溺れかけたこと
     
    まっちゃんは小さい時から川で泳いでいたため、河童のまっちゃん?と呼ばれましたが
    それでも釣りで溺れかかった経験が2回あります。
    1回目は紀の川で釣りをしていて、魚に釣り竿を持っていかれた時のことです。途中で
    針が外れたようで、竿の動きは川の中央あたりで止まりました。水深は4メートル程度で
    川幅は広く、ゆったりと流れがあるため、竿は下流にどんどん流れて行きます。
    慌ててパンツ裸になって川に飛び込み、竿の所まで泳いで行ったのはいいのですが
    竿を持ったら、非常に泳ぎづらいことがわかったのです。ちなみに竿は振り出しの
    18尺ですが水の抵抗が思った以上に大きかったのです。そうかといって泳ぎながら
    竿を立てる余裕もありません。片手が使えないので、半分立ち泳ぎをしながら
    泳ぎましたがうまく進めず、どんどん下流に流されます。
    それこそ岸にたどりつくまでは死にものぐるいでした。
    2回目はニ津野ダムで、ボート釣りをしていた時のこと。用を足し、再びボートに
    乗り込もうとした時、バランスをくずしボートが転覆して水中にまっ逆さま。
    流石にその時は落ち着いて浮き上がってきたのですが、ボートに置いていた
    釣台が水底に沈んでなくなっていることに気付いたのです。
    どうしようか迷いましたが、何とかなると思い、再び水中に潜りました。
    2メートルぐらいの深さで釣台をみつけ、持ったまま浮かび上がろうとすると
    釣台の抵抗で時間がかかり、もがきながらようやく浮き上がると
    今度は掴まるところがなく、片手に釣台を持ってアップアップの状態でした。
    水も少し飲みましたが、ようやく掴まることのできる切り株を見つけ、
    難を逃れたのでした。
    これらに共通して言えることは片手が使えなければ、泳ぎが極端に難しくなると
    いう事です。これは想像する以上のものがあります。  
    ”釣り道具は命をかけて取りに行くものではない”という、お粗末な教訓でした。