★★ 4月 4日 読売新聞・朝刊・阪神版 ★★
宝塚の介助犬ドラマ 放送前に出演者会見=兵阪神
|
★★ 4月19日 毎日新聞・大阪本紙・夕刊 ★★
[テレビ]「シンシア〜介助犬誕生ものがたり」で木村佳友さん役、金山一彦さんに聞く
◇「相手を思いやる気持ち」共感、「感情移入を見てほしい」
◆5月5日に放映−−毎日放送
毎日新聞の長期キャンペーンをもとに、毎日放送がこどもの日ドラマスペシャルとして制作した「シンシア〜介助犬誕生ものがたり」は、5月5日午後3時から放映される。ドラマの中心人物で、介助犬シンシアとともに暮らす車椅子の障害者、木村佳友さんを演じる演技派俳優、金山一彦=写真=にロケ地の兵庫県宝塚市内で話を聞いた。 【西村浩一】
――車椅子にうまく乗っているのに驚きました。
◆金山 幼いころ、近所に脳性マヒの子供がいて、時々、面白いので乗らせてもらいました。今回の撮影でも、車椅子で俳優業をされている方から乗り方や、大きな後輪だけでバランスをとる方法なんかを教えてもらい、かなり上達したように思います。
――木村さんとは、ロケ地で何度も会っていますね。
◆金山 撮影に入る前に一度お会いし、その後、メールを何度かやり取りさせてもらいました。出演したテレビドラマのテープも見てもらいましたが、木村さんは雑談中、ごく自然に「僕も立ちたいなあ」なんて言われることがあります。そりゃそうでしょう。でもなかなか口に出せないですよね。奥さんも全く自然な方で、夫妻と話していると、心がきれいになる気がしますね。
――犬との共演は初めてですか。
◆金山 こんなにじっくりとやるのは経験がありません。仲が悪いシーンを撮る時には朝からあまりコミュニケーションをとらなかったり、何かを頼む時には根気よく何度も教えたり。家にもチワワが2匹いて、犬は大好きです。でも(シンシア役の)アリーゼは大したものですよ。撮影も1、2回で大体、OKが出ますから。
――このドラマをどのように感じていますか。
◆金山 僕は中学時代、やんちゃでね、それが俳優になり、結婚して子供も生まれました。今回のせりふで「相手を思いやる気持ちの大切さを知った」という言葉があるのですが、僕は今すごく共感できます。妻との間でいろいろとあって、ドラマ同様、周辺の人から「別れなさい」と言われたことがありました。自分のことしか考えず、周りが見えていなかったのかもしれません。でも、そんなことがあったから今は妻とはとても仲がいいですよ。
――ドラマは、こどもの日に放送されます。
◆金山 このドラマは、いろいろな見方ができると思います。障害者との接し方、夫婦の関係、もちろん介助犬シンシアという存在。本当に万人にさまざまな角度から感情移入して見てほしいドラマです。
◇金山一彦さん
◆かなやま・かずひこ 大阪府出身。85年、NTVドラマ「気になるあいつ」でデビュー。95年、映画「無頼平野」と「新・悲しきヒットマン」で好演し、第17回ヨコハマ映画祭、第21回大阪映画祭の助演男優賞を受賞。ほかにもNHK大河ドラマ「琉球の風」、映画「カンゾー先生」など出演多数。35歳。
■写真説明 シンシア役のアリーゼとともに車椅子で木村佳友さんを演じる
|
★★ 4月19日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★
補助犬法の理解と浸透を 介助犬シンシアと暮らす木村佳友さん講演 北区で /大阪
介助犬シンシアと暮らす車椅子の障害者、木村佳友さん(42)=宝塚市=が18日、北区のハービスPLAZAで講演した。身体障害者補助犬法が成立して来月で1年。木村さんは「補助犬法は社会に浸透しないと、絵に描いた餅になる」と法への理解を訴えた。地区の美化キャンペーンを進める西梅田地区開発協議会が主催。
木村さんは最近、講演の度にシンシアとの出会いや毎日新聞のキャンペーン、法制化までの経緯などを説明。「補助犬法は介助犬や盲導犬を同伴拒否しないように定めていますが、罰則がないため、理解してもらえなければ、役立ちません」と強調した。
住之江の吉田さん、基金に1万円 また、会場で住之江区の自営業、吉田末廣さん(79)が「補助犬の普及に役立てて」と毎日新聞大阪社会事業団「シンシア基金」に1万円を寄付した。 【山本真也】
|
★★ 4月23日 朝日新聞・大阪本紙・夕刊 ★★
「介助犬誕生」テレビドラマ化 MBSで5月5日放送 【大阪】
|
★★ 4月25日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★
[支局長からの手紙]阪神支局/阪神
5月1日付で、山本真也記者は神戸支局、内田達也記者は高松支局に異動します。以下は2人のあいさつです。
山本 阪神支局には5年間在籍。記者人生で最長となりました。海外や東京の出張から帰って来て、阪神尼崎駅前に降り立つとなぜかほっとして、知らないうちに「やっぱりいいなぁ〜」とつぶやいていました。赴任直後から書き続けている介助犬が1年前に法制化され、一生忘れられない仕事になりました。といっても神戸から連載などでまだかかわっていくつもりです。6年目も、引き続きよろしくお願いします。
|
★★ 4月28日 毎日新聞・朝刊・神戸版 ★★
介助犬利用で相談窓口設置 西区の身体障害者更生相談所に−−県 /神戸
介助犬の利用希望相談に対応するため、県は28日、県立身体障害者更生相談所(神戸市西区曙町)に相談窓口を設置する。昨年10月施行の身体障害者補助犬法を受け、介助犬普及促進と、障害者の介助犬ニーズを把握するのが目的。
窓口は平日午前10時〜午後4時45分。面談、電話、ファクス、電子メールで受け付ける。電話は078・927・2727(内線3304か3305)、ファクスは078・927・2745。メールはShinshousoudan@pref.hyogo.jp 【森本宗明】
|
★★ 4月29日 読売新聞・大阪本紙・朝刊 ★★
介助犬の利用相談窓口を開設 県障害福祉課=兵庫
|
★★ 4月30日 毎日新聞・大阪本紙・朝刊 ★★
「身体障害者補助犬法」成立から1年 10月から民間施設でも受け入れ義務化
身体障害者と、介助犬、盲導犬、聴導犬の同伴を保障した「身体障害者補助犬法」が成立して5月で1年になります。10月からは、公共施設や公共交通機関に加えて、飲食店、スーパー、ホテルなどの民間施設でも、同伴を拒否してはいけないことになります。今回は、法律ができる前から独自にルールを作っていた大手スーパーのダイエーと京王プラザホテルの先進的な取り組みを紹介します。
◆ダイエー
全国に264店舗を持つダイエーは、93年から、身体障害者へのサポートに取り組んでいます。盲導犬に続き、97年には聴導犬、99年からは介助犬を、マニュアルを作って受け入れてきました。
「ルール化で特に課題になったのは、介助犬の『くわえる』という動作でした」と同社エコ・ハート課の高田かおりさん(44)は振り返ります。
介助犬は、手足が不自由な障害者に、物をくわえて渡します。盲導犬と聴導犬には必要とされない動作です。しかし、くわえられた商品は、つぶれたり、破れたりします。そこで「食品や衣料品売り場では、商品を取るのは従業員が手伝う」「日用品コーナーでは、一度くわえた商品を元の棚に戻さない」などと定めました。
補助犬への理解を広めることにも力を入れています。93年から、補助犬の役割を紹介する「ふれあい教室」を全国各店で開き、5月には通算開催回数が500回に達します。「スーパーは地域の情報発信基地。バリアフリー社会に向け、今後も取り組みたい」。高田さんは、こう話しています。
◆京王プラザホテル
東京都新宿区の京王プラザホテルは、88年に車椅子での利用が可能な客室15室を設けて以来、障害者を積極的に受け入れてきました。木村佳友さんとシンシアをはじめ、補助犬を連れた障害者も5年ほど前から迎え入れており、定宿です。
宿泊予約支配人の中村孝夫さん(53)は「補助犬は、僕たちの眼鏡と同じじゃないか」とスタッフに話すそうです。「快適に暮らすために必要な道具を拒むなんておかしい。そう考えると、補助犬の受け入れは自然なことだと思うのです」
身体障害者補助犬法の成立をきっかけに、補助犬を連れたお客さんを迎えるためのマニュアルも新たに作りました。部屋には、補助犬用の水と餌の容器、マットが用意されます。
中村さんは「他の宿泊客からクレームが出たこともありませんし、これまで特別困ったことはありませんでした。今後も、障害のある人もない人も、補助犬を連れた人もそうでない人も、誰もが安心して過ごせるホテルであり続けたい」と話しています。
◆盲導犬ウインクと暮らす中山君江さん(53)=兵庫県宝塚市
36歳の時に病気で目が見えなくなり、盲導犬ヴィッキーが目の代わりになりました。今は2代目のウインクです。盲導犬のおかげで、好きな時に好きな所に行けるようになりました。障害のない人には当たり前のことでも、盲導犬がいないとできません。人の介助は気を使ってしまいますが、盲導犬はしっぽを振って一緒に歩いてくれます。
最近でこそ、盲導犬が入れる店は増えましたが、初めのころは断られてばかり。バスの運転手に「口輪ぐらいしたらどうや」と言われ、「この子はあんたよりおとなしい」と言い返したこともありました。気を強く持たないと生きていけませんでした。盲導犬を知ってもらう講演をするなど、ヴィッキーとともに世間と格闘してきました。
昨年、身体障害者補助犬法ができましたが、補助犬という名前自体を知らない人はたくさんいます。学校で法律を分かりやすく解説したパンフレットを配れば、子どもを通して広まるのではないでしょうか。障害者が普通に外出して、普通に家に帰れるまちになってほしいと願っています。
◆補助犬法Q&A◆ 関心持ち、周りに伝えよう
――身体障害者補助犬法ができて、補助犬を連れた障害者はどこにでも行けるようになったんですか?
補助犬法の規定では、国や地方自治体が管理する官公庁や学校、電車やタクシーなどの公共交通機関は補助犬の同伴を拒めません。今年10月からはスーパーやホテル、飲食店などの民間施設でも受け入れが義務化されます。それでも「受け入れを拒まれた」という報告は今も後を絶ちません。
――なぜですか?
補助犬法には、受け入れを拒んだ事業者への罰則規定がありません。だから、拒否されたからすぐに取り締まるというわけにはいかないのです。
――法の趣旨を徹底するにはどうすればいいのでしょう?
法律では、国などが補助犬の役割の重要性について国民の理解を深めるよう努力することや、国民も補助犬を使用する身体障害者に対し、必要な協力をするよう努めることを定めています。みんながそれぞれの立場で補助犬に関心を持ち続け、知ったことを周りの人たちに伝えていくことが大切です。
■写真説明 棚の商品を取り木村佳友さんに渡すシンシア=兵庫県宝塚市のダイエー宝塚中山店で99年7月、大橋公一写す
■写真説明 シンシアと案内係の店員を伴って買い物をする木村さんを撮影する「介助犬対応マニュアル」製作スタッフ(左端)=ダイエー宝塚中山店で99年4月、森顕治写す
■写真説明 水と餌の容器やマットの用意された部屋で休むシンシア =東京都新宿区の京王プラザホテルで99年6月
■写真説明 盲導犬ウインクとどこへでも出かける中山君江さん。盲導犬と暮らし始めて行動範囲が広がった=宝塚市で
|