森吉山


写真1.一ノ腰から
山域 森吉山(秋田県北秋田郡)
山名 一ノ腰(1264.5m),石森(1308m),向岳(1454.2m)
交通 秋田(R7)→飯塚(R285)→森吉町(R105)→阿仁前田(県道309)→様田→こめつが山荘
小屋 こめつが山荘,避難小屋
温泉 なし
山行日 2000年7月28日(金)晴れ時々曇り
コースタイム 11:25こめつが山荘-12:07勘助坂分岐-12:37一ノ腰-13:30森吉山避難小屋-14:00森吉山-15:20一ノ腰-16:02こめつが山荘 [10km/4h37min]
地図 「森吉山」二万五千分の一地形図(国土地理院)
メモ 森吉山は秋田県内にある独立峰で地図で見ても目立ちます.主峰は向岳で,一ノ腰,石森,カンバ森,ヒバクラ岳などが外輪山を構成しています.周辺は森吉山県立自然公園に指定されており,自然観察や滝巡りなどのコースが整備されているようです.

こめつが山荘に到着するのが思ったより遅れてしまった.なんとまぁ,もう11時を回っている.山荘の駐車場には数台のクルマが止まっており,今日の登山者はこの程度かと思いつつ準備をして出発する(11:25).山荘で入山記録を提出し,ベンチのおかれたきれいな芝生と林の中を通ってガクアジサイの咲く林に入る.

写真2.ガクアジサイの林を行く ルートはいったんスキー場の草地に出るが再び反対側の林の中に向かっている.こんな時間であり,すでに下山してくる人もいて少々恥ずかしい.道は反対側の林に入りゲレンデからいったん離れるが再びゲレンデに飛び出す.ここからは(向かい側にルートがあったようだが)ゲレンデの草地の急登をジグザグに登ることとなる.道はいくつか交錯しているようだが道標となる板切れがある.雪のないゲレンデは草こそ生えているが礫が露出し荒れ地そのもの.振り返れば下界の眺めは良いけど雰囲気は今ひとつ.脇に生えているブナなどの大木が冬には良い景色を作り上げるのだろうと想像させる.

勘助坂分岐を過ぎ(12:07),夏場には稼働していないゴンドラリフトの山頂駅を目標に登り詰めたところで休憩する(12:22).ここが七合目となるが,こめつが山荘が既に五合目だからまだ中間である.さすがに暑いが吹く風は涼しい.周囲は良く晴れており眺めも良いが頭上は黒い雲が掛かってきている.ここから右,ゴンドラリフト駅に向かえば勘助坂,つまり松倉コースへ出られるが,ここはコースを左にとり,一ノ腰へ向かう.

写真3.一ノ腰山頂 降雨時には沢になるだろう暗くて湿っぽい石の上を歩いて登ればやがて一ノ腰山頂に到着する(12:37).正面に目指す森吉山が何の遮る物なく目に飛び込んでくる.森吉山の山頂には棒杭があるのが見える.森吉山の山腹からは一ノ腰との間の連瀬沢に幾筋もの水流が小滝となって流れ落ちているのが見える.ここから山頂までは左回りに回り込んで登ることになり,灌木と笹原の稜線がすべて見渡せられる.

写真3.ニッコウキズゲ咲く木道 一ノ腰から下った鞍部には木道が敷かれている.ここで松倉コースと合流する.この先,道の両側はニッコウキスゲが満開で,点在する湿地では群生して咲いている.避難小屋が併設されている森吉神社までは約30分で到着,鳥居は折れて傾いてしまっている.神社の裏に回れば御神体である大きな奇岩(冠岩)が連なっている.

ほぼ水平な稜線づたいにニッコウキスゲ咲く道を歩けば阿仁町に登山口がある幸屋・戸鳥内コースと合流する.木道上ではオバサンたちのパーティーが休憩している.合流点の手前のピークに立ち寄るが頂きには角材が瓦礫により支えられて一本立っているだけだ.ここが石森らしい(13:17).

オオシラビソだったか,針葉樹の森を抜け,森吉山避難小屋(水場はここより200m下る)を過ぎれば森吉山の登りが始まる(13:30).道は雨水の侵食により石がゴロゴロしていて歩きにくいし,土砂の流出が心配だ.クルマユリがちらほら咲いている.紫色の花はハクサンシャジンか.

写真4.森吉山(向岳)山頂より 石ころだらけの森吉山山頂には誰も居ない(14:00).さすがに遅いだけある.一ノ腰から見えた棒杭は3mくらいはあるだろうか,かなり立派なものだった.菅江真澄(1754〜1829;三河生まれの東北大好き学者で薬草などを求めて山野を歩いたらしい)云々と掛かれた棒杭も立てられていた.南側は花畑になっており青や黄色の花が咲いている.空には黒い雲が留まっており陽射しを受けないだけ涼しい.一の腰からぐるりと回ってきたコースが一望でき,眺めはたいへん宜しい.おにぎりをほおばりながら,しばし霞む遠望をぼんやりと楽しむ.

ヒバクラ岳に向かう北東方面は湿原などもあって雰囲気が良さそうだが時間がないのでここで引き返す.



BasshoZakki | 20000728 Mt. Moriyoshi, ©KageYama.ページトップに戻る