私とカレー


    S&Bのカレー粉で小麦粉を炒めるところから作るカレーでも、ルータイプのカレーでも一緒。 "お母さんの味"として大半の日本人が食しているのはこのタイプだし、私ももちろんこの手 のカレーを食して育った。
大学に入るとその手のタイプのカレーを食する機会がなくなった。一人暮らしだとカレー作って も余っちゃうからねえ。かといってその手のカレーって納豆と一緒で、"外食"で食べるほどの ものじゃないって思ってたから、ほとんど食べなかった。たまに今は亡き多摩そごうの社員食 堂で食べてたくらい。
 
    大学3年の時、八王子に引っ越して街をふらふらしていて、たまたま "シャンティ"というカレー店に入った。この日のことは覚えていないが、私の人生の 中で2番目か3番目くらいのエポックメイキングな日ではなかろうか?
「 無味乾燥な大学時代。青春をかけるに値するのはまさにエスニックカレーに違いない」
と感銘を受けました。シャンティのカレーは本当に週3回はランチを食べに行っていたもんなあ。


    で、自然の摂理として、どうしても自分で作りたくなってくる。で、スパイスも買い揃えてくるん だけど基本的な料理の知識がない。だから例えば"タマネギが茶色くなるまで炒めて・・・"なんて本に 書いてあっても、火が通れば良しとしてしまったり、焦がしてしまったりする。本当に試行錯誤 だった。この時期

    ・部屋は慢性的にスパイスの香りがあふれ
    ・自作カレーを食した後には局部に湿疹ができ

といろいろ悩み多き時期であった。まあ満足できる(本当に親しい人以外にも食べても らえる)カレーが作れるようになるまで、本当に1年くらいかかった。
(涼しい顔をして食べてくれたMさん。あなたは偉大だった。)
 
    西葛西の借り上げマンションに入居したが、台所があまりにも狭く。週末をカレー曜日として 過ごすのはあきらめざるを得なかった。
 しかし・・・作れないなら「この大東京のカレーの名店を制覇してやろう!」と思い立ち、 カレー本を買いあさり、週末は(日帰りの)旅の人になるのが常となっている。