同じ階層にある[コンジット(使用停止)]フォルダにドラッグし、[コンジット(使用停止)]フォルダにあるPalmコンジットを[コンジット]フォルダにドラッグします。


|