宿には17:20頃到着.地獄谷温泉後楽館の夕食は17:00ということでチト遅れてしまった. 渋い宿だが平地にあるために観光客が殆ど.周りの雰囲気は苗場山麓の赤湯に似ているか.もちろんもっと開けている所ではある.
茶菓子は「ちまき」.ここの明治生まれのおばあさんの手作りということで有名らしい. 甘くなくしょっぱくなく,素朴な味がよい.宿はいくつもの棟が寄り添うように建てられているので,宿の中は迷いやすい.黒光りした木の廊下の感触が気持ちよい.
お湯は透明の硫化水素泉で湯の中には湯の花が漂う.桧の風呂場は改築したのか我々が泊まった部屋よりずいぶん新しい.内湯は3畳くらいで,露天風呂はひょうたん型の周りに20人くらい入れそうなのと四角い8人くらい入れるのがある.露天風呂は天然の岩の上に仕切を作ったようでひょうたん型の方は底が斜めで寝そべって入れるのにちょうど良い.ここは男湯とつながっているが,混浴みたい.ただ女性専用の露天風呂もある(狭そう).風呂はそのくらい(どのくらいじゃ)にして,夕食だ.とにかくビールをコップに3杯,一気にあおる.うまいっ!
たらふく食べた後,ひと休みしてから風呂へ.体を洗ったあとゆっくりとまずは内風呂を楽しむ.ほぼ満月の月が窓から見える.ときおり雲に隠れるけど,きれいだ.さて露天風呂に入ろうとしたら……?? お湯がないっ! 底に30cmほどしか湯が入っていない.さっきまでは溢れんばかりだったのに.誰か底の栓を抜いてしまったようだ.
部屋に戻ってテレビを見る.エヌが隣の小さい露天風呂には湯が満たされていたと言うので,もう一度入りなおしに行く.露天風呂には誰もいない.ひとり満月の明かりの中で風呂に入る.露天風呂入口の電灯が少し邪魔であるが我慢.対岸の山の木々も月明かりに照らされている.本当に気持ちよい.湯に浸かっては出,出ては浸かるを繰り返す.いろいろな形の雲が流れて来てときおり月を隠すのもまた見ていて飽きない.2時間楽しんだ.
6時半に起きて朝風呂にも入る.猿は近くにいるが風呂に入ってくることはない.寒い冬の朝には入ってくるらしい.