東京には「ネパール・インド料理」と看板を掲げている店は多くあるが、
「ネパール料理」と単独で提供できるところは少ない。何故なら、日本人の
多くがエスニックカレー=北インド風カレーと思っており、またそれのみが美味
いと信じているため、北インド料理を出さないと経営が成り立たない場合が
ほとんどなのである。
「ネパール・インド料理」店の店主のほとんどはネパール人であり、ネパー
ル料理をメインメニューにしたいのだが、そんな事情でそうはいかない。
日々、ジレンマに陥っているネパール人を私は何人も知っている。
このマナカナマのメニューを見ると、やはり8割方がインド料理である。
店主らしき人に話を聞くと、彼はネパール北部の「タカリ族」とのこと(そう
いえば恵比寿の「ソルティーモード」の店主もタカリ族だったっけ?)。やはり
最初はタカリ族のメニューを出そうと考えていたが、諸事情でうまくいかな
かったらしい。が、来月中にはメニューを大改装して、ネパール料理をメイン
にするという。
これは楽しみだ。すぐ近くに北インドパンジャブ地方の料理を出すルソイが
あるのだから、是非、ネパール路線でやって欲しい。
前置きが長くなった。ランチタイムに行ったのだが、セットが3種類ある。
800円でカレー1種、サラダ、ナン、ライス。+100円で飲み物が付く。
ただしマトンカレーを選択すると900円になる。1,000円のセットでカレーが2種。
1,600円でタンドリーチキンが付く。
味はチキンカレーを食していて思い出したが、八王子のシャンティのチキンカレー
がまさにこの味だった。あそこもネパール人が経営しているはずだから、ネパール人
(タカリ族に限定して言ったほうが良いのかな?)がインド風のチキンカレーを
つくるとこんな感じになるのかな。コリアンダー、クミンがベースなんだけれど、
申し訳程度にクローブ、カルダモン、シナモンが入っている。この味は、私の
エスニックカレーの原点、トラウマだからたまらなく好きなんだな。
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