ダウンホームブルーススタイル


ブルースはもともと黒人の間で日常的に歌われていました。
労働が終わった夜、酒場(ジュークジョイント)に集まって酒を飲みながら歌う・踊る・・・
彼等の最大の娯楽であったはずです。
そんな日常に根づいた田舎臭いブルースがダウンホームブルースと呼ばれています。

弾き語りからバンドまでスタイルはさまざまですが、テクニックにとらわれないラフな躍動感あふれる演奏を聴くことができます。


Deep Blues (P-VINE VIDEO PVH-29)
初心者おすすめ度(★★)

  1. BOOKER T. LAURY : MEMPHIS BLUES
  2. R.L.BURNSIDE : JUMPER ON THE LINE
  3. R.L.BURNSIDE : LONG HAIRED DONEY
  4. JESSIE MAEHEMPHILL : YOU CAN TALK ABOUT ME
  5. JR.KIMBROUGH : Jr. BLUES
  6. ROOSEVELT "BOOBA"BARNES : HEARTBROKEN MAN
  7. ROOSEVELT "BOOBA"BARNES :AIN'T GONNA WORRY ABOUT TOMORROW
  8. BIG JACK JONSON : CATFISH BLUES
  9. BIG JACK JONSON : DADDY, WHEN IS MOMMA COMING HOME
  10. JACK OWENS & BUD SPIRES: DEVIL BLUES
  11. JACK OWENS & BUD SPIRES: HARD TIMES KILLIN' FLOOR BLUES
  12. LONNIE PICHFORD : IF I HAD POSSESSION OVER JUDGMENT DAY
  13. LONNIE PICHFORD : COME ON IN MY KITCHEN

ブルース研究家ロバートパーマーが、南部のリアルなブルースを求めて撮ったドキュメンタリー映画。
メンフィスからスタートし、ブルース生誕の地、そして今なおブルースが日常の音楽として機能しているミシシッピの90年代の様子を伝えてくれます。

登場するのは当時はほとんど無名のローカルブルースマンばかり。
しかしこの映画の後で彼等は有名人となってしまいました。
ロバートパーマーはファットポッサムというレーベルをつくり、この映画に出てきたR.L.バーンサイドやジュニアキンブロウといった人のアルバムを送り出しました。
そのアルバムは若い人を含め多くのブルースファンを喜ばせています。

特に中盤のジュニアキンブロウ・ルーズベルトブッパバーンズ・ビックジャックジョンソンらの、地元のジュークジョイントでのライブシーンでは、観客の様子も含めブルースの本当の姿を見ることができます。
ぜひ初心者の方にも体験して頂きたいビデオです。


ミシシッピ・クロニクルズ 前編・後編 (リットーミュージックビデオ RMFV-009・010)
初心者おすすめ度(★★)

フジテレビで4年くらい前に放映された「into the music」という番組のビデオ。
上記のディープブルースと同様、ミシシッピの現在のブルースの状況を収めた貴重な映像です。
また、同時にミシシッピのゴスペルの状況も見ることができ、ブルースとゴスペルの対比というテーマに沿った構成で演奏シーンとインタビューが収録されています。

ディープブルースと重なるミュージシャンもいますが、ロバートウォーカーやユーゲンパウエルなどさらにチープで怪しいローカルブルースマンが登場します。
こんな番組を放映するなんて、フジテレビおそるべし!