SESSIONしよう!

ブルースの良いところは一般的なロック等の様に、バンドでの練習をしなくてもある程度演奏できるという点です。
何故かというと、ブルースは曲の構成が単純で、ほとんどの曲が3コードの構成であるからです。
つまり、曲の構成を覚えたり楽譜を見ながら演奏する必要がなく、アドリブや演奏を盛り上げることに専念できるというわけです。

もちろんバンドでの練習の必要がないといっても、全然ブルースの演奏の経験がなければいきなり人前で演奏するのは無理でしょう。
ブルースには守らなければならないルールがあります。もちろんある程度のテクニックも必要です。
しかし、最低限のルールさえ覚えてしまえば、知らない人といきなりセッションすることも可能です。

最近、ブルースのセッションをやっているお店はたくさんあります。ぜひ、ルールを覚えてブルースセッションに出掛けてみて下さい。

尚、私はギターとベースしか弾けません。以下の説明は主にギターを弾く場合の解説になっています。ご了承下さい。


ブルースセッションのルール@

ブルースの曲構成

ブルースはほとんどの曲が3コード12小節の構造になっています。コード進行も決まっています。
例えば、キーがAの曲では、

       →

 E   D  A D A E

2小節目がAになったり、最後の方が少し変わったりしますが、ほとんどのブルースがこの構成になっています。

曲のキー

曲の構成が決まっているのですから、あとはキーがわかれば演奏ができるはずです。
ブルースの曲のキーを捜す方法は簡単です。曲のアタマのコードがその曲のキーなわけです。
曲を聴きながらギターを取り出し、ルート音を追えばすぐにわかるはずです。
ギターが中心のブルースは E,G,A などのキーが、ホーンなどが入るブルースでは G,Bb,C などのキーが多いようです。

曲のテンポ・リズム

セッションなどでは「早めのシャッフルで!」というような感じで、曲のテンポとリズムがかなりいい加減な形で指定されます。
要は始めてみないとわからないということですが、やはり黒人特有のリズムというのがありまして、ここでいきなりロックやポップスのリズムで弾こうものなら非難轟々となってしまいます。
大切なことはたくさんのブルースを聴いて、そのリズム感を感じられるようになるということです。

使用するコードについて

上のコード譜の例ですが、実際にギターを演奏するときに使うコードは、AやDのメジャーコードでは雰囲気が出ません。
セブンスやナインスのコードを使うことが多いようです。私はほとんどナインスのコードを使用します。


ブルースセッションのルールA

では、実際にブルースのセッションをする場合に守らなければならないルールを解説いたします。

ボスはボーカルをとる奴である

ブルースは本来ボーカルが中心の音楽です。他の楽器はソロを取るとき以外はあくまでもボーカルの伴奏をするわけです。
セッションでの曲の決定権はボーカルをとる奴が握っています。
そして、曲の始まりも、ソロを振るのも、エンディングも、全てボーカルの指示のもとに行われます。

ボーカルをとる人の心得

ボーカルをとる人はバンドを仕切らなければなりません。まずは曲を決めて下さい。
誰でも知っている曲なら良いのですが、普通はキーとリズムとテンポをメンバーに伝えます。
    →例 「Aのスロー3連で!」(キーがAのスローブルース、リズムは3連譜でという意味。)
私は面倒なのでキーだけを伝えて、最初の4小節自分だけでベースパターンを弾いています。

ソロをまわすときは、相手にわかりやすくサインを出して下さい。セッションのときはできるだけみんなにソロがまわるように気を配ることも必要です。
また、相手から「ソロが終わるよ」というサインを受け取るまでは決して次の歌を始めないで下さい。

エンディングもみんなにわかりやすいようにサインを出して下さい。(最後の1コーラスに入るときに「ラストタイム!」と叫ぶのがいいと思います。)
ブルースのエンディングのパターンはだいたい何パターンかに決まっているので、事前に勉強しておいて下さい。

しっかりバンドを仕切って、演奏がダラダラしないように気をつけて下さい。
セッションの演奏が上手くいくかどうかはボーカルの人の仕切りにかかってます。

バックにまわる人の心得

バックにまわる人は常にボーカルの人に注目し、サインを見落とさないように注意して下さい。
決してボーカルの妨げになる演奏をしてはいけません。ボーカルを盛り立てる演奏を心がけて下さい。

ソロをとるときはここぞとばかりに弾きまくってかまいません。ただしソロが終わる少し前に、ボーカルの人に「ソロ終わるよ」というサインを送ることを忘れないで下さい。

セッションの醍醐味

セッションに行くと勉強になります。
いろんな人の演奏を見る事ができるし、一緒に演奏ができます。
演奏の後には貴重なアドバイスをもらえるかもしれません。

前述しましたがブルースは構成がシンプルな分、演奏を盛り上げる事、感情を表現する事により専念できます。
逆に言えば、ただブルースの形式に乗ってダラダラと演奏するだけじゃ全然楽しくないですよね。
全部同じ曲になっちゃいます。
バンドで練習してサウンドを固めていくのももちろん大切な事ですが、セッションで自分を表現できるようになるのも同じくらい重要なことだと思います。

たとえセッションでも見ているお客さんがいるはずです。
お客さんを喜ばせ、気持ちよくさせる演奏をしましょう。
お客さんもいっしょになって楽しんでるセッションがいいセッションですよね。


以上がブルースセッションに参加するときの心得です。これだけわかっていればもう大丈夫!ぜひ近くでブルースセッションをやっているお店を探して、出掛けてみて下さい。


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