日光写真 .




種紙をセットして、そーと日光にかざします。
後は3分じーと待ちます。もういいかなあ・・もう少しかなあ・・わくわく。だんだん、どきどき・・




■日光写真とは
感光紙の科学変化を利用した写真を真似た玩具です。
大正時代に流行し、昭和30年代まで少年誌の付録としても付いてきました。
分類としては、写真玩具、科学玩具、学習玩具などにくくられると思います。
3つのパーツから構成されます。
種紙:薄紙に絵を印刷してある。ネガに相当。
10−20枚どりで1シートになっています。
日光感光紙:感光度は低い。一度しか感光出来ない消耗品です。印画紙として売られていた事も。
焼き枠:写真機(カメラ)に相当します。写真機を模したものから、
ただの厚紙を二つ折りにしたものもあります。
日光をあてる窓はガラス板を用いたものとビニール板のものがあります。
撮影したものは、定着液を用いないので、数日で消えてしまいます。
俳句の季題は「青写真」で冬のものだそうです。冬の弱い日差しでゆっくりと仕上げるというのが
通なのかもしれませんが、子供は待てないんですよね・・

■良い子の為の遊びかた
好きな種紙を選び、焼き枠の大きさに合わせて切り取ります。
感光紙も同様に焼き枠の大きさに合わせて切り取ります。最初からカットされている場合もあります。
感光紙の上に種紙を重ねて、それを焼き枠(カメラ)で挟み込みます。
それを日光に数分当てると感光紙の場合紫色などに焼き付けされます。
この後、水に浸けて仕上げます。乾かして出来上がりです。



出来上がったら、自慢そうにお母様と妹に見せます。
「えっへん、僕が撮ったんだよ!」
お母様「まぁ、良く撮れているわねぇ」
妹「お兄様、私にも遊ばせてください!」
こうして楽しい夏休みの一日は過ぎて行くのでした・・

私も子供の頃遊んだ記憶があります。
どんな風に写るのかわくわくしながら遊んだものです。
あのわくわく感がなんとも言えませんでした。
男の子ならではの遊びですね。





・種紙。
図柄からして戦後、昭和20−30年代前半でしょう。
これを1枚ずつ切り取って使う訳です。
「不二紙工」というメーカーのものです。
いわゆる「ギブ・ミー・チョコレート」の世界ですね。
意味が分からない方はお父様、お母様にお尋ね下さい。




・種紙。
古いものですから、横文字は「右から左へ」読みます。
間違って左から読むと・・・

図柄は「チャップリン」など。
横に6枚組みの連続コマ漫画になっています。



・「TANABE」ブランドのカメラ
長谷川一夫の名入り




・裏面です。
「天然色カメラ」と。
実際には白黒なんですか・・



・「BABY CAMERA」というカメラ
窓枠はビニール製




・裏面です。
「東京」と鳩マークが付いています。



・天田玩具製のテレビ型カメラ
テレビの中は「九ちゃん」ですね。
窓枠きガラス製




・裏面は「LEITEX」というカメラになっています。




・年代的に古いタイプのカメラ
造りはとてもいいです。
窓枠はガラス製
ちゃんと持つ為の紐も付いてます。




・印画紙です。
遮光の為、黒い紙に包装されています。
一包装、10枚程です。




ご希望の方には、日光写真機(焼き枠)と種紙をお分け出来ます。トレードも歓迎します。
印画紙も有りますが古いものなので化学変化しており実用にはなりません。資料としてお分けは出来ます。