テキサスブルーススタイル


ブルースに最も早くエレキギターを取り入れたと言われるTボーンウォーカー
彼はテキサスで生まれ、ウエストコーストで活躍しました。
彼は単にエレキギターを弾いたというだけでなく、それまで伴奏楽器だったギターを、ソロ楽器として活用したのです。
コードを弾くだけではなく、単音でフレーズを弾く。今では当たり前の事ですが、Tボーンが登場するまでは一般的ではありませんでした。
しかも、マイナーペンタトニックスケールを基本にフレーズを組み立てるという、現在のブルースギターやロックギターの奏法の基礎を確立したのも彼です。
つまり、現在のブルースやロックのギタリストで彼の影響を直接的・間接的に受けていない人はいないともいえる訳です。

Tボーン以降、テキサスには彼の後継者が多数出現しました。
最も有名なのは、70歳を過ぎた現在も元気に頑張るゲイトマスブラウンです。
ホーンを豪華にフューチャーしたビックバンドをバックに、「ヒューストンジャンプ」といわれるスタイルで活躍しました。

彼等2人の影響は大きく、テキサスはギター王国となりました。
モダンブルースでは、フレディキング、アルバートコリンズ。
白人ではジョニーウインター、スティービーレイボーンなど、豪快なスタイルのギタリストを多く排出し続けています。


THE COMPLETE IMPERIAL RECORDINGS,1950-1954/T-bone Walker(EMI USA CDP-7-96737-2)
初心者おすすめ度★★

Tボーンウォーカのインペリアルレーベルへの録音を全曲収めた2枚組。
絶頂期の彼の演奏を全52曲たっぷりと聞けます。
エレキギターの創始者といわれる彼ですが、創始者にしてこれほどの完成度!天才としか言い様がありません。
40年以上昔の録音になるのですが、今聞いても十分エモーショナルな演奏です。

インペリアルより前の、キャピトル/ブラック&ホワイトの1942〜1947年の録音を集めた、「モダンブルースギターの父」(キャピトル TOCP6380)というCDは安価で手に入りやすく、有名曲が多く収録されていますので、初めて買われる方にはおすすめです。(おすすめ度★★★)


SAN ANTONIO BALLBUSTER / CLARENCE GATEMOUTH BROWN(DRIVE 3205)

  1. GATE'S SALTY BLUES
  2. IT CAN NEVER BE THAT WAY
  3. I'VE BEEN MISTREATED
  4. SHE WINKED HER EYE
  5. WIN WITH ME BABY
  6. SHE WALK RIGHT IN
  7. BOOGIE UPROAD
  8. BABY TAKE IT EASY
  9. JUST GOT LUCKY
  10. DIDN'T REACH MY GOAL
  11. YOU GOT MONEY
  12. OKIE DOKIE STOMP
  13. JUST BEFORE DAWN
  14. DIRTY WORK AT THE CROSSROADS
  15. SAD HOUR
  16. ROCK MY BLUES AWAY

ヒューストンジャンプの雄ゲイトマスブラウンの全盛期、1949〜1959の録音を集めたもの。
この時期のものは「THE ORIGINAL PEACOCK RECORDINGS」というCDが有名で、手に入れ易いのですが、私はこっちの方がお気に入りです。(3曲ダブってます)
大人数のフルバンドをバックに、ゲイトの歪んだワイルドなフルアコギターが暴れまわります。
音は悪いけど、そんなことは気にならない名演ぞろいです。

TEXAS SWING/CLARENCE GATEMOUTH BROWN

ゲイトマスブラウン1981・1983年のアルバムの2IN1。


CRAZY WOMAN/PETE MAYES

現在も活躍する、テキサスのローカルブルースマン。


TEXAS BLUESMAN/ZUZU BOLLIN

惜しくも1990年に亡くなった、テキサスの伝説のブルースマンの最初で最後のアルバム。