| 知的財産権に関して、法令、特許明細書などに使われる用語を書き出して見ました。 以下に出てくる中国語は便宜上繁体字で統一して表記しました。但し、実際はフォントがそれぞれ異なります(大陸簡体、港澳繁體、台湾正體など)ご注意ください。 内容は、専門用語の正確な解説ではなく、概略の紹介と、該当する中国語との紹介を目的としております。 解釈の違い、制度の違いなどもありますが、ご参考ください。記載不備、間違いなどありましたら、ご指摘ください。 今後も書き足して行きます。ご意見をいただけましたら、幸いです。 | |
| 用 語 | 説 明 |
|---|---|
| 出願 | 官庁に願いを出すこと。特許出願、実用新案登録出願、意匠登録出願、商標登録出願など。申請といってもよい。 中国語では「申請」「申請專利」。台湾では繁体字、中国では簡体字。 |
| 出願人 | 出願する人。出願人は自然人、法人のいずれであってもよい。中国語では「申請人」。台湾では繁体字、中国では簡体字。 |
| 発明 | 自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの(特許法第2条)。 「發明」。台湾では繁体字、中国では簡体字。 |
| 考案 | 工夫して、思いついて、考え出すこと。自然法則を利用した技術的思想(実用新案法第2条)。 特許は「発明」、実用新案、意匠は「創作」。発明者、考案者、創作者。中国語では「發明人」、「創作人」。 |
| 特許 | 特許権を設定すること。特許権。中国語では「專利」「專利權」。 実用新案に対する特許は「發明專利」(台湾、中国、マカオ)。香港では「標準專利」。 |
| 実用新案 | 物品の形状、構造又は組合せに係る考案(実用新案法第1条)。 台湾では「新型專利」、中国では「實用新型專利」、香港では「短期專利」、マカオでは「實用專利」と表記する。 |
| 意匠 | 装飾に係る工夫。物品の形状、模様若しくは色彩又はこれらの結合であつて、視覚を通じて美感を起こさせるもの(意匠法第2条) 中国では「外觀設計專利」、台湾では「新式様專利」、香港では「外觀設計專利」、マカオでは「設計及新型専屬專利」と表記する 。 |
| 商標 | 文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合(「標章」という)であって、 「業として商品を生産し、証明し、又は譲渡する者がその商品について使用をするもの」または、「業として役務を提供し、又は証明する者がその役務について使用をするもの」(商標法第2条)。(後者はサービスマークとも称する。中国語は「服務標章」)。 中国語も「商標」と表記するが、制度として種類が多数ある。本サイト「知財情報」参照。 |
| 識別番号 | 特許庁が初めて出願する人、代理人などの情報をファイルにして、以後の手続を行う際の確認情報とするための番号。中国では「識別編号」。台湾は識別番号を用いていない。 |
| 出願番号 | 特許などを特許庁に出願すると、その事件に対して交付される番号。中国語は「申請案號」、申請號」。 |
| 登録番号 | 特許、実用新案登録などの設定の登録を受けて(この日を登録日という)交付され、原簿に登記される番号。特許の場合は「特許番号」という場合もある。「證書號、註冊號(台湾)」、「専利号(中国)」。 |
| 公開番号 | 特許出願した日(出願日)から1年6月経過して、出願の内容が「出願公開公報」に掲載される際に交付される番号。中国語は「公開號」。 |
| 願書 | 特許などの出願の趣を記載して提出する文書。「申請文件」。用紙は「表格」。 |
| 明細書 | 出願する発明などの内容を所定の様式で記載した文書。特許明細書など。「専利説明書」。 |
| 請求項 | 発明などの権利を取得しようとする範囲を規定した文書(特許請求の範囲、実用新案登録請求の範囲)は、項目に分けて記載する。この項目を請求項といい、「クレーム」ともいう。台湾では「申請專利範圍」だが、日本語の影響か、一般に「請求項」も使われるようになった。中国では「権利要求書」。 |
| 要約書 | 出願する内容の概略を記載した書類。中国語では「摘要」「専利摘要」。 |
| 実体審査 | 出願の技術内容に対する審査。「實體審査」、「實審」。審査請求は「要求實審」「提實審。」 |
| 方式審査 | 審査資料の記述方法が正しいかどうかなどを見る簡易な審査。「格式審査」。 |
| 拒絶理由通知 | 出願された発明が「特許の要件」満たしていない理由(拒絶理由)を挙げ、その補正について出願人行う通知。「核駁理由」「核駁理由通知」「核駁通知書」。 |
| 拒絶査定 | 出願内容に拒絶理由が存在し、出願人による意見書の提出、補正によっても拒絶理由が解消しないと判断し、特許を拒むこと。その決定。拒絶査定書。「核駁審定」、「核駁審定書」。 |
| 登録査定 | 「特許査定」ともいう。出願が審査に合格したことの通知。期限内に特許料金を納付すると設定登録が行われて権利が発生する(日本の場合)。登録⇒「註冊」「専利註冊」査定⇒「審定」 |