| 長い間使っていたオリンパスのデジカメ C−2000ズームが壊れたので、新しいデジカメを買うことにした。学校で使う教材を撮るのには、200〜300万画素のカメラで十分だが、それだけの条件ではとてもたくさんの機種がある。それで、今回は、動画も撮れることを条件に加え、カメラを選ぶことにした。そして、買ったのは、SANYOのXacti−J1(以下J1)と言う機種だ。なぜこの機種を選んだのか?そして、この動画デジカメを実際に使ってみての使用感などをレポートしたいと思う。 |
| ●なぜ、動画デジカメを選んだのか |
今までに、自分のデジカメだけでなく、学校のデジカメや同僚の先生のデジカメなどたくさんの機種を使ってきたが、まだ試していないのが動画の撮れるデジカメだ。デジカメで静止画を撮っていると、短い時間でもいいから動画で撮りたいと思うことがよくある。そして、最近、動画の撮れるデジカメが増えてきたこともあって、できれば、自分で動画デジカメの性能をテストしてみたいと思うようになった。それと、これから、動画もパソコンで扱うことが多くなるので、今からカメラで撮った動画の扱い方を勉強をしておこうと思ったのである。
勿論、動画を専門に撮るならデジタルビデオカメラの方が性能は優秀なのは分かっているが、気軽に持ち歩けて、パソコンに簡単に撮った画像を取り込める点では、デジカメの方が便利だ。そこで、現在のデジカメの動画の画質はどの程度なのか、そして撮影には、どんな問題があるのかなど、自分の目で確かめたいと考えた。
| ●SANYOのXacti−J1を選んだ理由 |
最近のデジタルカメラは、動画に対応したものが多くなったが、インターネットで調べてみると、実際に撮れる動画は、短時間(30秒〜3分程度)で低画質の機種が多かった。そんな中で、高画質な動画を比較的長い時間撮れると評判なのが、今回購入したSANYOのJ1とその前の機種のMZ3(すでに生産は終了)それに、フジのM603の3機種であることが分かった。
SANYOから選ぶとすれば新機種でもあり、デザインもスマートなJ1に魅力を感じるが、フジのM603との動画の画質の比較では、決定的な違いは見つからなかった。
両方とも300万画素で、動画はメディアの容量の限界までフルサイズ(640×480 30フレーム/秒)で撮れるのが特徴である。M603は、液晶モニターが2.5型とデジカメの中ではとび抜けて大きく、画面が綺麗で見やすいという評判である。(J1の液晶モニターは、ごく平均的な1.6型である) ただ、M603は、この大きな液晶が邪魔をして、縦長のカメラになってしまい、デザイン的には「今ひとつかな?」という印象を与えている。 それに対して、J1は、特別優れたデザインではないが、飽きのこないデザインだと思う。そして、J1の特徴は、起動や撮影の動作がきびきびしていて、気持ちよく撮れることだ。
| ●SANYOは、デジカメの元祖(?) |
SANYO と聞くと、たいていの人は、冷蔵庫や洗濯機などの家電メーカーとしての印象の方が強いと思うが、SANYOは、デジタルカメラの製品化には早くから取り組んでいた会社で、デジカメのOEM(相手先ブランド)生産では、日本でトップクラスのシェアを持つ会社である。その証拠に、デジカメという名前はSANYOの登録商標になっているので、デジタルカメラを売るときにデジカメという名前を使えるのは、SANYOだけなのだ。私のホームページのタイトル「小学校デジカメ&パソコン活用マニュアル」にも知らないで使ってしまったが、もしかすると怒られるかもしれない (*^_^*)
| ●2年前に決めていた 動画デジカメ購入? |
もう一つ、フジとSANYOの機種が同じくらいの動画の性能だったら、SANYOにしようと思った理由がある。それは、2年前にあるパソコン雑誌の取材を受けたときに、「今買うとしたら、どこのデジカメを買いますか?」という記者の質問に、あまり深く考えないで、当時、画素数の割に綺麗に撮れるという評判であったJ1の2代前の機種に当たる「SANYOのMZ1がいいと思う。」と答えていたからだ。別に、雑誌の取材に答えたからと言って、その会社の製品を買わなければいけない理由はないのだが、今でもその雑誌を見ると、そのことを思い出してしまい、心のどこかに引っかかるものがあった。今回、2年前の雑誌を読み直して、やはりSANYOのデジカメを買おうと思った。それは、動画を撮ろうと思った目的が2年前と変わっていないからだ。カメラの方は確実に進歩しているのに、私の頭の進歩は、止まっているのかもしれない。(*^_^*)
2年前にある雑誌で勧めたカメラ すでに2年前に、動画を撮ることを予想して答えているのには、自分でも、びっくりした。現在のJ1は、CCDのサイズは、 1/2.7 インチとMZ1よりも小さくなっている。その分、高画素(300万画素)になっているが。
| ●静止画の撮影について |
カメラを買って、本当はすぐに動画の撮影をしたいところだが、まずはこのカメラの操作に慣れるために、静止画から撮ることにした。以下に、J1(300万画素)とこれまで使っていたオリンパスのC−2000ズーム(200万画素)とを比較して気づいた長所と短所を上げる。
【操作性】
優れているところ
○最近は、スリムなデジカメがはやっているが、自分が持ち歩くにはちょうどいい大きさと重さだ。あまり、小さくて軽いと、かえってシャッターを押しにくかったり、ぶれやくなったりすると思う。また、ズームをしてもレンズが繰り出してこないのもいい。ちなみに、私は、ズボンのベルトにカメラケースを取り付けていつも持ち歩いている。
○このカメラには、「おしゃべりムービーデジカメ」という愛称がついているように、声でいろいろなモードの切り替えを知らせてくれる。始めは、おせっかいに感じたが、使い方に慣れるには、結構便利な機能かもしれない。ただ、静かな室内で撮るときは、切った方がいいだろう。
○前のC−2000ズームは、マクロが苦手であったが、J1は、2cmまで近くに寄れる(ワイド側で)だけでなく、ピントもかなり正確に合う。マクロ撮影の楽しさを味わえるカメラだ。(前よりもマクロ撮影の機会がずっと増えた。)
○このカメラは、起動時間1.2秒、撮影間隔1.6秒、再生間隔0.6秒と素早い動作を売りにしているが、待たされる時間がほとんどないのは、とても気持ちよく、撮影に集中できる。
○電池の持ちがいいので、フル充電しておけば、1日の撮影で困ることは、ほとんどない。改善してほしいところ
●私の機種だけなのかもしれないが、液晶モニターが暗く感じる。室内や暗いところでは問題ないが、明るい屋外だと何が移っているか分からないことがある。それで、今までほとんど使ったことのなかった光学ファインダーを使うようになった。J1で今のところこれが一番気になる点だ。(フジのM603の方が、液晶モニターの見やすさでは、たぶん優れていると思う。)
●撮影モードが、ポートレートやスポーツモードなどたくさんあるのはいいが、できれば自分でシャッタースピードや絞りを選べるマニュアルモードもつけてほしい。
【画 質】
○200万画素から、300万画素に変わって、画質が少しはよくなるかと思ったが、見てすぐ分かるほどの違いはなかった。A4などに印刷して細かく観察すれば分かるのかもしれないが、2L判程度の印刷では、全く違いが分からない。ただ、画像のサイズは、200万画素(1600×1200)から300万画素(2048×1536)になったので、1枚400〜500KBだったのが、700〜800KB位に増えている。
○暗い室内では、ストロボを使わないと自動的にISO感度が上がるようで、、粒子があれた感じの写真になる。暗いところでの発色は、むしろ前のカメラの方がよかったような気がする。
○マクロ撮影は、前のC−2000ズームでは、ほとんど諦めていたが、J1は、ピントがよく合ってとても綺麗に撮れる。
な*J1で撮った、静止画のサンプルは、ニコン オンラインアルバム にアップしてあるので、よかったら見てください。画像は容量の関係で、すべて縮小してあります。また、画像に補整を加えたものとオリジナルのままのものが混ざっています。
静止画の画質だけについて言えば、マクロ撮影を除いて、今回のカメラの買い換えはそれほどの変化はなかったのかもしれない。ただ、カメラを気軽に持ち歩いて、いつでもすぐにシャッターを切れるという点では、J1を買ってよかったと思っている。
今回は、このカメラの売りである動画についての報告ができなかったが、次回は動画を撮影して気づいたことを報告する予定だ。まずは、早くお見せできるような動画のサンプルを撮りたいと思っている。