
| 千葉県指定無形文化財 「天真正伝香取神道流の型」 |
昭和60年11月29日指定 |

日本最古の武道の源流を今に伝える天真正伝香取神道流は、香取郡飯笹村(現在の多古町)に生まれた武将<飯篠長威斎家直(1387〜1488)が
室町時代中期に興した武術です。その内容は多彩で、剣術、居合術、槍術、薙刀術、手裏剣術、棒術、築城術など所謂武芸十八般と呼ぶべき総合
武術です。現在、第20代宗家は香取市香取におり、唯一の極意皆伝者である大竹利典さんが、下福田の道場で香取神道流の型を伝えています。
香取神道流の特徴は、常に戦国時代さながらの実践を念頭に置き、相手の攻撃に対し一瞬早い攻撃により必ず倒すという、すべての技に一撃必殺
の工夫がなされていることです。稽古では木刀を使い防具は着けません。常に死と隣り合わせている大変厳しいものです。しかしその一方で“兵法
は平法なり”として、戦うことを厳しく戒めています。すなわち兵法は平和のための法であって、戦わずして勝利を得ることが最上であると教えている
のです。“一撃必殺”の技術の習得と“平法”の順守。一見矛盾するこの問題を実践すべく大竹師範は日々精進されています。(成田市広報紙より)
平成12年5月5日(金・祝) 芝山町にある「観音教寺」で、県指定無形文化財「天真正伝香取神道流」の演武があると聞いて早速出かけてみた。
五月晴れの下、観音教寺の境内には毎年ゴールデンウイーク恒例の<のみの市>もあってけっこうな人出であった。天正伝香取神道流の詳細は、
上記の成田市広報紙からの抜粋記事を読んで頂くとして、今日はその型の一部をご覧下さい。 (型の説明は大竹利典師範)
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| 住職さんから、まずは説経 |
備前長船による居あい抜きの型 |
香取神道流 型その1 |
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| 香取神道流 型その2 |
本日演武を披露された方々 |
<薀蓄>
最近、古武道ブームもあり、数多くの欧米人が精神修養のため大竹道場を訪れているそうです。外国人第1号はアメリカ人のドン・ドレイカーさん。
東京オリンピックの柔道で金メダルを獲ったアントン・ヘーシンクの武道の先生。大竹道場でその技と精神を学び、海外に香取神道流を普及させた
第1人者。いまや世界各国に広がる香取神道流派、600年にわたり連綿と受け継がれている日本武道の源流です。 (成田市広報紙より)
T.Yamaguchi