鷹ノ巣山


倉戸山より
山域 関東山地(東京都西多摩郡)
山名 鷹ノ巣山(1737m),榧ノ木山(1344m),倉戸山(1169m)
交通 東京(JR中央線)→立川(JR青梅線)→奥多摩(バス)→東日原
小屋 鷹ノ巣避難小屋
温泉 なし
山行日 1997年1月3日(金)快晴
コースタイム 9:00東日原バス停-12:13鷹ノ巣山山頂-14:33倉戸山山頂-15:28倉戸口バス停 [11km/6h28min]
地図 「秩父」「五日市」五万分の一地形図(国土地理院)
メモ 鷹ノ巣山は雲取山から氷川の町に向かって連なる石尾根の途中にそびえる山です.石尾根の北側になる東日原からは山頂まで樹林の中の一本調子の登りのため退屈になりますが,山頂からの富士山の眺めはたいへん良いです.下りは石尾根を降りれば奥多摩駅まで歩けるので,バスの時間を気にする必要は無くなります.

参照 石尾根縦走


奥多摩駅には8時前に着いた.駅前のトイレが綺麗だ.前の水道で水を補給する.今日は鷹ノ巣山に行きたいと思っているが峰谷へのバスの便が悪い.30分程前に行ってしまっていた.これまでと同じコースである東日原から登ることにしよう.8:30のバスに乗る.

稲村岩 今日は結構寒い.ゆっくり登り身体が温まるのを待つ.すぐにウインドヤッケとフリースを脱ぐ.冬の北面は日陰で暗い.前方には先に歩き出した2パーティーがいるのが見えるが,今日の私のペースは遅くしているのでその距離は変わらない.「サイグチを経て鷹ノ巣・雲取山」とある分岐(通行止め)を通過(9:42)する頃には涸れていると思っていた沢に水が戻っている.

沢を離れ急坂になると稲村岩の分岐に着く(10:00).稲村岩の頂部までは行かないが,すぐそこの岩の頂までは行って,昼食のお稲荷さんのうち二つを食す.10:08に出発.

ここからは尾根歩きだ.葉の落ちた林の向こうに明るく山が見える.振り返って見える正面の山は三ツドッケだろうか.山容から見て蕎麦粒山かも知れない.

この尾根には鞍部がないので,とにかく真っ直ぐにひたすら登るしかない.途中,膝が痛くなる前にテーピングをしようと思ったが,ザックには入っていない.テーピングテープを持ってくるのを忘れた.仕方がないので取りあえずサポーターをする.ああ最低だ.

このルートには小さな海抜標高を示す標識がある.1050mの地点から雪が見え始めた.北斜面のため地面は初めから凍り付いたままだ.霜柱も長い.雪の上には落ち葉が被さりそれほど滑るわけではない.

ヒルメシ食いのタワに着いたのが11:41.やっとここまで来たかという感じだ.先着の一組が文字どおり早い昼食を取っている.休まずに通過する.ここを過ぎると傾斜がきつくなる.同時に雪も増え道はカチカチだ.ここから新兵器のシューチェーンを試してみることにする.さすがに「ザクザク」とはいかない.

すぐ前に2パーティー.殆ど一緒に登っているようなものだ.先が明るくなったので頂上かと思ったら,まだ先があった.でもあと少しだ.

山頂からの富士の眺め 稲村岩尾根は単調でつまらないが,頂上に出るときの感動は大きいかも知れない.突然木のない山頂に出る(12:13).太陽が眩しい.正面から富士山が私を迎えてくれる.少し雲は浮かんでいるが空気は非常に澄んでいる.そういえば冬の鷹ノ巣山は初めてだ.北側は林が邪魔だが,新宿や幕張(?)の高層ビル群の向こうには何だか山らしきものが見える.あれは千葉の山だろうか.なんと丹沢の脇からは海も見えるではないか.ここから延びる六ツ石山に続く明るい防火帯が気持ち良さそうだ.当然の事ながら写真を撮る.パシャリという一眼レフのシャッター音が気持ちよい.

頂上は少し風が強く,寒い.予備に持ってきたセーター以外を着込む.湯を沸かして卵スープを作る.お稲荷さんをほおばり,ウィンナをかじる.

山頂にはだいたい10人ほどのハイカーがいる.皆食事をしているが寒いのか早々に立ち去る人も少なくない.こちらも13:00に山頂を発つ.降り始めるとやはり右膝が痛み出す.登りとはまた違う痛み.加えて左も痛くなる.最低だ.最低過ぎるー!

榧ノ木尾根の唐松林 明るい尾根を降りながら振り返り鷹ノ巣山を写真に撮る.北側と違いこちら側は本当に明るい.尾根の防火帯にある標識通りに倉戸山,水根,熱海方面に折れる(13:18).すぐに石尾根縦走路に突き当たり道なりに進み,ここが本当の枝尾根への分岐となるところで右折する(13:23).

榧ノ木尾根は明るい林の尾根だ.傾斜も緩すぎず急すぎず,ちょうど良い.思わず「岳人の歌」なんぞを口ずさんでしまう.普通なら駆け降りるところだが,今日はそれどころではないのが悔しい.右に峰谷への分岐を分け(13:32),さらに左に水根,六ツ石山からのルートと合流する.気付かないうちに榧ノ木山を通過する.この尾根はそれほど歩かれていないのか浮き石も少ないし,落ち葉もたくさん敷き詰められているし,道も平坦で全く削られていない.

倉戸山に着く(14:33).休憩.膝をかばって歩くのは疲れる.ここにバスの時刻表があるが,3時半までしか載っていない.まさかとは思うが3時半のバスに乗るつもりで降りよう.ここからはヨチヨチ歩きだ.全く最低だ.でもなんとか15:28に倉戸口バス停に着いた.15:35にバスが来る.その次は一時間後だった.ラッキー!


BasshoZakki | 19970103 Mt. Takanosu, ©KageYama.ページトップに戻る