9月全般

03/09/15

 僕は外を歩いてる時、ゴミを道の端っことか、ましてやドブの中に捨てるなどという、 とても健常な精神の持ち主とは思えないような行為は決して致しません。道の端やドブの中など、 そんな人の目に付かない場所に捨てられてしまったゴミは、誰に拾われる事もなく 半永久的にその場に留まり続け、日本に古来より伝わる勿体無いお化けの伝承でもお馴染みの通り、 その残留思念はやがて実体化するのです。ゴミの不法投棄が環境に悪影響を及ぼすのは、 この実体化した残留思念が夜な夜な森林を伐採したり、汚水を垂れ流したりするからに他なりません。 また、その残留思念はどす黒い悪意に満ちておりますので、攻撃の矛先は地球だけに止まらず、 当然自分を捨てた人間達にも向けられ、夜な夜な人を刺し殺したり、汚水を垂れ流したりするのです。 詰まる所、道の端やドブにゴミを捨てる行為は殺人幇助にも当たる訳で、こうなれば懲役刑は免れず、 運が悪いと裁判の余地なくその場で射殺されます。さて、という訳でして、僕はゴミを道に捨てる際には 民家の門の前や、不幸にも民家や商店のない場合には、出来うる限り道の中央に捨てます。 これならば、その内誰かが気付いて捨ててくれる筈でして、残留思念に襲われる事も汚水を垂れ流す事もなく、 経歴に前科が新たに加わる事から回避できる訳で、これが俗に言う所の法の抜け道って奴か、 あるいは僕が可哀相な人であるかのどちらかであります。前者ならば、 この非常に有益な情報を開示した僕へのお礼という形で、こう色々としてください。 もし後者だったならば、これもまあ色々してください。お願いします。よろしく、お願いします。



03/09/30

 僕の家はカーテンの尺が足りてません。このカーテンは僕がこの家に引っ越して来る前から 使っている物なのですが、以前の家では尺は確かに足りておりました。ところが、今、 カーテンの裾は床から30cmばかり浮き上がり、僕のプライベートは道路からよく見えます。 詰まる所、新しい家では窓の丈が伸びたか、カーテンが縮んだかのどちらかである訳で、 論理的に考えるなら可能性はより後者に高いと言えます。今論理的と申し上げましたが、 より詳しく下々の者にも解かるようにご説明致しますと、それは消去法です。即ち、前者、 新しい家で窓の丈が伸びたという事は、大体において窓は無生物であり勝手に伸びたり縮んだり しないという歴然たる事実によりまず消去され、そしてこれは二者択一の問題でありますから、 自動的に後者が正解となり、その通り、カーテンが縮んだのです。しかしながら、ここで問題となるのは、 大体においてカーテンは無生物であり勝手に伸びたり縮んだりしないという歴然たる事実である訳ですが、 カーテンを生物であると仮定するならば、これも路傍の石に過ぎません。まず生物の定義を意訳し、 拡大解釈し、加筆修正する事で、生物とは生活現象を行い、生命を有し、栄養を取り入れ生長、 活動し繁殖を営むもの、もしくはカーテン。と再定義付け出来ますので、先の仮定は真実としてめでたくも 広く世の中に受け入れられました。今この時をもって、カーテンは生物となったのです。 そして、それは生物がダーウィンの呪縛を逃れ、新たなる進化の可能性を手に入れた瞬間でもあります。 生物はポリエステルからも産まれいずるのです。生命、その起源は偶然によるものではなく、 確固たる意思の元、何者かによって創造されたのです。そしてその何者か、 即ち創造主は日本織物中央卸商業組合連合会であるという新たな事実が、 カーテンの上の方についていたタグより判明いたしました。また、タグからは、 このカーテンが中国で産まれたという事も併せて読み取れ、やっぱ中国は怪しいわーとか思いました。 そんな生命の神秘に満ち溢れたカーテンをお探しの皆々様におかれましては、 是非とも日本織物中央卸商業組合連合会を通じてお求めください。以上、及ばずながら宣伝させて頂いた 次第でございます。あと、まあこれは全然関係ない話なのですが、 そんな僕の今一番欲しい物は丈の長いカーテンです。さようなら。

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