白神岳


写真1.山頂付近
山域 白神山地(青森県西津軽郡)
山名 蟶山(841.1m),白神岳(1231.9m)
交通 秋田(JR奥羽本線)→東能代(JR五能線)→陸奥黒崎(日野林道)→白神岳登山口駐車場
小屋 (山頂に避難小屋あり)
温泉 なし
山行日 2000年7月29日(土)曇り時々雨
コースタイム 9:10登山口-9:42二股分岐-10:55蟶山分岐-12:44白神岳山頂-14:12蟶山分岐-15:28登山口 [12km/6h18min]
地図 「十二湖」「白神岳」二万五千分の一地形図(国土地理院)
メモ ブナの原生林が世界遺産に登録された白神山地の西端に位置するのが白神岳です.白神岳自体はそれほど立派なブナ林をもつ山ではありませんが,山頂からはブナ林が望めるはずです.なお,駐車場にはトイレもあります.

早めに駐車場に到着したつもりであったが,だだっ広い駐車場にはマイクロバス1台を含む18台が既に駐車していたことには驚いた(8:43).100台は止まれそうな駐車場も驚きだが車の台数についてもさすがに有名な山だけはある.ただ,白神岳が白神山地の盟主というわけではないだろうに.

写真2.登山口 林道では珍しい舗装道路はさらに登山口まで続いている.登山口には昔はそうであったろう駐車スペースがあるが,今となってはスペース不足で代わりに新たに広いものが造られたようだ.ここには入山届けの記録棚があるがノートがなくなっているように見えたので記録しなかったのであるが実際は屋根の下に隠されていた様子.

さて,登山である(9:10).まずは緩やかな登りの広い道を進む.次第に本格的な山道になり,赤土がV字に掘られるようになると侵食を抑えるためか一部コンクリートで被われたところも出てくる.この時間でなんともう下山してくる父子もいるではないか.4時頃から登ったのか,避難小屋に泊まったのか.

写真3.道標多し 323mのピークを巻いて南斜面に移る.山の上のほうはガスに包まれており,どんよりとした今日の天気では山頂での眺めを楽しむことは期待できない.湿っぽい空気で汗は容易に蒸発せず額も胸も汗が不自然なほどぽたぽたと流れ落ちる.疲れる前にもう汗でぐちょぐちょになってしまった.コースは東北の山では珍しく分岐以外の所にも道標が立てられている.

緩やかな登りのまま,二股分岐に到着(9:42).二股コースは旧道で今では荒廃しており整備されていないので蟶山コースを使ってくれとの立札が掲げられている.ここより左折して直登気味に登った後,再び山腹を緩やかに登る.

道の脇からはちょろちょろとまたはもう少し多量に清水が湧き出ているところが何箇所かあるが,とくにコップがあったり樋やパイプで水を引くような水場の「設備」はない.そういう意味では最後の水場と書かれた水場は最初の水場でもある(10:20).今日は水筒2本にPETボトル1本(500cc)という多量の水を持ち上げてきているがここでも腹の中に水を満タンに詰め込んだ.さすがに冷たくてうまい.

コースがやがて谷間になると左折してちょっとした急登に変わる.体力の消耗を抑えるべくゆっくり登るがやはり疲れる.樹林帯は花も眺望もないので単調でいけない.

写真4.蟶山山頂 黄色く目立つ道標のある蟶山分岐に到着(10:55).一息ついてから100mちょっと離れた蟶山に立ち寄る.三角点のある突起といった感じで眺めは良くない.引き返して分岐で休んでいると本日4番目の下山者に会う.言葉の感じから関西の方らしい.6時から登り始めたとのこと.う〜ん,早い.

ここからは尾根歩きになる.しかし相変わらず眺めは悪く花もなく単調な登りだ.ブナの大木もなく,ただひたすら歩くだけだ.泥濘みやすいところにはブナ(?)の輪切りが飛び石状に敷かれてあるところが面白い.地図を見てピークの数をカウントしあとどのくらいしたら山頂に着くのか考える.

写真5.海岸線が見える 左手に大峰岳から伸びる尾根が見え出す.ガスに霞んでおり,見るからに湿っぽい.雨もぱらぱらと降り出している.筋肉も疲れてきたなと感じる頃,やっと灌木帯になり開けてきた(12:05).クルマユリが1輪咲いている「自然を大切にしましょう」という看板のところで一休みする.振り返り,これまで登ってきた尾根を見下ろせば黒崎と大間越の湊が見える.ガスは南側からやってきて白神岳山頂を隠している.

写真6.稜線歩き 灌木帯になって花が増えてきた.大峰分岐を右折し(12:21),尾根の北側に移ればもう登りは殆どない.南側の斜面は一面のお花畑である.ガスっているのが惜しい.ニッコウキスゲはもう終わっているようだが,セリ科の白い花に混じってトウゲブキやコバギボウシ,クルマユリが咲いている.

左手に祠と石碑を過ぎるとガスの中に三角屋根が見えてきた.これはトイレ.その後に現れるのが小さな避難小屋だ.トイレのほうが立派かもしれない.山頂はそこから右手の方にある「土手」を登れば良い(12:44).

写真7.ガスの中の山頂(うしろは避難小屋とトイレ) 昼飯を食べながらガスが切れるのを待ったが一瞬たりとも切れることはなく,何も見ることはできなかった.



BasshoZakki | 20000729 Mt. Shirakamidake, ©KageYama.ページトップに戻る