| You've Made Me So Very Happy-Blood, Sweat & Tears |
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SteelyDanのフリッパーズギターにおける小沢健二的存在(役割的にな。ルックスが!とか書くとファンからカミソリとか送られてきそう。そういや話が逸れるがその小沢君。もうミュージシャンはリタイアすると言ってるらしい。今後は映画を作るんだと。例のエコ的記録映画みたいなの。非常に残念です。)ことWalterBeckerの2ndソロアルバムがもうすぐ発売になるんですが、世間的にぜーんぜん話題になってない気がする。 だってSteely Danのメンバーによるソロアルバムだよ。ロックの歴史に偉大な名を残す(悪名とかアルバム1枚作るのに1億以上かけたとか)グループだよSteely Danは。せめてBeatlesのRingo Starrのソロアルバム並みには盛り上げようよ。 と、まあそうはいっても、こんなしゃがれたヨタ歌声では、今やオシャレアイテム化したSteelyDan的な要望を満たす事はかなり難しい気もする。しかしだ。 SteelyDanは決してオシャレな音楽では無いのだ。まったくもって変態なのだ。未成年の女の子をおっさんが必死に口説こうとしてる様を歌ったりする人達なのだ。避妊具を帽子に例えて延々繰り返し歌ったりする人達なのだ。そして、その悪意と、どこの国の音楽だか判らなくなるような異邦人的音楽性を持ち込んでいるのが実はWalterBeckerなんですな。あぁ、余計に人気が出なくなりそうだ。 んで2枚目のソロアルバム(14年ぶり!)。ここで全曲試聴できるんですが、今回も前作と同じ路線っちゃあ路線なんですが、よりレゲエ的(ダブっぽい音もやってる!)な音が増えリラックスした作品になってます。歌声もこちら側が慣れたせいか、それともコーラスの女性の声が前面に押し出されているせいか割と違和感が無いな。ここら辺はプロデュースを本人が手がけるのではなく他人に任せたのが(ジョニ・ミッチェルのプロデュースで知られるラリー・クライン)功を奏したのかな?結構本家SteelyDanぽく聴けるよ、Katy Liedあたりの。かなり高性能な音。音数は少ないけどアレンジやっぱ緻密。ま、アルバムジャケは相変わらず悪趣味だけどな。悪意全開(ちなみに前作はWalterBeckerが暴漢に襲われているような写真だった。内ジャケには殴られて眼鏡が飛ぶ瞬間の写真があるよ)。 と、いうことでオシャレでは全然無いけれど、日頃「あんたってほんと性格悪いわね〜」とか彼女や奥さんに言われてしまう人(僕だ)は是非聴いてみると良いと思うよ。あぁ救われる!と思う。僕だけかね? 2008.5.30
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| Pacific State-Quadrastate/808STATE |
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本日より更新再開。 相変わらずマイペースで行きますがよろしく。 てことで本日は更新休止中に聴いていたアルバムを3枚紹介。 Freedom Wind /The Explorers Club ![]() 昨年はLucky SoulとかWouter Hamelなどの新人を「オモロー!」と推した当ページですが今年はまずこいつらです。 デブでメガネだけど可愛い彼女がいるJason Brewerを中心としたノースカロライナ出身の”まんまビーチボーイズ”なバンドThe Explorers Club。Official Site(一曲フリーダウンロードも出来る!)でアルバム収録曲を聴けば、その徹底振りと作曲能力の非凡さが判ってもらえると思います。つかいまどきJohnny B. Goodeを嬉々として演りますか!て突っ込みたくもなるな。 音の処理から、曲の雰囲気までまるで中期のビーチボーイズのアルバム”Summer Days"あたりを彷彿させる雰囲気。普通ビーチボーイズを意識するバンドは大概"Pet Sounds"以降からアイディアを持ってくるもんですが(High Llamasとかね)何故こいつらはFunFunFunな方向に向かったのか?そこら辺が新しくもあり(姿勢がね)面白く感じます。歌声もコーラスワークも美しく(時にシャレでダミ声を出すのも愛嬌)ただの模倣バンドで終わってないところも良い。そういやデブなのも実はBrianWilsonの模倣?なわけねーなやっぱ。冴えないルックスは逆にその才能を輝かせている気がするな。 発売時期も”今しかない”てな感じで、これは今年もかなり暑くなりそう(やめてくれ)な夏に向かって必携のアルバムかと思うよ。 This Is Ryan Shaw/Ryan Shaw ![]() Wilson Pickettの物真似。では済まされない歌声の持ち主。 凄さは以下の映像で確認を。 Ryan Shaw - Change Gonna Come Ryan Shaw - Try A Little Tenderness Sam CookeとOtis Reddingという2大ソウルシンガーのカバーをこれだけ聴かせるアーチストが今時現れるなんて!とビックリ。髪はドレッドだけどな。 んでこのアルバム。実は昨年には発売されております、が僕は今回日本盤が発売された事で彼の存在を知りました。いやー、もっと早く聴きたかったよ。 アルバム収録曲は8割がカバー、どれも素晴らしい。オリジナルもカバー曲同様ソウルフルで素晴らしくて最高です。でも、こんなの過去の焼き直し!と言う奴も居るかと思います。が、そんな方には”この声がこの音を要求するんだよ!”と言っておきましょう。ちなみに今Van Halenのライブツアーに同行中。昨年はグラミー賞のR&B部門にノミネートされた26歳。これからが楽しみです。 あとブラックミュージックの歴史を解説した素晴らしい本ピーター・バラカン氏による名著”魂(ソウル)のゆくえ”が大幅改定されて18年ぶり!に再発されました。 僕はこの本で多くの黒人アーチストを知り、ブラックミュージックにのめりこみました。ピーター氏の黒人音楽に対する愛がひしひしと感じられる非常に面白い本なんでお奨めです。Beatlesもカバーした”Money”(金!俺が一番欲しいもの!)を作ったのがMotown社長のBerry Gordyってのも僕はこの本で知りました。 Pete Molinari ![]() 先月Sweet Louise/Pete MolinariでBob Dylanそっくりと紹介したアーチスト。 アルバムを出したんですが、やっぱりBob Dylanな出来でした。つーかこの人新人かと思ってたんですが、2年前にデビューしてて、これが2ndアルバムなんですね。 んで流れ的にもBob Dylanそっくりでして、1stはアコギ中心の全曲フォーキーなアルバム。今回はエレキも導入し、バンドサウンドを盛り込んだ幅広い音作りになっております。正にBob Dylanでいうと1stからBlonde On Blondeな流れ。はしおり過ぎですけどね。 あと彼のMyspace見ると沢山の影響を受けたアーチストの中にMarlon Brandoとかあって、あぁナルシストだなこいつはとか思いました。ジャケ写見てもカメラ目線がかなり杉サマしてるもんね。 ま、そんな感じで妙に狙ってる感が強い彼ですが、アルバムの出来は悪くないです。っていうか歌声が良い。上のRyan Shawと同じくこのボーカルがこのサウンドを呼び寄せたと言っていいでしょう。このアルバムを、まだ明るい初夏の夕闇の中、帰宅の車中で聴くとなんともいえない気持ちになるのです。次も彼のアルバム買うか判らないけど今はこの歌声に酔いしれていたい、そんな感じ。 2008.5.24
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