☆☆ 『シンシア』の事が掲載された2000年3月の新聞記事 ☆☆

★★3月 2日 毎日新聞・朝刊・阪神版★★

福祉読本「みんなの問題です」改訂版を出版 表紙は「シンシア」−−宝塚市教委/阪神

 「シンシア」が表紙の福祉読本が完成――。宝塚市教委は1日、同市の小中学生や養護学校生らに配る福祉読本「みんなの問題です」の改訂版を3700部、出版した。毎年改訂しているもので、「盲導犬と介助犬」の項が4ページ設けられ、同市教委と毎日新聞が共催した「シンシア絵画コンクール」の入選作品全12点が表紙を含め、カラーで紹介されている。
 「みんなの……」は、福祉のまちづくりやともに生きる社会を児童生徒に考えてもらうため、作成している。改訂版はA4判24ページ。新たに設けられた「盲導犬と介助犬」の項では、それぞれの犬が障害者の社会参加を助けていることを説明、市が介助犬受け入れの独自のワッペンを作ったことなども紹介している。
 また、表紙に同コンクールで毎日新聞社賞に選ばれた市立宝塚幼稚園、松本康太郎君の「いつもシンシアといっしょ」を掲載。介助犬のことに触れた小林聖心女子学院小の中沢涼子さんの作文「みんなにやさしい宝塚」も全文紹介した。【田畑知之】

★★3月 2日 朝日新聞・朝刊・阪神版★★

介助犬・盲導犬の副読本作る 総合学習などに利用−−宝塚市教委/阪神

★★3月 4日 朝日新聞・朝刊・大阪版★★

ふれあい/大阪

○北摂 ◆講演会「介助犬と生きて−シンシアがくれた希望」 5日13時半−15時半、豊中市中桜塚2丁目の市立福祉会館3階・集会室。講師は日本介助犬アカデミー理事の木村佳友さんと介助犬シンシア。身体の不自由な人の生活をサポートするパートナー、介助犬について話す。定員100人。手話通訳もある。申し込みは豊中市社会福祉協議会(6841・9393)へ。

★★3月 8日 毎日新聞・朝刊・滋賀版★★

介助犬シンシアと木村佳友さんが講演 「優しい街に」 大津市で/滋賀

 県生命保険協会のボランティア文集報告会が8日、大津市浜大津4の明日都浜大津であり、日本介助犬アカデミー理事のコンピュータープログラマー、木村佳友さん(39)=兵庫県宝塚市=が「介助犬と生きて(シンシアがくれた希望)」と題して講演した。
 木村さんはともに暮らす介助犬、シンシアと現れ、生保社員や顧客ら約100人を前に、オートバイ事故で胸から下と指が不自由になったエピソードから切り出した。当初ペットとして飼い始めたシンシアは、木村さんが仕事で使うフロッピーディスクをかんで壊したり、飛びついて車いすごと倒したりする大変な存在だった。しかし介助犬を育成する団体と出会ったことで、好奇心の強いシンシアが介助犬に向いていることが分かったなどと、介助犬誕生の経緯を説明。介助犬を取り巻く現状を話し、「優しい目で介助犬を見てほしい。みんなに優しい街が出来ればいいなと思っています」と締めくくった。【末盛亮】

★★3月11日 朝日新聞・朝刊・阪神版★★

わたしの太鼓判・味 介助犬シンシア(6) 鳥畑豆腐店のざる豆腐

ご褒美のダイエット食
 こんにちは。黒いひとみがチャームポイントのシンシアです。いつもは車いすのパパの手足となっててきぱきと仕事をしている介助犬の姿をお見せしているけど、食事の時間が大の楽しみ。「食い意地のかたまりだね」と家族に苦笑されるほど、普通の犬に戻っちゃいます。今日は、家族みんなが一押しのざる豆腐を紹介します。
 そもそも豆腐を食べ始めたのはダイエット。2歳のとき、適正体重の25`を2`オーバーし、獣医さんに「おやつは低カロリーで高たんぱくの豆腐」と助言されたわけ。これがなかなかいけるじゃない。今では「豆腐」と聞いただけで、耳がピクッと反応してしまろほどなのよ。
 普段はスーパーの豆腐半丁。でも、三カ月に一回ぐらいはこのざる豆腐が食卓に上るの。あたしの出身地、奈良県のラブラドルレトリーバー繁殖家が送ってくれるんです。「味が濃くて、いくら食べても飽きない。この大きさもうれしい」とパパとママも大絶賛。そばで見ていると、あたしの分を残してくれるか心配になるぐらいはしが進むのよね。
 鳥畑豆腐店のこ主人、鳥畑外次さん(六三)によると、おいしさの秘けつは、タンクに備長炭を沈ませた電子水。口当たりが全然遠って、大阪や姫路の居酒屋や料亭からも引き合いがあり、東京や九州なんかからも注文が届くんだって。「豆腐は世界一の健康食品という自負がある。当たり前のことをやっていれば、お客さんはきちんと評価してくれます」と鳥畑さん。このご褒美を楽しみに、明日からも仕事に精を出すぞっ。

 シンシア 人間でいえば30歳前後のレディー。事故で体が不自由になったコンピューターブログラマー木村佳友さん(39)と、その妻美智子さん(37)と宝塚市で暮らす。17日には新しい本が出版される。ホームペ―ジは「http://village.infoweb.ne.jp/~cynthia/」

 鳥畑豆腐店 大阪市淀川区十三東3の3の1(06・6303・0296)が工場。近くのショッピングセンター・ブルームで購入可。電子水は静電気を利用して水の分子を細かくした水。直径約14ョンのざる豆腐(大)328円など商品は30種類以上。宅配も。1962年創業。

■写真説明 味わい深いざる豆腐(大)。10数種類の具入りがんもどき「デラックスヒ口ース」(左上)も人気商品

★★3月14日 毎日新聞・大阪本紙・夕刊★★

JR「東日本」が介助犬シンシアに乗車試験 新幹線は常連、トラブルや苦情なし

 兵庫県宝塚市の車いすのコンピュータープログラマー、木村佳友さん(39)をサポートしている介助犬シンシアが、東京でJR東日本の試乗試験を受けることになった。既に、JR西日本・東海や阪急電鉄の試験を受け、乗車が認められているが、JR東日本は「他のJRで合格していようと、うちの路線を利用する場合は、うちが試験する」との考え。木村さんは「同じJRなのに……。介助犬と障害者がどこでも気軽に出掛けられるように、手続きを見直してほしい」と困惑。法的認知のない介助犬の現状が改めて浮き彫りになった。
 木村さんは今月19日、研究団体「日本介助犬アカデミー」(東京)の理事会出席のため新幹線で上京。東京駅から会場最寄りのJR飯田橋駅まで中央線を利用する。このため、JR東日本に、狂犬病予防接種済票や犬鑑札のコピーなど、JR西日本などの時と同様の書類を添えて利用を申請。同社は「他の乗客に迷惑を及ぼさないか」などを、同行してチェックすることになった。
 道路交通法で認められている盲導犬は、電車に同伴する場合、許可や試験は必要ない。一方、法の認知のない介助犬は、鉄道各社が個別に審査している。
 シンシアは1998年、JR西日本・東海、阪急の3社の合同面接と宝塚―東京間の試乗試験を受けた。その際、足を踏んで、騒がないかというチェックまでされたが、無事、合格。その後、新幹線は新大阪―東京間を約20回ほど利用しているが、シンシアはおとなしく伏せていて、トラブルや苦情はない。
 JR東日本は「お客様の安全に責任があるので試験は仕方がない。介助犬のニーズが高まっているのもわかっており、国に一日でも早く介助犬の公的基準を作ってほしい」と話している。 【山本真也】

★★3月14日 毎日新聞・東京本紙・夕刊★★

介助犬の乗車、JR西日本でパスしたのに…「東日本」でまた試験

 兵庫県宝塚市の車いすのコンピュータープログラマー、木村佳友さん(39)をサポートしている介助犬シンシアが、東京でJR東日本の試乗試験を受けることになった。既に、JR西日本・東海や阪急電鉄の試験を受け、乗車が認められているが、JR東日本は「他のJRで合格していようと、うちの路線を利用する場合は、うちが試験する」との考え。木村さんは「同じJRなのに……。介助犬と障害者がどこでも気軽に出掛けられるように、手続きを見直してほしい」と困惑。法的認知のない介助犬の現状が浮き彫りになった。
 木村さんは今月19日、研究団体「日本介助犬アカデミー」(東京)の理事会出席のため新幹線で上京。東京駅から会場最寄りのJR飯田橋駅まで中央線を利用する。このため、JR東日本に、狂犬病予防接種済み票や犬鑑札のコピーなど、JR西日本などの時と同様の書類を添えて利用を申請。同社は「他の乗客に迷惑を及ぼさないか」などを、同行してチェックすることになった。
 道路交通法で認められている盲導犬は、電車に同伴する場合、許可や試験は必要ない。一方、法の認知のない介助犬は、鉄道各社が個別に審査している。
 JR東日本は「お客様の安全に責任があるので試験は仕方がない」と話している。【山本真也】

★★3月17日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊★★

第7回坂田記念ジャーナリズム賞 第1部門新聞の部で毎日新聞大阪本社シンシア報道

 坂田記念ジャーナリズム振興財団は16日、関西を拠点にした優れた報道活動を顕彰する第7回坂田記念ジャーナリズム賞の受賞者を発表した。第1部門(スクープ、企画)新聞の部で、「介助犬シンシア」連載企画と介助犬支援運動を展開した毎日新聞大阪本社阪神支局「介助犬取材班」(代表=藤原健・阪神支局長)が選ばれた。
 「介助犬シンシア」は1998年9月から兵庫、大阪の地域面で連載。法的に認知されていない介助犬とその使用者の日常を描き、スーパーが全国店舗で「介助犬立ち入りOK」を打ち出したり、国会議員が法整備を視野に入れた運動に乗り出した。選考委員会は「シンシアの存在と丹念な取材活動が、親しみをもって身障者問題への理解と共感をもたらした」と評価した。

 他の受賞者は次の通り。

★★3月17日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊★★

「介助犬シンシア」を出版 キャンペーン基に−−毎日新聞社

 毎日新聞の介助犬キャンペーンを基にした本「介助犬シンシア」=写真=が、毎日新聞社から出版され、近く全国の書店などに並ぶ。シンシアに支えられ車いすで暮らす兵庫県宝塚市のコンピュータープログラマー、木村佳友さん(39)と毎日新聞阪神支局取材班の共著。
 木村さんのリハビリの苦闘や、シンシアとの自由な外出を求める運動の様子などを紹介。木村さんのコラムや、シンシアを撮りつづける神戸市の写真家・小田哲明さんの写真も掲載している。
 B6判、254ページ。1400円(税別)。印税はすべて、「シンシア基金」に寄贈される。

★★3月17日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊★★

介助犬支援の「シンシア基金」への募金、1000万円を突破

 介助犬を支援するため、毎日新聞社が設けている「シンシア基金」への募金が、このほど1000万円を突破した。1998年9月に開設。介助犬の育成や研究活動などにあてられる。
 募金は〒530―8251 大阪市北区梅田3の4の5、毎日新聞大阪社会事業団「シンシア基金」係(郵便振替00970・9・12891)へ。通信欄に「シンシア基金」と記入。

★★3月17日 朝日新聞・大阪本紙・朝刊★★

第七回坂田記念ジャーナリズム賞決まる 【大阪】

★★3月17日 産経新聞・東京本紙・朝刊★★

【ニュースクリック】本紙大阪連載企画に坂田記念ジャーナリズム賞

★★3月18日 毎日新聞・朝刊・阪神版★★

[支局長からの手紙]藤原健・阪神支局長 みんなに支えられた「シンシア報道」/阪神

 うれしいときには、うれしいことが重なるものです。年末年始にかけ、連載「介助犬シンシア」を本にまとめる作業に追われ、来週早々には主な書店で発売されることになった矢先、この連載を中心とする一連の「シンシア報道」が坂田記念ジャーナリズム賞を受賞する報に接したからです。
 坂田記念ジャーナリズム賞は、年間を通じて関西を拠点にした優れた報道活動を顕彰するために設けられた賞で、報道各社のさまざまなスクープや企画のなかから選ばれることになっています。
 私たちは、1998年9月からこの連載を始め現在に及んでいますが、この間、地域面という決して大きくはない舞台から、シンシアの姿を通じて見えてくるバリアフリーの問題や、人々のやさしさを問い続けてきました。幸い、多くの読者のみなさんの支持を得ることができ、昨年夏には、日本のほとんどの新聞社の労働組合が加盟する日本新聞労働組合連合(新聞労連)大賞特別賞にも選ばれ、今の時代に新聞が報道すべき情報の質について教えられる幸せと責任を感じていたところでした。それだけに、今回の受賞も素直に喜びたいし、みなさんの後押しがあったからのこと、と感謝の気持ちでいっぱいです。

◆     ◆     ◆

 連載はまだ継続中ですが、その途中で出版に踏み切ったのは、100回を超えたころから多くの読者から「本にしてほしい」という要望が寄せられていたことや、連載中に介助犬を取り巻く状況が大きく動き、この段階でまとめておく必要が出てきたからです。
 また、シンシアの使用者、木村佳友さんからも「講演依頼が殺到しており、回りきれない人たちのためにも本にできたら」と相談もあり、木村さんにコラムの寄稿をお願いして、私たちと木村さんの共著という形で出版することにしました。
 日々の紙面を充実したものにするのが私たちの仕事で、出版に割く時間的余裕はそれほどありません。しかし、みなさん方のやさしいまなざしを背中に感じ、介助犬の公的認知のために奮闘する木村さんとシンシアの活動を思うとき、疲労は全くありませんでした。
 連載と同じ名前の本の出版は毎日新聞社からで、B6判、254ページ。1400円(税別)。印税はすべて、毎日新聞大阪社会事業団に設けてある介助犬の育成と研究活動などのための「シンシア基金」に寄贈することにしています。

◆     ◆     ◆

 新聞のキャンペーンは、一定の成果が得られれば、その役割を果たしたとされます。それは以前、この欄でも触れたことです。「シンシア報道」も、介助犬の存在とその有用性をより広く知らしめたという範囲では、ささやかな貢献ができたと思っています。しかし、連載でお分かりのように、障害を持つ人にとって、超えるべき壁はまだまだ高く、厚いのが現状で、「成果」は、まだ先にあるというのもいつわりのない実感です。この意味で、たとえ形は違っていても、このキャンペーンはまだ続けなければならないと思っています。本はそのひとつの証(あかし)でもあります。

◇本をプレゼント
 この機会に、ささやかですが、取材班からみなさんに本を5冊、プレゼントします。25日まで(消印有効)に、はがきで〒660―0892 尼崎市東難波町5の16の29 毎日新聞阪神支局まで「シンシア本希望」とお書きいただいて応募ください。抽選のうえ、発送をもって発表にかえさせていただきます。【阪神支局長、藤原健】

★★3月29日 毎日新聞・朝刊・大阪版★★

「介助犬同伴OK」マーク決まる ハートに犬の横顔 与那嶺忠儀さんの作品/大阪

 猛然と動き出した宝塚市。1999年9月からは、小中学生と園児らを対象に「シンシア絵画コンクール」も始められた。当初、「シンシアを見たことがない子もいるのに、作品が集まるだろうか」という慎重論もあった。しかし、「見たことない子には見てもらえばいい」とばかりに、急きょ、制作中のビデオ「介助犬シンシア〜人と犬との新たなふれあい」のダイジェスト版をつくり、学校に配る熱心さだった。現場の先生たちの協力もあり、426点もの作品が集まった。
 さらに、「盲導犬同伴可」のステッカーにならい、「介助犬同伴OK」を示す図案の全国公募も行った。これには572点が寄せられた。丸みを帯びた赤いハートに、犬の横顔を配したマークが選ばれた。大阪市西成区の与那嶺忠儀さん(56)の作品だった。
 この図案は今後、ステッカーに加工され、宝塚市内で介助犬を受け入れてくれる商店や飲食店に配布するほか、学術団体「日本介助犬アカデミー」を通じて、全国で使われる予定だ。すでにスーパーのダイエーグループが全国での採用を内定しており、「介助犬OK」マークが各地で見られる日も近い。

★★3月30日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊★★

第7回坂田記念ジャーナリズム賞、毎日新聞阪神支局「介助犬シンシア」取材班に

 関西を拠点にした優れた報道活動を顕彰する「第7回坂田記念ジャーナリズム賞」の表彰式が29日、大阪市北区の「クラブ関西」であった。第1部門(スクープ、企画)新聞の部で受賞した「介助犬シンシア」を担当した毎日新聞阪神支局介助犬取材班(代表・藤原健支局長)などが表彰された=写真。
 車いすのコンピュータープログラマー、木村佳友さん(39)=兵庫県宝塚市=とその手足となって支えるシンシアに密着し、大阪・兵庫の地域面で長期連載している「介助犬シンシア」をはじめ、介助犬認知に向けたキャンペーンを展開。宝塚市や国会議員による支援のきっかけをつくった。【山本真也、野原靖】



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