☆☆ 『シンシア』の事が掲載された2002年8月の新聞記事 ☆☆

★★ 8月4日 朝日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★

補助犬、もっと利用しやすく 使用者が初の全国交流会 【大阪】

 盲導犬、聴導犬、介助犬――障害者の社会参加を助ける「補助犬」の同伴を公共施設や飲食店などが拒むことを禁じた「身体障害者補助犬法」が成立したのを機に、東京都内でこのほど、犬の使用者たちが集まり、交流会を開いた。視覚障害、聴覚障害、肢体不自由という障害の違いを超え、使用者同士が一堂に会するのは全国初。10月からの施行に向けて、使用者本位の運用を厚生労働省に働きかけていく。
 現在、国内の実働数は盲導犬895匹、聴導犬19匹、介助犬26匹(厚生労働省調べ)。94年に「全日本盲導犬使用者の会」、昨年には「日本介助犬使用者の会」が発足したが、互いに交流する機会はほとんどなく、独自に活動してきた。
 今年5月、補助犬を公的に認定し、同伴の権利を認める「身体障害者補助犬法案」が国会で全会一致で可決したのを受け、法制化に尽力してきた、介助犬使用者の会事務局長の木村佳友さん(42)が交流を呼びかけた。
 集まった使用者は盲導犬13人、聴導犬4人、介助犬6人。自己紹介の後、それぞれの代表が現状と課題を報告した。「法律は出来たけれど、一般の理解はまだまだだ。今日もレストランに入ろうとして断られた」「育成頭数がなかなか増えない」「使用者のことを考えない育成団体も一部にはある。もっと我々自身が声をあげていかないと」などの意見が出た。
 会員350人を抱える盲導犬使用者の会の会長、清水和行さん(41)は「使用者は育成団体ごとに孤立していたが、その枠を超えて活動することで風通しがよくなった。旅行など受け入れの実績を積み上げてきて社会の意識も進んだと思う」と語る。
 また、木村さんは「法制化のロビー活動を通じ、意見を主張するには個人ではだめだと思った。障害によって異なる面もあるが、公共の場所などに犬を同伴できるというアクセス権の保障については共通で、一緒に交渉するメリットはある」と話している。

【写真】交流会では障害の違いを超えて今後も協力していくことを決めた=東京都港区で

★★ 8月22日 神戸新聞・朝刊・三木版 ★★

みんなの福祉講座/木村佳友さん、介助犬を語る/24日、緑が丘【三木版】

 多くの人に福祉への関心を深めてもらおうと、三木市社会福祉協議会などは二十四日、緑が丘町公民館で「みんなの福祉講座」を開く。事故で下半身などがまひし、介助犬シンシアとともに生活する木村佳友さんが講演する。
 木村さんは一九八七年、バイク事故で首をけがし下半身と腹筋、背筋、手の指がまひ。車いすで生活している。九六年から介助犬と生活を始め、その様子をまとめた本も書いている。
 講演は「介助犬と生きて―シンシアがくれた希望」と題し、シンシアとの生活を紹介する。
 午前十時―正午。無料。事前の予約は不要。同公民館TEL85・7011

★★ 8月22日 毎日新聞・大阪本紙・夕刊 ★★

介助犬育成支援の「現代絵画チャリティー大入札展」開幕 大阪・近鉄百貨店阿倍野本店

★★ 8月23日 共同通信 ★★

「ニュース なぜなに」「身体障害者補助犬法」 犬同伴でレストランもOK

★★ 8月26日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★

木村佳友さんと介助犬シンシアが絵本原画を鑑賞 西宮市大谷記念美術館で /阪神

 西宮市大谷記念美術館(同市中浜町)で開催中の「02イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」(毎日新聞社など主催)に25日、車椅子のコンピュータープログラマー、木村佳友さん(42)=宝塚市=が訪れ、介助犬のシンシアを伴って絵本原画の鑑賞を楽しんだ。
 木村さんが同展を見学するのは5年連続。川辺雅美・学芸課長が98年、毎日新聞の記事で介助犬を知り、木村さんとシンシアに招待状を送ったのがきっかけだった。この日は大勢の親子連れでにぎわう中、シンシアは作品を鑑賞する木村さんのそばで終始穏やか。床に落としたチケットを口で拾い上げる場面もあった。西宮市在住の主婦(35)は「十分に訓練されているとひと目でわかる。介助犬の同伴が認められるのは当たり前」と話していた。
 川辺課長は「身体障害者補助犬法が成立して本当に良かった。木村さんとシンシアと出会って5年。作品の展示位置が車椅子の利用者にとっては高すぎるなど、美術館に必要な新たな視点を教わった」と言う。また木村さんは「これまで民間の美術館では同伴を断るところもあった。設備などのバリアフリーも大事だが、受け入れ側の心のバリアフリーがもっと大事」と話していた。 【大場弘行】

★★ 8月26日 北海道新聞・全道・朝刊 ★★

<取材ファイル>ドンの一声突然「ゴー」*補助犬法案と厚労省

★★ 8月26日 産経新聞・東京本紙・朝刊 ★★

補助犬広がるやさしさ 10月に法施行 タクシーにはステッカー、同伴可能施設も

★★ 8月29日 毎日新聞・大阪本紙・夕刊 ★★

毎日新聞連載童話「グッドガール! シンシア」が兵庫・宝塚市で教材に

 「介助犬シンシア」をテーマにした本紙の連載童話「グッドガール! シンシア」(文・寺田操、絵・太田朋)が、兵庫県宝塚市で2学期から、介助犬を通じてやさしい街づくりを学ぶための子どもたちの教材となる。5月の身体障害者補助犬法の成立を機に、介助犬認知のキャンペーンを続けてきた毎日新聞社と、アシスタントドッグ支援に取り組む住友生命がカラー31ページの本に仕上げた。1万5000部を同市の全小中学校、幼稚園、養護学校、図書館、公民館などに贈った。
 「グッドガール! シンシア」は、宝塚市に住む車椅子のコンピュータープログラマー、木村佳友さん(42)とシンシアの歩みを子ども向けにわかりやすく脚色。今年1月、朝刊のBS・テレビ・ラジオ面の「読んであげて」で連載された。
 宝塚市は99年5月に「シンシアのまち」を宣言。国に先駆けてさまざまな介助犬支援策を打ち出してきたことから、教材として採用することを決めた。市教委は、総合学習や読み聞かせの教材として活用する。
 不特定多数が利用する店や施設での補助犬の受け入れを義務付けた補助犬法は、10月施行。木村さんは「子どものころから介助犬の理解を深めれば、法律がより効果のあるものになる」と期待している。
 作者の寺田さんは「子どもたちがより深く介助犬を知るお手伝いができてうれしい」。太田さんは「シンシアと木村さんの『つながり』を意識してイラストを描いた。子どもたちに伝わってほしい」と話している。 【補助犬取材班】

■写真説明 本になった「グッドガール! シンシア」。2学期から兵庫県宝塚市の教育現場で活用される

★★ 8月30日 西日本新聞・朝刊 ★★

長崎県/9月10日に県議会開会 補助犬の同伴可能に/ながさきWIDE



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