☆☆ 『シンシア』の事が掲載された2001年12月の新聞記事 ☆☆

★★ 12月1日 朝日新聞・東京本紙・朝刊 ★★

補助犬法案、議員立法で提出 今国会にも成立

★★ 12月1日 産経新聞・東京本紙・朝刊 ★★

盲導犬などの出入り自由に 補助犬法案提出へ

★★ 12月1日 愛媛新聞・朝刊 ★★

盲導犬とお買い物どうぞ 今治大丸など、きょうから

★★ 12月2日 毎日新聞・朝刊・神戸版 ★★

中央区で「盲導犬ふれあい教室」 ダイエーと住友生命が共催/神戸

 盲導犬にじかに触れて、理解を深めてもらう「盲導犬ふれあい教室」が1日、神戸市中央区のダイエー三宮駅前店で開かれた。身体障害者補助犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)の支援活動をしているダイエーと住友生命が共催した。
 県盲導犬協会の歩行指導員とデモンストレーション犬のリブロスが出演。訓練や歩行誘導の実演をした後、参加者が実際に盲導犬に触ってみた。本来、盲導犬は「仕事中」になでてはいけないが、触って、ぬくもりを感じることで理解が進むため、毎回、スキンシップの時間を設けている。この日も、リブロスのハーネス(胴輪)を外したうえで、なでてもらった。
 ふれあい教室はダイエーが93年から開始。年間、約30店舗で開いており、今年10月から住友生命が加わった。県内には1万1000人の視覚障害者がいるが、盲導犬は47頭いるに過ぎない。教室に合わせて、啓発パンフレットを配ったり、育成の募金も呼びかけた。【山本真也】

★★ 12月6日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★

介助犬法案を全党一致で提出 通常国会で成立へ

 障害者が介助犬などを同伴して社会で活動することを保障する「身体障害者補助犬法案」と福祉関連3法の改正案が5日、全党一致の議員立法として衆院厚生労働委員会に提出された。臨時国会の会期は7日までのため継続審査となり、来月末に開会予定の通常国会で成立の見通し。障害者が待ち望んでいた法律制定に向けて大きく動きだした。
 補助犬法は、介助犬、盲導犬、聴導犬の同伴や訓練を法的に認知し、障害者の社会参加への道を開くのが目的。超党派の「介助犬を推進する議員の会」(101人)が立案した。
 議員の会結成のきっかけを作った介助犬シンシアと暮らす車椅子の障害者、木村佳友さん(41)=兵庫県宝塚市=は「やっとここまできた。遠慮せずに買い物や旅行ができる意義は大きい」と話している。 【山本真也】

★★ 12月6日 毎日新聞・東京本紙・朝刊 ★★

「身体障害者補助犬法案」衆院に提出

 障害者が介助犬などを同伴して社会で活動することを保障する「身体障害者補助犬法案」と福祉関連3法改正案が5日、全党一致の議員立法として衆院厚生労働委員会に提出された。臨時国会の会期は7日までのため、来月末開会予定の通常国会で成立の見通し。

★★ 12月7日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★

宝塚市が身体障害者補助犬利用者の相談窓口を設置 市長「来年度から取り組み」/阪神

 宝塚市の正司泰一郎市長は6日、介助犬や盲導犬など身体障害者補助犬利用者のための相談窓口を設置する方針を明らかにした。
 12月定例市議会で、小倉実市議(公明)の質問に答えた。小倉市議は「どうすれば補助犬が手に入るのか、費用はいくらかかるかなど、身近な疑問への相談窓口を全国に先駆けて設置してはどうか」と質問。正司市長は「来年度から取り組みたい」とした。
 市福祉事務所によると、「補助犬を使いたいが、犬の世話など家族への負担が増えるのではないか」と悩む障害者は多い。同事務所は「既に相談に対応しているが、介助犬や盲導犬を現在使っている人に相談に乗ってもらう場を設けるなど、より役に立つ方法を考えていきたい」と話している。 【佐々木雅彦】

★★ 12月7日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★

介助犬シンシアを教材に 小中学校の総合学習で積極的活用−−宝塚市教委方針 /阪神

 宝塚市教育委員会は6日、市立の小中学校、養護学校で来年度から本格的に始まる総合学習授業で、介助犬シンシアを福祉教育の教材として積極的に活用していく方針を打ち出した。同日の12月定例市議会一般質問で、古田時子市議(公明)の質問に対する答弁で明らかにした。
 同市教委はこれまでも、小中学生向けの福祉副読本に盲導犬や介助犬の項目を付け加えたり、シンシアの活躍を紹介するビデオを制作。シンシアとそのパートナーの木村佳友さん(41)に学校で講演してもらうなど、シンシアを教育に取り入れてきた。
 総合学習は、教科の枠にとらわれず、実際に見て心で感じることを重視する内容で、各校で一昨年度から試験的に導入されている。既に、地元を素材とした学習に取り組んでいる学校が多く、宝塚を古里とした漫画家手塚治虫さん(故人)の作品を素材にした小学校もあった。市教委は「シンシアと木村さんは宝塚で生活している。地元の話題であれば、子どもたちも自分の問題としてとらえやすい」と話している。 【佐々木雅彦】

★★ 12月8日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★

[デスクです]介助犬(藤)

◆本紙が98年以降、キャンペーンを続けている介助犬の公的認知が、いよいよ来年1月の通常国会で法律の形になって実現します。道路交通法で規定されている盲導犬、介助犬同様に認知を受けていなかった聴導犬と共に身体に障害を持つ人たちに欠かせない「補助犬」として認められるのです。
◆キャンペーンは、兵庫と大阪の地域面が主舞台ですが、「(介助犬)シンシアのまち」を宣言している兵庫県宝塚市でシンポジウムも続けています。今日、8日はその3回目。市民と自治体、社会貢献を推進する企業が一体となった法律づくりの意味を考えます。お近くの方はぜひ、お越しを。 (藤)

★★ 12月8日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★

宝塚市できょう「介助犬シンポジウム」 パネリストに木村佳友さんら /阪神

 「第3回介助犬シンポジウム〜私たちに何ができるか シンシアのまち宝塚から〜」(県・宝塚市・毎日新聞社共催、住友生命・ダイエー後援、日本介助犬アカデミー協力)が8日午後0時半から、宝塚市栄町3の宝塚グランドホテルで開かれる。
 介助犬、聴導犬を法的に位置付ける身体障害者補助犬法案が5日、臨時国会に全党一致の議員立法として提出された。年明けの通常国会で成立する見込み。シンポでは法制化後の展望と課題について議論する。
 パネリストは宝塚市で介助犬シンシアと暮らす障害者、木村佳友さん▽ヒトと動物の関係学会会長の林良博・東京大学農学部長▽まちづくり市民グループ「あゆみ」代表の中村文子さん▽正司泰一郎・宝塚市長。コーディネーターは藤原健・毎日新聞大阪本社社会部長。
 また、議員立法を進めた「介助犬を推進する議員の会」事務局長の中川智子衆院議員、日本介助犬アカデミー専務理事の医師、高柳友子さんの報告もある。

◇手話通訳も
 入場無料。手話通訳、要約筆記あり。参加者には新種のバラ「シンシアたからづか」のプレゼントも。
 会場はJR・阪急宝塚駅から北西に徒歩7分。 【山本真也】

★★ 12月9日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★

介助犬トレーナー育成へ 宝塚市長がシンポで表明 自治体として初めて

 「第3回介助犬シンポジウム〜私たちに何ができるか シンシアのまち宝塚から〜」(兵庫県・同県宝塚市・毎日新聞社共催、住友生命・ダイエー後援、日本介助犬アカデミー協力)が8日、宝塚市で開かれた。意見交換の中で、正司泰一郎・宝塚市長は「介助犬の育成のため、まず人材の育成から始めたい」と述べ、自治体として初めてトレーナー育成に取り組む考えを表明した。
 藤原健・毎日新聞大阪本社社会部長をコーディネーターに、介助犬シンシアと暮らす木村佳友さん▽林良博・東京大農学部長▽市民グループ「あゆみ」の中村文子代表▽正司市長の4人がパネルディスカッション。未整備な介助犬の育成システムのあり方などを中心に議論した。
 最後に「法律のきっかけをつくった宝塚で、共生社会を実のあるものにする発信を続けよう」とのアピールを採択。シンポ後、正司市長は「トレーナー育成の教育拠点をつくるため、研究団体や企業と協力していきたい」と語った。 【山本真也】

 (シンポジウムの詳細については20日朝刊の特集面に掲載します)

★★ 12月9日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★

宝塚市で「介助犬シンポジウム」開催 350人が出席 熱い議論交わす /阪神

 宝塚市で8日開催された「第3回介助犬シンポジウム〜私たちに何ができるか シンシアのまち宝塚から〜」。約350人が見守る中、来年1月に身体障害者補助犬法が通常国会で成立した後もやさしさの輪を広げようと、熱い論議が交わされた。
 パネリスト4人が参加したパネルディスカッションでは、補助犬法成立後の取り組みをめぐり意見を交換。介助犬シンシアの飼い主の木村佳友さん(41)は「事故でけがをする前は障害者になると思っていなかった。この問題は、自分の身近な生活の一部としてとらえてほしい」と訴えた。
 会場の大阪府茨木市東太田、会社員、高津伸幸さん(32)は「障害者の問題を他人事のように思っていた。木村さんの発言の意味が痛いほど伝わってきた」と話した。また、大阪府箕面市如意谷、雲雀丘学園小学校1年、宇野弘章君(7)は「うちでもポメラニアンを飼っているけど、シンシアがほえずにじっとしていて、賢いなあと思った」と話していた。
 会場には、シンシアにちなんだバラ「シンシアたからづか」が飾られ、参加者に配られた。

◆シンシア基金◆
 シンポジウムに先立ち、今年10月に交通安全意識向上を目指してカーニバルを開催した「第9回宝塚交通安全市民カーニバル実行委員会」が、売り上げや募金など21万5463円をシンシア基金に寄付した。阪上功・宝塚交通安全協会会長は「地区ライオンズクラブで聴導犬の育成を支援している。交通安全とは、アシスタント犬を連れた人も含め、みんなが安心して歩ける街にすること」と話していた。
 また、会場に設置された募金箱には、計1万1036円が寄せられた。

◆写真展◆
 会場の一角で、シンシアと木村さんを撮り続けている写真家・小田哲明さんの作品21点を展示。電車内で静かに座ったり、背伸びをしてエレベーターのボタンを押しているシンシアの姿に、FM宝塚パーソナリティーの姿美保子さん=宝塚市宝梅=は「シンシアは引き締まった表情をしたり、甘えた目つきをしたり表情が豊か。どの写真からも、木村さんとの信頼関係が伝わってくる」と話していた。

◆ジョイナー◆
 会場には、2年前から介助犬ジョイナーと暮らす車椅子の栢下(かやした)綾子さん(39)=京都市伏見区=の姿も。「ジョイナーはなくてはならない手足のような存在」といい、母しづ子さん(69)も「介助犬を使えるようになって明るくなった」と話す。しかし、いまだに飲食店で入店を拒否されることが多い。「身体障害者補助犬法案」が提出された喜びは大きく「介助犬の受け入れが一気に進むと思う」と期待。来年にはジョイナーと一緒に北海道への家族旅行の夢を膨らませる。

◆車椅子仲間◆
 会場には、奈良市で電動車椅子仲間でサッカーチームをつくっている田中雅人さん(22)とチームメンバーの重松弘樹さん(19)も姿を見せた。田中さんは「こんなに早く法律が現実化して、うれしい。法律ができることで、障害者が普通に暮らせる世の中になっていってほしい。障害者同士でも、お互いに役に立てることをやっていきたい」と語った。また、重松さんの父、弘昭さん(59)は「介助犬を実際に目の前で見たのは初めて。いずれは弘樹も介助犬が必要になるかもしれない」と話していた。

◆要約筆記、手話◆
 要約筆記グループ「宝塚サマリー」は1週間前から準備を進め、この日は2時間前にセッティング。リーダーの岩松有子さん(50)は「シンポを一緒に聞けるし、アシスタントドッグと触れ合うこともできる。シンポをお手伝いできるのはうれしい」と笑顔を浮かべた。また「宝塚市手話サークル連絡会」のリーダー、田中準子さんは「シンポ全体をあらかじめ把握し、用語を統一しました。シンシアがしゃべれたら、手話通訳するのに……」と少し残念そう。

◆卒論に◆
 卒論作成のために会場を訪れた大学生も多かった。東京から駆けつけた亜細亜大4年の安部祥恵さん(22)は「アンケートの結果、大学生の認知度は2割弱で、テレビ報道で知った程度。卒論にまとめれば大学の先生に読んでもらえ、少しでも介助犬のことを知ってもらえる」と話していた。また、パートナードッグの社会的認知度をテーマにする梅花女子大4年の服部芙美さん(21)=芦屋市=は「受け入れる側が“法律ができたから受け入れる”のか“本心から受け入れる”のかに興味がある」と話した。

★★ 12月24日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★

新連載イベントも多彩に 「童話で結ぶこころ」 一日一話キャンペーン

 21世紀をになう子どもたちの心を豊かに−と毎日新聞が進めている「1日1話」キャンペーンは2年目に入ります。童話企画「読んであげて」の新連載と、これから予定されているイベントをご紹介します。

「グッドガール!シンシア」
 童話は元日から「グッドガール!シンシア」(文・寺田操、絵・太田朋)を連載します。車いす生活の木村佳友さんのペットだったシンシアが、介助犬として訓練を受け、社会に認められるまでを描きます。童話は「毎日新聞インターラクティブ」で読めるほか、兵庫県宝塚市などの地域FM、CATVにも朗読放送が広がっています。

本社で来月「フォーラム」、3月9日兵庫・養父町で「フェスタ」も
 本紙朝刊で連載中の童話「読んであげて」をご家庭や小学校のクラスで子どもたちに毎日読み聞かせる運動が広がっています。そこで来年1月21日、本社で「連載童話の読み語り」フォーラムを開きます。家庭のお母さんや先生たち子どもたちと一緒に童話を楽しむノウハウなどを紹介します。
 今秋から小学校で「読んであげて」を活用して読み聞かせ運動に取り組んでいる兵庫県養父町で3月9日に「童話フェスタ」を開きます。5小学校の1〜4年生を対象に、同町のビバホールでイラストレーターの永田萌さんの講演やピアノ演奏などを予定しています。

★★ 12月24日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★

1月1日から連載童話が変わります グッドガール!シンシア

 1月1日から新たに連載する童話「グッドガール!シンシア」。お話しの背景や作者の横顔を紹介します

 みなさんは介助犬を知っていますか?体の不自由な人を手助けする犬です。でも、車いす生活の「わたし」のところへ「シンシア」がやってきた最初は、普通のペットだったのです。やんちゃなシンシアに、介助犬の訓練を受けさせることにしました。それから、わたしとシンシアの挑戦が始まったのです。
 ◇
 兵庫県宝塚市の木村佳友さんと、木村さんの愛犬シンシアの物語を、文の寺田操さん、絵の太田朋さんの女性コンビが、メルヘンにまとめました。
 寺田さんは1948年、神戸市生まれ、宝塚市在住。詩人、コラムニスト。主な著書に詩集「みずごよみ」「モアイ」、評論「対なるエロス・高群逸枝」「金子みすゞと尾崎翠−−1920・30年代の詩人たち」など。
 太田さんは72年、宝塚市生まれ。神戸市在住。絵本、ポストカードの制作を中心に活動しているイラストレーターで、92年から東京、大阪、神戸で個展、グループ展を開いています。

★★ 12月25日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★

「グッドガール! シンシア」連載開始へ 元日のFM宝塚に“木村一家”が出演/阪神

 毎日新聞の連載童話「読んであげて」(BS・テレビ・ラジオ面で毎日掲載)で「グッドガール! シンシア」の連載が始まる元日、FM宝塚(83・5メガヘルツ)の「ゲストコーナー」(午前11時15分から約30分)に、介助犬シンシアと車椅子生活の木村佳友さん(41)、妻美智子さん(39)の“木村ファミリー”が出演する。朗読を担当するパーソナリティーが直接インタビューして、「グッドガール! シンシア」の背景である木村ファミリーの心の触れ合いを伝える。 【佐々木雅彦】

 FM宝塚は宝塚、伊丹、大阪府池田各市の大半とその周辺部で聴くことができる地域FM局。今月から「読んであげて」を午前8時半ごろから(土、日は午前9時ごろから)朗読している。
 シンシアの出演のきっかけは、今月8日に宝塚市で開かれた「第3回介助犬シンポジウム」だった。毎週木曜に「読んであげて」を朗読する一方、毎週火曜の「ゲストコーナー」を担当しているパーソナリティー、姿美保子さんが会場を訪れ、パネリストとして参加していた木村さんに出演を依頼。木村さんは「元日なら空いてます」と快諾してくれた。
 姿さんは「木村さんの家族の心の触れ合いを中心に聞いてみたい」とインタビューを心待ちにしている。また、「グッドガール! シンシア」の朗読では「木村さん夫婦にはシンシアも家族同然。決して特別ではなく、どこにでもある家族が助け合っている温かさを伝えたい」と言う。
 木村さんは「毎日掲載される童話を通して、1日1回、親子で介助犬のことを考えるきっかけにしてほしい」と話している。

★★ 12月26日 毎日新聞・大阪本紙・夕刊 ★★

来月の読んであげて 朝刊連載 「グッドガール! シンシア」

 朝刊(ちょうかん)BS面(めん)で好評(こうひょう)連載中(れんさいちゅう)の童話(どうわ)「読(よ)んであげて」。新(あたら)しく始(はじ)まる1月のお話(はなし)を紹介(しょうかい)しましょう。

◇文(ぶん)・寺田操(てらだ・そう)
◇絵(え)・太田朋(おおた・とも)
 「かげまる」は31日で終(お)わり、1月1日から、文(ぶん)・寺田操(てらだそう)さん、絵(え)・太田朋(おおたとも)さんの「グッドガール! シンシア」をお届(とど)けします。体(からだ)の不自由(ふじゆう)な人(ひと)を手助(てだす)けする介助犬(かいじょけん)、シンシアと車(くるま)いす生活(せいかつ)の「わたし」(パパ)とのお話です。寺田さんのメッセージを読んでください。
◇   ◇
 ひとりぼっちだとおもっている男(おとこ)の子(こ)がいたら、シンシアのお話を読んでください。
 ともだちがほしいとおもっている女(おんな)の子がいたら、シンシアとともだちになってください。
 シンシアは介助犬。車いすの生活をしているパパの手(て)となり足(あし)となって、おてつだいしている女の子です。
 でも、はじめからパパのおてつだいができたわけではありません。生後(せいご)1カ月のシンシアがパパとママのもとにやってきたときは、母犬(ははいぬ)をさがして鳴(な)いてばかりの子犬(こいぬ)でした。
 やんちゃな子犬にそだったシンシアは、介助犬のくんれんをうけに東京(とうきょう)へと旅(たび)に出(で)ます。
 介助犬になったシンシアは、魔法使(まほうつか)いではないけれど、ドアを開(あ)けたり、落(お)としものをひろったり、くつを運(はこ)んだりと、パパのために、きびきびとお仕事(しごと)をしています。
 パパはシンシアがいつもえがおで見(み)まもってくれるので安心(あんしん)。どこにでもシンシアとパパは出かけていき、ともだちもたくさんできました。
 そんな、シンシアとパパの小(ちい)さな冒険(ぼうけん)のお話です。



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