| Pretzel Logic-Pretzel Logic/Steely Dan | |
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NYで非行少年激増 「iPod盗が背景」だそうですが・・・Giga Beatなら大丈夫ですか? プリッツエルが好きだ。と、いってもあのブッシュ大統領が喉に詰まらせて死にかけたときに話題になったのとはちょっと違うんですが(あれはあれで僕は好きだけど)。NYの道端でシシカバブ(羊肉の串焼き。凄く美味い)と一緒によく売られてる塩パンのことです。少し蒸し暑いNYの街角の公園で紙袋に入れたビールを飲みながら(公共の場で缶のまま飲んじゃいけないと街の人達に注意されたのだった)これを食べるのが実に最高だったな。 しかしここ日本ではなかなかプリッツエルが買える店が無い。珍しいパンのはずだったベーグルとかが今じゃ簡単に手に入るようになった現在において、プリッツエルはまだまだ無名のCD−R自主制作レベルの存在だ(あ、そうでもない?)。 とか思ってたら最近は結構ドイツパンを売っているところも増えてるみたい・・・だけど僕の行動範囲にはなかなか無かったりして。でもやっと見つけました!ここ。素材を生かしたシンプルなものばかりですが、それでも凄く美味いのだった。ま、昔は焼きそばパンとかばっかり食べてる僕でしたが、今は加齢による味覚の変化もありこういうのが良いのです。プリッツエル1個80円そこそこで買えるリーズナブルさも素晴らしい。お近くに行くことがあれば是非寄ってみてください。勿論食べる時はビールと共に。あ、今また食べたくなってきた・・・。 2006.3.29
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| ...Me Too-Compiler 1.0/Hardfloor | |
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テクノって言う音楽ジャンルには歌詞が無い。従って曲のタイトルは歌詞から引用もしくはインスパイアされたものではなく、曲自体のイメージ、もしくは便宜上つけられた名前っていうものが多い。だから凄く意味不明な造語とか、この曲でなんでこんな曲名?てなネーミングが数多く存在する。僕もたまーにテクノな曲作ったりする時曲名適当なものにするもんな。「あ、今午前4時だからAM4:00にしよう」とかね。だから曲名ってたいして重要じゃないんだけど、多分作り手のその時の気分が反映されているから見ると結構面白かったりする。この曲できたときこの人何考えてたんだろうな?って。 老舗テクノユニットHardFloorの12インチシングルを集めたコンパイルCDを買った。ま、相変わらずのTBサウンドなのだが、シングルを集めたものだけに、よりグルービィで踊れる仕様になっていると思う。なので、こないだ彼ら自身のレーベルから出たアルバムより僕は好きだ。つーか、このCDAmazonでは買えないのね。んー、なんとなくだけどAmazonってテクノには冷たい気がする。テクノのリリースの新しいもの見ても大して目新しくないラインナップが登場するし。あとTb-Resusicitationがユーズドで9214円ってなんなのさ。こんな名盤が廃盤状態なのが問題なんだろうけど、それにしても高いなぁ・・・あ、そういや家にこのアルバムの初期盤があったなぁ。リマスター盤持ってるし(初期盤と1曲だけ収録曲が違います)これをこの人より1000円も安い8214円で売ろうか・・・おっと、いけねぇ邪な考えを持ってしまった。でも、んー、どうしよう(笑)。 現在殆ど死に体なジャンルと化しているテクノですが、聴く人によってイメージが色んな方向に広がっていく自由な音楽の楽しみ方ができるジャンルですので、是非ここらでテクノを見直して聴いてみることをお奨めします。 そういう点で曲タイトル、そして歌詞、メロディーなどが凄く単純で世界観が狭すぎるSunSet Swishのマイペースって曲が嫌いだ。ヒップホップなリズムに合わせて人生マイペースに生きれば良いなんて使い古された言葉を連呼されても僕にはまったく響いてこない。生き方を人に押し付けるなら、人生観をしっかりと持った人に、もっと違う表現で言われてみたい。こんな安易な言われ方されたくないもんだ。でもこの曲ヒットしてるんだよねぇ。皆こういうの好きなんだ、イメージが一方向にしか向かないこの曲が。 テクノが再び人気を博すことってまだ当分無いのかもな。なんだかなぁ。 2006.3.28
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| Praise You-You've Come a Long Way Baby/Fatboy Slim | |
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朝青龍優勝!うむー今年の春場所は面白かったね。角番で大関から陥落なら引退覚悟の魁皇が白鵬に勝ち、横綱昇進を逃した栃東が意地で朝青龍を下したりとか、取り組みがどれも小細工なしの力技勝負だったのが凄く良かった。あれだけ無敵だった朝青龍がこれだけ負けるようになったっていうのも、彼の力が落ちたのではなく若手の実力が上がってきたということだし、今後の大相撲は面白くなっていくと思う。 そんな今場所の相撲の取り組みを、っていうか過去も含め動画で見せてくれる素敵サイトがこちら。こういうの相撲協会がやればいいのに。ネットで簡単に見られるようになれば人気ももっと上がると思うよ。 あと先日カミさんの実家に行ったら平成18年版大相撲カレンダーが部屋に貼ってあったのを見たのだけど、これデザインが凄く良いね(表紙カッコイイでしょ?)。関取達がカラフルな着物を着て階段で並んでいる写真とか、行司の方々がこれまたカラフルな衣装で8の字に並んでいる写真とか、ちょっとお茶目な表情があったりとか、汗臭くて暑苦しいデブ・・・あ、いえ(笑)まあそんなネガティブな雰囲気は全く漂ってこないスマート且つポップな写真を編集した代物となっています。これを担当した人って誰なんだろう?センス良いな。売り切れっていうのも判る気がする。見てて元気になれる気がするもんね。 夏場所、今年も名古屋に来ますが見に行きたくなるなこりゃ。 2006.3.27
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| 電話を切らないで-How Dare You!/10cc | |
| いよいよ暖かくなってきました。と、いうことでウェザーニューズに開花予想で勝利した気象庁が、明日くらいに名古屋の桜の開花宣言を出すかもとか言っております。でもなー、僕が見る限りまだ2日くらい先じゃないかなぁ?という感じですが、どうなんでしょう? | |
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名古屋市 赤池の農業センターのしだれ梅。 桜はまだだが梅は今が見頃。 |
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さて春と言えば恋愛の季節ですよ、というには遥か遠い所に居る今の僕の訳ですが、まあそれでもこういう季節になると、ふと過去の恋愛について思いを馳せる時があるんです。勿論過去の多くの失敗について。 その中でも一番の失敗ってやつが、別れた人への電話・・・。いかんですね情けないですね。 半年以上前にふられた彼女に、ついなんとなく(何がついなんとなく?なのだが)電話してしまった時。 僕「もしもし・・・」 彼女「もしもし?あ、A3?ひさしぶりねー、えーと今ちょっとさー、手が離せないのよ、だからこっちから電話するからちょっと待ってて!」(声が割と元気な感じがポイント) 僕「んー、わかった」 一時間経過・・・。 待ちきれず電話する僕。 「おかけになった電話番号は現在電波の届かないところにあるか、電源が入っていないためかかりません!」 僕「!!!」 ぎえー!今思い出しても背筋が凍るね。いったい何やってんだかよう。ま、他にも数多くの失敗(唯一の成功例が今のカミさんと言っていいかもな、マジで)があって思い出したくもないけど、つい思い出してしまうまだ風の冷たい春の夜。 2006.3.25
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| I Can Be-シャリシャリズム/米米クラブ | |
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米米クラブが再結成した。10月までの期間限定だそうです。 Talking Headsのメンバーによるユニット、TomTomClubを「このコメコメクラブっていうバンドかっこ良いね」と学生時代の石井竜也が勘違い発言をしたところから始まった米米クラブ。 パーラメントのような華やかで派手なステージ、硬軟取り混ぜた楽曲、寸劇を交えた演出、そしてステージから振りまかれるカールスモーキー石井の悪意、これが混然一体となったものが魅力のバンドだった。 決して媚びない、期待を良い意味で裏切るのが彼らの基本姿勢。かの大ヒット曲「君がいるだけで」がヒットした時、その曲をカールスモーキー石井はライブのステージでレーザーカラオケの機械を使って歌った。それもライブの一曲目とか最後とかアンコールとかじゃなく3曲目とかの極めて早く、そしてかなり中途半端なタイミングでだ。「なんか皆期待してて嫌だからさっさと片付けたんだよ」とは当時の石井さんの弁。 僕がそんな米米クラブを初めて見たのが、デビュー前のライブハウスでのライブ。当時はかなり衝撃的だった。その頃は完全洋楽志向で日本語の曲など聴く気は殆ど無く、このライブも当時付き合っていた人に連れられて見に来たのであって、特に興味があって来た訳では無かった。 当時からジェームス小野田のメイクは凄まじく変態的で、カールスモーキー石井は美青年、その対照ぶりがまず珍しく、そして時に意味不明の楽曲が、アートスクール出身ぽく聴こえて面白かった。ファンクもニューウェーブも演歌も山本リンダも全部アリ。その間口の広さとポップな切り口はデビューの頃から完成されていたと思う。こういうスタイルの連中って当時じゃがたらくらいしか知らなかったから実に新しくく見え「こりゃ売れるんじゃないの?」と思った。そして彼らの動向を追うようになり(当時彼らの追っかけだった漫画家・野間美由紀さんの本まで読んでた)爆風スランプやパール兄弟など「イロモノだけど実力派」な連中の音にどっぷりはまっていくキッカケとなった。 その後米米クラブはご存知のように大ブレイクしたけど、かの「君がいるだjけで」以降、ステージでは反骨精神を見せていたものの、楽曲的にはその亜流ばかり作られるようになり、アルバムの構成も「歌謡曲とファンク」みたいなものばかりとなってだんだんと先鋭性も消え、結局解散してしまった。確か電気グルーヴの石野君が「僕らみたいなのは一位を取っちゃあいけない」とか言っていたけど本当だな。斜に構えられなくなるもんね、ファンの期待が大きくなり過ぎて。 今回の再結成、まあどのバンドの時でも期待値を上回ることは無かったんで、彼らにも過度の期待は禁物なんだと思う。連中歳だし(笑)人間丸くなってもおかしくは無いしね、「気志團には負けねーぞ」くらいの意気込みで頑張ってくれれば良いと思う。でも出来たら今回の再結成ライブでは「君が居るだけで」をまったくやる事がない様なそんな意地の悪さと、それでも十分楽しませてくれるようなステージングを見せてくれる事を期待します。加油とか私こしひかりとか歌ってくれたら僕は泣く。 2006.3.23
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| Happiness in Slavery-Broken/Nine Inch Nails | |
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振り切れた表現と言うのにどうにも惹かれてしまう。それが時に残酷なものだったとしても。 実はその裏に何かあるんじゃないかと言う気がして。 内容的に鬱過ぎて週末の楽しい時間には見る気が起こらなかったドラマ”女王の教室”のスペシャルがまた花金とサタデーナイトの2夜連続で放送された。相変わらずの不幸と暴力のてんこ盛り。ということで番組製作側に色々批判などあるらしいのだけど、まあこれはドラマなんだし割と現実とかぶるよねとか、いやこんなに世の中は荒んでいないよとか見た人達の間で意見し合えばいいのかと思う。しかしビョークのダンサー・イン・ザ・ダーク並みの救いの無さだったな。あんまりだ。最後の最後で少しだけ前向きな雰囲気はあるけどね。 (ちなみにこちらの素敵サイトさんが今回のスペシャルの内容を詳細に書いてらっしゃいます。見てない人で内容を知りたい人はどうぞ) そういう訳でナイン・インチ・ネイルズである。 暴力と残虐の王として音楽界に君臨した彼も、最新作のWith Teethではかなり健康的でポジティブな作品を出していて時代も流れたなぁと思っていたのだが、そんな今頃何故かその残虐時代の映像を含んだDVDが日本盤で発売されることになった。このDVDにはマシーンによる殺人映像(それも凄まじく残酷な)が入っている(こちらの方がその内容を書いておられます。あとYOU TUBEにも映像がありました。非常に内容的にショッキングなのでそういうの苦手な人は絶対見ない事をお奨めします)。当時も今もMTVでは放送禁止。よくこんなヤバイものを日本で出せるなーと関心しきりなんですが・・・と、ここまでこの話題を書いている僕ですが、実はその動画を見た事はありません。YOU TUBEで最初のあたりを見た所で勇気が無くて挫折、多分今後も見る事は無いでしょう。僕ホラーとかスプラッターとかほんと駄目なんですよ。献血のときの血を見るのとかも駄目。男としてこれじゃあ駄目と言われても苦手なものは苦手。 このビデオが作られたのは、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーがレーベルと最悪の関係だったため、レーベルが曲が売れて喜んでいる時に、嫌がらせとしてヒットチャートから引き下ろすために作ったと言われている。 そしてその暴力的な映像の主人公はひほう胞性繊維症という遺伝性の病気(肺に水が溜まり呼吸困難になる)を持った男ボブ・フラナガン。その病気の苦しさからいつしか彼は自ら自分の体を痛めつけることにこそ生きている感覚を覚えるマゾヒストとなった人で、彼はこの暴力映像を特撮では無く殆ど実際の映像として撮影させたという話になっている。彼はその後持病により他界した。 このような経緯で出来上がったHappiness in Slaveryのビデオ。そんな連中が寄ってたかって作り上げた不幸の金字塔である。見たくは全く無い。無いけれど、僕は人がどうしてこういうことをしたのか凄く興味が沸いてしまう。人間は何故こういう表現に向かってしまうのかと。 ボブはそんな顔を背けたくなるビデオクリップの中でいつまでも生き続けている。生き続ける事が不幸だった人の究極の自己表現、悲し過ぎる。 2006.3.19
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| 明日あたりはきっと春-HAPPY END/はっぴいえんど | |
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去年のちょうど桜が咲き始める頃、僕は救急車が赤いライトを回しながら信号をすり抜ける後をずっと追いかけていた。救急車にはうちの丸坊主頭の長男が乗っている。高熱で痙攣を起こし意識を失ったのだ。 何が起こっているのか全然理解できなかった。頭の中は真っ白。病院に到着するまで僕は気を紛らわすためラジオの野球放送を爆音で聴いていた。音楽なんて聴けなかった。感情を揺さぶられたくなかったからだ。 病院に着いて医師の診断から命に別状が無いことを聞いてそこで我に返った。 結局3日程入院して熱が下がった頃退院。彼は「おまんじゅう」とか言って、甘いものを欲しがったので帰宅時にいっぱい買ってあげて食べさせた。 怖かった、本当に怖かった。父親としてこの程度のことでうろたえるなんてまだまだ未熟なのかもしれないけど・・・駄目だ、この一件は未だに脳裏に焼きついている。もしまたこんな事が起こったらという不安が常にある。きっとまだまだ大きな事件は起こるだろう。その時僕は毅然とした態度で立ち向かっていけるのだろうか? こないだからうちの丸坊主長男が風邪をひいていたのだが、昨日午後ついに熱を出した。嫌な時期にまた39度を超える高熱である。しかもその日は、近所の病院は全て午後診が休みであった。仕方なく昨年救急車で運ばれた救急対応の病院へ。そこで診察を受けたらいつのまにか熱は37度5分まで下がっており、たいしたことは無いでしょうと言われてその日は家に帰った。坊主頭は帰り際「大きいおまんじゅう」というので肉まんを買ってあげたら帰りの車中で全部食べてしまった。 あー良かった。 そんな訳でしばらくインターネットどころじゃなかったんですけど、その間に一番僕の中で懸念だった「古い電子楽器やオーディオがPSEによって4月から流通しなくなる問題」が解決しちゃってるじゃないですか。坂本教授声を上げて良かったね、と言いたいところですが僕が思うにオーディオマニアの与党国会議員の方(ちなみに麻生太郎外務大臣はコミックマニア)から困るじゃないかとか言われたからじゃないかと思っている。民意なんてそんなに簡単にすくってくれないですよお上の皆さんは。僕らは輸入盤規制法案の時の事を一生忘れない。 まあ楽器やオーディオは良くて一般電化製品は駄目っていうのは不平等だ、と業者的な視点で見れば思えますが、これは結局議員の方々にレトロ家電マニアが居なかったからだと思いますよ。その程度のレベルだと思うのさ今回のPSE問題って。で、結局得するのは誰だ? 今夜は春の嵐だ。木の枝のざわめく音が続いている。 2006.3.16
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| 毎日の環境学-毎日の環境学/小沢健二 | |
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今月は自己反省月間としてお小遣いを減らされておりまして(カコログ2006.2.28参照)CD購入予算が非常に厳しい。でもやっぱり購入したオザケンの新作。全曲インストです。 リンク先で見るジャケのアートワークでも察しがつくように、どうやらこれは彼が現在執筆しているエコロジカルな童話”うさぎ”のサントラのようだ。CDの帯にもその童話の一文らしきものが付いていて、物語に出てくる”灰色”とかの言葉が登場している。 このアルバムの演奏者は全て海外の有名なジャズプレイヤーで、小沢健二は演奏者というよりは交響楽で言う指揮者のような立場に居る。まあリズムトラックのプログラミングとかはしているみたいですが。 音は一筋縄ではいかない。ジャズやソウル、ダブやエレクトロニカ、音響系など割とクラブ系よりな音作りになっている。ミニマルでエレクトロニックな音とアコースティックな音が交差する先鋭的なもので、ラブリーな健ちゃんを求めるオリーブな人達には結構衝撃的な作品でしょう、なーんて言う方々ももう殆ど居ないでしょうが。オリーブは3年前に休刊。このアルバムも今日付けのオリコンデイリーチャートで20位にも入っておりません。 昔の相方だった現コーネリアスの小山田圭吾がアルバム・ファンタズマを出した直後のインタビューで「小沢健二には今夜はブギーバックがあるけど、僕には何も無い」と言っていました。小沢健二のその当時の活況ぶりを見ての発言だったのかな?その後彼はそのファンタズマで世界的なブレークを果たすのだけど。 今回のこのアルバム。日本人的ドメスティックな響きは皆無。海外のレーベルで発売されてたら日本人の作品とは思わないでしょう。と、いうか前作も含め(歌は日本語詞だけどモータウンと契約か?なんて話もあった)ここ最近の彼はどうも音楽的に洋楽的な志向を持っているようで。今度は逆に小沢君が小山田君を追う立場なのか? と、情報を書き連ねてみたんだけど、正直そういう分析はどうでも良くて、とにかく音が気持ち良いのです。朝の通勤時は今毎日これなんですが、まるでおいしい水を一杯飲んだかのような澄み切った印象を与えてくれます。言葉は無いんだけど、背中を押し出してくれるようなポジティブな気持ちにしてくれるところもあるな、僕にとっては。この音には作り手の迷いが一切感じられない、透徹した気持ちが凄く伝わってくる。 確かに今は売れていないけど、この音は今後、今までとはまったく別の新たなるファンを掴む力を持っていると思います。まあ”天使たちのシーン”みたいな美しい歌詞を求める向きには残念な状況なんでしょうが、長い旅の途中の旅先から届いた短いながらも印象的な文章が書かれた手紙のようなこのアルバム、僕は前作よりもかなり好きだったりします。ファンでよかった。 さて、今彼はどの国に居るんだろう? 次はどの国へ行くんだろう? 日本にはいつ帰ってくる? 2006.3.11
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| Love Me-Little Willies/Little Willies | |
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アーチストにとって自分のファンっていうのは有難くもありやっかいな存在でもある訳で。 人気がある頂点に達したアーチストはまず殆どと言って良い程必ず冒険的な、今までとは違ったアプローチをした曲を出してくる。アバンギャルドな音作りをする者、趣味性に走る者、政治的な発言を含んだ歌詞を持つ歌を作る者、もう絶対と言って良いほどこのパターンは踏襲される。宇多田さんしかり、YMOしかり、椎名林檎しかり、小沢健二しかり(新作ほんとにインストだよ!バトルズみたいな音響系!!)・・・でもってそういったそういう意欲的な姿勢がファンに支持されるかって言えば大概されない訳で「あーこの人も終わっちゃったな・・・」とか囁かれて、次回作以降静かに売り上げが落ちていく。そこで慌てて原点回帰しても時既に遅く「今頃こんな音かよ」とか言われて完全に終了。10年位後に「あの頃はピンとこなかったけど今聴くと凄い」とかビーチボーイズのペットサウンズとかミレニウムとかみたく再評価されるといった事になることが多い。冒険をした後の軌道修正は非常に難しいのだ。 そういう意味ではマドンナは偉かった。前作が前述のパターンを踏襲した政治的内容の歌詞ををたっぷり含んだ作品(”アメリカンライフ”)だった事が支持されなかった事を知るや、その直後の作品をジャケのアートワークも含めて、いきなりデビュー当時の頭空っぽな音作りそのまんまの超原点回帰の作品にするという思いっきり割り切った作品を出して、前作が”無かったかの様に”したっていうウルトラCを見せてくれたし。聴いて笑ったものね。うわー、やり過ぎーって感じで(笑)。 ということで先日発売になった匿名バンド(?)Little Williesなんだけど。 有名になったアーチストが自身のアルバムでは出来なかった事を匿名で行うと言う”東京事変”みたいなバンドなんですが、まあどこをどう切ってもノラ・ジョーンズな訳で(東京事変も椎名林檎の訳で)あえて匿名でやる必要はあったのかどうか?っていうね。でも自身のアーチスト名義でこのような超地味な趣味性の高い作品を出すって言うのはやはりファンの批判を買うとでも思ったんでしょうかね。気遣いって大変だけど、うまく自分の中の野心と折り合いを付ける方法としてはうまく行ったんじゃないかな?と思います。歌声は相変わらず気持ち良いし、無理が無い所が素晴らしい。あと基本的にカントリー&ブルースのアルバムなのに最後の曲が”ルー・リード”(!)っていうタイトルなのがニューヨーク出身らしい趣味で微笑ましい気がする。これで本人の次回作がファンの期待に120%応えるイメージ通りのポップな作品だったら彼女は天才。 自由な作品作りは不自由な環境との折り合いから生まれるのな。 ファンてやっぱりやっかいな存在だ。 2006.3.8
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| Don't Stop Me Now-JAZZ/Queen | |
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先週購入した東芝のGIGA BEATへのCD音源転送作業が止まらないよ。ホームページ更新は放りっぱなし。んで、えーと、もうしばらくこの状況は続きそうです。とりあえず今のところCD80枚分くらいは転送できたよ。でもまだ容量の半分もいってませんけどね。 しかしCMソングでまたクイーンですか?もういい加減クイーンバブルははじけたと思ってたんですがまだまだ東芝EMIはやる気みたいですね(以下U&Vも同時発売)。まるでおからから豆乳を搾り出そうとやっきになっているような、開栓して半日置いたコーラを無理して飲むような、そんなむなしさを感じるんですけど。んー、溺れる者は藁をも掴む?頼りは年内に出るであろう宇多田さんの新作くらいなんでしょうかね。それも結構やばい感じになってきましたが(でもKeep Tryn'は傑作だと思う。カップリングのWingsも大好きだ)。 クイーンに限らず日本人は昔から過剰なキャラクターを持つバンドが好きで、それこそJAPANやKISSなどは本当に凄まじい人気を誇って居た訳ですが、この事について昔スピッツの草野正宗君が「日本人は歌舞伎など、日常から遊離したキャラを持つものが好きだから」とか言っていたのを今思い出したんだけど、そういや今現在のバンドでそういう人達って全く壊滅状態ですね(イギリスのDARKNESSも息切れ?)特に日本。イロモノだけど実力派とかいっぱいいたんだけどなぁ。今は妙に手堅くこじんまりとした人達ばっか。まあ東芝EMIじゃなくてもとりあえず確実に小銭稼ぎしなきゃいけないくらい各メーカーは業績が悪化してる訳だから、しょうがなく人生応援系ラップとか豚骨系バラード(我ながら良いネーミング)を出し続けるしかないんでしょうけどねぇ。そういう口に糊を塗るような不毛な状態でいつまで持ちこたえられるのやら。 もう3月ですけど、今、どうにも閉塞したイメージの音楽しかラジオでは流れてこない気がします。新しい音楽の世界は今年こそ開けるのか?もう僕はもうかれこれ5年くらい待っています。 2006.3.6 |
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