★★ 9月1日 共同通信・発信 ★★
シンシアが第1号に 兵庫県の介助犬認定制度
介助犬の普及を図ろうと、他府県に先駆けて独自の公的認定・登録制度を含む利用促進要綱をつくった兵庫県は施行日の一日、同県宝塚市の会社員で車いす生活を送る木村佳友さん(40)の介助犬シンシアを、県認定介助犬の第一号として登録した。
シンシアはラブラドルレトリバーの雌六歳。同日夕、神戸市中央区の県公館の知事応接室で、貝原俊民知事が、シンシアを連れた木村さんにシンシアの名前や写真入りの登録カードを交付した。 木村さんが「介助犬が安全に管理された犬であることをもっと知ってほしい。同様の制度が全国に広がることを願っています」と話すと、貝原知事は「今後も先頭に立ってやってください」などと答えていた。
実際の認定作業は「日本介助犬アカデミー」(東京)が当たり、県は同日、認定を的確に行う能力を有する団体として指定した。
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★★ 9月2日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★
シンシアに「介助犬登録カード」 兵庫県が介助犬認定 全国初
法的に認知されていない介助犬の普及に取り組む兵庫県は1日、介助犬シンシアと暮らす同県宝塚市の車いすのコンピュータープログラマー、木村佳友さん(40)に、独自の要綱の規定に基づき、「介助犬登録カード」を交付した=写真、大崎幸二写す。自治体が要綱をもとに、介助犬を認定するのは全国初。
同県はこの日、「県介助犬同伴利用促進要綱」を施行。民間研究団体「日本介助犬アカデミー」の基準をクリアした犬を介助犬として認めることにした。シンシアは既に同アカデミーの試験で合格しており、第1号となった。
貝原俊民知事からカードを手渡された木村さんは「介助犬が自治体に認められた意味は大きく、社会の受け入れも進むと思う。介助犬の法制化にもつながってほしい」と話した。 【鵜塚健】
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★★ 9月2日 読売新聞・大阪本紙・朝刊 ★★
公式介助犬「シンシア」、兵庫県要綱で認定第1号に 飲食店で同伴可能に
◆飲食店14000店で同伴可能に
障害者を助ける「介助犬」を登録し、公共交通機関などで盲導犬並みに受け入れられるよう協力を求める「介助犬同伴利用促進要綱」を全国で初めて定めた兵庫県は施行初日の一日、同県宝塚市のコンピュータープログラマー木村佳友さん(40)の介助犬「シンシア」(ラブラドルレトリバー、メス六歳)を第一号に認定した。
介助犬は現在、国内で十一匹いるが、公的な認定基準がなく、欧米に比べて社会的認知が低いため飲食店などで同伴を断られるケースが多い。県は独自の取り組みとして要綱を制定。登録期間は三年。既に県内の美術館など公共施設約二千か所、飲食店など約一万四千店が加盟する県衛生同業組合連合会などが協力を表明。これらの施設では登録カードを示せば、介助犬の同伴を認める。
■写真説明 貝原知事から登録カードを受け取る木村さん(左)と介助犬「シンシア」(1日、兵庫県公館で)
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★★ 9月2日 朝日新聞・朝刊・兵庫版 ★★
県の介助犬登録第1号は宝塚の「シンシア」 /兵庫
障害者に代わってドアを開けたり、物を拾ったりする介助犬を登録する県の制度が一日始まり、宝塚市のコンピュータープログラマー木村佳友さん(四〇)と介助犬「シンシア」(ラブラドルレトリーバー)に第一号の登録カードが交付された。スーパーやレストランなどでシンシアと同伴するのを断られることが多いため、木村さんは「この制度で介助犬についての理解が深まってほしい」と話した。
登録カードは縦六センチ、横九センチ。シンシアと木村さんが一緒に写った写真が張られ、「介助犬を同伴して施設などを利用できるようご配慮をお願いします」と書かれている。
交付式は神戸市中央区の県公館であり、貝原俊民知事が木村さんに登録カードを手渡した。貝原知事は「制度は緒についたばかり。県民のみなさんに介助犬の意義を啓発したい」と話した。介助犬について全国的に統一された認定基準はまだない。木村さんは「兵庫県の制度が全国のモデルケースになってほしい」と期待している。
■写真説明=貝原知事(中央)から登録カードを受け取る木村佳友さん(左)=神戸市中央区の
県公館で
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★★ 9月2日 神戸新聞・朝刊 ★★
並木道
肢体障害者の生活を助ける介助犬を公的に認定、同伴利用を促進するため、兵庫県が定めた要綱に基づく登録第一号となった宝塚市のコンピュータープログラマー木村佳友さん(40)のシンシアに対する登録カードの交付式=写真=が一日、県公館で行われた。
同要綱は飲食店や小売店などの理解を得ながら、障害者と介助犬が利用できる施設を増やしていくことを目的に県が全国で初めて策定。木村さんとともに介助大の認知活動に取り組んできたシンシアが第一号に選ばれた。
貝原俊民知事から、登録カードを手渡された木村さんは「公的に認定されたことで、民間団体でも受け入れてくれるところが増えるだろう。とても意義深い取リ組み」と感慨深げに話していた。
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★★ 9月2日 毎日新聞・大阪本紙・夕刊 ★★
[憂楽帳]シンシア(北岡宏輔)
「介助犬シンシア」の一連の記事が内外から高い評価を得ているのを励みに、いっそう頑張ろうという内輪の集いがあった。幹事が「君は音楽をやるんだから、シンシアの歌を作って当日歌ってくれよ」と言う。
歌は文章と同じで、前奏から主題、展開部……と、旋律に「起承転結」がある。そこまで構成を考えて歌詞を付けている時間はないから、30秒程度のBGMを作って、録音テープを会場で繰り返し流すことにした。
それから数日間、頭の中はシンシアが走り回る光景と、未完成の旋律でいっぱいになった。緑の野原をイメージした明るいリズムの曲がようやくでき、休みの日にギターや伴奏を一気に録音。ふと、シンシアがちょこんと座って聴いている気がして、曲の頭に「ワン、ワン」という鳴き声も入れた。 社内の反応はさまざまだった。
「介助犬や盲導犬って、ワンワンほえないぞ」「30秒は短すぎる!」「シンシア・音頭ができたんやて?」……
慌ただしく曲を作っていて、ひとつ思い出した。「福祉活動の第一歩は、常に意識を持つこと」という高校時代の先生の言葉。「その意識が、自然に行動に結び付くんだよ」。時々は自戒を込めて曲を聴き返しながら、シンシアのクリクリした黒い目を思い出さねば。そう考えている。 【北岡宏輔】
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★★ 9月14日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★
[デスクです]介助犬シンシア(健)
◆兵庫県が今月から、全国で初めて介助犬の認定制度をスタートさせています。宝塚市在住の木村佳友さんを助けるシンシアがその認定第1号になりましたが、公的な認知に向けた動きを支援している本紙と毎日新聞大阪社会事業団の「シンシア基金」に、神戸市の読者から「シンシア、おめでとう」とお便りが。「シンシア、あなたがどんなに人々の心を動かしているか。素晴らしい存在です」と結んでありました。 (健)
この欄へのお便りを手紙(〒530―8251、住所不要)、ファクス(06・6346・1736)、メール(o.shakaibu@mbx.mainichi.co.jp)でお寄せ下さい。
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★★ 9月22日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★
[デスクです]介助犬支援施策(健)
◆大阪府が介助犬支援施策の検討を始めました。お隣の兵庫県が、宝塚市在住の木村佳友さんを助けるシンシアを「県認定介助犬」とした際、近隣自治体に「シンシアの受け入れ、よろしく」と依頼したのがきっかけです。本紙の2年越しの支援の輪が、また、大きく広がりました。木村さんからは、この欄に「一頭でも多くの介助犬が障害者のもとで活躍できるよう、今後も応援よろしくお願いします」とメールが。 (健)
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