ブルースはもともと黒人の間で日常的に歌われていました。
労働が終わった夜、酒場(ジュークジョイント)に集まって酒を飲みながら歌う・踊る・・・
彼等の最大の娯楽であったはずです。
そんな日常に根づいた田舎臭いブルースがダウンホームブルースと呼ばれています。
弾き語りからバンドまでスタイルはさまざまですが、テクニックにとらわれないラフな躍動感あふれる演奏を聴くことができます。
ブルース研究家ロバートパーマーが、南部のリアルなブルースを求めて撮ったドキュメンタリー映画。
メンフィスからスタートし、ブルース生誕の地、そして今なおブルースが日常の音楽として機能しているミシシッピの90年代の様子を伝えてくれます。
登場するのは当時はほとんど無名のローカルブルースマンばかり。
しかしこの映画の後で彼等は有名人となってしまいました。
ロバートパーマーはファットポッサムというレーベルをつくり、この映画に出てきたR.L.バーンサイドやジュニアキンブロウといった人のアルバムを送り出しました。
そのアルバムは若い人を含め多くのブルースファンを喜ばせています。
特に中盤のジュニアキンブロウ・ルーズベルトブッパバーンズ・ビックジャックジョンソンらの、地元のジュークジョイントでのライブシーンでは、観客の様子も含めブルースの本当の姿を見ることができます。
ぜひ初心者の方にも体験して頂きたいビデオです。
フジテレビで4年くらい前に放映された「into the music」という番組のビデオ。
上記のディープブルースと同様、ミシシッピの現在のブルースの状況を収めた貴重な映像です。
また、同時にミシシッピのゴスペルの状況も見ることができ、ブルースとゴスペルの対比というテーマに沿った構成で演奏シーンとインタビューが収録されています。
ディープブルースと重なるミュージシャンもいますが、ロバートウォーカーやユーゲンパウエルなどさらにチープで怪しいローカルブルースマンが登場します。
こんな番組を放映するなんて、フジテレビおそるべし!