屈折望遠鏡のテストのページ

このページでは、各種メーカーの屈折望遠鏡のテスト結果を紹介しています。
 
テストは口径20cmの高精度平面鏡とビームスプリッターを使用したオートコリメーションテスト
でロンキーテスターは100本/インチを使用、ナルテストのナイフは左から右に切っています。
焦点内像でロンキーが糸巻き型、外像で樽型になる場合は球面収差が負修正、その逆の場合
は過修正となり、ロンキー縞の縁に色が付いているものは、残存色収差によるものです。

ロンキー縞の曲がりは主に球面収差の量を表していますが、F数に比例して大きくなります。
同じ収差量の場合、F10の光学系のロンキー縞の曲がりの度合いはF5の光学系の2倍に
なりますので、一見するとFの明るい望遠鏡は収差が少なく見えますので注意が必要です


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ツアイスC63/840 2枚玉貼り合せ式アクロマート(管理人がかつて所有)
硝材にBK-7とSF-2を用いて球面収差を重点に補正した設計のもの。設計どおり残存色収差
が多めに残っていますが、星像は非常にシャープです。 RGB画像のページへ
日本製6.5cmF12 2枚玉分離式アクロマート(加藤さん所有)
日本を代表するメーカーが1980年代に10cmF12EDや8cmF6ED 6.5cmF12EDとともに販売されて
いた機種。こちらは普及機のアクロマートですが、球面収差は標準的な負修正で残存色収差もF12
にしては優秀です。
ツアイスC80/500 2枚玉分離式アクロマート(管理人がかつて所有)
ツアイスのC80は2種類あります。このレンズは球面収差補正に重点を置いたもの
球面収差は負修正傾向にあります。  RGB画像のページへ 焦点内外像テストのページへ
ツアイスC80/500 2枚玉分離式アクロマート(小山さん所有)
こちらのC80は色収差補正に重点を置いたもので色滲みがとても少なくセミアポのような感じです。
球面収差はやや過修正傾向にあります。 RGB画像のページへ
ツアイスAS80/840 2枚玉分離式セミアポクロマート(小山さん所有)
この望遠鏡はツアイスのサブ望遠鏡的なものでセミアポとしては標準的な色補正及び球面収差
補正がなされています
ツアイスC80/500アスペクテム 2枚玉分離式アクロマート(加藤さん所有)
このレンズは望遠鏡用でなくフィールドスコープや双眼鏡のAspectemに使用されていた地上用レンズ
ですが、上記のものと収差の様子が良く似ています。色補正はF6.25のアクロマートとして優秀、球面
収差はわずかに過修正ですが問題のないレベル、一部に脈理が見られますが、面肌も滑らかで高倍率
も対応できそうです。
中国製8cmF7 2枚玉EDアポクロマート(小山さん所有)
低価格ですが、マニア向けな望遠鏡を販売しているディーラーの製品。アポにしてはやや残存色収差
は多めですが、眼視用望遠鏡では最も重要な球面収差補正は良好です。研磨面も滑らかです。
日本製8cmF15 2枚玉分離式アクロマート(管理人所有)
下記の加藤さんのものと同一メーカーのもの。こちらは一般用です。加藤さんのものより球面収差
補正が若干過修正ぎみですが、F15として十分なものです。30年以上前の製品ですが、当時は
高級品で、きちんと作られたアクロマートの性能は色収差以外は現在の短焦点アポを凌ぐものが
あります。                                焦点内外像テストのページへ
日本製8cmF15 2枚玉分離式アクロマート(加藤さん所有)
古くから学校教育用の天体望遠鏡をつくっているメーカーでこの望遠鏡は1960年代に15cm屈折
に同架されていたガイドスコープです。価格は一般用の2倍はしていました。アクロマートと称して
いましたが残存色収差は アポに近いセミアポクラスで球面収差補正はF15としてほぼ完璧です。
面肌も同メーカーの一般用のものはやや荒れているものがありますがこれは滑らかで、明らかに
一般用とは出来が違います。
日本製8cmF15 2枚玉分離式アクロマート(加藤さん所有)
日本を代表するメーカーが1960-1970年代につくっていた天体望遠鏡でこれは1971年製。
アクロマートですが、面肌も良好、色補正はセミアポクラス、球面収差補正も優秀でシャープ
な像が見られそうです。
日本製8cmF8 2枚玉分離式フローライトアポクロマート (遠藤さん所有)
球面収差は若干過修正ですが、まずまず良好。色補正も十分。面肌もフローライトとしては
標準的なものです。
日本製8cmF8 2枚玉分離式フローライトアポクロマート (石井さん所有)
フローライトの相手玉にクルツフリントを使用したアポ。面が比較的滑らかで球面収差補正もやや負修正
ながら良好です。                              焦点内外像テストのページへ
日本製8.5cmF5.3 4群4枚構成スーパーEDアポクロマート  <吉田弘さん所有>
2008年6月に発売開始となった最新のアポです。F5.3という明るい光学系。球面収差はやや
負修正で、色収差はほぼ完璧に補正されています。面肌はやや粗いですが、脈理などの問題
もなく良好です。                              焦点内外像テストのページへ
アメリカ製8.5cmF7 2群2枚構成SDアポクロマート   <きろくさん所有>
残存色収差はわずかにありますが、球面収差は少なく、研磨面もきれいで良いレンズです。
日本製9cmF13.3 3枚玉分離式セミアポクロマート<神崎さん所有>
フローライトやEDレンズを使用したアポクロマート屈折の全盛期以前の1970年代に販売されて
いたもの。9cmF11フローライトを使用したものと同じ会社の製品。球面収差はやや過修正
ですが、セミアポにしては残存色収差も少なく、また面肌も良好。レンズはコーティングが劣化した
ためメンテナンス会社で再コートを4面したとのことですが、良好な仕上がりで、かつ難しい3枚玉
の調整も良くできています。                       焦点内外像テストのページへ   
日本製10cmF15 2枚玉分離式アクロマート(綿貫さん所有)
今ではめずらしい長焦点アクロマート。火星用に限定生産されたもの。F15にしてはロンキー縞
の曲がりも少なく面肌も良好。惑星も良く見えそう!
ツアイスAS100/1000 2枚玉分離式セミアポクロマート (米原さん所有)
ツアイスを代表するアマチュア用望遠鏡。2枚玉でF10の明るさを持つセミアポは設計も
製作も難しくリング状の非球面化の痕跡がわかります。 RGB画像のページへ
ツアイスAS100/1000 2枚玉分離式セミアポクロマート (小山さん所有)
米原さん所有のものと収差の状況がほぼ同じで難しい非球面研磨のばらつきの少なさを表して
います。
ツアイスAS100/1000 2枚玉分離式セミアポクロマート (小山さん所有)
米原さんのものより古いタイプの鏡筒です。このレンズは非球面化に伴うリングが目立ち
ませんが残存収差の傾向は良く似ています。
ツアイスAS110/1650 2枚玉分離式セミアポクロマート (小山さん所有)
F15になると研磨が少し楽になるのか非球面化のリングも見られません。球面収差はやや過修正ですが
色補正は良好です
日本製10.2cmF9 2枚玉分離式フローライトアポクロマート(遠藤さん所有)
所有者によれば約20年前の製品。相手玉にクルツフリント(KzF)を使用して性能には定評の
あるもの。比較観望会ではツアイスAPQ100/640より良く見えるとのうわさも・・・
うわさにたがわずテストでも非常に良いレンズです。
日本製10.2cmF8 2枚玉分離式フローライトアポクロマート(吉田 弘さん所有)
日本におけるフローライト屈折の草分け的な会社の製品。フローライトにマルチコートを施し
対候性を良くして前面に配置した最新型の機種。残存色収差は他の機種より多めです。
面肌もやや粗くなっています。
日本製10cmF6.4 3枚玉分離式フローライトアポクロマート(HGさん所有)
1986年に発売された短焦点アポ。当時眼視及び写真での最高性能といわれたものでした。今から
20年も前にTOAなみの色補正は素晴らしい!面肌がやや粗く球面収差は負修正、中央のヘソは
眼視性能に影響は少ないでしょう。                  焦点内外像テストのページへ
日本製10.6cmF5 4群4枚分離式フローライトアポクロマート(龍さん所有)
1999年に発売されたフォトビジュアルアポです。写真性能は6X7版をカバーする広視野を持ちます。
やはり色補正は完璧ですが、球面収差は過修正傾向です。    焦点内外像テストのページへ
日本製10.6cmF5 4群4枚分離式フローライトアポクロマート+エクステンダー1.6X使用
    合成F8 (龍さん所有)
上記の望遠鏡に専用のエクステンダーを使用してF8にしたもの。球面収差はかなり改善されますが、面肌
の荒れはやや強調されています。高倍率を使用する時はこのレンズを併用したほうが良さそうです。
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日本製10.6cmF5 4群4枚分離式スーパーEDアポクロマート(吉田弘さん所有)
2007年3月下旬に新発売になった最新のフォトビジュアル望遠鏡。スーパーEDガラスを2枚使用
しフローライトを使用した旧モデルより更に写真及び眼視性能の向上を図ったといわれるもの。
旧モデルは球面収差はやや過修正でしたが、本機は負修正傾向です。研磨面の滑らかさは向上
しています。色補正は完璧です。                    焦点内外像テストのページへ
日本製10.6cmF5 4群4枚分離式スーパーEDアポクロマート+エクステンダー1.6X使用
(合成F8)
(吉田弘さん所有)
専用のエクステンダーレンズを使用することにより球面収差補正が良好になっています。
吉田さんによれば高倍率に充分耐える高性能望遠鏡だそうです。焦点内外像テストのページへ
日本製10.2cmF8 3枚玉密着式スーパーEDアポクロマート(小山さん所有)
2006年3月23日発売の新製品。中央のスーパーEDガラスをクラウンガラスで挟んだアポクロマート
です。全体的にやや負修正ですが不規則なものは見られません。。ナイフエッジでも大きな欠点は
見られませんがわずかな研磨痕があるようです。残存色収差は前モデルのフローライト2枚玉より
はるかに少なくなっています。
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日本製10.2cmF8 3枚玉密着式スーパーEDアポクロマート(吉田 弘さん所有)
小山さんのものと非常に良く似たロンキー像で、とても安定した出来です。量産機としてコンスタント
にこの性能が出ていれば良いと思います。
日本製10.2cmF10 2枚玉分離式フローライトアポクロマート(MOMOさん所有)
上記と同メーカーの製品。1980年代後半に長焦点モデルとして限定生産されたもの。
中央部やや過修正で周辺は負修正になっています。レンズの中央にミステリーサークル
のようなリングが見えます。
台湾製(光学系はロシア製)10cmF8 3枚玉分離式SDアポクロマート
(吉田 弘さん所有)
対物レンズは惑星用モノセントリック接眼鏡で定評のある会社が設計し、ロシアのメーカーで研磨
されたもの。現在はSDガラスに変更されている。球面収差は中央部やや過修正で周辺やや負修正。
色補正は良好。むずかしい3枚玉の調整も良くできており内外像も立派。
台湾製(光学系はTEC製)11cmF6.5 3枚玉オイル貼り合せ式SDアポクロマート
(吉田 弘さん所有)
球面収差は周辺が過修正、中央部が負修正となっていますが、、面の滑らかさはトップクラス
です。アポクロマートの多くは色収差は少なくても面が滑らかでないものが多いです。
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ツアイスAPQ100/640  3枚構成オイル貼り合せ式フローライトアポクロマー
<舟越さん所有>
日本でおそらく唯一国内で正規品を新品で購入したもの。管理人のもの(中古品)との収差
の個体差は少ないです。レンズのシリアルNoはたったの9番違いで、おそらく同一ロットの
ものと思われます。
ツアイスAPQ100/640  3枚構成オイル貼り合せ式フローライトアポクロマート
<管理人所有>
球面収差、色収差とも良好な補正がなされています。       
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ツアイスAPQ100/1000  3枚構成オイル貼り合せ式フローライトアポクロマート
<所有者非公開>
ストレール値99.1%のパーフェクトアポクロマート。F10のAPQの収差補正は完璧!木星の縞の細部の
見え味は素晴らしい!
アメリカ製10.1cmF5.4 4枚構成SDアポクロマート <MOMOさん所有>
下記の機種の一世代前のもので色補正は最新の機種に若干劣るようですが十分なもの。
球面収差は全体的には負修正傾向で中央に山があるのが特徴。
アメリカ製10.1cmF5.4 4群4枚構成SDアポクロマート <吉田弘さん所有>
最新型のペッツバール型のアポクロマートです。色収差補正はたいへん良好ですが、球面収差
はやや負修正傾向にあります。4枚構成の光学系は調整がたいへんでしょう。
                                         焦点内外像テストのページへ
日本製10cmF12 2枚構成分離式EDアポクロマート <管理人がかつて所有>
今でも人気の日本の名機。うわさにたがわず優秀な収差補正がなされている良いレンズです。
日本製10cmF12 2枚構成分離式EDアポクロマート <近藤さん所有>
上記のものと同じ機種ですが、個体差により球面収差の状況が異なります。ただしF12のため星像
はとてもシャープです。また面の滑らかさも素晴らしい。
                                            焦点内外像のページへ
日本製10.5cm F6.4 4群4枚SDアポクロマート(吉田弘さん所有)
下の12.5cmアポと同メーカーの姉妹機。球面収差はわずかに過修正ですが、色補正も
たいへん良好です。このメーカーのものは面肌が荒れたものが多い中で、このレンズは
なかかな良い面肌です。                          焦点内外像テストのページへ
日本製10.5cm F9.5 2枚玉分離式SDアポクロマート(いとうさん所有)
カメラメーカーが作った眼視用長焦点屈折望遠鏡。現在は製造中止となっています。
このメーカーのレンズは写真用を意識してか、研磨が粗く残存収差も若干多めのもの
が見られますが、この望遠鏡は弱い負修正の球面収差は見られるものの、研磨面も
滑らかで、なかなか良好なものに仕上がっています。
                                    焦点内外像テストのページへ 
日本製10.8cmF5 3群4枚分離式EDアポクロマート(ミラクルKさん所有)
市販のものをメーカーで調整された6X7版対応のフォトビジュアルアポです。残存色収差は
やや多めで、球面収差は負修正傾向です。3点の錫箔付近に圧迫のような歪みが見られます。
                                         焦点内外像テストのページへ
日本製12.5cm F6.4 4群4枚SDアポクロマート(近藤さん所有)
カメラメーカーがつくっているアポクロマートで6X7版をカバーする広いイメージサークルを
持っています。従前の機種では写真用のイメージが強く、中心解像力重視の眼視用という
イメージが薄かったのですが、この機種は面肌はやや粗いですが、球面収差補正が良く
補正され、鋭い像を結ぶと思われます。
                                      焦点内外像テストのページへ   
日本製12.5cmF6.4 2枚玉EDアクロマート(吉田弘さん所有)
下記の12.5cmアポと同一メーカーの製品。普及品のためか磨きが悪く不規則な影が出ています。
短焦点アクロマートなので色収差は多いですが、低倍率の星野用にならば問題はないでしょう。
日本製12.5cmF8 2枚玉EDアポクロマート(遠藤さん所有)
写真から眼視まで幅広く対応できる望遠鏡やパーツを販売している会社の製品。
12.5cmの大口径ながら色補正もまずまず。球面収差は残っているものの不規則な乱れも
なく、また面肌が良好なため良く見えそうなレンズです。
アメリカ製12.7cm F5.2 4群4枚構成SDアポクロマート(綿貫さん所有)
最新の機種で生産数が少ない。未だにバックオーダーを抱えている。面肌の滑らかさは
トップクラスで素晴らしい!球面収差は負修正傾向だが、惑星面が良く見えそう。
アメリカ製12.7cm F5.2 4群4枚構成SDアポクロマート(きろくさん所有)
下の吉田さんのものよりは良いものの球面収差はやや多めです。収差の傾向は良く似ています。
                                        焦点内外像テストのページへ
アメリカ製12.7cm F5.2 4群4枚構成SDアポクロマート(吉田弘さん所有) 修理前
上の綿貫さんのものと同機種。傾向は似ていますが、周辺の球面収差補正がかなり強い負修正
になっています。ペッツバール型は調整が難しいので、調整不良かもしれません。
焦点内外像テストでも外像のリングが見えない状態なので、クレーム申し出中とのこと。
                                        焦点内外像テストのページへ
アメリカ製12.7cm F5.2 4群4枚構成SDアポクロマート(吉田弘さん所有) 修理後
本国アメリカで修理してもどった鏡筒のテスト結果はまったく別物のように良くなっています。
厳密に見ると中央がやや過修正、周辺がわずかに負修正ですが、これだけ良くなれば申し分ない
でしょう。また、面の滑らかさは特筆モノです!            焦点内外像テストのページへ
中国製12,7cmF7.5 3枚玉EDアポクロマート(小山さん所有)
2008年4月に新発売になった低価格ながらハイスペックなアポクロマートです。アポにしては
やや残存色収差は多めですが、眼視用望遠鏡では最も重要な球面収差補正は良好です。
研磨面も滑らかです。
日本製12.8cmF8 2枚構成分離式フローライトアポクロマー ト <小山さん所有>
むずかしいフローライトの研磨も良好です。フローライトといえど2枚構成では、さすがに残存
色収差がやや目立ちますが実用上は何ら問題のないレベルでしょう。周辺の球面収差を
やや負修正にしています。
台湾製 13.2cmF7 3枚構成分離式SDアポクロマート<鮎川さん所有>
FPL-53という硝材を使用した分離式のアポクロマート。収差は中央が過修正で、周辺で負修正
にした完全補正型。色補正は良好です。また、脈理など不正なものは見られません。
この鏡筒は13pクラスで鏡筒長78cm(フード短縮時)、重さ9kgと軽量・コンパクトです。
                                      焦点内外像テストのページへ
ドイツ製(光学系はロシア製)13cmF9.25 3枚玉分離式スーパーEDアポクロマート
                                            (小山さん所有)
F9と最新の屈折にしてはやや長めのアポ。光学系の設計は15pF8と同様に惑星用モノセントリック
アイピースを製造している会社のもので、研磨はロシア製。付属の干渉計テストデータによれば
ストレール値97.1%と優秀な光学系です。ロンキーテストでも球面収差は周辺がやや負修正ですが、
色補正は良好です。面肌はやや粗いですが、15cmと似た傾向です。難しい3枚玉分離式アポの
芯出し調整も良好です。                        焦点内外像テストのページへ
付属の干渉計テストデータ  Strehl Retio 97.1% (λ=532nm)
ドイツ製(光学系はロシア製)13cmF9.25 3枚玉分離式スーパーEDアポクロマート
                                     (吉田弘さん所有)
上記のものと同型のもの。付属の干渉計測定データによればストレール値97.9%と優秀なもの。
ロンキーテストでも若干負修正傾向ですが、全体的に良好で、色補正も良好です。研磨の状態
は、上記のものと似た傾向です。                  焦点内外像テストのページへ
アメリカ製13cmF6.3  3枚オイル貼り合わせ式EDアポクロマート(吉田弘さん所有)
2008年7月末に日本に入荷したばかりの最新型EDアポクロマートです。高性能なことは世界的
に認知されていますが、納期が長いことで有名なメーカーの製品です。約13年前に同様の
スペックのアポがありましたが、最新型では、移動用に容易に3個のパーツに分解でき再現性も
良好です。F6.3という明るい光学系ですが、ごくわずかに残存色収差が見られますが、球面収差
の補正も良好、面肌も滑らかで、脈理等も見られず優秀な出来だと思います。焦点内外像テストのページへ
日本製13cmF7.7 3枚玉分離式EDアポクロマート(吉田 弘さん所有)
EDレンズを2枚配置した最新型3枚玉アポ。性能の良さでは特に定評のあるもの。
テストでもうわさどおり素晴らしいレンズ。色補正が完璧で面の滑らかさもたいへん良好。
ツアイスAPQ130の宿敵ですが、価格は約1/3とリーズナブル?  焦点内外像テストのページへ
日本製13cmF7.7 3枚玉分離式EDアポクロマートの気温変化によるテスト
予想に反して気温が10度変化しても球面収差に大きな変動は見られませんでした。わずかに
負修正側に変化しているようです。
日本製13cmF7.7 3枚玉分離式EDアポクロマート(MOMOさん所有)
このレンズの収差補正は若干負修正ながら周辺部の補正が良好。個体差はほとんどないといえる
レベル。このレベルで量産しているのはメーカーの努力の賜物!木星面の模様はとても良く見えて
15cmクラスに迫る見え味です。
日本製13cmF7.7 3枚玉分離式EDアポクロマート(竹澤さん所有)
この個体は上記の2本と比較して球面収差がやや多めで中央過修正、周辺が負修正の完全
補正型のようになっています。しかし、色補正はやはり完璧です。焦点内外像テストのページへ
ツアイスAPQ130/1000 3枚構成オイル貼り合せ式フローライトアポクロマート
<小山さん所有>
大口径ながら残存色収差がたいへん少なくなっています。球面収差はわずかに負修正傾向
ですが、天頂プリズムなどを使用すると完璧な収差補正になるように設計されています。
ツアイスAS130/1950 2枚玉分離式セミアポクロマート (小山さん所有)
これは2枚の平面鏡(ツアイス製?)を使ってZ型に光路を曲げてコンパクトにした望遠鏡です。
球面収差、色収差補正はかなり良好ですが内部の遮光絞りによって一部けられているようです。
アメリカ製 14cmF7 3枚構成オイル貼り合せ式EDアポクロマート <きろくさん所有>
ロシア人の光学設計者によるもので、ツアイスのAPQ同様オイル充てんによる貼り合せ式の
アポクロマートです。色収差、球面収差とも、たいへん良好で、研磨面の粗さや素材に脈理
もなく優秀なレンズです。                   焦点内外像テストのページへ
アメリカ製14cmF7.5 3枚オイル貼り合わせ式EDアポクロマート(コメさん所有)
最新型の14cmアポクロマートで、最新の携帯用コンパクト13cmF6と同じ会社の製品。
ロンキー縞の淵にわずかに残存色収差が見られますが、球面収差補正は良好でナイフエッジで
平担に見えます。面肌はやや荒れた感じに見えますが、実用上問題のないレベルでしょう。                  
                                      焦点内外像テストのページへ
中国製15cmF5 2枚玉分離式アクロマート (小山さん所有)
非常に安価な15cm屈折望遠鏡。本レンズは球面収差はやや強い負修正。面肌は粗く
色収差はかなり多い。低倍率で使用する双眼望遠鏡用として人気がある。
中国製15cmF8 2枚玉分離式アクロマート (吉田 弘さん所有)
上記のものと同じ会社のもの。こちらは面肌も良好。球面収差は負修正、残存色収差も多い
ですが、安価で実用的な望遠鏡です。
日本製15.2cmF8 2枚構成分離式フローライトアポクロマー ト (綿貫さん所有)
調整不足か若干ロンキー縞が不規則に曲がっています。残存色収差はやや多めです。
面肌もまずまずの国産の標準的アポ。
日本製15cmF7 3枚玉分離式フローライトアポクロマート(山根さん所有)
1980年代に先駆的に発売された3枚玉フローライトアポの最高峰です。難しい光学系の実用を
今から15年も前に実現していたのは流石です。
ロンキーテスト同様、土星の見え味もたいへん
素晴らしいものでした。
ロシア製15cmF8 2枚玉分離式EDアポクロマート (かわのさん所有)
レンズの1面に非球面を導入したといわれるもの。15cmF8の大口径2枚玉EDでこの色補正は
立派。球面収差はやや多めでも価格からすればお買い得!現在の機種はF7で4枚玉に改良
されている。                              焦点内外像テストのページへ
ドイツ製(光学系はロシア製)15.2cmF8 3枚玉分離式スーパーEDアポクロマート
                                            (小山さん所有)
対物レンズは惑星用モノセントリック接眼鏡で定評のある会社が設計し、ロシアのメーカーで研磨
されたもの。残存色収差は見られますが、このスペックでは良好です。リングは見られますが
脈理もなく球面収差補正も良好です。
                                            焦点内外像のページへ
ドイツ製(光学系はロシア製)15.2cmF8 3枚玉分離式スーパーEDアポクロマート
                                        (ミラクルKさん所有

上記のものと比較して、若干中央から70%あたりまでの球面収差が多めですが、面は滑らかです。
ただし球面収差が許容範囲内であることは添付のトワイマン・グリーン型レーザー干渉計でストレール
強度96.6% が保障されていることからわかります。           焦点内外像テストのページへ
アメリカ製15.5cmF7 3枚玉オイル張り合わせ式EDアポクロマート(龍さん所有)
納期は長いが性能では定評のある会社のもの。球面収差補正及び色補正はたいへん良好。
面肌はやや粗いが問題のないレベル。事実惑星はとても良く見えます。
アメリカ製15.5cmF7 3枚玉オイル張り合わせ式EDアポクロマート(MOMOさん所有)
このレンズも個体差は少なく優秀です。テストの際に平面鏡の位置が悪く左側が一部けられています。
ツアイスAPQ150/1200 3枚構成オイル貼り合せ式フローライトアポクロマート
(所有者非公開)
アマチュア望遠鏡の最高峰。フローライト特有の面肌ですがエッジまで良好な球面収差補正
がなされていてさすがです。部分的なロンキー縞の乱れはテスト時に筒内気流が残っていた
ための影響もあります。シリアルナンバーは97538です。
ツアイスAPQ150/1200 ナルテストと干渉計テストの比較
ナルテストで見られる中央付近のドーナツ状の突起と周辺下部のへこみが右の干渉計データ
で明瞭に現れています。ドーナツ状の突起部は理想波面から最大λ/19の誤差となっている
ことが干渉計データから読み取れます。
日本製15cmF7.3 3枚玉分離式EDアポクロマート(吉田 弘さん所有)
国産13cmF7.7アポと同シリーズで発売間もないもの。2号機です。国産アポの技術が世界最高レベル
にまで進歩したことを証明できる高性能アポ。色収差、球面収差補正が完璧に近く、レンズ周辺の
球面収差補正は13cmよりさらに良いです。 ガラス素材の均質性が良く、研磨面も滑らかで世界の
名機APQ150の宿敵となりそうです。                    
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アメリカ製16cmF7.5 3枚玉分離式アポクロマート  (吉田弘さん所有)
最新型のアポクロマートで納品されて間もないもの。旧EDFでは3枚玉を特殊オイルで貼り合せを
していましたが、このタイプでは分離式になっています。分離式の方が設計上は楽ですが、製作上
ではクリチカル面を高精度に仕上げなくてはならず、高度な製作技術が要求されます。
さすがに実績のあるメーカーです。大口径でありながらF7.5という明るさを見事に実現しています。
球面収差はやや負修正傾向で、残存色収差がわずかに見られますが、脈理もなく、研磨面も
ほぼ良好です。難しい3枚構成のレンズの調整も良くなされ、立派な内外像が見られます。
今夏発売予定の国産の新型15cmアポとの対決が待ち遠しいです。

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