「ザ・中学教師」という名前から教育映画、青春映画を想像しないで欲しい。これは、ハードボイルド映画なのだ。乾いたタッチで、主人公が犠牲をかえりみることなく、自分のやり方を貫きとおすハードボイルドな映画だ。「ありふれた愛に関する調査」もそれなりにいい映画だったが、この映画のハードボイルドさにはかなわない。ハードボイルドとは、主人公が自分のやり方を貫く生きざまを描くことのような気がする。その意味で、この映画は断然ハードボイルド映画なんだ。
けっしてリアルな映画じゃないよ。でも、いいんだ。映画だから。嘘にだまされるのが映画でしょ。