双石山から県道27号線から宮崎市へ下っていけば宮崎大学を中心としたニュータウンの町並みが広がる。木花温泉は一階にパチンコ屋、ヘアサロン、三階に「球遊館」と称すボーリング、卓球、ビリヤードやカラオケなどがあるアミューズメント施設の二階にある。「ジェスパ」と呼ばれる複合施設である。規模に見合った駐車場施設にクルマを置いてエスカレータで二階に上がる。
お湯は確かに温泉だが、施設は銭湯と言った方が良さそうである。裸足で上がった絨毯敷きのロビーの奥には休憩所やレストランも備わっている。
床暖房の利いた脱衣所(カギ付きロッカーあり)から風呂に向かう。プールにはここから反対側の扉を開ける。明るい風呂場にはいくつもの種類の湯船が並ぶ。普通のサウナ(遠赤外線)の他に箱蒸と呼ばれるサウナもある。顔が熱くないので試してみるが、山で汗を流したあとはたいして意味がないのですぐに止めた。また、サウナの隣には水風呂の他に冷気浴という小部屋があるがこれはいわゆる冷房室だ。
この温泉の特徴は「等張泉」ということである。「人間の身体と同じ浸透圧を持つといわれ、長く入浴しても疲れにくく、身体にやさしいのが特徴です」とパンフレットにある。全国的にも珍しいらしい。確かに「低張泉」は良く耳にするが「等張泉」はあまり聞かない気がする。湯あたりしにくいのが特徴になるらしい。専門書によれば、この浸透圧は固形物総量が8〜10g/kgで凝固点が-0.55〜0.58℃であるもの、と規定されるらしい(なんだか良く分からないネ)。