大弛小屋は奥秩父縦走路の金峰山と国師ヶ岳との間に位置する大弛峠にある.小屋はシンプルな一階建てで,土間が小屋の中を貫通していて両側に部屋(?,壁はない)がある.30人くらいは普通に泊まれそうだが(収容60人),そんなに混むことはないそうである.大弛峠に車で来る人が増えたせいだが,そういう人たちは金峰山へ日帰りで行ってしまうらしい.水場は小屋に隣接した小さな小屋(?)の中にあり外からもアクセス可能.水量は豊富と別の小屋で登山客から聞きいていたが,この時期はちょろちょろ程度であった.
トイレは造ったばかりの新しいもので小屋の隣にあり,小屋泊まり客専用で小屋番さんに鍵を借りて使う.
寝具はきれいで乾燥していてシーツと枕カバーもある.食事は予約すれば食べられる.食事は小屋番さんの部屋であろうか,生活臭のある4畳半ほどの小さな部屋で炬燵に入りながらの夕食だった.
夕食のメニューは白身魚のフライ,マカロニサラダ,夏みかん,お新香で,実だくさんの味噌汁と御飯はおかわり可能.加えて白ワインをご馳走してもらったが,「普通」っぽいこのおかずは下から奥さんが上げているそうである.お手伝いさんがいれば天ぷらがメニューとなることがあるそうだ.
朝飯は御飯,味噌汁の他にニジマス(?)の甘露煮と生卵,納豆など.
電気は太陽電池だが,明かりは確かランプとなる.
小屋番のおじさんは静かな人だが,夕食時は話が盛り上がった.他人との触れ合いという点では自炊だとこうもいかない.ここも後継者がいなくて本人も辞めたいとか,食事なしの方が良いとか仰っていたが,今はどうなっているのだろう.しかしここで手伝いを経験された方によれば,結構楽しそうでそうでもなかったみたいではある(食事には凝る方だそうで).