ブルースに最も早くエレキギターを取り入れたと言われるTボーンウォーカー。
彼はテキサスで生まれ、ウエストコーストで活躍しました。
彼は単にエレキギターを弾いたというだけでなく、それまで伴奏楽器だったギターを、ソロ楽器として活用したのです。
コードを弾くだけではなく、単音でフレーズを弾く。今では当たり前の事ですが、Tボーンが登場するまでは一般的ではありませんでした。
しかも、マイナーペンタトニックスケールを基本にフレーズを組み立てるという、現在のブルースギターやロックギターの奏法の基礎を確立したのも彼です。
つまり、現在のブルースやロックのギタリストで彼の影響を直接的・間接的に受けていない人はいないともいえる訳です。
Tボーン以降、テキサスには彼の後継者が多数出現しました。
最も有名なのは、70歳を過ぎた現在も元気に頑張るゲイトマスブラウンです。
ホーンを豪華にフューチャーしたビックバンドをバックに、「ヒューストンジャンプ」といわれるスタイルで活躍しました。
彼等2人の影響は大きく、テキサスはギター王国となりました。
モダンブルースでは、フレディキング、アルバートコリンズ。
白人ではジョニーウインター、スティービーレイボーンなど、豪快なスタイルのギタリストを多く排出し続けています。
Tボーンウォーカのインペリアルレーベルへの録音を全曲収めた2枚組。
絶頂期の彼の演奏を全52曲たっぷりと聞けます。
エレキギターの創始者といわれる彼ですが、創始者にしてこれほどの完成度!天才としか言い様がありません。
40年以上昔の録音になるのですが、今聞いても十分エモーショナルな演奏です。
インペリアルより前の、キャピトル/ブラック&ホワイトの1942〜1947年の録音を集めた、「モダンブルースギターの父」(キャピトル TOCP6380)というCDは安価で手に入りやすく、有名曲が多く収録されていますので、初めて買われる方にはおすすめです。(おすすめ度★★★)
ヒューストンジャンプの雄ゲイトマスブラウンの全盛期、1949〜1959の録音を集めたもの。
この時期のものは「THE ORIGINAL PEACOCK RECORDINGS」というCDが有名で、手に入れ易いのですが、私はこっちの方がお気に入りです。(3曲ダブってます)
大人数のフルバンドをバックに、ゲイトの歪んだワイルドなフルアコギターが暴れまわります。
音は悪いけど、そんなことは気にならない名演ぞろいです。
ゲイトマスブラウン1981・1983年のアルバムの2IN1。
現在も活躍する、テキサスのローカルブルースマン。
惜しくも1990年に亡くなった、テキサスの伝説のブルースマンの最初で最後のアルバム。