★★10月1日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★
身体障害者補助犬法、1日に施行 公共施設での受け入れを義務化
鎮魂、希望…力をくれる
介助犬や聴導犬に法的地位をもたらす身体障害者補助犬法が1日、施行される。官公庁、公立学校、公営住宅などの公共施設と公共交通機関で、補助犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)受け入れが義務化される。賃貸マンションや民間企業の職場でも受け入れの努力義務が課せられる。補助犬と暮らす障害者は同伴拒否に苦しんできたが、円滑な社会参加が可能になる。
厚生労働省は啓発用ポスターとパンフレット各10万枚を配布して理解を呼びかける。また、各都道府県の障害福祉担当課が補助犬に関する窓口となる。 【補助犬取材班】
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★★10月1日 毎日新聞・大阪本紙・夕刊 ★★
補助犬情報、宝塚市から 市民団体が支援センター作る 法施行啓発へ
身体障害者補助犬に関する書籍や資料の収集、情報提供、啓発グッズ製作、講演活動など幅広い取り組みをする補助犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)情報の発信拠点が兵庫県宝塚市に誕生する。先月発足した市民グループ「宝塚補助犬支援の会」(中村文子会長、8人)が、同市売布東の町、ボランティア支援センター「ぷらざこむ1」につくる。身体障害者補助犬法は1日施行。同伴拒否の罰則がなく、啓発活動が法を社会に生かす鍵を握っており、全国から注目されそうだ。 (10面に関連記事)
宝塚市では、車椅子のコンピュータープログラマー、木村佳友さん(42)のシンシアが96年に介助犬となって以来、市民に支援の輪が広がった。99年5月には市が「シンシアのまち」を宣言、バリアフリーの街づくりに取り組んでいる。
中村会長らは2年前、市内の飲食店を回り、介助犬、盲導犬同伴や車椅子で利用できる店251店を冊子にまとめた。こうした官民一体の活動が呼び水となって、補助犬法成立に結びついたことから、中村会長らは「施行後の後押しも宝塚から」と会を結成した。
「ぷらざこむ1」内に書籍や学術文献、ビデオなどの補助犬資料を置く予定。補助犬について知りたい人、支援活動したい人が全国から集うような拠点づくりを目指す。宝塚市や、介助犬支援キャンペーンを続けている毎日新聞も活動をサポートする。
「ここに来れば補助犬のことは何でも分かる。そんな情報発信基地にしたい」と中村会長は話している。 【補助犬取材班】
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★★10月1日 毎日新聞・大阪本紙・夕刊 ★★
始動 補助犬法/上 期待と不安と 優しい社会へ新たな風
体の不自由な人のそばに、手足や目、耳となる犬たちが寄り添う。身体障害者補助犬法が施行された1日の光景は、普段と変わらない。しかし、パートナーを社会的に認めさせるため、長い時間と労力をかけ、奮闘してきた障害者とその支援者には、胸に刻まれる特別な日になった。「何かが変わる、変わってほしい」。そんな期待と、社会に残る壁への不安。それぞれの思いに触れた。 【補助犬取材班】
「私たち障害者が犬を使って生きることが当たり前の権利として認められた朝です」
午前8時過ぎ。後ろに並んだ中年女性に背を支えられ、「全日本盲導犬使用者の会」会長の清水和行さん(41)=広島市安佐北区=は盲導犬ティップとともにバスに乗り込んだ。勤務先の県立盲学校まで片道5分ほど。ティップは足元でじっと伏せたままだ。
だが、盲導犬との13年間、通勤のバスこそボランティアの交渉により最初から乗れたが、タクシーやホテルでの同伴拒否は数え切れない。法律が施行されても、相手が知らなければ説明や交渉を繰り返すことに変わりがないことは、何より骨身に染みている。この法律が“ザル法”にならないよう、清水さんの願いは徹底的な啓発だ。
清水さんらと法制化の運動を続けた車椅子の障害者、木村佳友さん(42)=兵庫県宝塚市。午前10時過ぎから、自宅でパソコンに向かい、翻訳の仕事を始めた。傍らには介助犬シンシアがいる。
木村さんは今年5月の法成立後、周囲の変化を感じている。この夏、東名高速道路のサービスエリアで「介助犬同伴可」のステッカーを見つけ、ごく自然に入り口をくぐった。以前なら必ず店員にひと言、ことわっていた。「受け入れる相手の良心にすがる形では、どうしても外出にストレスが伴う。法律があるとやはり心強い」
一方、午前9時前、千葉市役所花見川区役所市民課で介助犬オリーブとともに勤務についた山口亜紀彦さん(30)=千葉市=は「法施行で私たちには犬の管理責任が生まれました。ちゃんとしなければ」と緊張感をにじませた。休日に訓練を重ねるなど2年がかりの交渉の末、昨年11月から同伴勤務を認められた。
聴導犬「みかん」と暮らす主婦、岸本淑子さん(63)=大阪市阿倍野区=は自宅で家事をしながら過ごした。夫宗也さん(65)にも聴覚障害がある。来客や郵便物が届くと、前足で触れ知らせてくれる「みかん」は2人には娘のような存在だ。淑子さんは「聴導犬が法施行で一般の人に認知され、理解されることが何よりうれしい」と話す。
木村さんは今月中旬、初めて山口さんと連れ立ち、兵庫県内のログハウスに1泊旅行に行くことにしている。「これからも同伴を断られることはあるでしょう。でも、新しい場所に積極的に出かけたいんです」
02年10月1日。多くの人の思いとやさしさが詰まった法律が、社会に新しい風を吹き込んだ。
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■写真説明 補助犬法施行の朝、学校へ向かうため、バスに乗り込む清水さんと盲導犬ティップ =広島市安佐北区で1日午前8時15分、望月亮一写す
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★★10月1日 毎日新聞・大阪本紙・夕刊 ★★
[ことば]身障者補助犬法
障害者が同伴する身体障害者補助犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)を拒まないよう官公庁などの公共施設や電車、バスなどの公共交通機関に義務付けた。スーパーなどの民間施設は来年10月から対象となる。超党派の議員立法として今年5月に成立した。同法や補助犬に関する相談、問い合わせは、各都道府県の障害福祉担当課が窓口となる。
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★★10月1日 朝日新聞・東京本紙・朝刊 ★★
これからずっと一緒だワン! 身体障害者補助犬法、きょう施行
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★★10月1日 朝日新聞・東京本紙・夕刊 ★★
秋…暮らし 補助犬法施行・女性専用車…新制度スタート 【大阪】
●交通
身体障害者補助犬法の施行によって、公共交通機関や公共施設は補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)を伴った人の利用を原則断ることができなくなった。これまで介助犬や聴導犬は利用前に面接や試乗して許可を得る必要があった。
日本介助犬使用者の会事務局長の木村佳友さん(42)は4年前から、介助犬とともに利用する鉄道や航空会社の面接を繰り返し受けてきた。「障害者の負担が減ります。きちんと運用されれば、今までと比べものにならないほど受け入れは広まるだろう」と喜ぶ。
関西の盲導犬の使用者ら約80人でつくる「つつじの会」の大西正広会長(58)は、盲導犬と連れ添って16年。「社会が障害者を受け入れるための法律だと受け止めてほしい」と話す。来年10月からは、ホテルや百貨店、飲食店なども受け入れが義務づけられる。
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★★10月1日 産経新聞・東京本紙・朝刊 ★★
身障者補助犬法 きょうから施行
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★★10月1日 共同通信 ★★
「特集」補助犬法、準備不足の声も 施行後も当面実態変わらず
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★★10月2日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★
「身体障害者補助犬法」施行 先進地・宝塚市に全国から問い合わせ急増 /阪神
◇みんな勇気持って外出できる
身体障害者補助犬法が施行された1日、県内の官公庁ではさっそく啓発用ポスターが張り出された。全国に先駆けて補助犬支援に取り組んできた宝塚市の担当者やボランティアらも念願だった法律の施行に障害者と喜びを共有。「仲間もきっと勇気付けられる」「これからもっと啓発や支援をしたい」と決意を新たにした。 【山本真也、佐々木雅彦】
県はこの日までに啓発用ポスター2500枚を各市町村や障害者団体などに配布。「身体障害者の自立と社会参加を促進する身体障害者補助犬法が成立しました」という文字とともに介助犬、盲導犬、聴導犬が一緒に写っているポスターが、市役所などに掲示された。「(介助犬)シンシアのまち」を宣言している宝塚市では「介助犬相談窓口」のある障害福祉課カウンターにポスターが張られた。
同課によると、補助犬法が成立した今年5月以降、介助犬支援への取り組みについて、全国の自治体から問い合わせの電話が急増。成立以前は年間数件だったのが、成立後から9月までで数十件に上った。内容も「特別な助成をしているのか」「シンポジウムはいつから開催しているのか」「介助犬ステッカーの配布方法は」など、さまざまだ。
同課は「宝塚の取り組みを他の自治体に知ってもらうことで、法律の周知に役立てば」と積極的に対応してきており、担当者は「補助犬法を生かしてバリアフリー化を進めていきたい」と力を込めた。
一方、先月発足した市民グループ「宝塚補助犬支援の会」会長の中村文子さん(58)は「いよいよですね。障害者が補助犬を連れて自由に外出できるよう、私たちも応援したい」。
8年前から盲導犬と暮らすしんきゅう師、島田剛さん(50)=神戸市北区=は「法律ができたのは自然の流れ。盲導犬以外の犬も社会に認知されることは非常に大事です。同伴拒否に苦しんできた仲間も勇気づけられると思う」と話した。島田さんが理事を務める県盲導犬協会は昨年、訓練事業をスタートしたばかり。適性のある犬の確保が難しいことや資金不足から、年3頭を送り出すのがやっとだ。同協会は「法律が育成基盤の整備に結びついてくれたら」と期待を込めた。
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★★10月2日 毎日新聞・大阪本紙・夕刊 ★★
始動 補助犬法/中 灰色の「例外」 拒否判断、広く論議を
視覚障害者が付き添いなしで病院に通おうと、盲導犬を飼った。でも肝心の病院は「犬を入れないで」と玄関払い――。
「こんな悲劇がたくさんあります」と日本盲導犬協会の中村透・神奈川訓練センター所長は指摘する。1日施行された身体障害者補助犬法で公立病院に補助犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)の受け入れが義務付けられた。例外は「他の利用者が著しい損害を受ける恐れがある場合」と「その他のやむを得ない場合」だ。しかし、何が該当するのか、条文に記されていない。
「重症患者のいる内科病棟は」「救急車は一緒に乗れるのか」。9月19日、厚生労働省が東京で開いた都道府県の担当者会議で質問が続出した。同省は「医療行為に支障をきたす場合は拒否できる」と説明するのが精いっぱいだった。
病院内でも、同伴に関する明確な線引きはない。兵庫県は、介助犬と盲導犬の同伴を2年前から認める12カ所の県立病院の担当者を4日に集め、法の趣旨を徹底する。しかし、建物の規模や構造などの違いから、同伴可能な区域は各院長の裁量に任す方針を継続する。
病院以外でも、飼育している動物とのトラブルが懸念される動物園、動物アレルギーの生徒のいるクラスなど、同伴の判断は難しい。厚生労働省は法施行に合わせ、拒否できる具体例などをまとめ、自治体担当者用の想定問答集を作る検討をしていた。
しかし、こうした事例作りがかえって安易な同伴拒否につながりかねず、現在もまとまっていない。同省社会参加推進室の金井正人室長補佐は「まずは常識で判断してもらうしかない」と話す。
補助犬使用者と受け入れ側双方の苦情相談は、都道府県の障害福祉担当課が窓口になる。補助犬法を社会に生かすためには、個々の苦情相談処理を通し、受け入れ態勢をさらに整えることもポイントとなる。
盲導犬と暮らす東京経済大学教授、竹前栄治さん(72)=東京都町田市=は「役所だけで決めるのではなく、拒否の具体例を障害者や学識経験者を含めた検討会で論議すべきだ」と提案する。 【補助犬取材班】
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■写真説明 施行された「身体障害者補助犬法」の啓発ポスターを張る職員=兵庫県宝塚市役所で1日午後、大竹禎之写す
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★★10月3日 毎日新聞・大阪本紙・夕刊 ★★
始動 補助犬法/下 シンシアも“暫定” 一日も早く認定業務を
正式な介助犬、聴導犬は1頭もいない――。
身体障害者補助犬法が今月1日に施行されたのに、こんな皮肉な現実がある。盲導犬と違い、公的認定制度がなかった介助犬、聴導犬の認定は、同法で国の指定法人が行うよう規定している。しかし、その指定法人の発足が法施行に間に合わず、計50頭近くいる介助犬、聴導犬は現在、すべて未認定だ。
厚生労働省によると、認定業務ができるのは、来春以降になる。経過措置として、2年間は未認定でも介助犬、聴導犬の表示ができるが、位置付けはあくまで「暫定補助犬」だ。このため、鉄道各社は暫定補助犬には従来通り、乗車試験を課すことにした。法制化に大きな貢献をした兵庫県宝塚市の介助犬シンシアも、今は暫定補助犬。既に乗車試験に合格しているJR3社や阪急電鉄はそのまま乗れるが、他の鉄道は試験を受ける必要がある。
飼い主の障害者、木村佳友さん(42)は「試験は仕方ないが、法の趣旨は障害者の社会参加。暫定補助犬だから受け入れなくていいという意味ではない」と安易な同伴拒否にくぎを刺す。
今年5月の補助犬法の成立前、厚労省は介助犬を訓練している民間団体を、指定法人にする予定だった。しかし、介助犬の使用者らの要望もあり、リハビリテーション施設も指定法人に加える方針を固めている。リハビリに介助犬の訓練を組み合わせ、社会復帰につなげる構想だ。医療や福祉の専門家と連携しやすいなどメリットも大きい。
先月19日、「身体障害者補助犬を推進する議員の会」(会長・橋本龍太郎元首相)のメンバーが横浜市総合リハビリテーションセンターを視察した。「全国のモデル事業に」と要請した橋本元首相に、伊藤利之センター長は「機能と精神の両面で障害者を支えられる介助犬は、リハビリ界に新しい可能性をもたらす」と意欲を見せた。
木村さんは「リハビリ施設のような団体が指定法人になり、一日も早く認定業務を始めてほしい」と期待する。
全国の肢体不自由者、視覚・聴覚障害者は計200万人を超える。課題を解決し、産声を上げた法律を、これらの人たちのかけがえのないパートナーに育てていかなければならない。木村さんにとってのシンシアのように。 【補助犬取材班】
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■写真説明 木村さんのためにパーキングチケットを取るシンシア。補助犬法施行は外出の大きな後押しになる =兵庫県宝塚市内で3日午前、佐藤賢二郎写す
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★★10月4日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★
[デスクです]身体障害者補助犬法(泉)
◆身体障害者補助犬法が施行されました。介助犬、聴導犬、盲導犬を連れて公共施設や交通機関を利用する障害者に対し「犬が嫌いだから」というような理由で同伴を拒否できません。障害者にとって補助犬は体の一部。社会参加の機会が飛躍的に増えます。
◆問題は、社会の十分な理解が得られていないことです。補助犬を連れた障害者をペット同伴と同じように見る人がいる限り、法律の趣旨は生かされません。「温かく見守る」というだけではなく「PRしていこう」という積極性が法律の周知につながります。 (泉)
◇記事、コラムへのお便りを手紙、FAX(06・6346・8187)、Eメール(o.shakaibu@mbx.mainichi.co.jp)でお寄せ下さい
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★★10月6日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★
仙台市で「身体障害者補助犬」講座 宝塚市職員らが現状報告 /阪神
身体障害者補助犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)について知ってもらおうと、仙台市内で5日、市民公開講座「身体障害者補助犬を考える」が開かれ、約600人が参加した。国に先駆けて介助犬支援に取り組んできた宝塚市の担当者も報告した。
講座は日本小動物獣医師会の年次学会の一環として開催。公共施設や公共交通機関での補助犬受け入れを義務付ける補助犬法が1日から施行されたのを受け、「身体障害者補助犬を推進する議員の会」の事務局長、中川智子衆院議員が現状を解説。パネルディスカッションで高柳友子・日本介助犬アカデミー専務理事は「障害者にとって補助犬は、車椅子と同じで『生きた補助具』。今後これを福祉用具と位置付けた行政などの取り組みが必要」と訴えた。
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★★10月8日 読売新聞・大阪本紙・夕刊 ★★
補助犬法PRの応援歌 フォークデュオ「紙ふうせん」 12日に披露/大阪
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★★10月10日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★
介助犬シンシア・木村佳友さんが講演会 大阪・堺陵東LC例会で /阪神
介助犬シンシアと暮らす車椅子のコンピュータープログラマー、木村佳友さん(42)=宝塚市=が9日夜、大阪府堺市のホテルで開かれた堺陵東ライオンズクラブ(柳澤義彰会長)の例会で講演した。今月から身体障害者補助犬法が施行されたのを受け、木村さんは「やさしい心で補助犬を受け入れて」と呼びかけた。同クラブは今年、設立30周年を記念して介助犬普及のための毎日新聞大阪社会事業団「シンシア基金」への募金活動を始めている。 【山本真也】
例会では川口忠範・毎日新聞阪神支局長が法制化の経緯について説明。木村さんはシンシアが手足となって、在宅勤務や外出を支えていることを実演やビデオを交えて話した。
約70の言葉を理解しているシンシアが木村さんの指示通り、携帯電話やリモコンを取ると、「おおっ」という驚きの声や拍手が起きた。木村さんは「法律が施行されても、社会の受け入れや補助犬の育成はこれからの課題」と訴えた。
同クラブは99年にもシンシア基金に約221万円を寄付している。柳澤会長は「実際にお話を聞いて、まだ私たちが知らないことがたくさんあると感じた。私たちの活動が少しでも木村さんのような障害者に役立つよう、支援の輪を広げたい」と話していた。
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★★10月13日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★
身体障害者補助犬の応援歌を初披露 フォークデュオ「紙ふうせん」 大阪・北区
フォークデュオ「紙ふうせん」が作った身体障害者補助犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)の歌2曲が12日夜、大阪市北区で開かれたコンサートで披露された。「補助犬をやさしく受け入れて」との願いを込めた歌声が会場に響いた。
紙ふうせんの後藤悦治郎さんと平山泰代さんが、今月施行された身体障害者補助犬法の社会的な認知の後押しになればと先月、完成させた。
この日は、3種類の補助犬を織り込んだ軽快な「補助犬トリオ」(平山さん作詞・作曲)と、介助犬シンシアを、飼い主で車椅子の障害者、木村佳友さん(42)=兵庫県宝塚市=の「心のマストに吹く風」に例えた「あなたの風になりたい」(後藤さん作詞・作曲)を熱唱。客席の木村さんの足元で伏せるシンシアがスクリーンに映し出された。
手話通訳がリズムに乗って歌詞を表現したり、音を伝える体感装置もあり、盲導犬、聴導犬を連れた障害者も楽しんだ。 【補助犬取材班】
■写真説明 シンシアの姿を映すスクリーンの前で、歌を披露する「紙ふうせん」=大阪市北区で12日夜、大竹禎之写す
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★★10月16日 北海道新聞・全道・朝刊 ★★
<DPI2002札幌大会 障害者世界会議>目や耳の代わり 補助犬顔合わせ
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★★10月20日 北海道新聞・朝刊・室蘭版 ★★
法律施行されたのに…*体育3施設 補助犬入れず*市「今後体制を検討」*室蘭
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★★10月26日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★
介助犬シンシアの歌をフォークデュオ「紙ふうせん」が熱唱 愛知・旭町立旭中学校
フォークデュオ「紙ふうせん」が25日、愛知県旭町の町立旭中学校(生徒数112人)で、今月施行された身体障害者補助犬法の理解を広げるために作った「あなたの風になりたい」を歌った。旭中の新しい校歌を作曲したことが縁で実現。子どもやお年寄りら約350人が聴き入った。
旭中は岐阜県境の山あいにあり、生徒数減少に伴う統合で96年4月に新設された。昨年、紙ふうせんの後藤悦治郎さんが新校歌を作曲。「ナマの歌を聴きたい」という子どもたちの願いに応じ、学校祭に訪れた。
後藤さん、平山泰代さんの2人は「介助犬って知っていますか?」と呼びかけ、兵庫県宝塚市の介助犬シンシアを主人公にした「あなたの風になりたい」を熱唱。「図書館に置いて読んで」と単行本「介助犬シンシア」(毎日新聞社)を生徒代表に手渡した。また、「翼をください」などのヒット曲や校歌を生徒らと一緒に歌った。
総合学習で盲導犬使用者を訪ねたことがある3年生の伊藤賢祐君(15)は「いい歌でした。本を読み、介助犬のことも勉強してみたいです」。 【補助犬取材班】
■写真説明 シンシアの歌が歌われたコンサートでは、紙ふうせんと生徒が一緒に歌う場面も =愛知県旭町の町立旭中で25日、山本真也写す
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★★10月26日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★
アジア太平洋障害者の10年最終年ハイレベル政府間会合 補助犬導入検討も 大津市
大津市で25日始まった「アジア太平洋障害者の10年最終年ハイレベル政府間会合」(国連アジア太平洋経済社会委員会主催)の全体会合で、日本政府は今月1日に施行された身体障害者補助犬法を紹介した。
厚生労働省障害保健福祉部の足利聖治・企画課長が「犬を用いて障害者の自立生活と社会参加を支援する法律です。介助犬は物を拾ったり運んだり、車椅子を押したりする。聴導犬は電話の呼び出し音などを聞き分け、必要な情報を聴覚障害者に伝える」と説明、「障害者の社会参加をより一層促進するため、補助犬に対する広い理解を求めていきたい」とスピーチした。
スリランカ社会福祉省のW・B・J・フェルナンド次官は「補助犬はとてもいいアイデア。わが国にはまだいないが、導入を考えたい」と強い関心を示した。 【遠藤哲也】
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★★10月30日 毎日新聞・大阪本紙・夕刊 ★★
宝塚・宝梅中学校の文化祭でシンシア劇 木村佳友さんも観賞
兵庫県宝塚市の市立宝梅中学校2年生(112人)が30日、文化祭で“介助犬シンシアの劇”を上演、地元でシンシアと暮らす木村佳友さん(42)も観賞した。
劇のテーマは「よりよい町に宝塚を」。阪神大震災からの復興、男女共生などのテーマとともに、介助犬を取り上げた。
車椅子の障害者「まさお」君がハンバーガーショップで、ペットと間違えられた介助犬の同伴を断られる。それをきっかけに、級友たちが「介助犬のことを知ってもらおう」と町内のお店を回って理解を訴えるストーリー。身体障害者補助犬法(今月1日施行)も紹介し、最後に出演者がそろって「私たちの町・宝塚から日本中に理解を広めたいと思います」と宣言した。シンシアもビデオ出演した。
木村さんは「こうした形で理解が広がることで、シンシアと一緒に出掛けられる場所も増えていくと思います」と話した。【補助犬取材班】
■写真説明 介助犬への理解を訴える劇を観賞する木村佳友さんとシンシア(手前)=兵庫県宝塚市立宝梅中学校で30日午前、玉置勝巳写す
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★★10月31日 神戸新聞・朝刊・阪神版 ★★
<学校だより>宝塚市立宝梅中/シンシアも鑑賞/介助犬テーマに劇/(写真付き)【阪神版】
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