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序文:このサイトについてtext by Fko-san 2004年6月にフィルムアート社から発売された『ディズニーとライバルたち アメリカのカートゥーンメディア史』はアニメファンにとって大 変困った本だ。いや、危険な本といったほうがいいだろう。 近年、日本に於いてアメリカのカートゥーンについて書いた本は余り発売されておらず、アニメファンやこれからアニメーションを学ぼうとし ている人間にとってはまさに待望の書と思える刊行だった。 確かに、今までの日本の本ではあまり語られたことのないことが紹介され(例えば、ハーマン=アイシングのアラビアン・ナイツ・カートゥー ンズというスタジオのこととか)、「蒸気船ウィリー」が正確にはミッキ−・マウスの第1作でも、世界最初のトーキー・アニメーションでもな いといったファンにとっては常識でも一般にはあまり知られていないことが語られているため、アニメーションの歴史に疎い読者には新鮮な情報 が載せられた良書と一見思えるかも知れない。 しかしその中身はどうだろう。読めば読むほどその文章が参考書籍からの単なるつぎはぎに過ぎないことが明らかになり、たまに見つかるオリ ジナルな文章は、専門のメディア論の話か、的外れな感想。単純誤植から重大な事実誤認まで膨大な数の誤りが毎ページ必ず見つかるというひど さ。これらは何よりも早稲田大学の教授でもある作者の有馬哲夫のアニメーションに対する愛の無さ及びアニメーションに対する知識の欠如から 来る物と思われる。いやそうとしか思えない。どこをどう読んでいても、作者の有馬は、アニメーションを殆ど見ていないのだ。少しでもまとも に短編アニメーションを見ていればこれほど間違いだらけの本を上梓するわけがないのである。 しかし我々古参のアニメファンはまだいい。「ひどい本だ」と怒れば済むからである。しかしこれからアメリカのアニメーションを勉強しよう と考えている若者がこの本を手に取ったらそしてそれをそのまま信じたらどうなるのだろう。 それを考えると、この本はアニメーションの歴史に対するテロリズムにも等しい。 このテロに対して、そしてこのテロの直接の被害者である、この本を読んで誤った知識を得る若者(もしくは入門者)に対して古参のアニメ ファンの我々は警鐘を鳴らす義務があるのではないだろうか。 そこで私はこのページを開設することにした。『ディズニーとライバルたち』の正誤表を制作することにしたのだ。しかし、この作業は一人だ けでは出来ない。『ディズニーとライバルたち』はぶ厚い本であるし、間違いや誤植はてんこ盛りだ。私の知識にも限りがある。そこで誰でも投 稿可能な掲示板を用意した。これに投稿することで正誤表はどんどん充実していくだろう。 なお、掲示板に投稿された内容は全て私に著作権がある物とする。これは有馬に正誤表の内容を勝手に使用させないためである。 |
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Author: Fko-san |