|
伊万里の大川内山にある古い窯元ですが、江戸時代の鍋島藩の窯元で藩内で使われる高級焼物を始め将軍や諸大名への献上品として焼かれ、全国に有名なった窯元の一つで、いわゆる鍋島焼で色鍋島、鍋島染付、鍋島青磁と代表的な古伊万里焼でもありました。久しぶりに良い天気に恵まれた春の陽を背に大川内山のあちこちを歩いて見て回りました。焼物に興味を持ち始めたころはあまり関心を寄せていなかった窯元でしたが、長年見ているとその素晴らしさが判ってきたような気がします。鍋島藩窯としての格式を今なお持ち続けて世界的にも有名になった秘窯の一つである事が良く判ります。この窯は1675年から1871年まで鍋島藩の御用窯として活躍しましたが、その間大川内山に出入りする人達を監視する関所まで設けられて藩の厳重な管理の下に置かれていました。明治以降も当時の伝統を守りながら現在に至っています。今は窯元は30数軒ありそれぞれの特徴を出しながら活躍しています。後ろに屏風岩を控え3方を山に囲まれた大川内山はまさに秘窯の里と言えるでしょうね。博多から車で2時間弱で走れますので時々出かけるには丁度良い距離です。有田焼の有田まではここから約40分で走ります。
|